筆者の住む街は田舎なので、お墓はそのお宅の顔っぽい所があります。

親戚のお墓がすぐそばにあったり、お墓参りに行く時は何件か回るのが当たり前です。ご先祖様が眠ってらっしゃるのだから、キレイにしておくのは当然の事だとは思います。さらに親戚や近所の方などがお墓参りをして下さる場合があるのでぜひキレイにしておきたいものですよね。

さて今回はお墓の掃除にまつわる色々を書いて行きたいと思います。

お墓のお掃除の時期

お墓のお掃除はいつやるの?年に何回?

ちょっと話は脱線してしまいますが、世間で正式にお墓参り時期と認知されている時期は

  • 月命日(年11回)亡くなった日にちと同じ日にち
  • 祥月命日(年1回)亡くなった月の亡くなった日
  • お彼岸(春、秋)
  • お盆
  • 正月(年末年始)

この16回になります。

一般的なのは年一回の祥月命日、お彼岸、お盆と年に4回くらいかと思いますが実は16回。これ、意外と多いと感じてしまう方もいらっしゃると思います。

調べてみると色々な説もあり、「月命日などにこだわらずに気になった時などにいつでも行っていい」とおっしゃっている人もいますね。気になった時が呼ばれた時なんて話をされた事もあります。

お墓参り16回!?なんてびっくりもしたんですけど、正直、自分のご先祖様の亡くなった日にちの月命日に毎月行くとなると…そのお墓に何人入っているかわかりませんが、一か月で考えたとしても月に何日もお墓に行かなければならなくなります。面倒というわけではありませんが、お仕事や子供の用事などが入ってこればまたそれも大変な負担になる事でしょう。

筆者のお家はとても田舎にあります。なので、自宅の敷地?や裏の山などにお墓がある場合があります。まぁ、そこだったら月命日に行っていたのかな~なんて感じたり…

じゃあいったいいつ掃除したらいいの?

さて、話がそれてしまいましたのでもとに戻します(笑)

それで、1人のご先祖様が眠っていても16回もお墓に顔を出すと言うのが本当なのだとしたら、申し訳ないけどなかなか難しいですね。。。ゴメンナサイ。

でも最初にも書きましたが、お墓は顔になる事が多いのです。だから、せめてみなさんが一般的にいらしてくれるかも知れない時期くらいはきちんとキレイにしておきたいですよね。

一般的には「特にこの日までには掃除をしないといけ!」ないなんて日はないみたいです。ですが、お盆とお彼岸の前にはお掃除をしたいものですね。それと、そのお寺や地方、地区などの風習にもよりますのでお寺の住職さんや、どなたかわかる方に訪ねておくのも必要かとは思います。

また、お掃除が困難な場合(高齢になってしまって行けない、お墓がある場所から離れた所に住んでいる、子供が生まれたばかりなどなど)はお掃除の代行サービスがあるみたいですよ!筆者の地域だとシルバー人材センターなどにもお願いしている方がいらっしゃるみたいです。

さて、色々書いてしまったのでまとめるとお墓のお掃除をする時期としては、

  • 掃除の時期に決まりはない
  • お墓参りご先祖様1人ごとに12日、その他にお盆お彼岸などがある
  • 自分での掃除が困難な場合は代行業者などを利用するのも検討

といった感じですかね。

お墓掃除に必要な道具は?

さて自分でするお墓掃除をする際に気を付けたい事、おすすめな道具などを紹介させていただきます。

お墓掃除に必要な物

墓石掃除用

1.スポンジ

タワシでゴシゴシ擦っている方がいらっしゃいますが、墓石はコーティングしてある場合や磨いてある場合があります。それをタワシで擦ってしまうと傷つけてしまい墓石を傷めてしまう原因になります。水を含んだ柔らかいスポンジで優しくこすってあげましょう。

2.歯ブラシ

スポンジで落ちなかったコケや彫ってある名前の部分などの汚れ落としに便利です。ぜひ一本持っていきましょう。

3.墓石用洗剤

スポンジや歯ブラシなどで落ちない場合に使用できるものです。墓石用じゃないものを使うと墓石を傷めてしまったりする場合があるそうです。墓石の汚れ部分を写真などに収めて墓石屋さんに一度相談してみるのもいいかもしれませんね。

 

どんな洗剤がお墓掃除に向いているのか?気になる方はこちらも参考になさってください。

※ お墓の掃除に食器洗い洗剤は使っていいの?おすすめ洗剤は?

4.花筒用の長いブラシ

水をためて置いたりする所でもあり、とても汚れている場合が多いです。汚れたまままた新しいお水を入れてもお花も長持ちしないので、ぜひキレイにしてきましょう。

5.雑巾

せっかくコケなどを落としても濡れたままではまた汚れの原因になってしまいます。少し多めの枚数を持っていきましょう。

 

毎日毎日吹き曝しの状態ですので、コケや汚れが付くのはしょうがない事です。ただ、ご先祖様にお供えするお花も墓石を汚してしまう原因になりますので、枝を短めに切って活けてあげると倒れにくいので墓石を汚す心配が減りますね。

故人がすきだったからという理由でビールや缶コーヒーなどを置く人が居ますが、長い時間置きっぱなしにせずに帰り際には持ち帰るようにしましょう。食べ物なども鳥などが食べに来て、置いてある墓石だけじゃなく周りの墓石を汚してしまう事にならない様に持ち帰るようにしましょう。

墓石周りの掃除用

1.スコップ

墓石周りのメンテナンスなどに使用しましょう。雨水がたまってしまっているような所など少し均してあげたり、根の深い雑草の手入れなどに使用しましょう。

2.鎌

雑草を刈り払うのに使用しましょう。

3.剪定ばさみ

これも鎌と同じですね。墓石周りに植木などがある場合にも役に立ちますね。

4.ゴミ袋

雑草や落ち葉、ゴミなどの持ち帰り様に。

お墓掃除の手順

①敷地外の掃除

敷地との境界の隙間などから雑草などは生えていませんか?共有の通路などはキレイになっていますか?自宅のお掃除と一緒です。周りもキレイにしましょう。

②敷地内の掃除とメンテナンス

敷地外と一緒です。雑草、落ち葉、植木の剪定など大掛かりな物から先にやりましょう。この時に雨水がたまる様になってしまっている場所などを均等にならしてあげましょう。

③墓石の水洗い

水をかけスポンジで優しく擦って汚れを落とします。それでも落ちない場所を細かく歯ブラシなどで丁寧に洗いましょう。

④洗剤を付けて洗う

スポンサーリンク

石材専用の洗剤を付けて洗い流します。この際、洗剤が残らない様に気を付けましょう。必ず目立たない所で試してから使用してください。

➄小物、花筒などを洗う

線香皿や花筒などをきれいに洗いましょう。

⑥全体の水を拭き取りましょう。

 

以上で完了です!

最後に

何度も言いますが、お墓はそのお宅の顔でもあります。

また、自宅よりも密集した場所にある事が多いです。

自分のご先祖様が眠っていらっしゃる場所です。

周りにうらやましがられるくらいにキレイにしておきたいものですね。

 

 


 

関連記事