健康のためにウォーキングをされている方は多くいらっしゃいますが、ウォーキングをするのは、いつの時間帯がいいのでしょうか。

例えば、朝起きてからウォーキングされる方もいれば、昼の人の少ない時間帯やされる人もいます。

また、会社から帰って夜にウォーキングをされる方もいますね。

 

健康のために、ウォーキング、すなわち散歩をされる場合、どの時間帯が一番効果的なのでしょうか。

そこで、ウォーキングに適した時間帯やウォーキングのメリットやデメリットについて調べてみました。

 

ウォーキングの必要な理由とは

ウォーキングというと聞こえはいいですが、何のことはない散歩のことですね。

でも、よくテレビの健康番組でも歩いた方がいいとか、健康診断の問診などでも歩いてくださいなどとよく言われます。

ウォーキングはそれほど健康にとってよいのでしょうか。

 

それは、我々が普段忙しい社会の中で運動不足になったり、生活が不規則になって健康に問題が生じているからです。

肥満と生活習慣病です。

 

我々の体の状況は、既にウォーキングを必要とする環境にあると言えます。

その我々の体の状況について見ていきましょう。

 

肥満と生活習慣病はなぜ起きる?

我が国では、男性の三人に一人、女性でも四人に一人は肥満状態にあると言われているのをご存知ですか。

肥満の原因には、普段の食事が脂質、すなわち脂肪分の多い食事に偏っている方が多かったり、生活時間が不規則で夜遅くに食事をしたりすることにあります。

 

ストレス太りという言葉があるように、我々は、会社などの先輩後輩との人間関係、パワハラ、セクハラと言った非常にストレスの多い環境に置かれていることも原因です。

 

また、少子化の影響もあってよくケーキを食べたり、袋菓子をひざにおいてゲームに熱中するというお子さんも多くなっています。

そのために、肥満が増えており、それが成人病、生活習慣病と言われる介護の必要な病気を増やしています。

 

本屋ではダイエット本は飛ぶように売れ、さまざまなダイエット法も乱れ飛んでいます。

 

肥満の起こる原因

我々人間は、食事によってエネルギーとなる脂肪分、たんぱく質、糖分などを摂取していますが、その量をカロリーというで言葉で表しています。

日本人が一日に摂取するカロリーは、1800~2200kcalと言われています。

まあ、平均的には2000kcalと考えればよいでしょう。

 

それに対して,我々の平均的な一日のカロリーの消費は平均的な体重60kgで、1800kcalくらいです。

すなわち、200kcalくらいが過剰に摂取されているのです。

 

その消費されなかった脂肪分や糖分は我々の体の細胞や肝臓に中性脂肪として蓄積されていきます。

それが長年蓄積されると肥満と言う状態になるのです。

 

ケーキなどは300~400kcalもありますし、袋菓子などに至っては600kcalを越えるものがあります。

運動をせずに家でゲームばかりしていれば、肥満になるのは当たり前ですね。

 

脂肪分の多い食事もカロリーが多く、脂肪が蓄積します。

 

ストレスや生活習慣が不規則な場合は、体の内臓の働きが低下し、体温も低下するため、体内でのエネルギー消費が少なくなり、肥満につながるのです。

体温が1度低下すると免疫力が30%ほど低下すると言われています。

病気にもなり易くなってしまうのです。

 

なぜ、ウォーキングをするの?

では、肥満の解消や健康のためになぜウォーキングがいいのでしょうか。

それは、消費エネルギーを増やしてくれるからです。

 

食後少し経ってからウォーキングをすれば、食事で摂取したエネルギー源、カロリーを消費してくれます。

また、朝起きた時にウォーキングをすれば、胃にはほとんど何も入っていませんので、体に蓄積された脂肪を燃焼させて、カロリーを消費してくれるのです。

 

生活習慣を規則正しくしたり、バランスのとれた食事をすれば、消費カロリーが増加し、摂取カロリーを減らすことが出来ます。

 

それらをウォーキングなどと一緒に行なえば、かなり体重を減らせられますし、健康も取り戻せます。

お子さんも一緒にウォーキングもいいですよ。

 

ウォーキングに適した時間帯はあるの?

ウォーキングが一番適しているのは、やはり朝起きた後の時間帯です。

朝起きた後、白湯などの温かい飲み物を飲んでからウォーキングをしますと、結構汗が出ます。

 

汗が出るというのは、体の中に蓄積された脂肪が燃焼されている証拠です。

体内に蓄積された中性脂肪がどんどん消費されていきますし、普段歩いていないだけに、足腰も少しずつ筋肉がついて丈夫になっていきます。

 

昼や夜にウォーキングをやる場合の時間帯

昼間にやる場合は、食後少し経ってからコーヒーを飲んでウォーキングをしてください。

コーヒーのカフェインには体内の脂肪を燃焼させる作用があり、コーヒーを飲んで30分くらいしてからウォーキングをしますと、かなりの汗をかくことが出来ます。

昼食で食べたものも消化してくれますよ。

 

夜のウォーキングは疲れた体でストレスが余計にかかる場合がありますので、あまりおすすめはしません。

でも、毎日忙しい仕事に追われて、夜しかウォーキングできる時間がないという場合は、夕食を食べて30分ほど経ってから行ってください。

リラックスして歩けば、食事で摂取したエネルギーを消費してくれますので、体内に蓄積される脂肪は少なくなります。

 

ウォーキングはどのようにやればいい?

普段ほとんど運動などしていないという場合には、15~20分くらいの軽い散歩から始めてください。

 

いきなり、長距離を歩いたり、長い時間をかけてウォーキングをしますと、足首やひざを捻挫したり、足がつったりしてしまいます。

それでやめてしまっては、元も子もありません。

最初は少しの時間、それもゆっくりと歩くことから始めて、次第に時間を伸ばしていけばよいでしょう。

 

ウォーキングのメリットは何?

ウォーキングのメリットは、やはり体の脂肪を燃焼してくれることや、弱った足腰を丈夫にしてくれることです。

ウォーキングを続けることにより体の器官などが活発化するようになり、毎日が比較的生き生きと暮らせるようになります。

 

また、公園や河原などを歩いていますと、同じようにランニングやウェーキングをしている人もいますので、お友達も増えますよ。

 

ウォーキングのデメリットは?

ウォーキングのデメリットはそれほどありませんが、急に負荷の大きいウォーキングをしてしまいますと、先ほども述べたように、足首やひざを痛めることがあります

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また、体調が悪い時に無理にウォーキングなどをしようとしてしまいますと、かえって体を壊すこともありますので、体調を見ながら行なうようにしてください。

 

ウォーキングをする上での注意点は?

散歩とは言え、一応汗を流すことを目的としていますので、服装は歩き易い軽装で、しかもシューズも底の柔らかくて厚いものを履いて歩いてください。

タオルなどを首に巻いてウォーキングをされる方も多くいます。

 

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まとめ

ウォーキングは、我々の健康的な生活を維持していく上で、大いに役に立ってくれるものです。

 

我々日本人の体は、忙しく働く毎日の中で、肥満になる方や、健康を損ねる方も多くいます。

それは、毎日美味しい脂質を使った料理をたくさん食べ、生活習慣が不規則になったり、ストレスで疲れることが原因です。

 

それらの原因を解消するとともに、毎日ウォーキングを行なうことで、健康な毎日を取り戻すことが出来ます。

ウォーキングは、朝起きた時にやるのが一番いい時間帯ですが、時間が無い方の場合には、昼食後や夕食後の少し時間が経ってから行なうのもよいです。

 

最初から無理にたくさん歩こうとせず、少しから始めてだんだん歩く距離を増やしていくようにして、健康な体を取り戻してください。

 

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