気の入り口の玄関は魔除け・厄除けとしての置物を

気の入り口である玄関では、良い気はもちろん悪い気も入ってきてしまう場所です。
このため風水でいわれる玄関の置物にも、クリスタルなど魔除けや厄除けという意味をもつものが多くあります。

守り神として扱われてきたシーサー

外からの福を招き入れ、災いなどの悪いものを追い払うとされる守り神、シーサー。
特に鬼門や裏鬼門である北東・南西に置くと良いとされ、火の厄から守るには南に置くと良いとされていますが、もちろんそれ以外の方位の玄関でもOK。
シーサーたちが外を見るように置くことで、外から入ってくるものを選り分けてくれます。

シーサーは通常一対になっていることが多く、口を開けているのがオス、閉じているのがメスだそう。
基本は家の中から見てオスを左に、メスが右になるように配置しますが、なかには体の向きから見て横を向いているシーサーもいますね。
その場合には左右を逆にして、シーサーたちの視線がクロスするような配置にすると良いのだそう。

守護獣であるトラがお守りに

人が外から帰ってくるときには悪い気が体についているといいます。
その悪い気を帰ってきたときに追い払ってくれるのが玄関のトラの置物です。

邪気を払い家や家族を守ってくれるトラの置物は、玄関の外に顔を向けて置きましょう。
玄関にトラのほかに龍の置物がある場合には、かならずトラは龍より低い位置に。

玄関ではありませんが、トラのキーホルダーなどはお守り代わりになるとも言われています。

色で変わる、招き猫の効果

招き猫というと金運や招福というイメージがありますが、右手を上げていたり左手を上げていたりしますね。
ときおり両手を上げている招き猫もいますし、カラーもいろいろあります。

招き猫の手は、左は人を招き右は金銭を招くといいます。
では両手を上げている招き猫はどうなのかというと、実はこれはあまり良くないのだそう。
人も金銭も招きたい!と欲張った結果、「お手上げ」のバンザイになってしまい「二兎追うものは一兎をも得ない」ことになるようです。

ざまざまある色による効果はというと、金色は見た目通りの金運を招き、白なら福を招くといわれます。
そのほかの色では、ピンクや黄色は縁結び、青は学業向上の勉強運アップや交通安全に、黒なら魔除けとして、赤ならば病気から守ってくれます。

外からの運気を招きたい招き猫は顔を玄関の外に向けるのがポイント。
またどちらの手で招いているかも、アップしたい運気に合わせておきたいところですね。

玄関に龍は定番?!金運アップの置物

金運のほかも開ける守り神の龍

龍の置物にお猪口程度の器で水を与え続けるとそのうち龍がその水を飲むようになり、それが開運の合図だという話もある風水における龍。
風水では定番ともいえる龍の置物は、玄関を入って右側に飾ります。
龍を飾るには、台の上に乗せたり棚を作って高い位置に置くのがポイント。

トラなどほかの動物の置物も合わせて玄関に置く場合には、龍と同じ高さや龍より高い位置に飾ることがないように注意が必要です。

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神話の世界にも登場するフクロウ

ふくろうはギリシャ神話にも登場する「知恵の象徴」、また「富の象徴」とも言われます。
ぐるりと回る首から「借金で首が回らない、ということが起きない」として商売繁盛の守り神としても扱われますし、暗闇の中でもよく見える目から福を招く縁起物とされています。

また人が多くあつまるところに置けば、多くの人に幸福を呼ぶフクロウ。
動物の置物としては、玄関やリビングに置くのが最適とも言えます。
フクロウは邪と福を区別し良いものだけを取り入れられるとして、入り口に置くのがベストと言いますから、まさに玄関向きですよね。

フクロウは「西」の方角と相性がよく、西に玄関がある場合は入って左側にふくろうの置き物が見えるように置くのがベスト。
そのほかの方位でも、入ってくるものがフクロウからよく見えるよう顔を外に向けて置くのが良いといいます。

ピンクの豚が金運を上げ人間関係も良くする

金運だけでなく、人間関係を良くしたりさらには子孫繁栄にも効果があるとされる豚。
日本でも昔から豚の貯金箱があったりしますよね。
豚自体がピンクでなくとも、ピンクの布を敷いたりすると良いそう。

玄関に置くときには、顔を家のなかに向けるのがポイント。
「金運は豚のお尻から入る」といわれていますから、顔を家のなかに向けることで肝心のお尻は外に向くわけですね。
このときお尻の向いた向きが西であればさらに効果があるといいます。

仕事運にはカエルとヘビ

脱皮しながら成長するヘビ

ヘビの抜け殻を財布に入れておくと金運が上がる・・・といった話もあり、金運・財運アップで有名なヘビ。
しかし脱皮を繰り返して成長し生命力も強いヘビは、命や成長の象徴でもあります。
その姿が龍に似ていることからも幸福や富を呼ぶと言われますね。
こういったことから、商売繁盛など仕事運の面に好影響とされています。

ヘビの置物を玄関に置く場合には、顔の向きなどよりも「いろいろな置物と一緒におかない」というところにポイントがあります。
相性の良し悪しが大きく出やすいヘビは、たとえば特に相性の悪い犬の置物と一緒に置くことで病気やケガを招いてしまうことに。

お金をくわえて帰ってくるカエル?

ヘビと同じく商売繁盛などの仕事運に影響するといわれるのがカエルの置物。
カエルの口にコインを噛ませることでさらに効果がアップするともいわれています。
また本物のカエルなら足は4本あるところですが、風水的な置物としては足が3本のものが良いといわれます。

カエルも置き方にひとクセある置物で、その置き方は「家のなかに向けて置く」こと。
お金をくわえて帰ってきてくれるというカエルですが、外に向けて置くことで逆にお金を持って出かけて行ってしまうのだそう。

恋愛を取り持つのはウサギと猫、そしてヘビ?

恋愛運には動物などの置物よりは、アロマポットで花の良い香りを漂わせたり、クリスタルやガラスなどの光を反射するものが良いとされることが多い風水。
そのほか観葉植物を置くのも良いとされていますが、置物を置くならウサギのほか招き猫やヘビが良いそう。

ヘビが実は良縁を呼ぶ?

財運や商売繁盛などの金運・仕事運でよく言われるヘビの置物は、実は恋愛運アップにも効果あり。
ヘビは「木」の気を持ち南東の方角と相性が良いとされていますが、その南東という方位は恋愛運アップの方位。
玄関が南東向きという場合には、恋愛運アップにはヘビの置物を。

寂しがり屋のウサギが縁結び

一羽では生きられないというほど寂しがりといわれるウサギは人を引き付ける力をもっています。
ウサギは東を表しますので、ウサギの置物を置くには東がベスト。

ウサギの場合は色が重要で、恋愛運アップにはピンクのウサギの置物を選ぶか、またはピンク色の布を敷くなどピンクのものを添えるのが効果的。

色限定の招き猫

色によってさまざまな運気アップの意味をもつ招き猫は、恋愛運アップなら黄色かピンク色をチョイス。
招き猫の上げている手は左が人を右が金銭を招きますから、黄色かピンクの左手を上げている招き猫なら恋愛運アップの効果が期待できますよ。

健康運は長寿な亀がお守りに

長寿で知られる亀は健康運に効果を発揮。
魔除けの効果もあり、玄関を出たすぐ先が階段になっているなどの場所では、その殺気をおさえる効果を発揮します。

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亀は顔を上げているものがよく、4本の足がしっかり地についているものが良いとされます。
置く高さは高い位置より床などの低い位置がよいとされ、足元から家族の顔を日々見上げてくれる配置にすることで健康運アップが期待できます。

 

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玄関の置物が左右するのは運気だけ?

新しい環境などで自信を持てないときや不安なときには、アイデンティティーを表す「ゾウ」の置物や絵を玄関に飾ることで、次第に自分の存在感が増し好転していくといった話もあります。

暗い顔をして下を向いているより、明るく笑っている方が福は来るともいいます。
気分を持ち上げてくれるような置物を玄関に置くことで、さらなる運気アップの効果が期待できるかもしれませんね。

他にも、自宅の玄関で出来る風水に関する記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?

「玄関でできる風水」の記事一覧はこちらから
 


 

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