股関節 歩くと 痛い
股関節が痛くなってくると、歩くのもストレスになってしまいますよね。
歩き出し時、歩いた後に、など、人によって股関節が痛くなるタイミングも頻度もバラバラですが、歩いた時以外には特にはなんともない、という事もあります。

これって、どんな原因で起こるものなのでしょう。
そして、どうやったら治る、または痛みが減るものなのでしょうか。

どんな事をすれば改善できるのかも合わせて、まとめてみました。

 

歩くと股関節が痛い!原因と対処法はなに?

右と左で股関節の痛みの原因が違っていた!

股関節が痛い 原因と対処法は?

股関節が痛くなる時って体の中で何がおこってる?

歩いた後とか、歩きだしの時、立ち上がった時など、足の付け根の部分が痛む事があります。
人間は生まれてきて、つかまり立ちをした時以来、二本足で歩く動物なので、足や腰まわり、そして股関節のあたりは、年とともに負担が増し、痛みやすくなってきます。

特に、「変形性股関節症」になった場合は、普段は普通に動かせてはいるけれど、歩くと痛い、動かし始めが痛い、などの症状が最初に現れ、少しずつ悪化していくような状態になります。
人によっては、ポキポキと音が鳴る場合もあり、だんだんひどくなってくると、普段の生活に支障が出てきてしまいます。

また、歩いているとだんだん痛くなるとか、最初は大丈夫だけど途中から痛くなるなどの場合なら、筋肉が痛んでいる可能性が高いです。

他にも、いろんな病気や症状があるのですが、「変形性股関節症」であれば、レントゲンを撮ってみると、軟骨が減って擦り切れていたり、骨の変形や、骨と骨の幅が狭くなって関節の動きが悪くなっている様子がわかります。

他には、姿勢の悪さから骨盤、背骨が歪み、そこから来ている痛み、細菌感染による痛み、スポーツをする事で同じ動作で負荷がかかり続けるために起こる痛み、リウマチなどが挙げられます。

原因はなんなのでしょう?

原因は筋肉?

様々な要因がありますが、まずは、股関節の痛みの中でも、動作に伴う痛みの発生がある場合は、「筋筋膜性疼痛」と呼ばれる、筋肉が疲労によって固まってしまう現象かもしれません。
長年使っている筋肉の柔軟性が失われる事で、充分に衝撃を逃がす事ができなかったり、疲れを貯めやすくなってくるので、動きもわるくなり、次第に付け根に痛みが発生してきます。

姿勢の悪さからくる体全体の歪みから起こるものも、同様に筋肉の痛みの場合が多いです。
体全体の筋肉は、繋がって相互に作用しているものなので、股関節あたりの痛みなのに、実は肩こりが遠い原因だった、なんてこともあり得ます。

普段の姿勢が悪い事や、同じ姿勢で固まって仕事をするなど、長時間固まった状態が続くと、筋肉は疲労します。
疲労が過ぎると、次第に固くなってきて余計に血液のめぐりも悪くなり、痛くなる上に、その周りの筋肉が痛む部分をかばおうと、また無理をします。
その連鎖反応で、結果的に足の付け根あたりに負荷が集まり、痛くなってしまうのです。

特に、慢性腰痛を患っている方には、股関節まで痛くなる方も多いようです。
これは、筋肉の関連通の場合もありますし、骨盤自体が周りの筋肉にひっぱられてゆがんでしまい、股関節で炎症を起こしたり、他の骨との摩擦から痛みを生じている場合があります。

他にも、坐骨神経痛や、椎間板ヘルニアなどから起因して、股関節周りが痛む場合もあります。

原因は骨?

また、筋肉ではなく、骨が原因となっていて痛みが出る症状も、複数あります。

骨まで悪くなっている状態なら、「先天性股関節脱臼」という、女の赤ちゃんに多い、生まれつき股関節が脱臼しやすい状態だったものがもとで、年を取って「変形性股関節症」になったものかもしれません。

あるいは、「臼蓋形成不全」という、骨盤側の太ももの骨とつながっている部分が、太ももの骨に対して小さい状態のために起こる痛みかもしれません。

「大腿骨骨頭壊死」は、太ももの骨の股関節あたりの丸い部分で、なんらかの原因で壊死してしまう恐ろしい症状なのですが、あまりにも痛みがひどい場合は、これの可能性もあります。

なんらかの昔の怪我に起因して年が経ってから起こるものや、原因不明のもの、使い過ぎによる炎症や、細菌感染など、実に様々な原因がありますし素人では判別が難しいので、一度は病院へ行き、検査をしてみる事をお勧めします。

 

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対処法はどんなものがある?

まずは、何が原因なのかをさぐるために、なんらかの治療院や病院へ行ってみて、その後、自分に合った対処法を見つけていく事が完治への近道です。
普段から姿勢には気を付けて、いろいろ無理のない範囲で試して、対処していきましょう。

薬は体に良い?悪い?

痛いのだから痛み止め、と考えられる方もいると思いますが、まずは症状に合った、そして自分の体質に合った痛み止めである必要があります。
歩くときだけ痛いのですから、歩くたびに薬を飲むとなると頻回になってしまい、体によくなさそうです。

痛み止め自体も、副作用が出やすいものでもありますし、骨の部分で痛いのか、筋肉の部分で痛いのか、炎症の有無などによっても、効き目が違ってきます。
せっかく飲むのであれば、適切に痛みを取ってほしいのですから、まずは医者にかかり、原因を特定してから適切な薬を処方してもらう事をおすすめします。

マッサージは効果あり?

歩くと痛いがそれ以外ではなんともない、という症状で多いのが筋筋膜性疼痛ですが、この症状のように筋肉が固まって血流が悪くなるために起こった痛みの場合は、温めたり、マッサージすれば改善します。

ただ、マッサージを行う時も、股関節に負担がかかるような姿勢で行ってしまうと意味がありません。
自分でするとどうしても強くなりすぎてもみかえしが起こる事もありますので、専門家に依頼する方が良いです。
ただ、あまりにも安かったり評判が良くないマッサージ店にはいかないように注意しましょう。

セルフケアしたいのであれば、次の動画のように、軽い体操を行う事で骨盤周りの筋肉にアプローチし、マッサージ同様の効果を得る事ができます。

出典:YouTube

運動療法で筋肉を付ける?

運動する事で股関節周りの筋力アップをして、股関節への負担を減らそうという考え方になるのですが、歩くと痛いといった場合、既に筋肉はいっぱいいいっぱいの状態で無理をしている事が考えられます。
そこへ自己流で運動を取り入れてしまうと、余計に悪化する原因になりますので、もし水中歩行など、本格的な運動で筋力へアプローチしたいのであれば、理学療法士、作業療法士、インストラクターなどの専門家にアドバイスをしてもらいながら行ってください。

また、そこまでいかなくても、ストレッチをするのも立派な運動の一つです。
筋肉をほぐし、緩める効果があるので、自分でも簡単にできる、次の動画のような動きを取り入れて毎日行ってみましょう。
出典:YouTube

姿勢改善に整体を利用すると良い?

筋肉が、固まっただけよりは少し状態が悪く、炎症を起こしたり傷ついている場合は、整体や整骨院、カイロプラクティックなどで施術してもらう事により、体全体からアプローチして、早めに痛みを取っていく事ができます。
また、そのあとに再発しないための姿勢改善や、歩き方の指導などもしてもらえます。

体のどこかの骨の歪みから、力の集中する股関節周りの筋肉が無理をして固まっている事もありますので、骨の歪みを矯正してくれる所で全身からアプローチすると、一回であっさり痛みがなくなってしまう事もあります。

骨自体の変型などが原因である場合でも、手術のいらない軽いものであれば、周りの筋肉をほぐしたり、姿勢を改善する事で痛みが軽減する事もありますし、周りの筋肉を鍛える事で、ほぼ痛みを感じなくする事も可能です。

セルフケアで整体し、治す方法もネット上でたくさん公開されていますので、一部をご紹介します。

出典:YouTube

最後の手段はやっぱり手術?

深刻な骨のダメージがあり、何をしても改善し辛い場合は、病院で股関節手術という方法もあります。

ただ、どの病院でも、変形性股関節症や臼蓋形成不全だったとしても、保存療法からまず勧められる事が多いようです。
運動療法を取り入れつつ、痛みが強ければブロック注射をしたり、消炎鎮痛剤薬を処方したりします。

様々な方法を試しても、効果があまり見られない場合に、初めて関節形成術や、人工股関節手術などをすすめられます。
年齢や目的、患者の状態を総合的に考えて検討してくれるはずですので、納得がいくまで主治医と相談し、メリット、デメリットを考えながら決めていく事ができます。

大腿骨骨頭壊死の場合は、程度にもよりますが、難病にも指定されており、根本的に治療しようとするならば手術を勧められることになります。
よほど軽症の場合は、対症療法を試しつつ保存療法を勧められるかもしれません。

妊娠した時に痛むのはなぜ?

女性にとって大仕事である「出産」の前には、股関節周りをやわらかくし、赤ちゃんが出やすくするためのホルモンが出てきます。

妊娠してしばらくすると、このホルモンの作用で骨盤周りが緩んできます。
赤ちゃんを無事に産むために、女性は生まれつき筋力も男性よりは弱いですし、関節も緩めになっています。
その関係上、どうしても妊娠した後は、骨盤がゆがみやすい状態になっています。

骨盤がゆがむと、筋肉も同時に無理をしますので、炎症が起きたり、筋筋膜性疼痛が起こりやすい状況になってしまいます。
ちょっとした動作の積み重ねだったり、運動不足になると、痛みが出てくる可能性があります。

また、赤ちゃんが成長するにつれ、おなかが大きくなってくると、当然体重も増えます。
一般的に、7キロ増が理想とはされているのですが、7キロも普段の体重が短期間で増えるのですから、それに伴う筋肉の疲労も相当のものです。

同時に、座る時の負荷も増えてしまいますので、長い間座りっぱなしになっていると、股関節周りの血流が悪くなり、それが原因で痛みが出てくる場合があります。

血流が悪くなる事で、子宮が冷え、子供にも悪影響が起こるという事もわかってきていますので、母子共に健康であるためにも、無理をしない範囲で、適度な運動は必要になってきます。
少なくとも、座りっぱなしでずっと姿勢を変えないのは、負担がかかりすぎますので気を付けましょう。

妊娠女性に可能な予防法や治療ってある?


この記事の筆者も、妊娠した時は、周りにいる妊婦さんはほとんどといっていいほど、股関節周りの痛みを訴えられていました。
実際、筆者も左側が特に痛み、出産後も長年不調が続いていました。

酷い場合は立つのに苦労したり、歩きだしが辛すぎてうめきながらでないと動けない人もいたのですが、こんなに辛いのに、病院、特に産婦人科では、当たり前のことだから仕方ないという見方をしている所もあります。

ですが、予防法や治療法が全くないわけではありません。

治療できる?

前述したとおり、産婦人科では、当たり前という見方もまだ根強いため、温めたり、マッサージしたり、運動したりといった対症療法を勧められる事が多いです。
腰痛体操などの、予防方法を教えてもらえたり、姿勢で改善するような指導をしてもらえたりもします。

ですが、妊婦さんは、誰もが知っているとおり、X線検査などはタブーですし、薬を飲むのも、細心の注意が必要です。
おなかの子供に悪影響を与えない範囲での治療しかできないので、外科的な方法や、内科的な方法でも、強力な治療というものは望めません。

それ以前にお母さん方は、何が起きるかわからないという不安と日々戦っているので、治療自体を受けたくないと拒否される方も多いかもしれません。

ただ、整体院や整骨院、カイロプラクティックでは、妊娠週数に合わせて、可能な範囲での施術を行ってくれる所があります。

もちろん、おなかを下にして寝そべるなんて事は絶対にしません。
(そんな事を進める所は知識のない、最悪の所ですので、すぐに逃げてください。)

妊婦さんや赤ちゃんの状態について知識の少ない所も多いので、まずは安全面を優先的にチェックする必要はありますが、ちゃんとした所であれば、安全かつ、リラックスできるような工夫をしつつ、足回り、肩回りからアプローチして、筋肉をほぐしたり、骨盤の位置をゆっくり整えられるようにしてくれます。

超音波や、電気治療をする場合は、赤ちゃんへの影響の有無を納得がいくまで説明を聞いてから、行う必要があります。
(納得いっていないのに勧めるようなところも、知識が低いと見なして、さっさと逃げ出しましょう!)

大抵の場合は、手技によるケアをしてくれますので、セルフケアだけでは間に合わないくらい酷い痛みの場合は、こういった所を利用するのも一つの手段です。

また、出産後は、遠慮なく施術できますので、(帝王切開の場合は3か月ほど期間をおかないと施術してもらえませんが)痛みがなくなるまで通うと、産後の体重戻しにも、体形戻しにもなり、一石二鳥です。

痛みが出なくなるまでの期間は人によって様々ですが、一回でほとんどとれてしまう人もいます。
姿勢が戻ればまた痛みが再発しますので、大抵は何度か通い、改善指導を受ける等して、長い目で見て調子を整えていきますので、数か月から、長ければ数年かかる場合もあります。

予防できる?

股関節 歩くと 痛い
腰痛の予防でも、足の痛みに関する予防でも同じですが、足の付け根や関節が痛い場合、まずは普段の姿勢を良くするように心がけます。

つい、同じ足にばかり負担がかかるような動作や、片方の同じ手だけで荷物を持つなど、なにげない普段の動作がつもりつもって、姿勢の悪さにつながります。

自分の癖を改めて見直す、良い機会かもしれませんね。

また、お風呂のあとにストレッチをするのも、リラックスできて良い方法です。
病院で教えてもらえるような腰痛体操も、もちろん効果があります。

あと、「トコちゃんベルト」という、骨盤まわりをサポートしてくれるベルトが、妊婦さんの間でも人気のようです。

ぎっくり腰を繰り返してきて、腰回りに自信がなかった筆者も、このありがたいアイテムのおかげで、妊娠中はぎっくりを起こさずにすみました。

ただ、しっかりとした正しい装着を行わないと効果がないばかりか、赤ちゃんにも危険になりかねませんので、購入する時は正規品を購入し、説明書やホームページで、正しい位置に装着できるように確認しましょう。
場所によっては、病院でこの「トコちゃんベルト」を推奨し、装着方法を指導してくれる所もあるようです。

 

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まとめ

歩くと股関節が痛む場合は、股関節周りの筋肉が固まったり疲労する事から痛む場合と、骨になんらかのダメージがある場合、腰痛などをかばう事から蓄積した痛みなど、様々な場合があります。

変形性股関節症になっているような場合でも、最初はどこも保存療法を薦められるようです。
よほどひどかった場合には手術もすすめられますが、案外、周りの筋肉をほぐしたり、鍛えたり、適切に姿勢や生活習慣を改善する事で、ほとんど痛みがなくなる場合もあります。

それぞれで治療期間も、かかる治療費も様々ですが、整体やカイロプラクティックでも、保険が適用される所もありますので、一度調べて、ご自分に合った施術をしてくれる所を見つけましょう。

また、鍼灸院の方が合っている、という方もいらっしゃるでしょう。

様々な方法があるため、合う、合わないは個人差があります。
どの方法でも良いのですが、自分が楽になった、心も前向きになれたなどの場合は、貴方にとって良い治療法だということになります。

自分でもできるセルフケアを取り入れつつ、無理しすぎず、また、放置して悪化させることなく、良い状態へ戻していくように研究してみましょう。

参照:ネストラ
三宅鍼灸院
しんそう箕面桜井


 

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