さまざまな気の入り口だからとせっかく玄関をしっかり整えても、表札がないばっかりに入るはずの運気に素通りされているかも?!
風水では重要な表札、色や素材はどうしたらいい?
どんな表札ならいいの?
⇒玄関や水回り、鬼門にある!となったら、風水でできる場所ごとの対策は?
⇒玄関の風水が気になる。観葉植物を置くならどこに何を置いたらいいの?
⇒風水によると西向きの玄関は金運アップ!でも○○に気をつけないと大暴落!?
Contents
玄関は気の入り口・・・に、なってない?!
風水では「表札がないのは人が住んでいないもしくは主人が不在」という意味になるそう。
そんな「いない」ところには運気が入ってこないといわれます。
鏡を置いたり観葉植物を置いてみたり、もちろん毎日の掃除も欠かしていません!というほど玄関風水を整えたのに、ちっとも効果がでていないような・・・?
そう思ったら、表札を確認してみましょう。
そもそも表札はありますか?
風水では木製の表札で楷書や行書体で家主のフルネームが縦書きされているのが良いとはよく聞きますが、外観にもこだわった洋風の家の門にその表札って・・・と思うのは運気も同じよう。
家の外観とあっていない表札では、運気が不安定になったりちくはぐなことが起きたりとかえって運気を下げてしまいます。
またマンションやアパートでは表札を出すといっても、建物内で統一された金属製の表札に名前を入れ替えるくらいしかできないようなことも。
しかしそれでも「出さないよりはマシ」と言われるのが風水における表札です。
運気を上げる表札の条件は?
風水は表札の色にもこだわりアリ
方位や色と関係が強い風水の考え方。
表札の色にも、風水的に良いもの・悪いものがあります。
これはNG!「黒」「グレー」
表札そのものの色が黒やグレーというのは、風水ではよくないとされています。
黒やグレーは風水では「現状維持」を表します。
そのため、黒やグレーの表札をかけているとその家はそれ以上発展しなくなってしまうのだとか。
ただし年齢を重ね地位や名誉など特に発展する必要がなく現状維持を望む、という場合には黒やグレーでも問題はないのだそう。
木製ではないなら無難なのは「白」
教科書通りの木製の表札をつける場合には特に色を気にすることもないのですが、ほかの素材となると色も関連してきますよね。
石などの素材を利用する場合には、もっとも無難な色は「白」。
女性だけの家の場合にはピンクを選んでも良いようです。
そのほかにも玄関扉の色だけでも「北は静かすぎて孤立しないように赤」「南には強すぎる刺激を避ける緑・青・紫など」といったように良いとされる色があるという風水。
せっかくだから色も運気アップにつながるものをと選びたいところですが、あれもこれもと考えすぎて結果チグハグになってしまっては元も子もありません。
使える色や方位ごとに向く色はありますが、白なら風水以外の面での印象も無難な色。
「無難に白で」という選択もまた、賢い選択と言えますね。
白以外の風水的オススメ表札カラーは?
色を選べる材質なら、そういった玄関の方角の色との関係も合わせて考えるのも良いですね。
または北に玄関のある家なら白地に赤の装飾を入れたり、南に玄関のある家では文字の色に緑や青・紫を取り入れたりという方法も可能です。
また黄色の表札は主に金運・財運を運んでくれるカラー。
白い外壁やレンガ調のタイルなどのエクステリアとの相性なども良さそうですね。
金運といえば方位的には西ですが、そこに黄色の表札をつけたら金運最強な家!というわけには、単純にはいきません。一口に黄色と言っても、薄い黄色から濃い黄色、ゴールドっぽい色など、色々あります。そして風水では、それぞれ違う金運に関わっていると考えられているからです。
一般的に言う黄色は「金回り」が良くなる色です。パワーが強すぎるので、実はお金が入るのも出るのも激しくなる色なのです。入ったお金を使いたい衝動を抑えるには、やや茶色がかった黄土色がオススメです。また、働けば働くほど、それに見合ったお金が入って来て欲しいという堅実派には、「パステルイエロー」がオススメです。パステル調のやわらかい色味のイエローは目立ちすぎず、なじみやすいかもしれませんね。
一方、ゴールドは金運安定の色です。お金が入ってくるというよりは、計画的にお金を使える堅実性が身につくので。貯金をしたい人にはもってこいです。ただ、主張の強い色なので、表札に使うとしたら全体をその色にするのではなく、アクセント的に使うのがいいでしょう。
青や緑は南の玄関では「強すぎる刺激を避ける」とされていますが、それだけではありません。
自分自身の印象を良くして対人運アップ、良いご縁を引き寄せてくれるともいいます。
これはそれぞれ、海や植物を象徴するカラーだからなのだそう。
サーフハウス風のエクステリアだけでなく、洋風のお宅ならベースではなく白地にリーフの模様が入っているなどの取り入れ方も良さそうですね。
表札の素材で運気が変わる?!
表札の素材は木じゃないとダメ?
風水で良いとされる表札といえば木製ではありますが、同じ天然素材である大理石などの石も良いとされています。
これは天然素材のものは森など元あった場所でのエネルギーを吸収しているために、家の玄関のパワーを強めてくれるという考えから。
表札はそれ自体が「火」の気をもつとされています。
それに対して木はその火の気をえて「燃える」というところから、運気上昇につながり良いとされています。
しかし傷みやすくこまめに汚れを拭きとるなどの手入れが必要なうえ、悪い気を吸ってしまうことも。
家の外観とマッチすることやメンテナンスの手間を考えると、ほかに良い素材があればそちらを選びたい気もしてしまいますね。
また木製の表札には「寿命」も。
表札のある場所の日当たりなどの条件にもよりますが、やはり傷んできてしまうので10年ほどで交換が必要になります。
風水的にもっとも良いとされている素材だとしても、汚れたり傷んでいたりではパワーダウン。
買い替える・付け替えるといったイメージのあまり強くはない表札ですが、最近は木製の表札でもオシャレなものが出ていますし、ある意味では買い替えどきがハッキリしているぶん木製の表札でも良いのかなという気はします。
木のほかに表札に使える素材は?
表札について風水的にNGなのは、プラスチックやガラス・陶器製。
プラスチックは「火」の気をもつ素材であるために「運気を燃やしてなくしてしまう」といわれます。
またガラスや陶器製は、材質としては一見良さそうですが「割れる」といったところがNGとされるポイント。
割れやすい素材の表札は離婚や家族の不和などにつながるのだとか。
ステンレスやセラミックなど錆びたり壊れたりしにくい素材であれば良いとされています。
その点でいえば、NGとされているガラスや陶器製の表札も「強化素材」なら実はアリなんだそう。
とは言え、ガラス素材にはもうひとつ注意点があります。強化素材でも、透明度の高いガラスは避けてください。透明度の高い素材は「水」の気を帯びてきます。つまり、火の気を持つ表札には決定的に合わない、その火を消してしまう気が出てくるのです。
そのほか、大理石などの石も天然素材という点で良いとされています。
またガラスやステンレスなどの熱加工された素材を選ぶときには、デザインにひと工夫を。
自然を象徴する曲線を含むデザインものを選ぶことで運気アップにつながります。
また風水を意識してということで「八角形」のプレートに文字を入れた表札なども最近はありますね。
金属風のプレートの方はマンション等向けに背面にマグネットがついているタイプもオプションで選べるそう。
基本的には長方形が良いとされる表札ですが、八角形ならアリ?!
表札の形に決まり、特に開運する形はあるの?
例えば風水では玄関に鏡を置くと良いなんて有名なものがありますよね。
その鏡、大きさや形にもOKとNGがあり、もっとも無難なものがあるとすれば八角形の大きすぎないもの。
そんな風水だけに、玄関の表札にもきっと形の決まりがあるはず!
そこで出てきた最良の形は「長方形」。
普通です。
ものすごく普通です。
ある意味では風水らしくも感じるこの非常に「普通」な長方形。
普通なだけにどこにでもありますし、実はほかにも、より開運できる強力パワーを秘めた形があるのでは?と思って調べてみると、出てきたものは「八角形」。
八角形という形は風水では、八方から福を呼び込むとされていますから、風水表札・開運表札の形としては確かに効果がありそうですね。
ドクターコパさんによれば、八角形でなおかつ幸運を招く黄色が良いとのこと。
通販サイトでザッと探してみただけでも、八角形の表札は意外と種類が多く出回っています。
八角形というと少し奇をてらったものになりそうな気もしますが、通販サイトで見かける八角形の表札は、洋風の外観の家にならすんなり馴染んでくれそうな考えられたデザインのものも多くありました。
表札は文字が重要・・・でもないの?
実は漢字でもローマ字でも良かった!
バッサリと結論から言ってしまうと、風水では悪い字体というものはないのだそう。
楷書が良い、行書体が良いなどとする説もありますが、実はあまりこだわらなくても良いようです。
書体よりは読みやすさが優先され、表記は漢字でもローマ字でもOK。
たとえば特別な読み方をするなど、読み方の難しい姓なのでローマ字表記にする、といった考え方です。
いろいろと決まりごとの多い風水、しかしその決まりごとにこういった合理性があるのもまた、いかにも風水らしいところですね。
字体より優先される「書き方」の問題
風水で良いとされる表札の基本的な書き方は、家主の名前のみを縦書きにすること。
このとき、家主の名前はフルネームで書きます。
表札の書体については「楷書が良い」「行書が良い」「いやそれらをミックスした楷行書が良い」など言われているところはありますが、実は表札の風水としては書体よりも「家主の名前だけをフルネームで」というこの書き方の方がよほど重要だといいます。
そこまで強いこだわりがある風水における表札の書き方。
ほかの家族の名前を入れるのは風水では良くないとされ、家主の名前だけで家全体、家族全員の運気アップにつながると考えられています。
門札であれば逆に家族全員の名前が入っている方がよいとされるのですが、その場合でも亡くなった人の名前が含まれているのはNG。
当然といえば当然のようにも思えますが、そう考えると玄関の表札に家族全員の名前が入っている上に亡くなった人の名前まで残っていたら・・・運気はどうなってしまうのやらという気がしますね。
掘らずに浮き上がらせて運気もアップ
表札に書く家主の名前。
これを彫り込んでしまうのは運気が下がるのでNGとされています。
ただしこれには諸説あるようで、実は後年「お墓の文字と同じ」ということで縁起が悪いとされて「彫り込むのはNG」とされたという話もあります。
逆に文字が浮き彫りになっているのは「運を盛り上げる」という意味をもつとして良いと言われています。
表札はもともと「縁起物」として扱われていた経緯があり、風水だけでなく陰陽学などでも明るくまとまった印象を受ける「浮き彫り」が良いとされています。
これぞ開運表札!風水表札の要点を押さえたら
玄関表札は木製、大理石などの天然素材、または強化ガラスなどでできていて、これからの発展を願う家で無難な色は白。
文字は漢字表記に限らずローマ字表記でもよく、書く名前は家主のフルネームのみ。
書体はあまりこだわらずとも良く、形は長方形か、より開運することを狙うなら八角形で黄色。
これらの条件を満たす表札を実際に作ると、どんな感じになるのでしょうか。
「和の定番」開運表札
長方形、木製、浮き彫りのフルネームという昔ながらの日本の表札というイメージですね。
和風の外観なら定番のものですし、違和感なくしっくり馴染むことは間違いないですね。
洋風外観の家になじむ開運表札
ガラスではあるものの、曲線のデザインを取り入れている表札。
素材的な弱点をカバーする曲線のデザインは、こうしたもののほかもっとダイレクトに植物のイラストなどでも良いようです。
また風水的にはステンレスも良いとされる素材ですから、こんなイメージもありですね。
最強風水表札?!開運要素を加味した表札
形は八角形で色は黄色、文字は浮き彫り。
風水でいわれる基本形からは多少逸れているものの、ドクターコパさん言うところの要素はしっかりと押さえた開運表札を形にするとこんなイメージに。
これで縦書きフルネームでとオーダーすれば、かなり完璧に開運要素を満たすことができそうな表札ですね!
表札の位置の正解と許容範囲は?
表札は右と左、どっちにつける?
表札はできれば門につけるのが良いとされていますが、玄関でもOK。
風水では進行方向の右側を「陽」の気の通り道としているために、表札は右にかけるといわれています。
それによって家全体の発展運があがります。
ただし玄関が東、東北、西のどれかに向いている場合には逆になり、左にかけるのが良いとされています。
また門やドアの真ん中にかけるのは運気を下げるとしてNG。
「入り口」である玄関扉には、運気が入るのをジャマしないよう表札をつけるのは避けた方が良いようです。
玄関の方位別に表札のベストポジションが決定!
せっかく表札にこだわるならトコトンこだわってみよう!
と思ったら、色・素材・字体などなど・・・と来て、やはり風水だけに最後は方位!
すでにサラリと「右か左か」をご紹介したとおり、方角ごとの「ここがイイ」という表札の位置があります。
方角によらず、和風の引き戸の玄関扉の玄関では、扉の上の真ん中に表札をつけます。
洋風の家の場合には、あらためておさらいすると方位による左右は以下の通り。
【左につける】
北東・東・西
【右につける】
北・北西・南・南西・南東
扉の上につける和風の引き戸玄関の家ではかなり高い位置に表札がきますが、洋風のお宅で玄関扉の左右どちらかにつける場合には高さの目安は目線より少し高い位置が良いのだそう。
こだわりの「表札+α」は方位の特性で考える
もっとこだわるとどうなる?と調べてみると・・・表札の位置だけではなく、表札の位置+αがポイントに。
北の玄関:ドアの右に表札をつける
東北、あるいは東の玄関:ドアの左に表札と外灯をつける
南西の玄関:ドアの右に表札と外灯をつける
東南の玄関:外灯の代わりに、表札の下に花の鉢植えを置く
南の玄関:表札にスポットライトをつける
北西の玄関:表札の下に観葉植物を置く
西の玄関:ドアの左に大きめの表札をつける
たとえば東南(南東)は表札の下に花の鉢植え、東北・南西では外灯が出てきましたね。
風に乗って縁を呼び込むなど恋愛運・仕事運・人気運などの運気でもとりわけ人間関係の部分に影響し、「香り」が重要な開運アイテムとなる南東では、「花の良い香り」ということで「花の鉢植え」がセットに。
またそれぞれ鬼門と裏鬼門である東北(北東)と南西では、外灯が。
家主の氏名のかかれた表札周りを暗くしてしまわないようにということですよね。
このほかにも北の玄関では孤立してしまわないように金のベルを提げておくのが良いといったものもありますし、南のスポットライトなども「南は人気運に関連する方位」と言われると「あぁ、なるほど」という感じ。
そんな風に、方位ごとにある特徴や性質を考慮した「セットアイテム」があり、プラスすることで表札の位置を合わせただけの状態よりもさらなる運気アップが狙えます。
北の玄関の表札
ドアの右に表札をつけた玄関のイメージ
北東or東の玄関の表札
ドアの左に表札と外灯をつけた玄関のイメージ
南西の玄関の表札
ドアの右に表札と外灯をつけた玄関のイメージ
南東の玄関の表札
表札の下に花の鉢植えを置く
南の玄関の表札
表札にスポットライトをつけた玄関のイメージ
北西の玄関の表札
表札の下に観葉植物を置いた玄関のイメージ
西の玄関の表札
ドアの左に大きめの表札をつけた玄関のイメージ
マンションやアパートにはひと工夫
金属やプラスチック、アクリルのプレートに名前を入れ替えるだけという作りになっていることも多い、マンションやアパートの表札。
こちらも家主の名前で表札を出した方が良いとは言われますが、運気を上げるにはもうひと工夫。
コルクなどの素材をネームプレートの隅に好きな形に切り抜いたりして貼り付けたり、縁取りをしたりといったことでも、何もしないままの状態よりは運気をあげる助けになります。
表札をつける日はいつがよい?
そもそも風水って何?
表札のデザインが決まってできあがり、さて、それをつけようと思ったとき、「表札つける日って、良い日とか悪い人とかあるの?」と、疑問に思う人がいるかもしれません。「やはり大安の日が」って、それは風水ではありません。とは言え、こうした暦に記載される日時・方位などの吉凶は、風水と同じく陰陽五行説を元にしているようだから、風水の一種と考えていいのでしょうか。そもそも風水とは何なのでしょう?
ウィキペディアには「風水は、古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、気の流れを物の位置で制御する思想」と書いてあります。しかしこれだけでは説明が足りません。もっと正確に言うなら、「気の流れを物の位置や形状、方位、そこに関わる人のもつ性質などによって制御する思想」と言ったところでしょうか。
要するに、気の流れを、現状の状態によって見て、そこをどうすればもっと良い気の流れになるのかを見るのが風水だと言えます。つまり風水は原則的に「今」を見るものであって、時間的に変わっていく、「○○をするにはいつがいいのか」という見方をするものではないわけです。
これに対して、時間による気の流れを主に見るのが、四柱推命や九星気学です。一方、日本では、とにかく気の流れを考えるという観点から、これらも風水の一部と考える人達がいます。だから表札をつける日について考えるなら、これらを使ってもよいのかもしれません。
表札は基本的に日本文化
今更ですが、風水発祥の中国では表札を出す文化がありません。というかそもそも、世界的に見れば、表札を出す習慣のある国はあまりありません。欧米では、通りの名前と番地を組み合わせたハウスナンバーを郵便ポストなどに書きます。オーストラリアは家ごとに割り振られた番号を掲げます。
アフリカでは、自分の名前を表札として明かすのは、非常に危険と考えられていて、一部地域ではその家に割り振られたIDを掲げています。中南米、東南アジアでは、一部に、裕福な人達が自分のステータスを示すために、肩書とともに名前を出す習慣があります。韓国では、日本に近い表札の文化があります。
こんな風に、表札を出す文化は世界的に見て少ないので、多くの中国人は、表札の目的や存在意義を不思議に思うようです。その表札を中国発祥の風水で考えてよいのでしょうか。
この質問に関する答えは「はい」です。風水では万物を陰陽五行に分類して、その影響を考えることができるとしているので、中国文化に存在しない物に風水の思想を当てはめてもOKなのです。さらに言うなら、「気の流れを見る」という大きな観点から風水を捉え、日本風に拡張された風水で考えても、それは間違いではないでしょう。
表札を出す日はどうやって選べばいい?
日本ではしばしば九星気学が風水の一種とされます。しかし九星気学では、時期が決まってもそれで出るのは吉凶方位なので、引越しなどには使えても、表札をいつ出すかに関しては使えません。四柱推命で考えるのは最適に思えますが、自分で見るにはハードルが高すぎて、実際にお金をかけて占ってもらわないと、表札を出すのに最適な日は出てこないという難点があります。
ではやはり、大安、仏滅などで有名な六曜で考えるのがいいのでしょうか? ところが、六曜というのはどうも、カレンダーをたくさん売りたいために流行りだしたもので、そもそもの根拠が乏しいという説があります。とは言え、「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の六曜はそれなりに日本文化に定着していて、信じている人も少なくありません。
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気の考え方のひとつとして、たくさんの人が信じているものは実現しやすいというのがあります。気の流れを考えるのが風水と捉えれば、たくさんの人が信じているものに従うというのも、風水的な解釈と言えるのではないでしょうか。
ということで、表札をつける日は「大安」にし、、、
ちょっと待った。「大安」も良いのですが、実は「仏滅」もオススメです。
えええええ! そんな縁起の悪い日に出していいの〜!
これが50年前だったら大安をオススメしていたでしょう。しかし人々の信じるものは時代とともに変わります。仏滅の日は結構式場の費用がとても安くなります。それを利用して、若者を中心に六曜を気にしない人達が、仏滅に結婚式を挙げることが多くなってきています。この際、その日を選ぶ理由付けとして、仏滅を物滅と考え、それまでの物事が滅んで新しく始まる、という解釈をし、大安よりも結婚や、何か新しいことを始めるのに最適の日だと考える場合もあるようです。
つまり最近は、仏滅も縁起の良い日になってきているのです。大安を選ぶか仏滅を選ぶかは、あくまであなたの感性で。あなたが心底信じる方を選ぶ。実はこれこそが、真の風水的な考え方と言えます!
誰のための表札なのかを、風水の視点から考える
風水は巒頭法と理気法の、2側面からの考え方が大事
ここまで風水表札、開運表札について、一般論を書いてきました。ここではその一般論を、あなた個人のためにカスタマイズして考えるやり方を紹介します。
風水には巒頭(らんとう)法と理気法の、2種類の見方があります。巒頭法は物の形、色など、目に見えるものの影響を見ます。ここまで表札の形や素材、文字の彫り方など書いてきましたが、これは巒頭法による見方です。一方、理気法は目に見えないものの影響を考えるやり方です。この記事で言えば、例えば方位に影響があると書いているのがそれですね。
この理気法に欠かせない要素が「人」です。いったいどんな運命の人の表札なのか。これを考えなければ、本当の風水表札とは言えないでしょう。
生年月日から本命掛を知り、その人の五行を知る
★古代中国では、人は「自分の誕生日」を選んで生まれてくると言われる。人間が地上に生まれたとき、「地球の磁場」の影響を受け、自分の体内磁場を作ると言われる。この生まれつき備わった磁気を感応する「気質」のことを本命卦(ほんめいか)と言う。
引用元: 「本命卦」の出し方!
本命掛は生年月日と性別から計算で出せます。ネットで検索すると計算できるサイトがいくつか出てきますが、ここでは前述のサイトから簡易表を引用させていただきましょう。
この本命卦はそれ自体、理気法に非常に役立ちます。例えば、本格的な風水師は一般的な方位の吉凶と、その人の本命卦に対する方位の吉凶を合わせて考えます。ただ、そこまで踏み込むと専門的になりすぎるので、ここでは本命卦から五行を求め、そこから開運表札との関係を考えるだけにしましょう。
本命卦と五行の関係は次のようになります。
乾→金
兌→金
離→火
震→木
巽→木
坎→水
艮→土
坤→土
さあ、これでみなさん、自分の五行を把握できたでしょうか。ちなみに、表札に出ているのがあなたの名前ではなく、家主の名前、もしくは名字だけの場合には、家主の五行を求めてください。では、それぞれの五行に基づいて、今まで書いてきた開運表札の考え方をどう微修正していけばよいのか、それを書いていきます。
人の持つ五行から考えるオススメ表札
「木」の気を持つ人の表札
素材のところで、木は表札の火の気をえて「燃える」というところから、運気上昇につながると紹介しました。その他にもいくつかの理由で、木製の表札がいいと書きましたが、元々、木の気を持つ人の表札は、木製である必要はありません。どんな素材の表札でも、その人の名前を書くだけで木の気が出て、表札のパワーを風水的に増します。この記事で紹介した他の素材を自由に選んでください。
「火」の気を持つ人の表札
この場合、その人の持つ火の気と、表札の火の気がお互いを高め合います。そのため、注意しないとあまりに主張の強い表札になりがちなので、デザインはシックなものが望ましいといえます。「マンションやアパートにはひと工夫」の項目は、火の気を持つ人は取り入れなくていいでしょう。
ちなみに、どうしてもある程度目を引くデザインにしたいという場合には、表札の素材を、土の気を持つ陶器や石で出来たものにして、火の気を若干和らげた方がいいでしょう。
「土」の気を持つ人の表札
風水では、物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還るということから、火の気は土の気を高めると考えます。そこから逆に、土は火の気を若干吸い取ってしまうとも考えられます。これはあまり気にするほどではないと思えますが、素材に土の気を持つ陶器、石などを使っている場合、土の気の人はちょっとバランスを取ったほうがいいかもしれません。
具体的には、木の気をその表札に足すわけです。これは例えば、木の気を持つカラーである緑を使うことによって出来ます。
「金」の気を持つ人の表札
これは若干難しい組み合わせです。火は金を溶かすので、普通に表札を作ると、表札自体の火の気によって、金の気がどんどんと無くなっていき、なぜか目立たない表札になっていきます。
まず、火に力を与える木製の素材は絶対避けてください。オススメは、金に力を与える、土の気を持った素材です。陶器、磁器、大理石などの素材を選びましょう。
「水」の気を持つ人の表札
こちらも難しい組み合わせです。水は火を消すので、水の気を持つ人の名前が書かれた表札は、なかなかパワーを出せません。この場合、表札の素材は、火の気を助ける木製であることが必須です。
出すからには運気アップも狙いたい!
「出さない」ことがもっともNGとされ、アパートやマンションなどのあまり意味がなさそうに感じられてしまうような表札であっても「出さないよりはマシ」とされる風水における表札。
風水ならではの方角ごとに適した色や、素材の欠点を補うひと工夫をすれば運気アップにもつながります。
まだ表札を出していないなら、やってみる価値アリかも?
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