大好きなタレントさんや声優さん、作家さんや漫画家さんに、応援しているというメッセージを伝えたくて書くのが「ファンレター」です。

どうせなら喜んで欲しいし、自分のことを知ってほしいですね!ひと工夫すると、もらった人の印象に残るファンレターになります。

ジャニーズ事務所宛にファンレターを出すのであれば、書き方をこちらの記事に詳しく紹介しています。ジャニーズはプレゼントはNGですよ。

>>思い切ってジャニーズのあのタレントさんにファンレターを書く!宛先やルールを確認しておこう

ファンレターの基本

返事は期待しない

返事がもらえれば嬉しいですが、返事は期待しないほうがよいですよ。タレントさんたちは、とても忙しいのです。それに、人気がある人には、たくさんの手紙が届けられるでしょう。そのひとつひとつに返事を書くことはできません。

また、出版社を経由して届けられる作家さんや漫画家さんの場合、出版社から何かの機会に、ついでに届けられることが多いので、ファンレターが出版社に届いてから手もとに届けられるまでタイムラグがあります。すぐ作家さんの手に渡るわけではありません。

返信用の封筒やハガキを同封すると、返事がもらえる確率が高くなるという人もいます。タレントさんの場合、事務所がライブやニューアルバムのお知らせを送ってくれるケースも見受けられます。

が、作家さんや漫画家さんは、返信用の封筒などが同封されたファンレターをもらうと、返信をセカされているようで、責任を感じて重荷になります。気の弱い人なら、執筆活動に悪い影響を与えることさえあるのです。

作家さんたちの負担になるようなことは、止めておきましょう。

でも、もしも返事が来たら、ラッキーですね。ファンを大切にしてくれる方なのでしょう。

返事のお礼は特に必要はありません。

ペンは何がいい?

手紙を書く筆記用具は、黒か青のインクの万年筆かボールペンが一般的です。黒のサインペンも、はっきりした線が書けますから、読みやすくて好まれます。水性のペンで封筒の文字を書くと、雨で濡れてにじんでしまうことがありますので、できれば宛先は油性ペンで書くようにしましょう。

読みやすさ」は大切です。

疲れたときの気分転換でファンレターを読むこともあるでしょう。細すぎるボールペンで書かれた、小さな文字のファンレターでは読む気が半減してしまいます。

鉛筆は、小学生でない限りは使わない方がいいでしょう。イラストに色鉛筆で色をつけるのならば大丈夫です。

ハガキ?便せんと封筒?

ハガキでも便せんと封筒でも、どちらでもいいのです。ハガキに書ける文章の長さは限られますから、長い文章を書きたいときや、可愛いカードを同封したいとき、大きな紙にイラストを描いたときなどは、封筒を使うしかありません。

封筒は他の人に中身を見られずに済むというメリットもありますが、ファンレターは事務所や出版社で開封して、中身を確かめて本人に渡されます。事務所や出版社が人気を知りたいのと、危険物などが入っていないかを確認するためです。

ですから、いずれにせよ他の人に読まれてしまいますから、ハガキで書ける長さの文章を書くのであれば、どちらでもいいのです。

封筒ならば、相手や自分のイメージに合った個性的な柄のレターセットを選べますから、印象に残る手紙になる可能性が高いですね。何回も送るのでしたら、いつも同じ柄のレターセットを使うようにすると、「このレターセットの手紙はよく来るなあ」と覚えてもらいやすくなります。

内容は、どんなことを書けばいい?

基本は「応援メッセージ」

「いつも楽しみにテレビを見ています」「CDを聞いています」「とっても、すてきな作品ですね」など、タレントさんや声優さん、作家さんたちを応援するメッセージを書きましょう。

人間なら、ふとしたときに自信を失いかけることだってあるでしょうから、素直な温かい応援のメッセージが一番嬉しいのです。しかも、ファンが応援している様子は事務所や出版社にも伝わりますから、今後の活動がより有利になります。

ファンレターで、作品などについてあれこれと批評するのは、よくありません。「あの作品のあの場面は、疑問に思います」「あの表現は、好きではありません」なんて言われても、困りますよね。ただし、小説などで、真面目に疑問に思うことならば、批判という意味でなければ尋ねてもいいでしょう。作家さんも、真剣に読んでくれているのだと感じてくれるでしょう。

単なる批判は止めておきましょう。タレントさんなら、「もう少し演技の練習をした方がいいですよ」って、言われなくてもそう思っているはず。「〇〇さんのことを、歌が下手だと言う人もいますが、私はそうは思いません」っていうのも、褒めていることになるのでしょうか。

ファンレターのNG集

× 読んで嫌な気分になる内容。他人を誹謗中傷するようなものなど。

× 自分のことばかりを書くこと。相手への思いを書きましょう。

× 会ってください、お返事ください、サインをくださいなどと要求すること。

× だらだらと長い手紙。便せん2枚もあれば十分気持は伝わります。

× 自分の電話番号などを書くこと。

書き出しはどうしよう

書き出しを含め、文章のテイストをどうするかは、相手によります。きちんとした作家さんやある程度年齢の高い人に出すのであれば、できるだけ丁寧な文章で、手紙のルールに沿って出すのがよいでしょう。

手紙のルールとは、次のようなものです。

お手紙を書く時のルール

頭語】…「拝啓」

時候の挨拶】…「花の便りに心華やぐ季節になりました」「木々の葉も鮮やかに色づいてきました」など

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相手の安否を尋ねる】…〇〇様にはますますお元気でご活躍のことと存じます

本文

結びの挨拶】…お体をお大事になさってください

結語】…敬具

手紙の文章には、句読点を打たないのが正式のルールです。ルールに厳しそうな相手に送る場合は、句読点なしの手紙を送る方がいいでしょうが、あまり気にしない人も多いです。

形式張った文章では相手の印象に残らないと思うなら、ある程度自由な書き方をしてもよいでしょう。若いタレントさんに出す場合や、ファンレターを書いている自分が若すぎる場合は、「拝啓」なんて言葉は似合いませんので、あっさりと「はじめまして、こんにちは。」で書き始めていいですよ。

「桜の花が綺麗です。〇〇さんの笑顔は春の光のように輝いています」
「冬の夜空は空気が澄みわたって、宇宙の広がりを感じさせます。〇〇さんの本は冬の夜空のようだと、私は思っています」

のように、季節にからめて相手への思いを伝える書き出しにすると、印象に残ります。でも、あまり凝りすぎず、自分らしく書けば良いのです。

では、次からはファンレターの例文見ていきましょう。


 

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