前回の記事(その他大勢に分類されるようなメールはダメだよ)で友人A(男子)と会話していたら、それに参加してきた友人J(今度は女子)が「こういう時はどうですか?」という、個別の事案を提示してきました(笑)
なぜかみんなのメール職人になってしまった管理人です。
そこで、せっかくですので、管理人がJに提案してあげた具体的なメール事例を今回の記事に載せておきたいと思います。
SNSだってメールだって基本は同じです。
ダイレクトに重機でがーっとせめてしまうと相手は引いてしまいます。
そうではなくて、川の水が岸辺を徐々に削っていくように、雨だれが徐々に地面を掘っていくように、相手の心のカベを侵食していきましょう。
それでは具体例をいきます。
Case1:風邪をひいて寝込んだらしい相手にメールをする時
Jが気になる男子にすでに出してしまったメールは、「水分をとって温かくして寝てくださいね。」だそうです。
なんか普通で無難な気がしますが、距離を縮めたいのであればぜんぜんダメです。その他大勢に分類されそうです。だってこれではお母さんですから(笑)。
さらに、お母さんとは恋愛しませんので、恋愛対象からは外されてしまいます。
こういうのどうでしょうか?
「笑うと免疫力がアップするらしいですよ。
寝るのに飽きた時にでもどうぞ。(面白い動画のURLを貼る)」
もちろん、動画の内容は吟味してください。
相手は寝込んでいるとは言え、合間には暇だったりするわけです。その暇つぶしに面白いものを紹介してもらうと気が利いてるなと思います。ましてやその内容がセンスよかったりすると、「面白いコだな」となります。
日頃真面目な話しかしてない場合に、実は面白いセンスのいい人だったりすると意外性があっていいですね。
また、大事なのはメールを出す本人の個人的な好みをさりげなく伝えることです。
「私はこういう動画とか話題が好き」と相手にレコメンドするということは、あなたの内面を相手に見せていることになります。知ってもらっていることになるのです。
人は相手の内面に触れたりすると、親近感がわきやすいです。
ですので、さりげなく、でも積極的に「自分ってこいう人」と分かってもらう内容を盛り込むといいと思います。
Case2:趣味のスポーツで試合があるらしい相手にメールする時
Jが気になる男子に出そうとしていたメールは、「試合頑張ってね、応援してます。」だそうです。
はい、その他大勢行きですね(笑)
なぜかというと、自分もそうだと思うのですが、無難な内容と言うのは印象に残りません。
それに、Jの個性とか趣味とか、そういうものが全く見えてきません。これでは印象が薄いです。
こういうのどうでしょうか?
「スポーツに熱中してる男の人っていいなって思う。試合頑張ってね。」
誤解を招くメールです。
これって、「一般論としてスポーツに熱中してる男性っていいよね」とも読めるし、「スポーツに熱中しているアナタっていいな」とも読めるし、意味深ですね。
こういう風に、「あれ?もしかして・・・」と思えるようなメールもいいです。誤解させてしまうようなメールは、かなり効きめがあるかと思います。
誤解なので、はっきり言っているわけでもないし、もしも相手との関係がその後伸びなかったとしても、誰も傷つきません。だって別に告白したわけでもないですから。相手が勝手にメールの内容を勘違いしただけです。
だから使える時にはバンバン使った方がいいテクニックです。
もちろん、だれかれ構わずこういうメールをすると、後々めんどくさいことになりますので、気を付けましょう。
Case3:みんなで飲み会をした後日に気になった相手に連絡をする時のメール
顔と名前は知っていたけど、飲み会で話してちょっといいな、と思った相手だそうです。
まさにこれから距離感を縮める相手ですね。
Jのメール案としては「あんまりお話したことなかったけど、この間は楽しかったです。またみんなで飲みましょうね。」だそうです。
まったく学んでません(苦笑)。これではその他大勢です。
ましてや、ちょっと目を引くタイプの相手なら、男性だろうと女性だろうと、この程度のメールはもらい慣れていますので、もらっても「ハイハイ」と言う感じかもしれません。
そこで、こんなのはどうでしょうか?
「先日は楽しかったですね。今まであんまりお話したことなかったですけど、実は○○に詳しいって分かってうれしいです!その話題できる人も少なかったので、今度また飲み会がある時に○○の話しましょう。」
または
「この間は面白かったです。○○さんって実はXX好きだったって知って意外でした。私はXXあまり詳しくなかったんで、次の飲み会ではXXについてもっと教えてもらいたいです。」
相手とアナタが交わした会話の内容を具体的に盛り込んで共有点をもちましょう。
「何の話が面白かった」とか、「何の話題が印象に残った」とかを入れて、「だからアナタと話して面白かった」というのがいいんです。
単に「楽しかったです」と言われても、「何が?」とか「社交辞令っぽい」と思われて終わりです。そうではなくて、具体的にすることによって、定型文メールじゃないと伝わります。
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それに、相手が語ったことについて印象に残っているということは、同じことに興味をもてるということであって、もしかしたら気が合うかもしれないと思えます。
こうして、メールをもらった相手は、笑いのツボとか、好きなスポーツとか、映画、音楽など何でもいいのですが、アナタとの共有点を持つことになり、結果として親近感が増します。
もちろん、相手がたいして好きでもないのにお付き合いで話した内容じゃだめですよ。
そこは会話の中できちんと見極めておいてください。
その他大勢に分類されないための三箇条
どうでしょうか?少し役に立ちそうな内容がありましたか?
基本は他のシチュエーションでも同じです。
「自分を知ってもらう」、「誤解させる」、「相手との共有点を盛り込む」この3つを使い分けると、結構いいメールになると思います。
ぜひ意識してみてください。