札幌を訪れる観光客はたくさんいますが、ガイドブックに載っていない、あるいは載っていても殆どの方が行かない名所がたくさんあります。地元民がおすすめする、特に行って欲しい隠れた名所をご案内します。

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道外観光客が行かない地元民御用達の札幌名所

その①国営滝野すずらん丘陵公園

出典ようこそSAPPORO

札幌の中心部から真南へ約15kmの場所に「国営滝野すずらん丘陵公園」があります。
北海道唯一の国営公園で面積は395.7ha、これは東京ドーム85個分の面積に相当します。いかに広い公園かがお分かりになるかと思います。

あまりにも広大なため4つのエリアと6つの駐車場に分かれています。

この公園の素晴らしいところは1年中を通して大人も子供も楽しめることです。夏は咲き乱れる花たち、目にまぶしい緑、野鳥のさえずり、小動物との出会い、そして子供を安心して遊ばせることの出来る豊富な遊具など、家族で一日中過ごしても遊び切れないほど充実しています。

冬は歩くスキー、子供でも安心のゲレンデ、国内最大級の200mもの長さのチューブ滑り、そして屋内でも子供が遊べる遊具などさすが国営公園と感心する設備が揃っています。一番人気のチューブ滑りは、チューブに座ったままケーブルが自動的に頂上まで運んでくれてしかも無料です。もちろん大人一人でも楽しめます。

滝野へは車が便利ですが札幌駅の他、地下鉄真駒内駅または福住駅からもバスがあります。管理人としては「札幌に来て滝野に行かないのはもったいない!」と思います。

その②真駒内滝野霊園

出典真駒内滝野霊園

「え?観光スポットで霊園?」と驚くかもしれません。

恐らく道外の観光客の方はまず行かないと思いますし、行ったという話しも聞いたことがありません(笑)。でも、管理人のオススメの場所です。

行って驚くのは土地の広さだけではありません。巨大なモアイ像が33体(一番大きいもので高さ9.5m)、ストーンヘンジ、大仏様、お釈迦様などなどの石像が立ち並び「ここはどの宗派が使えるの?」とびっくり仰天ですが、宗派は問わず利用出来るそうです。

ここにお墓がある人でなくても一風変わった巨大な石像を見ながら広大な敷地を散策するのは貴重な経験だと思います。お墓という感じがしないので、ちょっとした公園という感じですよ。

広さだけでも、北海道でないとちょっとありえない霊園です。

先ほどの「国営滝野すずらん丘陵公園」からも直ぐの場所であり、地下鉄南北線の真駒内駅から無料送迎バスも出ています。

その③旭山記念公園

出典ようこそSAPPORO

札幌市中心地からもほど近く、街全体を見下ろす素晴らしい展望が楽しめます

札幌の展望台として藻岩山が有名ですが、旭山記念公園は藻岩山に隣接しつつもずっと低い標高にあります。藻岩山からの展望も素晴らしいのですが、標高が高すぎて街がはるか遠くに見える感じになります。ところが旭山記念公園は、札幌市街ほぼ全体を見渡すことが出来るにもかかわらず、街が手に取るような程よい高さで楽しむことが出来ます。

この公園のすぐ裏は藻岩山登山道の原始林で、春は桜とタンポポのじゅうたん、秋は素晴らしい紅葉が楽しめます。さらに公園内をキタキツネが歩いている姿を見かける事もあります。

夜景スポットとしても有名な公園です。入場料、駐車場とも一切無料で冬も利用できます。

地下鉄の円山公園駅からバスで15分ほどの場所にあります。

その④サッポロさとらんど

出典サッポロさとらんど

本州の感覚からすると冗談みたいに広く、しかも市街中心部からも比較的近い公園です。

「さとらんど通り」を挟んで二つに分かれていますが公園内の道路で繋がっています。どこでも寝転べる緑のじゅうたん、豊富な子供向けの遊具、動物との触れ合い、美しい花壇など札幌の名所の穴場ともいえます。

園内にある「ミルクの郷」の工場では工場見学することも出来ます。バーベキューハウスでは屋外でジンギスカンを楽しめますし、園内では殆ど制約がなくどこでもお弁当を広げる事が出来ます。

アクセスは地下鉄東豊線の環状通東駅、新道東駅、地下鉄南北線の北34条駅からバス利用となります。

「サッポロさとらんど」は駐車場、入場料は全て無料で利用できます。

その⑤モエレ沼公園

出典ようこそSAPPORO

「サッポロさとらんど」の隣接地にある広大な公園で、さとらんどが家族向けとするとモエレ沼公園は大人、個人向けと言えるかもしれません。もちろん子供連れの家族でも存分に楽しめます。

世界的な彫刻家・イサムノグチ氏によって設計された緑美しい公園で、中心となるガラスのピラミッドはいつも多くの人で賑わっていてプロの写真家御用達の場所でもあります。

ですからモエレ沼公園の名前を知らない方でもガラスのピラミッドはテレビや雑誌で見たことがあるのではないでしょうか?

またモエレ山という高い木が1本も無い美しい山は頂上に上ると札幌市街を360度見渡せる眺望が楽しめます。

アクセスは地下鉄東豊線の環状通東駅からバス利用となります。
モエレ沼公園も入場料、駐車場とも無料です。

札幌で落ち着いてコーヒーを楽しみたいなら

今やコーヒーを楽しむとなるとチェーン店かファストフード店がほとんどだと思いますが、札幌市内で時がゆっくり過ぎていくように楽しめるコーヒー店をご紹介いたしましょう。

その①ろいず珈琲館 旧小熊邸

出典ろいず珈琲館

藻岩山ロープウェイ乗り場の直ぐ隣にある北海道では珍しい洋館です。

この建物は北海道帝国大学(現、北大)の小熊捍(まもる)教授邸として1927年(昭和2年)に建築され1998年(平成10年)に現在の場所に移築されて「ろいず珈琲館」となりました。

2階建ての洋館を利用したお店は札幌市内では一番モダンなコーヒー店だと管理人は思います。しかも裏は藻岩山の麓なのでコーヒーを飲みながらリスやキタキツネを見かけることもあります。

また冬の雪に埋もれた姿はぜひ写真に収めたいと思うほど素晴らしく、特に夕暮れのオレンジ色の電球が灯った姿はちょっと日本の風景とは思えないかもしれません。

藻岩山への行き帰りに、そして札幌市内でコーヒー店をお探しならば真っ先に行って頂きたいお店です。

この建物は「さっぽろ・ふるさと文化百選」及び「札幌景観資産」に指定されています。

その②倉式珈琲店 中島公園店

出典倉式珈琲

札幌都心のオアシス、中島公園南端に近い場所にあるコーヒー店です。

電車だと地下鉄南北線の幌平橋駅、または市電の静修学園前駅からいずれも徒歩3分です。表通りから10mほど入った木立に囲まれた静かな場所です。店内は意外に席数が多く、やや都会的な感じもします。

ここのコーヒーの特徴は300円代~500円代の手ごろなお値段にも拘わらず席までサイフォンで持ってきてくれることです。

1つのサイフォンで約2杯飲むことが出来ます。軽食も豊富なので中島公園を歩き疲れたらちょっと寄ってみると良いと思いますよ。

その③サッポロ珈琲館 平岸店

出典サッポロ珈琲館

地下鉄南北線のさっぽろ駅から10分ほどの平岸駅から徒歩3分の場所にあります。

目印は「KKR札幌医療センター」の並びとなります。

表通りから1本入った場所にある古い石積みの渋い建物で、屋根も今の札幌では珍しくなったトタンの雪止めが付いたもので歴史的建造物と言って良いと思います。

店内は天井が高く2階席は喫煙席となっています。

ここはケーキも豊富で静かにコーヒーと共に午後の一時を楽しむには良い場所です。

定番の札幌グルメだけど穴場の店

札幌の定番グルメと言えばラーメン、スープカレー、ジンギスカンなど色々ありますが多くの観光客の方はすすきのを始めとする中心街のお店に行くようです。

でも地元民、タクシードライバーが常連の郊外のお店にこそ本来の札幌グルメがあるのでは?と管理人は秘かにそして勝手に思っています。

その①カレーとハンバーグの「カリー軒」

出典カレーとハンバーグの店カリー軒

洋食屋さんです。お店の外観は3階建てのアパートの1階にあるお店です。

札幌も洋食屋さんは数えきれないほどありますが、ここはイチオシ!というか真っ先にここをおすすめします。

表から見るととても小さなお店ですが、いざ入店するとその広さにびっくりします!カウンター席も含めてかなりの席数がありますが、お昼時はあっという間に満席になります。

ここのウリはその名の通りカレーとハンバーグですが、ハンバーグのジューシーな肉汁と食感は絶妙で高級レストランを彷彿させます。

カレーも、伝統ある洋食屋さんという味。誰でもうなる味だと言えます。

そしてこのお店で特に強くお勧めしたいのが「スパゲッティ」です。

初めてこのお店に行った時に頼んだメニューはハンバーグで、つまりスパゲッティは付け合わせでしかなかったのですが、正直管理人はこのお店のスパゲッティを超える味を知りません。

パスタ類が好きであちこちで食べますが、本当にこのお店の味は最高でした。絶妙なモチモチ感が癖になります。単品でもメニューとしてありますのでカレー、ハンバーグだけでなくスパゲッティも忘れないでくださいね。

店内は多くの芸能人の色紙が飾られていて、大泉洋さんなど北海道出身のタレントの方は札幌に来るといつも寄っているようです。

最寄り駅は地下鉄東豊線の美園駅または月寒中央駅から徒歩10分で、国道36号線の「産直生鮮市場月寒店」の隣です。

その②スープカリー木多郎 澄川本店

出典スープカリー木多郎

数多くあるスープカレー(カリー)のお店はどこに入っても外れはまずありませんが、このお店は一番の評価を付けたいと思います。

中心地からは割と離れていますが、それでも札幌駅から30分です。

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地下鉄南北線の澄川駅から徒歩12分、コープさっぽろ西岡店の東側の隣の澄川ビル1階にあります。静かな住宅地にある席も21席とこじんまりしたお店ですが、口に含んだ時のまろやかさが他店とは一味違うんです。何と言ってよいか難しいですが、スパイスでごまかしてしまうような味ではないという事です。

辛さもお好みに合わせて変えることが出来ますが甘口でも辛口でも、そのまろやかさは変わりません。

もちろんスープカレーのお店らしく大きく切った野菜、チキンなど具だけでお腹がいっぱいになってしまいそうです。遠方から食べに来る人も多く、穴場中の穴場と言えます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

地元民ならでは!のこんな情報をお伝えしました。

・地元民おすすめの隠れた観光名所4か所
・札幌市内でのんびりコーヒーを楽しめる3店
・地元タクシードライバーが通うグルメ2店

これからゴールデンウィークにかけて、札幌方面へご旅行に行かれる方もいるかと思います。

もしも思い出したら、寄ってみてくださいね。

 

 


 

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