ハッカ 油 鼻づまり

風邪でもないのに鼻づまりが治らない、眠れないなどと言われる方は結構います。
私もその一人です。
鼻づまりは、いつのシーズンでも起こる厄介なものです。
それに対して、鼻づまりにはハッカ油が有効だという話もあります
ハッカ油がどうして鼻づまりに良いのか、どのように使うのか、また、使う時の注意点、安全性などについて調べてみました。

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鼻づまりはなぜ起きるの?

鼻づまりは、鼻の中で空気の通り道が何らかの理由によってふさがれた場合に生じます。
その原因としては、次のようなものがあります。

  • 鼻の穴の粘膜が腫れている
  • 鼻汁が溜まる
  • 軟骨や骨が通常よりも変形しているために空気の通り道が狭くなっている
  • 鼻くそや鼻の穴にできものができている
  • 鼻の中に異物が入っている
  • 鼻と喉をつないでいる鼻咽喉というところに腫れがある

などです。
私の場合は、軟骨がでべそになっていると、昔、耳鼻科の先生から言われたことがありました。
いずれにしても、鼻づまりというのは厄介なものです。

ハッカ 油 鼻づまり

鼻づまりにハッカ油が効果あるの?

ハッカ油は、油ですがベタつきません
また、伸びが良く、大変使いやすいことが最大の特徴です。
そのすっきりとした香りは爽快感をもたらしますので、気分転換や鼻づまりの解消などに広く使われています。

ハッカにはミントの清涼感成分であるメントールが含まれており、このメントールがその清涼感で鼻の通りを良くしてくれるのです。
また、このメントールには炎症を抑える効果があり、アレルギー性鼻炎や花粉症などによる鼻の中の炎症にも改善効果が認められています。
メンソレータムという軟膏がありますが、あれと同じですね。

ハッカ油とは?

ハッカは、シソ科の植物の総称です。
日本語ではハッカですが、英語ではミントと呼ばれます。
このハッカから抽出される精油のことをハッカ油と言います。
ハッカ油は、ハッカの草から1~2%しか絞れないとても貴重な油です。

ハッカ油は油ですが、ベトつかず、伸びもよく、誰にでも使い易いというのが一番の特徴です。
すっきりとした香りで爽快感をもたらしてくれます。
この爽快感によるリラックス効果が高いことから、炎症の鎮痛作用やかゆみ止めなどにも使われているのです。

アメやガムなどの食品にも利用され、湿布、目薬などの医薬品から歯磨き粉、シャンプーなどにも広く使われています。
さらに高い消臭効果も期待できますので、消臭剤にも使われています。

鼻づまりにハッカ油の使い方

鼻づまりやアレルギー性の鼻炎において、ハッカ油を効果的に使う方法をご紹介しましょう。
いずれの方法も家で簡単にできますので、一度試しにやってみてください。

マスクに垂らす方法

マスクにハッカ油を1滴たらすだけで大きな鼻づまり軽減効果が得られるのです。
そのマスクをつけることで、常にハッカ油の爽快感の効果を得ることができます。
香りに慣れていない場合には、少しきつい香りに拒否感が出る場合もありますが、比較的穏やかなミントの香りですので、すぐに慣れます。

ハッカ 油 鼻づまり

噴霧器でマスクの内側に吹きかけてやる方法もありますので試してください。
ただ、噴霧器の場合の方が香りは柔らかく感じますが、効果は香りがきついほど出ると考えた方がよいでしょう。
花粉症のシーズンなどには、特におすすめのやり方です。

タオルに浸して身近なところに下げておく

家の中などで使える方法です。
洗面器などにお湯を注いでそこにハッカ油を1滴垂らします。
そして、その中にタオルを入れてから垂れない程度に絞ってください。
そのタオルを自分が普段いる場所や、寝る前には枕元などにぶら下げておくようにします。
これで鼻の通りはずいぶん通りが良くなりますよ。

特に赤ちゃんや小さなお子さんには特におすすめの方法です。
小さいお子さんの場合には、香りに対して敏感ですので、これで充分に効果が現れます。
また、冬場などの乾燥した季節や風邪の際には、加湿効果も出ますよ。

お風呂の入浴剤に使う

ハッカ油は市販の入浴剤などにも利用されています。
従って、自宅のお風呂で入浴剤代わりに1滴たらしただけで清涼感を湯船で感じることができるのです。
しかも湯気による加湿も加わって鼻の通りがずいぶんよくなります。
また、鼻炎などの炎症も抑えることができます。
特に暑い夏場のお風呂などにはおすすめです。

但し、入れ過ぎないように注意しましょう。
入れ過ぎますと、寒く感じて湯船に浸かる意味がなくなります。
ハッカ 油 鼻づまり
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鼻づまりにハッカ油を使う場合の安全性と注意点

ハッカ油は、現在ではドラックストアなどで販売されており、1本500~700円程度で購入することができます。
但し、体だけに使用するのではなく、間違って口に入れたり、鼻の中に利用する場合があります。
そのようなケースを気にする場合には、通常のハッカ油ではなく、「和種ハッカ油」や「食品添加物」と書かれたものを使用してください。
それらの場合は、純粋なハッカ油で口に入れても害が無いようになっています。
もともと、食品にも利用されますので、純粋なものであれば、安全性は高いです。
その場合は、1000円ほどします。
従って、通常の安いものは口にしないように注意してください。

また、ハッカ油の清涼性などは寒冷刺激で、血管が収縮してしまうのではないかという危惧されることがありますが、研究の結果、問題はないと結論が出ています。

鼻づまりにハッカ油がないとき、代用品はあるの?

鼻が詰まったときに、買っておいたハッカ油がなくなっていた場合、何か代用できるものはないのでしょうか。
いくつか考えられるものがあります。
一つはメンソレータムタイガーバームといった軟膏類で、鼻の下に塗ると、鼻の通りが良くなります。
私が学生の頃は、良く使っていました。
また、瞼に塗ると目覚ましにもなります。
但し、塗り過ぎると表面の皮が剥けてきますので、注意する必要がありますね。
鼻の下も同様です。
また、エッセンシャルオイルの代わりにハッカ油を使う方がいますので、逆もできるでしょう。
こちらは使ったことがないので、保証の限りではありません。
ただ、値段はエッセンシャルオイルの方がかなり高いそうなのでもったいない気もします。

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まとめ

鼻づまりはいやな症状です。
集中力が続きにくくなりますし、寝つきも悪くなります。
そのようなときに有効なのがハッカ油です。
ハッカ油はシソ科の植物から取れる油で、シソの葉から1~2%しかとれない貴重なものですが、わりと安くドラッグストアなどで買えます。

マスクに1滴垂らしたり、家ではタオルにしみ込ませたものを身近なところにかけておいたりすれば、鼻の通りがよくなります。
鼻の通りの悪い方は、ぜひ試してみてください。


 

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