今回はゴールデンウィークに開催される
「浜松まつり」にスポットをあててリサーチしてみました!
東京から近いということもあり、日帰りも可能な観光イベントです。市民まつりではありますが、実は県外のかたでも参加できるんですよ。
今回は関東周辺の方がお出かけするのに便利な情報を交えてお届けしますよ。
Contents
浜松まつりとは?
まずは浜松まつり基本情報
起源 室町時代の引間城(現浜松城)の城主飯尾豊前守(飯尾連竜)の長男・義広の誕生を祝って、入野村の住人であった佐橋甚五郎が「義広」の名前を記した大凧を揚げたということが言われてきましたが、近年どうやらそれは創作だったと言われています。
この、端午の節句に凧揚をあげる風習は江戸時代からあり、その頃は長男の誕生を祝う意味があったようですが、近年は長男に限らず、子供の誕生を祝う意味合いとなっています。
都市祭り 日本全国で見られる祭りは、主に神社仏閣に縁したものが多いのですが、この浜松まつりはそうではありません。こうしたお祭りを「都市祭り」と呼ぶんだそう。
ちなみに、都市祭りの場合は「○○まつり」と記述するそうですよ。だから浜松まつりも「祭り」ではなく「まつり」なんですね。
開催日程 毎年5月の3・4・5日と決まっています。
参加者数 『月刊レジャー産業資料』によると、2016年は約174万人とあります。博多どんたく港まつりが約200万人、仙台七夕まつりが約228万人なので、関東のお祭りとしては大規模なもの。2016年は全国で9位の参加者数なんだそう。
参照:総合ランキング.net
昼と夜:それぞれの大きな見どころ
浜松まつりと言えば、昼の凧揚げ合戦と夜の御殿屋台の引き回しが大きな見どころです。
昼の凧揚げ合戦
打ち上げ花火とともに凧揚げスタート!
初凧 開催初日の3日には、子供の名前を入れた初凧(町名と子供の名前を書いてある)を揚げて子供の誕生を祝います。この時、進軍ラッパを吹き鳴らすそうで、浜松市民はラッパの音が鳴り響くと「浜松まつり始まったな~」と思うんだとか。
「初凧」一斉に空へ 浜松まつり開幕|静岡新聞アットエス https://t.co/84qhW69S6H
— (´ω`)モフリーヌ (@moffrine) 2016年5月3日
糸切り合戦 4・5日は大凧での「糸切り合戦」!参加する173町の大凧が天に舞い、互いに凧糸を絡ませ合って相手の糸を切るワザの応酬が見ものです。
この凧糸、公正を期するために浜松まつり凧揚げ保存会認可のものだけが使用されているということです。へー。
凧の大きさ 揚げる凧は普通のサイズじゃない。なんと、2帖から10帖までのビッグサイズ!中心となる大きさは4~6帖。4帖だと2.4メートル四方となるので、糸を引く人、支える人など役割を分担して10人ほどで揚げるのだそう!それは大きい。
初凧。#広沢ひ組#浜松まつりhttps://t.co/vIWeC0ZQhI https://t.co/b3GkOfXsds @hirosawa_info pic.twitter.com/j9BDeOyOr9
— 広沢町凧揚会ひ組 (@hirosawa_info) 2017年3月12日
凧を揚げることよりも、揚がった後の糸切り合戦に重きを置いているため他の地方で見られるような凧よりも重量サイズなんだとか。
ただし、昨今では伝統的な凧糸の切り合いの技が見られなくなっているとのことで、なんだか少し寂しい気持ちも。。。
とは言え、迫力満点なのは変わりありません。こんなサイズの凧が落ちてきたら、結構ワイルドですよね。
凧揚げ会場と時間
会場:中田島砂丘
時間:3・4日は10:00~15:00/5日は12:00~15:00
夜の御殿屋台の引き回し
浜松まつり 御殿屋台 pic.twitter.com/38b4jFZR4F
— 笑うふくろう (@sunafukin99) 2016年8月23日
お祭りと言えば、やっぱりこれがあると雰囲気盛り上がりますね!
凧揚げから帰る若衆を迎えるために、伝馬町や千歳町の芸者衆が底抜け屋台を造って練り歩いたのが始まりとも言われている。
引用:Wikipedia
お神輿よりも大きい感じの御殿屋台(ごてんやたい)。これには83町が参加し、「オイショ!オイショ!」の掛け声とともに豪華絢爛な屋台を担ぎながら町内を練り歩きます。
ぱっと見ただけで、豪華な上にかなり大きな屋台であることに気が付きます。
時間と場所
御殿屋台の練り周りは、市内を中心に行われます。
時間は毎日18:30~21:00。
中心地に行けばほぼ自動的に御殿屋台に遭遇することができます。「中心地ってどこに行けば手っ取り早いの?」と言う場合には、ザザシティ浜松近辺に行ってみましょう。
御殿屋台の価格 ハウ・マッチ!
ちょっと気になったので、御殿屋台のサイズと重量、製作費なんかを調べてみました( ;∀;)
こちらの屋台の場合だと、
高さ 4m98cm
全幅 3m63cm
全長 5m18cm
重量 2,130kg
で作成されたのは昭和34年。当時の価格で約300万円だそうです。
引用:浜松まつり 池組 五色会
昭和34年と言うと、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の舞台のころ。このころの大卒初任給の平均が1万1297円だそうなので、現在の大卒初任給が20万円ほどだと仮定すると、単純に比較して当時の約17.7倍の価値上昇とみなし、現在だったら5300万円ほどの計算に。家建っちゃうよ~(笑)。
彫刻も施されてますので、その辺の小屋を建てるよりもお金がかかるわけですね。
ちなみに、こちらのサイトでは屋台価格最高7100万円( ゚Д゚)です。材料費も高騰してますし、なにせ作ってくれる人が少ないんだろうと思います。
浜松市民じゃないけど参加できるの?
基本的には、浜松市内の各町に分かれた単位で参加するおまつりですが、町によってはその町外の方でも参加できる町があります。
基本的に、以下の3点については共通ルールです。
・ワッペンをつける(有料)
・町指定の法被を着る(他の町の法被はNG)
・夜の練に参加するには提灯を使うこと
各町ごとに参加の受付の有無や参加方法、ルールが異なりますので、必ず町に確認する必要があります。町によってはネット上に参加方法を記載している町もありますので、そちらよりご確認の上、最新情報を確認するようにしてください。
管理人がリサーチしたところ、新津連(新津町)と五色会(池町)がHPに参加方法を掲載していました。他にもあるかもしれません。
ちなみに、新津町の場合には、町外在住の大人が参加するとすると、以下のような参加費用になります。
ワッペン 5000円
新津連大人用法被 15000円
新津連練り提灯 4500円
——————————-
合計 20000円
ルールは守ろう
近年では、町外の参加者がふえたり、非正規の服装で参加する人もいることから、疑問視されています。というのも、ただ単に騒ぎたいだけだったり、練りに対して振舞われるただ酒狙いだったりという人がいるからです。昔からおまつりを大事にしてきた人たちにとってはあまりうれしい光景ではありませんよね。
もともとは地本の方のための、地本愛あふれるおまつりと考え、きちんとルールに従い、マナーを守った上で参加したいものです。
ガイドブックとかいろいろ教えてくれる場所って?
ガイドブック配布場所
2016年は以下の場所でガイドブックを配布していました。恐らく2017年も同じような場所でガイドブックが配布されるかと思います。(※現時点では公式HPはまだ更新されていませんが・・・)
・(公財)浜松観光コンベンションビューロー
・浜松市観光インフォメーションセンター
・浜松市役所産業部観光・シティプロモーション課
・浜松まつり会館
もしもお泊りのホテルなどが上記の場所に近ければあらかじめもらっておくとよいでしょう。また、浜松まつり会館は大凧揚げ会場そばなので、見に行くついでにもらっておいてもいいかもしれませんね。
浜松まつり組織委員会
なにか分からないことがあったら、まずはここで聞いてみましょう。
ザザシティ浜松中央館5F
Tel:053-458-0011
東京からのアクセス方法
電車だと、東京駅から浜松駅までは新幹線ひかりで約1時間半、こだまでも約2時間。車でも約3時間半なので、遠くない距離です。
凧揚げ会場へのアクセス
中田島砂丘には駐車場がありません。また、当日は交通規制のため国道1号線より南は通行できず、会場まで車で向かうことはできません。そこで、浜松駅または飯田公園からシャトルバス(有料)が運行されています。
会場までの片道料金:大人280円、子供140円
飯田公園は、会場から1キロちょっと離れた場所にある収容可能台数1200台の無料駐車場です。そこから会場まではシャトルバスでもいいですし、歩こうと思えば歩けます。
御殿屋台引き回し会場の市街地へのアクセス
浜松祭り期間中は、交通規制や渋滞が発生します。浜松駅周辺の有料駐車場も混雑し、長時間またなければ入庫できない可能性が高いです。そのため、公共交通機関を使った方がおすすめ。
どうしても車で向かう場合には、JR浜松駅から少し離れた駅周辺の駐車場へ入庫し、電車で浜松駅へ向かう方が得策です。
お泊りの際にも、浜松駅周辺のホテルは避けた方が無難です。
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泊まった翌日に立ち寄りたい観光スポットと食べ所
たっぷりと浜松まつりを堪能したら、当日は宿泊したいですよね。翌日朝チェックアウトしてまだ元気があれば、立ち寄ってみたい観光スポットをご紹介します。
アクトタワー展望回廊
ホテルオークラアクトシティホールからの展望が楽しめます。参照
浜松地ビール工場マインシュロス
地ビール、ランチなどが楽しめるビアホール。参照
楽器博物館
浜松と言えば、楽器メーカーもありますね。参照
うなぎ割烹中川屋
市街地のアクト通り沿いにあるので行きやすいかと思い選出。老舗です。参照
まとめ
いかがでしたでしょうか?
市民じゃなくても参加できるって驚きました。
それに、豪華な御殿屋台は日本各地で見られる山車に比べて豪華絢爛!いちど見てみる価値はありますね。
最後に、お土産を買うなら、もちろんうなぎパイ!
ですね(^-^)