箱根には数多くの温泉が点在しています。
そしてそのどれもが個性的!
箱根に湧きだしている十七の温泉についての歴史や、項目ごとにランキングしたおすすめ温泉をチェックして、箱根の温泉をもっと楽しみましょう!
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Contents
箱根の温泉とは?
箱根の温泉は、奈良時代に発見されてから、現代まで日本の温泉の中心として発展を遂げてきました。
特に、箱根の温泉が世間に有名になったのは、有名な豊臣秀吉の小田原征伐がきっかけと言われています。
小田原征伐は長期滞在になり、しかも小田原城を遠巻きに囲むだけの日々が続いたため、武将たちの慰労のために箱根の温泉に入らせたことが知られるきっかけになったのです。
江戸時代になると五街道の第一、東海道の要衝に沿った温泉として繁栄し、当時は箱根七湯と言われていたようです。
明治以降は、箱根が関東に近い温泉地であり、交通の便もよかったことから、保養地、観光地として開発が進むようになりました。
1919年に、箱根登山鉄道が山頂まで達しています。
そして、第2次世界大戦後には、小田急電鉄が箱根湯本駅まで乗り入れるようになり、箱根は東京の奥座敷的な存在になっていったのです。
そして、開発が進むにつれて、箱根七湯は箱根十七湯へと拡大し、さらに現在では箱根二十湯と呼ばれるほどになっているのですよ。
箱根温泉の泉質は?
箱根の山は、約40万年前に噴火してから現在まで火山活動が継続しています。
何度もいくつもの火口から噴火したことにより、変化にとんだ火山地形が形成され、温泉の泉質もより多数に特徴のある泉質の温泉が湧き出しているのです。
肌に優しいと言われるアルカリ性の単純温泉から殺菌力が高いと言われ、皮膚炎などに効果がある酸性泉や硫黄泉など、さまざまな泉質が楽しめます。
箱根十七湯とは?
「箱根十七湯」をご存知ですか?
箱根に湧いている十七の温泉のことをまとめてそう呼んでいるのです。
もともとは、古くから親しまれてきた湯本・塔ノ沢・宮ノ下・堂ヶ島・芦ノ湯・底倉・姥子あるいは木賀を「箱根七湯」と呼んでいました。
やがて、観光地として箱根が発展し、温泉も新たに開発されて、明治以後には大平台、小涌谷、二ノ平、強羅、宮城野、仙石原、湯ノ花沢、芦ノ湖、蛸川をプラスして「箱根十七湯」となりました。
近年、「箱根十七湯」に早雲山・大涌谷・湖尻をさらに加えて「箱根二十湯」とすることもあります。
どんどん進化する温泉って感じがしますね!
日帰りでいける箱根の温泉とは?
箱根の温泉でも、東京などから日帰りで行くことの出来る温泉が人気になっています。
日帰りとなるとやはり玄関口になる小田急線の箱根湯本温泉になりますね。
ここには、日帰りを歓迎してくれる温泉旅館、ホテルがたくさんあります。
さすがに交通の便がよいだけに東京方面からのお客さんが大勢来られているのです。
特に週末には日帰りの方が多いようです。
ゆっくりお湯に浸かれて、身も心もリフレッシュしてから翌週の仕事、出勤に向けてエネルギーを充電される方々が多いのでしょう。
東京の新宿から湯元温泉までは、特急ロマンスカーで、乗車賃890円、特急料金1,190円と以外に安く行けます。
ロマンスカーで1時間半で新宿から箱根湯本まで行くことが出来ます。
昼前に温泉旅館に入って、温泉に浸かって半日ゆったりするのもいいですよ。
箱根十七湯の湧出量ランキング!
箱根十七湯のうち、もっともたくさん湧きだしている湧出量ランキング第一位の温泉は、湯本温泉です!
日帰りでもいける湯本温泉は、箱根の玄関口。多くの温泉旅館が立ち並び、一大観光地・箱根の顔です。
老舗の宿、伝統の宿が多いのも特徴。賑やかな温泉街や、古くからある有名旅館が好みなら、湯本温泉がおすすめです。
箱根湯本温泉の魅力と起源は?
箱根の湯本温泉には40軒以上の温泉宿があり、日帰りの方から長逗留の方までさまざまの方が利用されています。
箱根湯本温泉の最初は、奈良時代までさかのぼります。
奈良時代の聖武天皇の時代に疫病(疱瘡)が広まり、その際に浄定坊というお坊さんが関東に派遣されて、お祓いをしたところ疫病は治まったと言われています。
その浄定坊が天平10年に、疫病平癒に感謝して湯本で十一面観音を刻んで拝んだところ、湯本の山が裂けて温泉が湧き出したと言い伝えられてます。
それがこの湯本温泉なのです。
東京から一時間半と車でも電車でも非常にアクセスに優れた人気温泉地であり、当然日帰りの方も多く、それに応じて日帰り温泉施設も多く存在しています。
また、駅前には土産物どころが軒を並べていますので、箱根の名産をお土産に買って帰ることも出来ます。
重要文化財級の古い建物の老舗旅館や純和風の温泉旅館、大規模なリゾートホテルなども点在しており、何度でも行きたくなる温泉地です。
もちろん、湯量は箱根一を誇るだけに普段の疲れを一気に洗い流せますよ。
箱根十七湯の湯温ランキング!
個性豊かな「箱根十七湯」。
泉質も湯温も実にさまざまです。
もっともお湯の温度が高い「箱根十七湯」の湯温ランキング第一位は、小涌谷温泉と宮ノ下温泉の96℃。
小涌谷温泉が40℃~96℃、宮ノ下温泉が24℃~96℃ということで、平均的に最も湯温が高いのは小涌谷温泉と言うことになります。
あつーい温泉が好きなら、小涌谷温泉か宮ノ下温泉がおすすめ。
小涌谷温泉の温泉の効果は?
湯温の高いことで有名な小涌谷温泉と宮ノ下温泉は、近い距離にあり、さまざまな温泉宿が控えています。
小涌谷温泉は高い温度の温泉で有名ですが、泉質は純食塩泉です。
その効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛から切り傷、火傷などにも良く効きます。
また、慢性の皮膚病や虚弱体質、疲労回復、健康増にも効果があり、それらのために来られる方も多いようです。
一方の宮ノ下温泉も湯温の高いことで有名ですが、こちらは純弱食塩泉です。
効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛などから広く疲労回復、健康増進など、小涌谷温泉とほぼ同じになっています。
箱根十七湯の新旧ランキング!
箱根十七湯のうち、もっとも新しい温泉ともっとも旧い温泉はどこなんでしょうか。
もっとも新しい温泉ランキング第一位は、昭和62年に芦ノ湖畔に噴出した蛸川温泉。
平成5年に「箱根十七湯」の17番目の温泉に加えられました。
プリンスリゾート敷地内に源泉があります。
もっとも旧い温泉ランキング第一位は、湯本温泉。
なんと奈良時代には発見されていたそうです。
どちらの温泉も日帰り対応のホテルがあるので、新旧それぞれ湯巡りをしてみるのもおすすめです。
湯本温泉は既にご紹介していますので、蛸川温泉のご紹介をしましょう。
蛸川温泉の温泉の効果は?
箱根十七湯で一番新しい温泉である蛸川温泉は、駒ケ岳の西麓に位置した温泉です。
泉質は、カルシウムー硫酸塩の単純温泉で、湯温は42~64゜Cです。
効能としては、動脈硬化症、切り傷、火傷、慢性皮膚病などによいとされています。
当初は元箱根温泉と言われていましたが、1993年から蛸川温泉として箱根温泉の一つとして仲間入りをしています。
温泉そのものは第2次世界大戦前から開発されていましたが、実用化できず幻の温泉と言われていました。
しかし、戦後、駒ケ岳ロープウェー北側に温泉が噴出したのです。
標高は725~900mのところにあり、現在では、駒ケ岳を背景として、芦ノ湖畔の箱根神社から九頭龍神社近くまでに広がっている一大リゾート地になっています。
冬には「雪・そり広場」で行き遊びなどで楽しむことも出来ます。
お子さん連れ、カップルで楽しむ姿も多いです。
「箱根十七湯」の標高ランキング!
山の上にある箱根。
箱根十七湯の中でも、もっとも高いところにある標高ランキング第一位の温泉は、標高950mの湯ノ花沢温泉。
駒ヶ岳への道沿いにある温泉です。
湯の花たっぷりの濁り湯で、かつては湯の花の採取が盛んだったと言います。
標高が高いだけに景色も良く、明治時代に相模湾を見渡す露天風呂が作られたのが、温泉としてのはじまり。
現在でも、天気の良い日にははるか房総半島までをも眼下におさめることができるそうです。
空を近くに感じたいなら、おすすめは湯ノ花沢温泉です。
箱根の観光スポットランキング!
箱根は、古くから交通の要衝として栄えてきただけに、観光名所もたくさんありますね。
じゃらんによるおすすめスポットランキングの1位は、箱根神社になっています。
箱根神社は、奈良時代に万巻上人によって創建されており、かっては箱根三所権現と呼ばれ、山岳信仰の霊場として多くの人々の信仰を集めていた神社です。
鎌倉時代には、初代将軍源頼朝をはじめとする鎌倉幕府の高官などから尊敬を集め、その名は広く知られるようになっていきました。
国の重文に指定されている木造万巻上人坐像を始めとして多くの社宝が残されています。
800年以上になる杉並木が続いている参道には、厳かな雰囲気が漂っていて、背筋がピンと伸びる思いになるので不思議です。
交通安全、心願成就、開運厄除けなどの神様で、現在も多くの方が参拝されています。
その他のおすすめスポットランキングは次のようになっており、さまざまなスポットで観光が出来、温泉とともに心身を癒してくれる箱根です。
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- 彫刻の森美術館
- 箱根ガラスの森
- 芦ノ湖
- 箱根ロープウェー
- 星の王子様ミュージアム箱根サン=テグュペリ
- 箱根海賊船
- ポーラ美術館
箱根の温泉の奥深さ
「箱根十七湯」、実にバラエティー豊かな温泉ですよね。
歴史ある温泉地・箱根の奥深さを改めて感じることと思います。
ランキングを参考に、自分にあった「箱根十七湯」を見つけてみてくださいね。
箱根の温泉の口コミ情報
じゃらんの箱根温泉の人気旅館ランキングの口コミ情報を見てみましょう。
第1位 箱根湯本温泉 ホテル南風荘
噂どおりスタッフの方の対応が素晴らしく、お料理も美味しかったです。
季節の変わり目でお品書きと内容が異なり何かわからないのが所々あったこと、食後のデザートに飲み物がつかないこと以外大満足な食事でした!
お部屋の温泉も十分な広さがあって、温度調節が出来たので、赤ちゃんも入ることができました!
ロビーの雰囲気は年季があって少し心配しましたが、お部屋、お食事処は綺麗でした。食事処も家族3人には広すぎるぐらいの個室で人目を気にすることなくゆったり食べることができました!引用元: じゃらん
第2位 箱根強羅温泉 季の湯 雪月花
さすが細かいところに気が利いている宿です。
また、特別な日に利用するもの間違いないでしょう。
もちろん温泉、料理、設えなど満足できました。
是非また利用しようと思います。引用元: じゃらん
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※ 【箱根】おすすめ食べ歩きグルメスポットで美味しいものが食べた~い。
まとめ
さすがに東京の奥座敷の箱根温泉です。
かっては、関東に入る関所のあった箱根ですが、温泉地として確たる地位を築いてきただけのことがあります。
懐が深いとは言え、ランキングにはやはり入り口になる湯本温泉はあちこちに現れます。
忙しく、ストレスの多い毎日ですが、ゆったりと温泉で癒して見るのもいいですよ。