風水とは

風水ってな〜んだ?
風と水のことではありませんよ。って、そんなことは分かってますか。

これは何かというと、実は、簡単には説明できないものです。ウィキペディアで見てみると

「風水は、古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、気の流れを物の位置で制御する思想」

出典 Wikipedia

とあります。

でもこれは、現代では風水の一部としか言えないのではないでしょうか。管理人の理解で言えば、「風水は気の流れを読んで運気を計り、その流れを必要に応じて変えることによって運気を上げるもの」と言いたいです。古来は、物の位置だけで気の流れを制御してきたのでしょうが、現代では色で制御したりもします。そんな風水の世界を今回は覗いてみましょう。

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気の流れを読む仕組み

気はどこにでも充満しているもので、感の良い人は、行く先々でいろいろな気を感じます。中国では昔から気の研究が盛んで、似たような気が集まりやすいこと、風に吹かれると散り、水のあるところに蓄えられるなど、気の性質が研究されてきました。こうした大地の気を、五行と八卦(はっか、はっけ)を駆使して、読みかつ制御していくのが風水です。

五行では、世の中のすべてのものが木・火・土・金・水の5種類の元素からなるとします。「木」は文字通り木製のもの、「火」は燃えているもの以外にもプラスティック製品や皮、「土」は土製のもの、「金」は金属や鉱物、「水」は水とガラス製品などに当てはまり、物だけではなく、女性は「水」、男性は「火」に属するなど、すべてをどれかに属すると考えます。この5つを、上に「木」を置き、そこから右回りに「火」「土」「金」「水」と配置し、通常の右回りを創造のサイクル「相生(そうせい)」、ひとつおきに右回りしていくのを破壊のサイクル「相克(そうこく)」と呼びます。例えば相生は、「気をこすれば火が出て」「火で燃やすとみな土になり」「土の中から金が生まれ」というように、次のものを生み出していくサイクルになっています。相克では、「木は土から養分を吸い取る」「火は金属を溶かす」などのようになっています。

八卦は元々、すべてを二元化して考える陰陽から来ています。すべてを二極化して考えてはみたものの、実際は男性に女性の魂が宿っているなど、二元化できない場合もあります。そこで「陰の陽」「陰の陰」「陽の陰」「陽の陽」の4つに分ける考え方ができました。これらを改めて陰と陽に分けたのが八卦です(ややこしい…)。

風水では方角とか時間、物をこうした五行と八卦で判断し、最良の気の流れを弾き出す、というわけですが、具体的にはどんな感じなのでしょう。例えば玄関をどうしたら運勢が良くなってくるのでしょう?

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風水において玄関は

出典:スピリチュアリズム

風水における玄関は、良い気を迎え入れるところです。これが家、あるいはマンション・アパートの良い方角に位置しているといいのですが、この方角に関してよく鬼門がダメと言われます。鬼門は方角でいうと北東。しかしこれは日本の陰陽道に基づいた考えで、風水では全く違います。風水では、それぞれの人に、生まれた年月日と時間によって本命卦(ほんめいか)というものがあり、本命卦の違う人は吉方位、凶方位も違うとなっています。

本命卦は一年ごとに切り替わるのですが、どこを一年の最初と考えるかによって流派があります。一般的なのは立春を一年の始まりと考えるやり方で、この方法で本命卦を計算してくれるサイトがあります。

風水の部屋>あなたの本命卦を調べましょう

ここで調べてみたら、管理人の本命卦は「震」でした。本命卦は八掛の「乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)」 のどれかになります。この本命卦の人にとってそれぞれの方位がどんな意味を持つかは、色々なサイトに書いてありますが、例えばここで見ることができます。

千堂霊山風水研究所>本命卦

さて、管理人のマンションの玄関は西にあります。この方位が震の人にとってどうなのかを見たら。

見たら。。。

あいやーーーーーー!

最大凶、絶命と書かれています(泣)

どうしよう、引っ越しだー。って、玄関が悪い方向だったとしても、引っ越しなんてそうそうできないですよね。では、この状況をどうしたら改善できるのか、調べてみました。

玄関の気を良くするには

とりあえず、玄関の方位が良い方角の場合、玄関から入ったときに、正面に窓がない方が良いです。大抵のワンルームはそうなっていますが、その作りだと玄関から入ってきた良い気が抜けてしまうというのです。そうした間取りの人は間をカーテンなどで遮断して、せっかくの良い気を逃さないようにしましょう。

玄関が凶の方位にある場合、水晶で運気が悪くなるのを抑える手があります。後は八卦鏡もポピュラーです。八卦鏡には凸面鏡、凹面鏡、平面鏡があって、凸面鏡は邪気を散らせ、凹面鏡は吉を集め、平面鏡は良い気を集めて悪い気を反射する効果があります。八卦鏡は効果が強いので、家の外に置くのが普通です。でも玄関脇にそんなのが下がっていると、ご近所からどう思われるか心配になるかもしれませんね。そんな人は、効果が弱くても、普通の鏡を玄関に置いてはいかがでしょう。

玄関が良い方位に当たる人は、入って右手側に鏡を置くと良いです。間違っても扉に向けて置き、良い気を跳ね返してしまわないようにしてください。玄関が凶方位の人がどう置けば良いのかは、調べてもはっきりとは分かりませんでしたが、基本は凶方位であるために入ってきがちな悪い気を、ブロックするように扉側を向けるのが良いのだと思います。

その他に、玄関が凶方位の場合には、ベタなところで盛り塩なんてのもあります。とは言え、玄関に盛り塩とか鏡とか、どうも今ひとつインテリアとしては…。玄関にあるものと言ったらやはり、観葉植物、絵、置物、マットなどでしょう。実はそうした普通のものを置いて、凶相をやわらげるやり方があります。

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インテリアの色と性質に気をつけよう

風水には化殺法(かさつほう)という、五行の相生・相克を利用して、吉方位を強めたり、凶方位を弱めたりするやり方があります。本人を表す本命卦以外に、方位の吉凶にも八掛が割り当てられていて、それぞれの五行を導き出すことができます。管理人の場合、本命卦は震で、五行としては「木」。ウチの玄関は「絶命」で、これは「金」になり、玄関のある西の方位も「金」です。つまり管理人は、木の人として金の力を化殺したいわけです。その場合に何が役立つか、それぞれの本命卦の人の化殺法が書かれたページがありました。

風水の部屋>五行を用いて化殺しましょう

それによると管理人は、「水」で化殺すると良いようです。色で言うと黒から空色。水、液体、ガラス、水槽といったアイテムから、海や川、雨、雪などをイメージさせる絵や写真が良いようです。管理人は早速、ブルーのグラスに水を入れて、何となく玄関に置いてみました。さあ、これで明日から安心!?

みなさんもまずは、自分の本命卦と、それに対する方位の吉凶を調べてみてください。そこから、玄関を良くするためのラッキーカラーやアイテムが出てきます。注意したいのは、どんな人にとっても絶対吉、もしくは凶の方位はないということです。例えば管理人のマンションの玄関は、乾の人にとっては最大吉の方位にあたります。ということは、管理人の場合、乾の人と一緒に住めば、玄関の凶程度が下がるということです。ただ、相性の良い相手というのは通常、自分と同じか、近い本命卦だったりしますが…

風水についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ。

 


 

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