キーンという金属音のような耳鳴りがすることがあります。何か、悪い病気ではないかと心配になります。
痛くなければ、耳鳴りだけでは、なかなか病院には行きませんね。でも、放っておいて大丈夫でしょうか。
ちょっと気になる耳鳴りへの対処法や症状、キーンとなった時の原因などをご紹介してみます。

 

 

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耳鳴りとは?


耳鳴りは、現実には音はしていないのに、自分だけ音が聞こえる症状です。

飛行機に乗った時などに、気圧の変化によって一時的に耳鳴りがすることがあります。
急に静かな場所に入ったときや、突然大きな音がした直後などに、一時的に耳がジーンとすることは、誰でも経験するでしょう。
その他、同じ姿勢をずっと取っていて、急に立ち上がったときに、目まいや立ちくらみがして、キーンと耳鳴りがすることがありますが、多くの場合、しばらくじっとしていると、元に戻ります。
これは、血流が悪くなっているせいだと考えられます。デスクワークの人は、時々、できる範囲で体を少しずつ動かして、血流が良くなるようにしましょう。

このような、一時的な耳鳴りは、あまり心配しなくても大丈夫です。
しかし、持続的に続いている耳鳴りには、注意が必要です。

音は、聞こえるまでには「外耳→鼓膜→中耳→内耳→聴神経→脳」という経路を伝わってきます。この音の経路のどこかに異常(たとえば、中耳で炎症がおきた、聴神経に腫瘍ができた、など)が起こると、耳鳴りが生じます。
耳鳴りを発生させる異常の原因としては、「耳の病気、または全身的な病気」「加齢」「ストレス」などが考えられます。

病気が原因の耳鳴り

難聴・めまい・頭痛など、耳鳴り以外にも症状が現われたら、さまざまな病気が疑われます。早急に病院を受診しましょう。

突発性難聴

突然、片方の耳の聞こえが悪くなる病気です。ある瞬間に耳鳴りがして、音の聞こえが悪くなります。朝起きたとき、耳が聞こえにくくなっている人も多く、目まいを併発することもあります。
ウイルスや血流障害が原因ともいわれますが、はっきりとした原因はわかっていません。疲労やストレスの影響も大きいと考えられます。
突発性難聴の症状(突然の耳鳴りと難聴)が出たら、急いで耳鼻科を受診しましょう。治療が遅れると、聴力が戻らないこともあります。

メニエール病

ぐるぐると回転するような激しいめまいと、難聴、耳鳴りが出る病気です。吐き気を伴うこともあります。発作のように、繰り返して起こります。内耳にあるリンパ液がたまって、水腫を作ってしまうのが原因です。なぜリンパ液が過剰にたまるかという理由は、わかっていませんが、ストレスも要因だと言われています。

自律神経失調症

自律神経とは、自分の意思とは関わりなく全身をコントロールする神経です。
ストレスが続くと、自律神経が乱れて体のあちこちにいろいろな症状が出ます。耳鳴りもその一つです。
耳や体に異常がないのに、耳鳴りやめまい、不眠、頭痛などの症状が出る場合、自律神経の不調を疑ってみましょう。

中耳炎

中耳炎が原因で起きる耳鳴りもあります。
痛みや難聴、耳閉感(耳がふさがれた感覚)などの症状も出ますので、病院で治療を受けましょう。

加齢性難聴


老化による身体の変化のため、音の聞き取りが悪くなる加齢性難聴に伴って、耳鳴りがすることもあります。
加齢性難聴は、耳の感覚神経や聴神経の異常が原因であると考えられていて、特に高音が聞き取りにくくなります。
高齢者が難聴になると、「年のせい」とあきらめてしまいがちですが、他の病気が原因で、耳鳴りや難聴が起きているケースもありますから、耳鼻科を受診してみることは大切です。

脳梗塞・脳腫瘍

脳梗塞の前兆として、めまい・耳鳴り・手足のしびれなどが出る場合があります。
症状が進み、言語障害・顔面神経麻痺などが出たら、危険なサインです。
脳腫瘍の初期症状としても、めまい・耳鳴り・頭痛・吐き気などがあります。
この場合、視力の低下や視界の欠け、片方の手足が動かしにくいという症状も、現われます。

何科へ行く?

耳鳴りや難聴などが症状の中心でしたら、耳鼻科に行くのがよいでしょう。
身体の麻痺・言語障害・顔面麻痺などの大きな異変があれば、脳神経外科に行きます。緊急の場合は救急車を呼びましょう。

 

 

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ストレスが影響する耳鳴り

病気というよりは、ストレスの影響を受けて耳鳴りがすることもあります。

内耳に「蝸牛」(かぎゅう)といわれる、カタツムリのような形をした器官があります。(「蝸牛」とは「カタツムリ」という意味です)蝸牛の中にある「有毛細胞」が空気の振動を電気信号にして脳に伝えているので、脳は音として聞くことができるのです。

蝸牛の有毛細胞が、加齢などの理由で衰えたり死んだりすることがあります。特に、高い音を感じる部分から先に衰えます。(ここは、加齢性難聴も同じ理屈です)
蝸牛から送られる音の電気信号が伝わってこなくなると、脳は感度を上げて音を感じ取ろうとします。そのため、音の信号ではないものまで、「音」として感じ取り、実際には音はしないのに、脳が「キーン」という音を感じたと判断してしまうのです。

ある年齢を過ぎれば、程度の差はあれ、だれにでも、「キーン」という耳鳴りは起こっているのですが、ほとんどの人は、他の音にまぎれている耳鳴りを、気にしていません。
ところが、日頃から大きなストレスを抱えている人は、自律神経の交感神経の働きにより、脳が必要以上に過敏になって、耳鳴りが大きく聞こえてしまうのです。
いったん気にし始めると、耳鳴り自体がストレスになり、ますます不快な音として聞こえるという悪循環に陥ります。

聴力に問題がなく、何かに夢中になっている時は耳鳴りを忘れている、しかし、気になると耳鳴りが聞こえてしまう、という人は「ストレス」が原因かもしれません。

ストレスを感じないようにするのは難しいですが、たとえば、ゆったりと湯船につかったりストレッチを行ったりして、心を休める時間を持ちましょう。耳鳴りから意識をそらす対処法もあるのだと知ってください。

悪循環になる前にするべき事とは

耳鳴りを感じる事は、誰にでも比較的簡単にあります。
ただ、それが長引く人と、短い期間で終わってしまう人がいます。
原因がなんらかの病気と連動して起こっているのであれば、その病気が治るにつれて耳鳴りも治まってきます。
しかし中には、なんらかのきっかけで起こった耳鳴りが、原因と思われるものが治ったのに、あるいはストレスが減ったのに、まったく変わらず聞こえている、という人も多くいらっしゃいます。

なんらかの原因で耳鳴りを感じて不安になり、ストレスを更に感じます。
すると、ストレスから更に筋肉類が緊張し、血流が悪くなったり、脳の感じ方が過敏になったりして余計に耳鳴りを感じるという悪循環が生まれていると予想されます。
こうなってしまう前に、次の方法で悪循環が始まる前にどこかでストップさせましょう。

耳鳴りが気になった時には、まずは西洋医術で原因を探ってみます。
耳鼻科や脳神経外科、あるいはストレスとはっきりわかっている場合は心療内科や、内科へ行くと血流等からも原因を探るべくアプローチしてくれます。
そこで一定の診断が出たとしても、耳鳴りを止められる原因があやふやだと感じた場合は更にストレスになってしまいかねませんので、次に東洋医学のアプローチを試します。

意外と耳鳴り感じている人には、肩こりの人の割合も多いそうです。
首周りの筋肉や、全身の骨格の歪み、血流やコリをほぐして正常に戻す事で、耳鳴りがすっかりなくなる事もあり得ます。
東洋医学には、整体や鍼灸、指圧マッサージなどがあります。
また、漢方薬などで体の不調や神経バランスを整えるという方法もあります。

薬の飲みすぎ、頼りすぎにも気を付けなければなりませんが、「治らないかも」と考えて不安になる事自体がかなりのストレスになってしまいますので、まずは、耳鳴りは誰にでもあり、脳が興奮するといらない情報として処理し辛くなるのだと思ってみてください。
脳が興奮しすぎないよう、ストレスの元を取るために、今の自分の状態をひとつひとつ確認し、体にも心にも健康的な生活になっているかどうか、丁寧に確認してみてください。
案外、身近なところで意外なものがストレスになっていた、と気付く事ができるかもしれませんよ。

 

 

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 まとめ


一時的な耳鳴りは、心配する必要はありませんが、長引く耳鳴りや、難聴・めまいなどを伴う耳鳴りは、疾病が原因と思われますので、早急に病院を受診しましょう。
耳鳴りを引き起こす病気には、突発性難聴やメニエール病、中耳炎など、さまざまなものがあります。
また、ストレスによって、耳鳴りが聞こえてしまうこともあります。ストレスが原因の耳鳴りは、リラックスするように心がけることで、解決することがあります。
何がストレスになっているのかを探ると同時に、ストレスの場合は脳の興奮による、自分にとっての不要な音を遮断できなくなっている状態かもしれないと思って、自分にとって心地よい環境にできるようにつとめましょう。血流改善のために肩や首のコリを取り、全身の骨と筋肉のバランスも調整してくれる東洋医学も頼ってみましょう。
長引いていると誰でも不安になります。
様々な要因がからんでいるかもしれませんが、いつかは気にならなくなる日もくると信じ、様々な、自分に合った方法を試してみてくださいね。

 

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