観葉植物は室内に緑を増やし、リラックス効果の癒しの空間を作ってくれるだけでなく、おしゃれなインテリアアイテムとして置いている方も結構いるかと思います。そんな観葉植物が実は運気をあげるためにも活躍するということをご存じでしたか?
今回は観葉植物を風水で考えたときに、何をどこに置けばいいのか、また玄関にとって観葉植物はどのような効果があるのかをご紹介していきます。
また、他にも、自宅の玄関で出来る風水に関する記事はいろいろあります。
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Contents
観葉植物はどのように使い分ける?
風水おける観葉植物の役割
風水は、古代中国が発祥の「万物にはよい気と悪い気がある」という考え方のことです。主にお家の中に置くものと、位置、向きなどによって運気が決まり、観葉植物も運気を持った風水アイテムの1つと考えられています。
観葉植物には、「葉っぱの形」と「生える向き」によって、持ち合わせる「気」が分類され、適材適所に置いて育てることで運気が高まるとされています。
観葉植物の効果の違い
観葉植物は葉の形と生える向きにより気が分類されると前述しましたが、一体どのように違いがあるのでしょうか?
細く尖った葉:鋭い気を発生させ、ベッドや椅子など人がよく居る場所の近くに置くのは避ける
丸い葉:穏やかで気を落ち着かせるので人のそばに置くとリラックス効果もある
葉が上向き:この傾向を持つ植物は「陽」の性質で、活発な気を発生させる
葉が下向き:この傾向を持つ植物は「陰」の性質、気を優しく静める効果がある
観葉植物は「陽」の気を発して運気を上げる力や、「陰」の気を発して悪い気を沈める力があるとされています。例えば、枕元には睡眠を促す「陰」の性質の植物がよいとされており、置く場所によって選ぶ必要があります。
観葉植物を置くのにおすすめの場所と置く植物
玄関
風水における玄関は「気を迎える場所」「幸運の気が入ってくる場所」とされています。そのため、背丈が高く、悪い気の侵入を防いでくれる観葉植物を置くのが理想です。細く尖った葉の観葉植物や「陽」の気を持つ観葉植物を探しましょう。ただ、日光が当たりにくい場所でもあるので、日陰になる場合は定期的に日光を浴びさせるのが枯らさないコツです。
玄関に置くおすすめの観葉植物は後程ほど詳しくご紹介します。
リビング
リビングは「家庭運に影響を与える場所」とされています。リビングは風水でよい気を乱す性質のある家電製品を多く置いてしまい、悪い気が充満しがちになってしまいます。丸い葉や「陰」の観葉植物がおすすめで、背丈約1.5~2mの大型1鉢か、広さに合わせて小型~中型の観葉植物を3鉢ほど用意することで良い気を送り込めるようになります。
キッチン
キッチンは、コンロなどの火の気と水回りの水の気を持っている場所です。風水における「火」と「水」の気に対抗できるのは、「木」の気です。つまりは、観葉植物を置くことで強い気を中和することができます。キッチンに置く観葉植物は、「陽」の気をもった種類をえらびましょう。
トイレ・浴室
トイレや浴室は悪い気が溜まりやすい場所とされています。特に水の気が溜まりやすく、悪い気が集まってしまうと金運や健康運に悪い影響がでやすいです。気を落ち着かせてくれる役割のある、丸い葉の観葉植物を置くことで緩和することができます。
寝室
寝室は就寝中に「運気を取り込み貯め込む場所」と考えられ、全体運や仕事運を上げる玄関の次に重要な場所とされています。ただし「陽」の気を持った観葉植物では気持ちが鎮まらず眠れなくなるので、リラックス効果のある「陰」の気を持った植物や丸い葉の観葉植物を置くのがよいとされています。
ベランダ
ベランダは、玄関の次に運気の出入りが多い場所です。そのため風水では重要度の高い場所の1つであり、こちらも不要なものは置かず、清潔に保つようにしておくことが大事です。また、風水では枯れた植物を放置しておくことはよくありませんが、室内に比べると観葉植物が枯れたことに気づきにくいため定期的に確認をして枯らさないようにしましょう。
この他、観葉植物で運気をアップさせたいと思った時に気をつけたいのが「鉢」です。
プラスチックの鉢のままだと自然のパワーを発揮できないので陶器などプラスチック以外の素材の鉢に移し替えるようにしましょう。
玄関に置きたい観葉植物とその効果
先ほど玄関に観葉植物を置くのがいいとお話しをしましたが、置く植物により上がる運気が異なります。また、玄関のような日のあまり差し込まない空間であっても育てることのできる植物を厳選しました。
仕事運アップを願うなら [パキラ]
のびのびと葉を広げる姿が美しく、風水では下向きに尖った葉の生え方は強い気を放ち、悪い気を静めるとして玄関やリビングなどの気の流れが活発な場所に置くと、家の中の悪い気を吸収してくれると言われている観葉植物です。
パキラは古くから「財」をもたらす「発財樹」として重宝されてきました。また、パキラの持つ旺盛な生命力が、気の流れをプラスの方向へ働かせるため「仕事運」を上昇させる風水アイテムとしても知られています。
パキラの育て方のポイント
日陰でもよく育ちますが、定期的に日光に当てることで更に葉色がよくなります。あとは土の表面が乾いたら水やりをするだけと管理が簡単で、初心者でも安心して育てられます。
パキラを玄関に置く場合には、風通しと日当たりが良いのが理想的ですが、もし暗い玄関の場合は、日中には明るい場所に移動させるなどして活き活きとした状態をキープできるように工夫する必要があります。
「水の与えすぎ」と「5℃以下の環境」を避ければ長く楽しむ事のできる観葉植物です。
やっぱり健康第一 [アロエ]
日光や水などにあまり左右されることなく育つアロエ。アロエは昔、その果肉を傷口に塗って傷を癒していたということもあり、「凶を転じて健康を増進させる」という意味のある健康運がアップする観葉植物としておすすめです。
また、トゲのあるアロエには魔除け・厄除けのパワーがあると言われていて家の悪い気を静めると言われているので積極的に玄関に置きたい観葉植物なのですが、玄関がどの方角あるのかによって効果が変わってきてしまいます。
玄関が北東か南西の場合にはアロエを置く事をオススメできますが、東か南東の位置に玄関がある場合はポジティブな気まで吸い取ってしまうと言われているので注意が必要です。
アロエの育て方のポイント
良く日の当たる環境を好み、日当たりの良い環境で育てた方が株はしっかり育ってきます。
水やりは土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。アロエは乾燥に強いので冬場はほとんど水やりをしなくても平気です。
金運アップを狙うなら[モンステラ]
ハワイ語で「湧き出る水」という意味のモンステラはうちわのように大きな葉っぱへ入る深い切れ込みがジャングルをイメージさせる観葉植物です。
ハワイではモンステラは神聖な植物とされ、魔除けの効果があり幸運や希望のシンボルとしても親しまれハワイアンキルトの定番のデザインにもなっています。
風水では金運アップの効果の他にも、丸い葉の形から人間関係を円満にする力があると言われています。風水において、観葉植物は特に葉が大きいほど邪気を払う効果があると言われているのでそうした意味でもモンステラは玄関に置くのに最適な観葉植物と言えそうです。
モンステラの育て方のポイント
とても丈夫で生長速度が速く、一年中室内で楽しめます。小さな鉢であれば100均でも売られているため、手軽に手に入れることができます。
高温多湿を好みますが、水はけの悪い土に植えていると根腐れを起こしてしまう場合があります。また、寒さには弱いので5℃以下になるような場所には置かないようにしましょう。
水やりのポイントは春から秋にかけては土の表面が乾いたらたっぷりと、冬場は土が乾いて2,3日経ってからあげるようにしてください。
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恋愛運をアップさせたい[ポトス]
ポトスは鮮やかな緑色の葉っぱ特徴でツルをどんどん伸ばして成長する観葉植物です。
ハートの形をした葉っぱから恋愛運のアップに効果的と言われている他、気分が沈みがちの人には元気を与えてくれる植物と言われています。
ただ、ポトスはとてもエネルギーが強い観葉植物のため、元気な方からはエネルギーを奪うと言われているので扱う場合には注意が必要です。
ポトスの育て方のポイント
水やりをする場合は土が乾燥してからたっぷりとあげるようにしましょう。支柱を立てている場合には支柱にも水をかけるようにしてください。
冬場は水の吸収が悪いので乾いてから数日おいてから水をあげるようにしてください。
葉っぱが乾燥するのを防ぐために夏と冬には葉っぱに霧吹きで直接水分を与えるようにするのも元気に育てるためのポイントです。
ひらめきやアイデアが湧いてくるかも?[アレカヤシ]
とがった葉の形で玄関にぴったりのアレカヤシ。頭の中をシャキッとさせる作用があり、ひらめきやアイデアが冴えると言われているため、仕事運をアップさせるのにおすすめの観葉植物です。黄緑色の葉が優雅で風が吹くと葉っぱのサラサラとした音が耳に心地よく、同時に南国気分も味わえるため、風水に関係なくインテリアグリーンとしても非常に人気です。
アレカヤシの育て方のポイント
半日陰でも丈夫に育ちますが、長期間日陰に置くと形が崩れてしまうため、時々日光に当てる工夫が必要です。また、水をよく吸う植物なので、毎日土の状態を確認して水を切らさないように管理する必要があります。
あふれるエネルギーで幸運を引き寄せる[ガジュマル]
成長するにつれて幹の途中から根っこを出してタコの足のようなユニークな形に育つことから「多幸(たこう)の木」と呼ばれているガジュマル。沖縄では昔から幸福を運んでくれるキジムナーという名の精霊が宿っているともいわれていて古くから親しまれています。
風水においてガジュマルはその生命力の強さから、幸運を呼び寄せたり金運をアップさせる力が他の観葉植物の中でも抜群と言われていて人気の高い植物です。
生命力が強く、他の木を絞め殺すかのように成長していく様から「ジャングルの殺し屋」という異名を持つほどエネルギーに満ち溢れている植物ですが、市販されているガジュマルは挿し木で増やしたものがほとんどなので、購入してからの大きさはほとんど変わりません。
お店で選ぶポイントとしては、根っこが幹のように持ち上がった形をしている事、葉っぱが密集している事を注目して選ぶと良いでしょう。
風水的にガジュマルを玄関に置く場合のポイントとしては玄関の方角が北から北東北の方角にあり、比較的日当たりの良い環境であるという事が大切になってきます。
ガジュマルの育て方のポイント
ガジュマルは温かい地域の植物なので一日中日陰の環境や5℃以下の寒い場所は苦手です。
水やりは春から夏にかけての暑い時期には土の表面が乾いたらたっぷりの水を与え、秋や冬場の寒い時期には土の表面が乾いてから2、3日してから水やりをするようにしてください。
また、葉っぱは害虫や乾燥を防ぐ為に一日一度は霧吹きをかけるようにすると長持ちします。
家庭円満を願うなら[オリヅルラン]
葉が下に垂れ下がるタイプの観葉植物は人間関係を良好にするパワーが強いと言われていてオリヅルランには家庭円満の他にも出会い運や恋愛運のアップも期待できるといわれている人気の観葉植物です。
白い班が入った葉は風水で鬼門と呼ばれる東北とも相性が良く、イヤな人間関係を遠ざけたい為に玄関に置くという方も多いようです。
尖った葉の形は邪気を払ってくれると言われ、古株を切って植え付けをすれば簡単に増やせることから「子孫繁栄」や「集う幸せ」という花言葉の意味を持ちます。
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オリヅルランの育て方のポイント
耐陰性なので室内でも平気ですが、できるだけ明るい場所に置くようにしてあげてください。
水やりのポイントは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、冬場は土が完全に乾いてから水を与えるようにしてください。
葉の色によって効果が違う [クロトン]
園芸用の種類だけでも100種類を超えるクロトンは、カラフルな色や模様から南国気分を演出してくれる観葉植物として人気です。
上に向かって伸びる様から風水学では「陽」の気とされ、気の出入りが多い玄関に置くことで人を元気にすると言われています。また、沖縄では幸運を引き寄せる縁起の良い観葉植物と言われ門前に飾られる事が多いことからまさに今回のテーマにぴったりの観葉植物と言えますね。
玄関の他にオススメなのが悪い気を持つ電化製品が多く置かれたリビングです。ただし、陽の気を持つためにくつろぎの空間には向いていないとされ、寝室に置くことはオススメできません。
クロトンは種類によって様々な色が楽しめるのが魅力の観葉植物です。
風水的に見ても葉の色によって色んな効果が期待でき、葉に黄色の班が入った種類であれば金運アップ、赤色の班が入った葉は勝運などと言われています。
クロトンの育て方のポイント
クロトンは日当たりの良い所を好み、たっぷりと日に当たることで鮮やかな葉の色を保ちます。
寒さには弱いので冬場は10℃以上の気温を保てる場所に置いてあげるのが理想です。暖房が効きすぎたり、急激な温度変化があると葉が落ちてしまう事があるので注意が必要です。
ハダニの発生や乾燥を防ぐためにも一年中葉っぱには霧吹きをかけてあげるようにしてください。
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まとめ
風水にいい観葉植物について見ていきましたがいかがでしょうか?観葉植物は玄関に限らず、家の様々なところに置いて効果を発揮できるお役立ちアイテムです。ちょっとした空間に緑を足して癒し効果もあるため、この機会にぜひ用意したいアイテムですね。
いくら風水的に良いからと取り入れても枯らしてしまっては意味がありません。観葉植物も大切な命なので育てる場合には置く環境、育て方などをあらかじめ調べてから買うようにしましょう。
他にも、自宅の玄関で出来る風水に関する記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?
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