軽井沢は比較的コンパクトな観光地ですから、レンタサイクルや徒歩で観光スポットを巡ることができます。

 

では他には、どんな移動手段があるのでしょうか。

バスや自動車はどうなのでしょうか。

 

訪れる季節や、行きたい観光地、体力の有無でも違ってくる、軽井沢の移動手段について紹介します。

 

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ざっくりとした軽井沢エリアの観光解説

 

軽井沢に観光に訪れる方は、大きくは次の2つの駅を覚えておくといいかと思います。

軽井沢駅」(北陸新幹線・しなの鉄道)と、「中軽井沢駅」(しなの鉄道)です。

それぞれの駅が、近くの観光地への出発点となっています。

「軽井沢 エリア 地図」の画像検索結果
出典 株式会社ひまわりHP

軽井沢駅の北側には、旧軽井沢銀座通り・雲場池・聖パウロカトリック教会・旧三笠ホテルなどがあり、初めて軽井沢を訪れる方はほとんどこの旧軽井沢方面に足を延ばす方がおおいかと思います。

また、軽井沢駅の南側には、お買い物からお食事まで楽しめるプリンスショッピングプラザなどの観光スポットがあります。

一駅移動して中軽井沢駅の北側には、軽井沢高原教会・石の教会内村鑑三記念堂・野鳥の森などの観光スポットがあります。最近人気のハルニレ テラスも中軽井沢の北側に位置します。

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徒歩でも観光できるコンパクト感が軽井沢の魅力

軽井沢の街は、人気の観光地とはいえ、車じゃないと周り切れないということはありません。エリアを絞って観光すれば、十分に徒歩で行ける範囲にたくさんのおすすめスポットがあるからです。

それに、軽井沢はその雰囲気をのんびりと楽しみたい方が多いので、お天気の良い日にはやはり徒歩でお散歩しながら観光される方が一番多いです。

そんなコンパクト感も軽井沢の魅力の一つなのです。

徒歩でいけるおすすめ観光ルート

軽井沢観光協会は、いくつかのオススメの徒歩ルートを示しています。ちなみに、軽井沢観光協会のHPが結構いろんな情報があるので便利です。筆者よくチェックしてから軽井沢へ行きます。

たとえば「新旧軽井沢一周コース」では、

①軽井沢駅 → 新軽井沢エリア → ②雲場池 → お水端通り → 聖パウロ教会 → ショー記念礼拝堂 → ③芭蕉句碑 →  室尾犀星記念会 → ④万平ホテル → ささやきの小径 → 軽井沢駅

というルートで歩きます。(歩行時間2時間、歩行距離6.7km)

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出典 軽井沢観光協会公式ホームページ(Karuizawa Official Travel Guide) 

歩行の移動時間だけが2時間ですので、途中、美術館に寄ったり、休憩を取ったりしながら自分たちのペースで歩くと、当然のことですが、もっと時間がかかると思ってください。

実際にこのコースを歩いたことがありますが、旧軽井沢銀座のショップ街は通りませんので、落ち着いた別荘街や雲場池のような自然、そして昔からある教会などをのんびりとめぐるコースです。

徒歩での観光メリットと注意点

何より交通費が不要ですし、ハイシーズンの渋滞、駐車場の確保などを気にする必要がありません。そもそも軽井沢は自然あふれる場所。自然に接するために来るのですから、歩くのはとても目的にあっています。

ただし、疲れたからと言って、街中にいるときのようにバスやタクシーに切り替える、といった自由さはあまりありません。都会のようの流しのタクシーがいるわけでもなく、豊富にバスが走っているわけでもないからです。この後ご紹介しますが、循環バスもありますが、乗り合わせる時間や場所がちょうど合えばいいのですが、なかなかそうもいきません。そのため、体力がない人には不向きであることは徒歩のデメリットです。

また、天候に左右されやすいですので、お天気が良ければ徒歩観光、お天気が悪ければどうするのかという2パターンを考えておくといいでしょう。

いずれにせよ、時間のゆとりがあり、歩くことを楽しめる人には徒歩での移動は素晴らしい経験になるでしょう。

参照:軽井沢観光協会ホームページ

軽井沢はレンタサイクルが豊富!

 

天気が良く、寒くない時期でしたら、レンタサイクルもオススメです。

軽井沢には、いくつものレンタサイクル店があります。自転車用の案内表示もあり、たくさんの観光客がサイクリングを楽しんでいる姿をみかけます

例えば、サイクル店で自転車を借りれば、軽井沢駅から旧軽井沢銀座通り・軽井沢ショー記念礼拝堂・雲場池・聖パウロカトリック教会・万平ホテルまでの範囲は、楽に移動できます。

20分くらい頑張れば(上り坂が続きます)、徒歩では行きにくい重要文化財の旧三笠ホテルにも行けます。

出典 軽井沢観光協会公式ホームページ(Karuizawa Official Travel Guide) 

レンタサイクルのメリットと注意点

店によっても、自転車の種類などによっても、料金は違いますが、おおむね1日700円から1,000円程度です。時間単位で借りることもできます。

 

レンタサイクルを利用するメリットは、比較的安価で、しかも徒歩よりは速く楽に移動できることです。

バスやタクシーで行くと、どうしても、観光が「点」になってしまいますね。でも緑の中を風に吹かれてサイクリングすると、移動時間も観光しているようなものですから、「線」で観光でき、思い出にも残ります。

ただ、天候が悪い時や、自転車の操作に自信がもてない人にはオススメできないことがデメリットです。

徒歩のメリットも活かしつつ、少し楽ができたり時間的な余裕ができるのがレンタサイクルと考えるといいでしょう。

この場合も、悪天候の時の別のプランは考えておいた方が無難です。

 

滞在型ステイであれば、活動範囲の広がるバス観光もいい

 

「バス」と一口で言ってもいろいろな種類のバスがあります。

 

軽井沢町内循環バス

地元の人の足となっている、軽井沢町内循環バス。

軽井沢駅を起点とし、「西コース」、「東・南廻り線」、「北廻り線」があります。そのうち、「東・南廻り線」では、軽井沢駅から旧軽井沢や、雲場池、風越公園に行くこともできます。

循環バスの路線図は以下のようになります。

軽井沢町内循環バス路線図
出典 軽井沢町HP

行ってみたい場所は見つかりましたか?

ちなみに、この町内循環バスでいける観光エリアは以下の場所になるそうです。(※画像をクリックすると元のPDFに飛びます)

軽井沢町内循環バス観光スポット
出典 軽井沢町HP

運賃は100円から上限は200円で(小人半額)、当日1回に限り乗り継ぎができます。乗り継ぎを希望する場合には、バス運転手さんに乗継券の発行をしてもらいましょう。

ただし、運行本数は豊富ではありません。ある地点から別の地点への移動手段として利用するのが向いていそうです。

軽井沢町内循環バスの時刻表はこちらよりチェックしてください。一応現時点での時刻表を下記に載せておきます。

軽井沢町内循環バス 時刻表 東・南廻り戦 外回り
出典 軽井沢町HP
軽井沢町内循環バス 時刻表 東・南廻り戦 内回り
出典 軽井沢町HP

軽井沢町内循環バスを利用するメリットと注意点

天候に左右されにくく、リーズナブルに、比較的広範囲にめぐることができるのはメリットですが、運行本数の少なさは注意点です。

時刻表をチェックして計画的に利用するか、行き当たりばったりでたまたまちょうどよい時刻のバスに巡り合った場合には乗ってみるといいかもしれません。

旧軽井沢銀座に行くなら便利なシャトルバス

軽井沢駅と旧軽井沢銀座を結ぶシャトルバスが、1日に8往復出ています。

筆者の場合、軽井沢駅から旧軽井沢銀座までは徒歩だと10~15分程度はかかりますので、もしもショートカットしてしまいたいのであれば選択肢になります。天候や気分にもよりますが、軽井沢駅前からシャトルバスに乗って旧軽井沢銀座まで行ってしまうのもおすすめです。

通行期間は、一定期間の土・日・祝で、料金は、大人150円、小人100円です。

軽井沢駅シャトルバス乗り場Map

軽井沢駅・旧軽井沢バス停
出典 草軽交通HP

軽井沢駅シャトルバス時刻表

軽井沢駅前→旧軽井沢 シャトルバス時刻表
出典 軽井沢観光協会公式ホームページ(Karuizawa Official Travel Guide) 

旧碓氷峠 見晴台行きバス

レトロなデザインの、通称「赤バス」。

午前は軽井沢駅の脇のハーヴェストクラブから、午後は万平ホテルから、碓氷峠へ向かうバスです。

ハーヴェストクラブから終点の見晴台まで30分ほどで行けます。

見晴台では素晴らしい景色を眺めることができます。

出典 じゃらん まりさんの投稿

#軽井沢 #避暑地 #Karuizawa

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ルートと運賃

軽井沢 シャトルバス 路線図
出典 株式会社 軽井沢交通バス

料金は、片道500円(往復800円)。

冬季は運転していません。

乗り合いバス

軽井沢駅から旧軽井沢経由、三笠、白糸の滝、草津温泉へ行くコース

(草軽交通路線バス)

軽井沢駅から三笠までは料金270円。

草津温泉までは所要時間76分、料金2,200円です。

冬季は運転していません。

 

軽井沢駅から中軽井沢経由、トンボの湯、千ヶ滝、鬼押出し園、万座、草津温泉へ行くコース

(西武観光路線バス)

軽井沢駅から草津温泉までは所要時間2時間36分、3,880円です。

11上旬から 翌年4 月下旬までは、万座温泉~白根火山~草津温泉の間は、運休となります。

 

JRバスは、軽井沢駅から横川駅までのバスを運行しています

所要時間42分、510円。

 

星野エリア・シャトルバス

星野エリアの各施設を利用する人は、軽井沢駅・中軽井沢駅からシャトルバスで、「野鳥の森」「星野温泉」などがある星野エリアへ行けます。

 

バスのメリットは、短い距離ならば料金がさほど高くないので、気軽に乗れることです。

行きは徒歩で帰りはバスで、というような利用もできます。

徒歩や自転車では行けない、遠い場所にも行くことができます。

 

しかし、乗り降りを繰り返すと、料金がかさんでしまいます。

渋滞に巻き込まれることもありますので、新幹線などの時間に間に合わせたい人は、十分な余裕を見込んでおきましょう。

運休期間もありますので、バスを使った計画を立てるときは、軽井沢観光協会のホームページで確認しましょう。

 

参照:軽井沢観光協会

 

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貸し切りタクシー

 

貸し切りタクシーなんて、贅沢?

でも、大人数で観光するなら、一人当たりにすると意外に安くなるのです。

 

たとえば、松葉タクシーの「歴史とおもむきのある旧軽井沢散策コース・1時間30分」なら、皇太子ロマンステニスコート、 旧軽銀座、 碓氷峠、 聖パウロ教会、 三笠別荘地、 旧軽井沢ゴルフ場、 雲場池を巡って、普通車(4、5人)で10,500円、ジャンボ(9人乗り)で14,850円です。

白糸の滝や万山望なども加えて巡る4時間コースなら、普通車27,750円、ジャンボ39,350円です。

 

高いか安いかは、人によって感じ方が違うでしょうが、高齢であまり歩けない人がいるような場合は、便利です。

 

参照:松葉タクシー

 

レンタカー

 

軽井沢駅周辺でレンタカーを借りるという方法もあります。

料金は1日1万円程度です。

 

自由に好きなところに行けるのはメリットですが、観光シーズンの混雑や渋滞はひどいですから、覚悟しておかねばなりません。

(これは、バスも同じです)

 

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冬の軽井沢の交通手段

冬の軽井沢の楽しみといえば、ウインタースポーツに、温泉。

また、観光客が少ないこの季節に、美術館や教会などの観光スポットを訪れるのもいいですね。

 

もともと、避暑地として知られる軽井沢。

冬は、当然寒いですから、移動は暖房がついた車を利用するのが便利です。

 

自家用車でも、軽井沢でレンタカーを借りてもいいですね。

駐車場はいろいろな所にあります。

 

軽井沢は、雪の量は多くはありませんが、いったん降ると、道路が凍結することが多いので、その時は、スタッドレスタイヤやチェーンでないと危険です。

自家用車で冬季に軽井沢に行く人は、あらかじめスタッドレスタイヤに交換しておく方が安心でしょう。

 

運転が不安な人や、お酒を飲みたい人は、時間契約の観光タクシーを使ってもいいですね。

 

足を延ばして草津まで

 

軽井沢から、バスやレンタカーを利用して草津温泉に行けます。

途中で、白糸の滝などを通過するルートや、鬼押し出し・白根火山などを通過するルートがあります。

 

軽井沢周辺で数日を過ごす予定の人は、軽井沢を観光した後にバスで草津温泉に行って宿泊、などという計画も立ててみてはいかがでしょうか。

 

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まとめ

軽井沢の移動には、「徒歩」「レンタサイクル」「バス」「タクシー」「レンタカー」「自家用車」が考えられます。

それぞれのメリット・デメリットがありますので、季節、体力、時間、行ってみたい場所などを考えて、一番適した手段を選んでください。

 

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