最近は、コンタクトレンズが普及して一見メガネをかけている人は少なくなったような気がしますが、実際には近視の方は非常に増えています。
特に、近視になって間もない仮性近視の方や子供さんなどで目が悪くなり始めた時には、視力回復トレーニングが効果的です。
そのような方の間で、視力回復トレーニングが人気になっていますが、どのような方法でトレーニングすればよいのでしょう。
また、効果のあがる方法はどれなのでしょうか。
これらの疑問にお答えします。

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視力回復トレーニングとは

一時はレーシックが人気を浴びて注目されましたが、事故も多く、最近では信用のある眼科医以外ではあまりされていないようです。
それに代わって注目を浴びているのが、視力回復トレーニングと言われるもので、各地に視力回復センターなるものも増えています。
視力回復トレーニングは、最近急に視力が衰えて見えにくくなったと言う場合に、視力を回復させるトレーニングのことを言います。
子供などの仮性近視が対象と考えれば良いでしょう。
視力回復トレーニングには、いくつかの方法があります。
代表的なものは毛様体筋トレーニングと言われるものと、外眼筋を鍛えるトレーニングなどがあります。
外眼筋を鍛えるトレーニングではたった5分のトレーニングで視力が回復するとテレビなどでも詳細されています。
どちらも眼球周りの筋肉です。
また、それ以外にもマジカルアイによる視力回復などもあります。
これら以外にも、さまざまな視力回復トレーニングに関する材料が紹介されています。
機器、本、ツール、例えば視力回復コンタクトレズなどです。
ただ、それらすべてが本当に視力を回復させるのかは未知数な面もあります。
ここでは、おすすめの代表的な視力回復トレーニングをご紹介しています。

視力回復トレーニングは何故効果が出るの?

では、視力回復トレーニングによって何故力が回復すると言う効果が出るのかを見てみます。
また、そのトレーニングの方法についても見てみましょう。
但し、視力回復トレーニングは自己流でやっても効果には限界があります。
きちんとした教材のある信用のあるトレーニングセンターなどで納得のいく説明を聞いてやるようにしてください。
ここでは、良く知られているお勧めの視力回復トレーニング法をご紹介することにします。

毛様体筋トレーニングによる視力回復の原理

毛様体筋トレーニングは、毛様体筋という物を見るのに重要な働きをしている目の周辺の筋肉を鍛えるトレーニングです。
毛様体筋は自律神経の働きによって緊張したり緩んだりしています。
すなわち、遠くを見る場合は、毛様体筋は緩んでリラックスしますので、眼球の水晶体が薄くなるのです。
近くを見る場合には、毛様体筋が緊張していますので、水晶体が厚くなります。
毛様体筋が遠近の対象物に合わせて眼球の水晶体の厚みを変えることにより、我々はものをはっきりと見ることが出来るのです。
しかし、近視になりますと、毛様体筋が常に緊張状態にあるため、遠くを見ても水晶体は薄くなりませんので、ぼやけて見えることになります。
この毛様体筋の緊張を解きほぐすことにより、遠くを見た時に緊張をせず、水晶体が薄くなり、視力は回復出来るのです。

毛様体筋トレーニングによる視力回復方法

そのため、毛様体筋トレーニングでは、まず、遠近体操法として、遠くと近くを相互に見るトレーニングをして、毛様体筋を動かして緊張を解きほぐすようにします。
次に、遠方凝視法を行ないます。
毛様体筋を緩めて水晶体を薄くするために、遠くの一点を見つめる訓練です。
見えそうで見えない輝きの少ない星などを、見ようと言い聞かせながら凝視します。
これを毎日繰り返すことにより、近視の方の水晶体はリラックスして、薄くなり、視力が回復出来るのです。

外眼筋トレーニングによる視力回復の原理

外眼筋は、眼球の外側にある筋肉のことで、これを鍛えることにより、眼球の動きがよくなって、ピントがよく合うようになります。
実際に訓練をやってみますと、結構外眼筋が疲れてしまいます。
それは普段外眼筋を使っていない証拠です。

外眼筋トレーニングによる視力回復方法

外眼筋トレーニングには、目の準備体操と本格的な目の体操があり、全部で5分ほどになります。
それでもかなり外眼筋は疲れますよ。
目の準備体操は、まず、「目をぎゅっと強くつぶる」と「目だけを上下左右を10秒間、顔を動かさずに見る」と言う行為を繰り返す体操です。
すなわち、目をぎゅっと強くつぶった後、顔を動かさず目だけを上方向を10秒間見る、また、目をぎゅっと強くつぶります。
それから、また顔を動かさず目だけを下方向を10秒間見るというのを繰り返します。
これが、本番前の準備体操です。

次に本番の訓練体操になります。
まず、手の指先で「8」を横にしたように描き、それを目で追ってください。
次に指先を奥から前に行ったり来たりしながら3回動かし、それを目で追います。
これを毎日やることによって、外眼筋が鍛えられて、視力が上がりますよ。

マジカルアイトレーニングによる視力回復の原理

何の変哲もない画像を立体視して視力を回復させる画像をマジカルアイと言っています。
2Dでは何の変哲もない画像ですが、それを3D化して見ると意味を持った画像になるのです。
2Dの画像を3D化して見る訓練をすることにより、目の緊張を和らげ、視力を回復させるトレーニング法となります。

マジカルアイトレーニングによる視力回復方法

2Dを3D化せさるマジカルアイトレーニングには、平行法と交差法という二つの見方で画像を立体化させていくことで、視力を回復させるのです。
平行法は、左右の目をまっすぐ見て、右目には右側の画像を見るようにさせ、左目には左側の画像を見るようにさせます。
左右の視線は平行を保ちながら画像を見てください。
このコツは、直接画像をじっと見るのではなく、画像の向こうの奥に焦点を合わせるイメージになります。
画像が立体に見えたら成功です。

次に交差法の場合は、寄り目で見るようにします。
すなわち、右目と左目の視線を平行ではなく、交差させて見るようにしてください。
右目は左側、左目は右側のそれぞれの画像を見るようにするのです。
コツは寄り目をするようにして画像を見るようにすることです。

この両方のやり方を繰り返している間に視力が回復してくると言われています。
なお、マジカルアイは、インターネット上に無料のものがいくつもありますので、ダウンロードして使うことが出来ますよ。

視力回復センターとは?

視力回復センターは、近視、遠視、弱視、乱視などを早期に視力回復させるためのトレーニングを受けることの出来る施設です。
子供さんから大人の方まで幅広い方々が通っておられます。
その多くの方々が視力の回復に成功していると言われています。
これまで述べてきたような視力回復トレーニングは、自宅でやる場合には、かなりの根気と我慢強さが必要なのです。
特に、子供さんなどは、一人で視力回復トレーニングを続けることはなかなか難しいと言わざるを得ません。
やはり、勉強や部活、友達との遊ぶ時間などが優先されてしまいます。
しかし、サボってしまいますと、回復するものも回復しません。
その点、視力回復センターでいろいろな方といっしょに回復トレーニングをやる場合は、指導される方の技術にもよりますが、長続きすることが出来ます。
楽しくトレーニングが出来るからです。
その結果、視力は回復します。

視力回復センターの視力回復方法の根拠

視力回復トレーニングは、国内の国立病院において、1970年に視力回復治療実験が行なわれ、222人の方が参加されましたが、93%の方の視力回復効果が確認されました。
また、1978年の第2回国際近視学会で視力回復訓練において、訓練前の視力が01~0.9であった方4,598人の内、95.3%の方の視力が改善したと報告されました。
その結果、視力回復トレーニング法は厚生省公認となり、日本各地に視力回復センターが設置されるようになっているのです。

視力回復センターによる視力回復方法

これまで見てきましたように、毛外筋トレーニングや毛様態筋トレーニングなどをセンターで行ないながら、日常生活習慣の改善を組み合わせて視力回復を行ないます。
自宅での訓練も平行して行なう場合もあります。
日常生活改善とは、視力低下の原因として、漫画や受験勉強、ゲームなどにおける目を近い距離で過剰に使うことや、悪い姿勢、照明の適正性などの改善のことです。
そして、それらと平行して視力回復トレーニングを行なうことにより、短期で視力の回復を図る方法をとっています。

視力回復センターによる日常生活習慣の改善の重要性

視力回復センターやその他のアイトレーニングセンターに行って視力が回復したことはしたが、しばらく経つと視力が落ち始めてまた元に戻ったというのはよくある話です。
視力回復センターなどで一生懸命視力回復トレーニングして視力を矯正しても、日常正解で再び目を物に近づけて勉強、仕事、ゲームをしていますと、当然視力は落ち始めます。
それは、普段の生活習慣が視力を悪くしている原因になっていますから、その生活習慣が治らない限りは視力低下は再発してしまいます。
従って、本当に視力を回復させ、それを維持していくためには、生活そのものを視力低下にならないように改善しておかなければなりません。
従って、この生活習慣指導をいかに上手く指導してくれるのかが視力回復センターの鍵になっていると言えるのです。

視力回復センターの評判の重要性

視力回復センターは、たくさん全国に存在していますが、個別の口コミなどによりますと、評判はさまざまです。
非常によいところもあれば、悪いところもあります。
普段の生活改善指導もなく、機械的な視力回復トレーニングだけになって効果もあまり出ないという視力回復センターもあるようです。
従って、近くの視力回復センターに通うのであれば、その評判を事前にインターネットなどで調べてからいかないと、料金だけ取られただけになる可能性もあります。
非常に熱心にトレーニングも生活指導もしてくれる視力回復センターもありますので、評判のよいところであれば、視力回復も早期で期待できますよ。

視力回復センターの費用

通常は、月額1~2万円が相場ですが、目の状態によって費用も変わってくる可能性があります。
また、最初入会金をとるところもありますが、1万円程度です。
また、自宅用にトレーニング機器を購入させるところもありますので、注意してください。
通常は任意になっているはずです。
各地の視力回復センターによって費用は違っていますので、行く前に必ず確認するようにしてください。

視力回復トレーニングのその他方法

最近では、スマートフォンなどで視力回復アプリなるのものもあり、無料で出来ます。
マジカルアイのアプリも出ていますので、空いた時間があれば、試してみてください。
また、さまざまな教材やいろいろな視力回復トレーニング法によるメソッドなども出ています。
口コミなどを見て、本当に信頼のおけるかどうかを確認してやりませんと、高い金をかけたが、何も変わらなかったという結果になりがちです。
視力回復についての比較サイトなども多々ありますので、それらで確認するのもよいでしょう。

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視力回復トレーニングのその他方法:アイトレーニングとは?

アイトレーニングというのは、田中謹也氏が提唱して、広めている視力回復トレーニングのことです。
特にお子さんを対象に自宅でも出来るアイトレーニング教材を通信販売しています。
また、それらの教材を使ったアイトレーニングセンターでの訓練もあります。
その特徴は、一日13分のトレーニングを2ヶ月続けるだけの視力回復トレーニング法です。
視力回復教材としてはランキングでしばらく1位を続けています。
メールによる無料のサポートも付いていますので、行き詰った時の悩みなども相談できるそうです。
参照:田中欽也 アイトレーニング
http://www.net-sb.com/

アイトレーニング口コミは?

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(中略)自宅でできるトレーニングは無いか探していたところ、アイトレーニングにたどりつきました。
息子のやる気もありますが、行動が伴って無い様でしっかりトレーニングが染み付けば効果が出てくる事間違いなさそうです。0.3と0.8の視力が0.1程上がって来てます。もっと本人の自覚があれば効果絶大だと思います。

(中略)夏休みになって目を細めるようになり、さらに悪化を懸念して藁をつかむ思いでアイトレーニングを購入。私も妻も娘も皆、目が悪いので息子だけはと思い開始しました。私も昔小学生の時に目の回復センターへ行って若干回復した記憶もあり、回復を信じて毎日トレーニングをしております。(中略)

視力回復トレーニングのその他方法:眼筋ストレッチ ツールとは

外眼筋トレーニングによる視力回復トレーニングにおいて、速読訓練がその眼筋ストレッチトレーニングになると評判になっています。
もともと、速読訓練では、早く眼球を動かすことが必要であり、そのためにパソコンの画面を使っての眼球速度を上げる訓練が行なわれるのです。
そのためのソフトなども販売されています。
眼球を早く動かすことは、すなわち、外眼筋のトレーニングにつながりますので、それによって視力回復が可能になるのです。
速読センターなどに行きますと、このトレーニングをしてくれますが、自宅でも出来る教材、ツールも販売されていますので、視力回復のために購入されるのもよいです。

参照:SP速読学院
http://www.pc-sokudoku.co.jp/txt/kyohon76.html

レーシックによる視力回復方法

レーシックは、レーザーを角膜に直接照射して眼球の屈折力を調整して近視・遠視・乱視を矯正できる眼科の手術になります。
視力回復トレーニングはどちらかというと、近視になりたての仮性近視の方やまだ近視が気になり出した子供さんなどが対象です。
しかし、レーシックは完全に何年間も近視でコンタクトレンズやメガネをかけていた人でも矯正が可能です。
それまでかけていた眼鏡やコンタクトレンズがいらなくなるだけに、快適に普段の生活を過ごすことができるようになります。
毎日、眼鏡をかけ外しをしたり、メガネを洗ったりする必要が無く、コンタクトレンズを取り外して洗うということが必要なくなりますで楽です。
コンタクトレンズを外し忘れて朝、コンタクトレンズが目の中でどこにいったか判らなくなることや、目から外れてみんなで探してもらうこともなくなりますよ。

レーシック手術によるリスク

レーシック手術は最初の頃は非常に評判がよかったのですが、次第にどこででも手術ができるようになりますと、不適切な手術をするところが現れてきました。
レーシック手術によって、目が腫れたり、角膜感染症や手術の後遺症で合併症を引き起こしたと言うケースが多くあります。
テレビなどでレーシック批判が飛び交った時期がありました。
国民生活センターからは2013年末に注意喚起が行なわれたのです。
そのため、2008年には年間40万人の施術が行なわれていましたが、2014年には年間5万人まで減少しています。
現在では、そのようなレーシック手術のリスクを認識し、日本レーシック協会が設立され、確かな技術を持った眼科医の紹介やリスクの徹底を行なっています。
やられるのであれば、信用の置ける眼科医で受けるようにしてください。

参照:一般社団法人 日本レーシック協会
http://lasik-kyokai.or.jp/

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まとめ

国民のかなりの方が近視になっている状況であり、視力回復トレーニングはお子さんにやらせたいという需要がかなりあり、注目されています。
視力回復トレーニングにはさまざまなものがあり、各地に視力回復センターもかなり出来ています。
しかし、トレーニングやトレーニングメソッド、本などさまざまなものがありますが、本当に回復するかどうかはあやしいものもあるようです。
今回は、代表的なものでテレビでも紹介されたおすすめの方法をご紹介しました。
やるのであれば、実績と信用のあるところを選んで、本気で取り組んでくださいね。


 

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