暦の上での季節はすでに夏。

2017年の東京でははやくも5月に真夏日(最高気温30℃以上)がありました。ちなみに、最高気温25℃以上で夏日、35℃以上で猛暑日となり、反対に0℃未満を真冬日と呼ばれています。

季節の変わり目と呼ばれるこの時期は、これまで冬場の低気温に慣れていた身体が、今度は真夏の高気温に耐えようと切り替えをする時期でもあります。それがストレスとなって免疫を下げるためか、この時期に風邪をひいたり体調を崩したりする人が多いようです。

さらに季節が進んで本格的な真夏の季節に突入すると、連日猛暑日が続くようになりますよね。こうなると、いかに高気温むけに調整されていた身体にも、さすがに負担が大きくなってダメージを受けてしまいます。

昔から、病気を患っていると冬の酷寒や夏の酷暑は一つの峠でした。今でも変わりはありません。病に侵され、体力が低下した人間にとって、ひと夏を越すというのはそれほど消耗が激しいものです。もちろん、これは健康な人間であっても同じことで、命の危機ほどにはいかなくても確実にダメージは受けています。

その一つの現れ方として「夏の冷え性」というものがあります。

夏なのに冷え性?と思われるかもしれませんが、これは夏場の高気温が身体に深刻なダメージを与えていることを物語るものなんです。

今回は、そんな「夏の冷え性」について、原因と「夏バテ」との関係や対策についてまとめてみました。

この夏を快適に乗り越えるためにも、ぜひ目を通してみてください!

「夏の冷え性」の原因と「夏バテ」との関係


そもそも、なぜ熱い夏に「冷え症」になるのでしょうか。

状況を正確に把握するために、真夏の猛暑日をイメージしてみてください。1日をどんな風に過ごしているでしょうか。

うだるような暑さの日中、勤務先のオフィスや職場、あるいは街中、自宅ありとあらゆる屋内では冷房がきいていることでしょう。

熱中症予防に、とばかりに水分もたくさん採りますね。それも冷たい飲み物が多いのではないでしょうか。街中にいるのであれば、スターバックスのフラペチーノ、マクドナルドのマックシェイク、ゴディバのショコリキサーなど甘く冷たいドリンクがひときわ魅力的に見える季節です。昔ながらのかき氷やアイスの販売もうなぎ上りになります。「氷」の旗も夏の風物詩ですよね。

食事はどうでしょう。猛暑の1日を過ごした体は疲れきっていて食欲不振、なんてことも起こりがちです。そうなると、比較的手軽に作れて食べやすい蕎麦やうどん、素麺それも冷たい麺類が食卓にのぼる機会も増えてきますよね。

入浴も同じく、疲れた体で湯船に浸るのも物憂くなっています。シャワーで済ませればいいか…。なんてこともこの季節にはあるある、でしょう。

そして熱帯夜。

寝るときもまた、エアコンを使ってどうにか床に就くということになります。

こうして1日を振り返ると、いろんなところが見えてくると思います。

1つには、身体が冷える一方であること。

2つには、身体を温めるということがほとんどないこと。

確かに夏は暑いのですが、それ以上に、身体は冷やされ続けているのです。極度に冷やされた体は、外気の温度差がますます苦痛に感じるようになります。そしてまた冷やす…。

この繰り返しが、暑い夏にも関わらず「冷え性」になってしまう温床だといえます。

「冷え性」になった身体は、さまざまな機能障害を起こしています。自律神経や免疫機能のはたらきの低下によって睡眠による体力回復が妨げられ、夏風邪をひきやすくもなります。この状態が「夏バテ」です。「冷え性」と「夏バテ」の関係は、車の両輪のような関係だということがお分かりいただけるかと思います。

対策


「冷え性」と「夏バテ」の負のスパイラルに陥ると、夏というシーズン全般を不調なまま過ごすことにもなりかねません。そうならないために、どんな対策が取れるでしょうか。以下でいっしょに考えてみましょう。

エアコン(冷房)

自宅であればともかく、職場や学校など公の場の空調は調整できないことが多いです。とりあえず自宅(自室)の冷房だけでも温度は上げておくべきです。できれば26℃に近づけたいところですが、熱中症も怖いのではじめは24℃より下げないようにしましょう。

公共交通機関の中でも電車には「弱冷房車」というものがあります。乗る車両を選ぶ余裕があるのなら、こちらに乗りましょう。

買い物で立ち寄るお店などは、外から来店した客が心地よく感じるように冷房が低めに設定されていることが多いです。手短に用件を済ませるか、冷房対策に羽織るものを持ち歩くようにしましょう。

飲み物


冷たい飲み物を飲む場合は、少し常温で温度を上げてから飲む方がよいでしょう。できれば常温~やや温かいくらいの温度で飲みたいところです。また、お茶の中でも紅茶やウーロン茶が負担も少なく良いとされています。特に紅茶であれば生姜(ジンジャー)を混ぜてもよいですね。

食べ物


身体を冷やす効果のある果物や夏野菜は控えめに。身体を温める効果のある食品を多くとりましょう。栄養素でいうとたんぱく質です。肉や魚が代表ですが、脂質を気にするなら豆類という代替手段があります。その他、根菜類、イモ類、ニラ、前述の生姜、さらに冬至に食べる習慣があるカボチャにも効果があります。
といっても、食材を並べただけだと今ひとつイメージができないですよね。何食べたらいいの?っていう。
カボチャは砂糖としょう油で甘辛く炊いたものが定番かもしれませんが、カボチャコロッケにしてもいいかもしれません。根菜と豆を組み合わせれば、具沢山のスープとか筑前煮などができそうです。ニラと生姜をひき肉と混ぜて餃子もいいですね。
長続きさせるポイントは、無理せずに食欲や体調に合わせてバランスよく食べることでしょう。

・入浴


シャワーで済ませたい気持ちも分りますが、やはり湯船には浸かるべきです。といって肩までどっぷり浸る必要はありません。半身浴程度でもシャワーだけに比べたら全然違います。もしそれも無理そうなら、洗面器に温かいお湯をいれて足湯の要領で両足を温めましょう。足が温まると、夜、床に就いたときの寝入りも良くなるはずです。

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まとめ

最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。
今回は「夏の冷え性」について、その原因と「夏バテ」との関係や対策についてまとめました。

夏と言えば、1年でもっとも開放的な気分に浸れる季節です。海に山にとアクティブに楽しめるこの季節を体調不良で過ごすなんてもったいない!ほんの少し、気を配るだけで身体は驚くほど快適に夏を乗り越えてゆけるはずです。

2017年の夏を楽しい夏にするために、ぜひ、参考にしてみてくださいね!


 

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