湿気対策,カビ対策

いよいよ長雨シーズン到来です!
日本には、4種類(厳密にはもっとありますが)の梅雨の名前があるのを知っていますか?
春の菜種梅雨、夏の梅雨、秋の秋雨、冬のさざんか梅雨。
いずれも、古来からの風流な日本語の響きが素敵なのですが、しとしと雨が長続きすると、どうしても気になってくるのが、カビ!!

どれだけ掃除しても、いつのまにか黒や青のカビがじんわりとそこに生えている……。
ただでさえすっきりしない天気なのに、一年に4回以上も!カビと戦わなくてはならない時期があるなんて、つい憂鬱な気分になってしまいそうですよね。

今年こそは、カビと永遠におさらばしたい、と思っているあなたのために、思いつく限りの対策をまとめてみました。
既に知っているよ、という情報も多数あるとは思いますが、これはまだ試してないかも、という情報が見つかれば幸いです。
元気に、健康に過ごすために、自分に合った対策を取ってニコニコ過ごしましょう!

 

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カビってそもそもどんな所に生えるんだっけ?

カビは、菌類です。
いや、そんなこと知ってるよ!とおっしゃる方、ちょっと待ってください。
菌って、どんな条件で活動を開始し、増えるかご存知ですか?

菌類で代表的なのはキノコですが、私たちが食べているのは、「子実体」と呼ばれている部分です。
これが形成されたあと、胞子が飛ばされ、菌類は増えていきます。

菌類の中には、私たちの健康を蝕む、目に見えないようなものもありますよね。
風邪の菌などがそれにあたります。

では、カビとはどういうものなのか、と言われると、厳格に定義するのは難しいのだそうです。
でも、アオカビや黒カビの、菌糸が増殖している色や形は、なんとなくわかりますよね。
糸状のもので、胞子で増えるのは一緒なのですが、とにかく小さいため、いつどのように胞子を飛ばしたか、肉眼では把握できません。

カビが育つ条件は、4つあるそうです。
このうち一つでも欠けると生えないのですが、そろってしまうと、次々と胞子を出して増えていきます。

湿気対策,カビ対策
出典:TOKYO GAS ウチコト

温かく、湿った所が大好きなのはみなさんご存知ですよね。
でも、人間が暮らしている以上、室温を0度以下にするわけにはいきません。

それなら、湿度を下げて、栄養分をなくすることができれば良いのですが、これがまた難しいんですよね。
でも、できることから少しずつ始めれば、いつのまにか見なくなった!なんてことになるかもしれませんよ。

 

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カビ対策あれこれ!撃退できる方法はどれ?

まずはオーソドックスにカビ取り剤から

生えてしまったものは仕方ないので、掃除しなくてはならないのですが、菌を死なせるだけなら、案外簡単なのだそうです。
カビ取り剤で、綺麗に死んでくれます。
が、いつまでたっても残っている気がするのは、生えている場所の奥に糸状に入り込み、洗剤が届かない場所に残っていたものが、また活動を再開するからです。

よく婦人雑誌などでも紹介されているように、カビ取りハイターなどの液状のものを使うときには、ラップなどを利用して蓋をしてしばらく放置し、液がより浸透してから洗うようにしましょう。
液剤を使うときは、結構強い作用があるので、目に入ったりしないよう、注意して使ってくださいね。

エタノールって優れものです

カビ取り剤に次いで、素晴らしい効き目なのが、消毒用エタノールや、無水エタノールと呼ばれているアルコールです。
あっという間にカビが死滅していくのがわかりますし、次に生えないようにする予防にもなります。
筆者の家でも、風呂場にエタノールを使い始めてからは、半年は何もしなくても再発しませんでした。

温度を高温にしてみる?

カビは、45度以上の温度で簡単に死ぬらしいです。
それなら、高温にさらしてみるのはいかがでしょう。

気温を上げてしまうと、人間が死んでしまいますので、風呂場や排水溝など、お湯をかけられるようなところであれば、45度以上のお湯を、じゃ〜っと回しかけていきます。

筆者も、エタノールを使う前は、風呂上りにひと手間、45度以上にしたお湯をシャワーで壁面や排水溝にかけ、退治してから出るようにしていました。
これだけでも、結構予防効果があります。
ただ、冬の寒い時期などは、壁にかけたらすぐに温度が下がってしまうので、ある程度高めの温度設定が必要かもしれません。

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予防するには!どんな方法でみんなやってる?

なにはともあれ換気でしょう

家の中の通気が良く、湿気が溜まらなければ良いのですが、特に気密性の高いマンションなどでは、湿気が溜まる場所も多くありますよね。
湿気は、カビが生える条件の一つでもありますが、減らすなどして、改善しやすいものでもあります。

とりあえずは、家中の扉という扉を開け放ち、空気を循環できるような状態で、換気扇や扇風機を回したりして、一日一回は循環させたいものです。

それが難しいのであれば、エアコンの除湿機能を使う方法もあります。

空気の流れも作れますし、冷やしながら除湿してくれるので、家中から湿気が減っていきます。

除湿器があるなら、それを使うのも良いでしょう。
特に、室内干しをしている部屋では、これらを有効に使って、早く乾かすようにしましょう。

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湿気の元を探して排除!

家の中で湿気が出ているものというと、何を想像しますか?

室内干しの洗濯ものは、すぐに思いつきますよね。
風呂場の残り湯なんてのもそうですね。
トイレの水タンクもそうですね。
炊事場の排水溝や、水回りはすぐに思いつくのですが、意外と忘れやすいのが、人間そのものです。

私たち人間が発する水分は、蒸気となって目に見えませんが、結構な量を排出しています。
つまり、人間が普段家にずっといると、室内の湿度はわずかでも上がるのです。

とはいっても、ずっと外で暮らすわけにはいきませんよね。
重要なのは、人間が身に着けていたものを、扉のある収納にすぐに入れない、ということです。

衣類もそうですし、靴類もしかり。
朝起きた時の布団類も同じです。

しばらく湿気を飛ばし、カラカラに乾燥とまでいかなくても、空気中に湿気を逃がしてから、しまうようにしましょう。

栄養を除去?

靴箱やクローゼットの裏など、いつのまにかカビが生えてしまうのは、カビにとって栄養になる木材や、接着剤がそこにあるからです。
掃除だけでは栄養元がなくなるわけではありませんから、かくなるうえは、靴箱もクローゼットも取り除いてしまうのが一番です。

ステンレス製で通気性が良い、ラックタイプの靴箱やハンガーであれば、カビの心配が減ります。

押入れはさすがにそういうわけにもいきませんが、ふすまをとっぱらい、見える収納にするだけでも、かなり違ってきます。
そうすることで、内部と外部の温度差による結露の心配も減りますので、一石二鳥です。
すのこなど、風通しを良くするグッズを有効に使い、楽しく綺麗に片付けられると良いですよね。

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まとめ

雨が続くと、どうしても湿度が上がってきます。
また、梅雨の時期も秋雨の時期もそうですが、気温も高めなので、カビにとっては絶好の生育環境になってしまいます。

人間が生活している場所には、カビにとっても栄養になるものが豊富にあります。
そこへ湿度と温度と酸素が加われば、手に負えないくらいニョキニョキと増殖してしまいます。

そうなる前に、一番手っ取り早い予防方法として、湿気対策を行いましょう。
窓を開けて換気すれば良いのですが、現代の住宅事情では難しい所も多くあると思います。

そんなときには、市販の便利な湿気取りグッズを使うもよし、手作りで重曹や新聞を活用して湿気取りをするもよし。
でも、そもそも、湿気の元や、カビが生えそうな物を減らすことができれば、心配の種が減りますよね。

風呂場など水回りには、お湯をじゃーっと気持ちよくかけて撃退し、かけられないような場所にあるものは、極力取り除けばラクチンです。

他にもいろいろな方法があるので、ご自分の守りたいものが何なのかによって対策を変えていけば良いのですが、思い切って、持ち物を整理整頓してみるのも、スッキリして良いかもしれませんよ。

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