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レーシック手術を受ける動機
近視を外科的な手術で矯正するやり方がいくつかあります。その中で一番有名なのはレーシックでしょう。実は、管理人は昔レーシック手術を受けました、、、と最近まで思ってました。
管理人が受けた手術はメスを使って角膜に切れ込みを入れるもので、当時は確かにこれがレーシックと呼ばれていました。ところが今は、他の手術法に、完全にレーシックの名前を奪われてしまったようです。そして管理人が受けた手術方式はRKと呼ばれています。
まあ、名前がどうにせよ、管理人がなぜその手術を受けたか、その動機を紹介することは、これからレーシックを受ける人たちに役立つでしょう。管理人は昔メガネをかけていたのですが、近視の度が進み、メガネを買い換えるかコンタクトにするか、という決断に迫られました。そして悩んでいたときに偶然レーシック(実はRK)を知り、その方法は安全だという、ある眼科の院長先生が書いている本を見つけたのです。
その本で、この方法はすでにかなりの歴史があって安全ですが、保険が効かないので費用が30万円程度かかるというのを知りました。メガネはそれまでに、湯気で曇ったり、少しの雨でも視界が悪くなる、外さないとできないことがある、など不便を感じていました。一方、コンタクトにしたら、生涯にこれくらいの金額はかかりそうです。その結果、裸眼で生きよう、と思ってRK手術を受けることになったのです。
ちなみにこのRKは、今でも続いているのですが、矯正の度合いがレーシックに比べて少ないため、低、中程度の近視の人にしか勧められない方法となっています。
その他、レーシック手術を受けた人の動機を調べてみると、圧倒的に多いのはコンタクトの不具合や、そのコストに関するものです。他には、スポーツなどをより快適にするため、災害時にメガネもコンタクトもない方がよい、知人が受けたなどの動機があります。
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レーシック手術の概要
現在レーシックと呼ばれている手術は1990年に始まりました。しかし、近視を外科的な治療で治す研究は、1869年頃から世界中でされています。日本でレーシックが認可されたのは2000年です。
レーシック手術を受けるにはまず、その適応検査をします。その際、コンタクトを使用している人は、検査まで使用を控え(ソフトで1~2週間、ハードで3~4週間くらい)、角膜の状態を整えておかなければなりません。検査で角膜が薄すぎたり、近視や乱視がひどすぎる、白内障、緑内障などの目の病気があるなどの問題が見つからなければ、後日改めて手術となります。
手術では、レーザーまたは眼球用カンナで角膜の表面を薄く切って、開閉可能なフラップを作ります。そこをめくったら、中の角膜実質層にエキシマレーザーを照射し、一部を削ります。その後、フラップを元の状態に戻すと、角膜中央部が以前より薄くなるため、近視が矯正されます。手術は10分くらいで終わり、その後、目を閉じて30分程度安静にし、医師の診察を受けて問題がなければ、そのまま帰宅できます。ただし、手術直後の視界はぼやけているので、車の運転はしない方がよいでしょう。
痛みは当日にある程度あるだけで、翌日からは通常、問題なくなります。視力も翌日から早速良くなり、その後変動しながら一週間くらいで安定してきます。ただ、フラップが簡単には安定しないので、一ヶ月くらいは目に気をつけながら、必要に応じて伊達メガネをするなどの対策が必要です。
これがレーシックの概要ですが、みなさん、いろいろと疑問に思うことがあると思います。そこでYahoo知恵袋から、役に立ちそうなQ&Aを拾ってみました。
レーシックQ&A
Q:レーシックをするのに最適な年齢というのはあるのでしょうか?大体のクリニックでは、18歳以上から施術が可能のようですが、知人の話によると、25歳くらいまでは、視力が安定していないこともあるので(まだ今以上に下がる可能性がある)それ以降のほうが望ましいみたいなことだったのですが。早く行いたいのですが、(現在23歳)実際どうなのか教えていただきたいです。
A:確かに、20代後半から視力が下がる可能性は減ってきます。メガネやコンタクトをしていても、携帯やパソコンの使用で手元を見る時間が長いと、それに適応しようとしてさらに近視になり、視力が下がることがあります。若い方は適応力があるために、携帯やパソコンの影響が出やすいのです。
20代後半になれば適応力も曲がり角に来て、視力は下がりくくなってきます。しかし、25歳になればそれ以降は絶対に下がらないということではありません。saochan1951さんの年代では、手術で近視が治った後でも、携帯やパソコンの使い方によっては視力が少し落ちてくることがある、ということを理解しておられれば、レーシックをお受けになっても大丈夫だと思います。
引用元: レーシックの適正年齢
この他に、40歳以上の人が受けると老眼が進んでしまう可能性があるので、良心的な眼科は中高年にレーシックを勧めないと言っている人もいました。次は再手術の回数に関するQ&Aです。
Q:レーシック手術は何回まで再手術できるんですか?
A:レーシックは角膜を削り、視力を矯正する手術です。角膜を削る量は近視の度数によって違いますし、持って生まれた角膜の厚みも人それぞれ違いますので一概には言いきれませんが、一応の計算式です。
平均的な角膜の厚さ
520μm近視を矯正するためは1Dにつき12μmの角膜を削ります。
限りなく角膜を削ることができるわけではなく、限界値は300μmは残さねばなりません。
フラップと呼ばれる蓋の厚みが100μmですから削ることのできる量としては
520-300-100=120
120μmの範囲ないならば手術は可能です。
-1Dの近視ならば12回
-2Dの近視ならば6回なのですが、クリニックでは最低1回の再手術ができる分までは余裕をみているようです。
実際手術を受けてみると分かりますが、角膜が残っていようともできることなならば1回で終わりにしたいですね。
ここに詳しく載っています。
http://blog.livedoor.jp/prk2009/archives/51324058.html実際は人ぞれぞれに手術のできる回数は異なります。
レーシックにはたいてい、再手術を無料で受けられる保証があります。詳細は各クリニックにお問い合わせください。次は、なぜレーシックが保険適用外なのかというQ&Aです。
Q:なぜレーシックは保険の対象外なのでしょうか。
「近視」という身体の機能の障害なんだから、治療のための手術ではないのでしょうか。近視になったのは自分のせい→生活習慣病も虫歯も大半
が自分のせいですが保険の対象です。命に関わらない→他にも命に関わらない病気はたくさんありますがほとんどが保険の対象です。
メガネやコンタクトがある→あるからなんなのでしょうか。補助具に頼りたくない人だっているでしょう。義足や杖があれば足はいらないのでしょうか
A:明らかな誤解があります。
レーシック手術は「治療のための手術」でまちがいありません。
これは国がきちんと認めています。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1122_qa.htm
(レーシック手術は医師による「治療行為」であり、その対価は医療費控除の対象に含まれる。 国税庁見解)間違っているのは「治療のための手術は『すべて例外なく』健康保険が適用される」という認識です。
治療目的であることは保険適応される「必要条件」ではありますが「十分条件」ではないんです。健康保険に収載されるためにはいろいろな制約があります。あくまでも一例ですが以下に箇条書きをします(ほかにもあると思います。主だったものだけです。)。
- 治療目的の医行為であること。
- 国内ひろくあまねく平等に施行可能であること。
- 代替の治療法が無いかあっても優位性が明らかであること。
- 安全性が(その得られる利益と比べ)高く認められること。
こうした条件がいくつも課せられているんです。
がんの先進医療などは、どこでも受けられなかったり安全性がいまだ確認されていなかったりしますから保険収載されていません。レーシックについては治療目的であってもそれ以下の部分が厚生労働省が認めるレベルで満たされていないのが収載されない理由です。
Q&Aの最後は費用に関して。
Q:レーシック手術は費用はどのくらいでしょうか
A:10万円~30万円ぐらいです。
手術の手法等により値段が変わってきます。
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その他の情報
ここまでに書ききれなかった重要な情報をいくつか挙げておきましょう。
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レーシックには、いくつか考えられる後遺症があります。まず、レーザーで角膜を削り、涙腺まで焼いてしまうため、涙腺が再生して回復するまでにドライアイを発症してしまうことがあります。また、術後に、光を見たとき、周りに輪のようなものが見え、ぼやけてしまう「ハロ」や、光の見え方が、手術前よりもまぶしくなってしまう「グレア」という症状が現れます。これは数ヵ月で改善するのが一般的と言われていますが、なかなか改善しない人もいるようです。
この他にも、強い衝撃を受けるとフラップがずれてしまうため、格闘技の選手などはレーシックを受けられない事実があります。このレーシックの難点を解消する近視矯正手術に、PRKとラセックがあります。
PRKはフラップを形成せずに角膜の中を焼きます。手術によって失われた角膜上皮は、新しい上皮ができることによって元通りになります。ただ、角膜上皮が完全に再生するまでは、数日間痛みを伴い、見えにくい状態が続くのがデメリットです。ラセックは、薄い角膜の一層目だけをめくり、その中を焼きます。角膜の一層目だけでめくるフラップは、自然に元通りになり、術後にまたずれる心配はありません。しかし、手術後1週間は仕事ができないほどの痛みがあります。
レーシック手術が失敗する確率は1%くらいだと言われています。他の一般的手術と比べたら脅威の成功率ですが、受けたい方は事前に説明会に行く、カウンセリングを受けるなどして、十分情報を仕入れることをお勧めします。