暑い夏の夜、寝苦しさ解消のためにひんやりしたい!と寝具をかえようと、ホームセンターや量販店に足を運ぶ方も多いのでは?
暑くなってくると、水色のさわやかな涼しさを演出した、シーツやタオルケットに加えて、ひんやりマットも多種、店舗に並んでいますよね。
今回は、その中でもひんやりマットのどれがどう違うのか、また、今はどれが売れ筋なのかをリサーチしてみました。
どれを選ぶか迷っている方は、参考にしてみてください。
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ひんやりマットも進化する
数年前より夏に売られるのが当たり前になりつつある液体ジェル式のマットは、普及してきたせいか、その効果に疑問を持つ人も出てきているようです。
かくいう、この記事を書いている筆者も購入者の一人なのですが、一昔前と違って冷蔵庫で冷やさなくても、常温でもひんやりできて気持ちいいのは間違いないのですが、それがずっと続くかというと微妙なのです。
昼間、涼しい室内などにおいておけば、夜にはその効果も得られやすいのですが、昼間に室温が上がってしまう部屋に置きっぱなしにしていると、夜に触ってもあまりひんやりした感じがしないのです。
まあ、それは当たり前かもしれませんね。
しかし、昼間ひんやりした場所へ置いていて適切に使ったとしても、人が使っていて体温がうつっていくと、同様に生ぬるい感じがしてしまい、熱帯夜などには物足りなさを感じます。
つまり、長時間の高い温度にさらされると効きづらいという弱点と、かなり重たいため、持ち運び辛いという難点があります。
そのため、初夏や、秋が近づく残暑の頃になると非常に心地よいのですが、真夏になると、ちょっと満足度が低くなるといった商品といえるかもしれません。
そこで、ひんやり温度をいかに長持ちさせるかという所で最近出てきたのが、ソルト系のジェル式マットです。
「塩」の力で冷やす等の宣伝文句で売られているものがこれにあたります。
なかなかの人気で、楽天でも10位までに4商品も入っており、1、2位を独占しています。
ひんやり力が大きく、従来の液体のものよりは長く、「ひんやり」をキープできる事が魅力の一つです。
ただ、これも重いのはかわりませんし、一晩など長時間使用していると最後にはぬるく感じてしまうのは、同じようです。
そこで、湿度の高い日本により合っているとして注目されてきているのは、ジェルタイプではなく、繊維自体にひんやり機能を持たせた、空気と熱を逃がすタイプのひんやりマットです。
人と接する面積を極力減らし、キシリトールやエリスリトールなどを配合し、汗を吸収できるうえ、寝返りをうてばひんやり触感が戻ってくるという優れものです。
今一番人気なのはどのタイプ?
どのタイプが人気が高いのかは、その機能と値段にもよります。
こう色んなタイプが出てくると、どれが一番!と言いづらいものです。
ただ、個人的に、赤ちゃんがいるようなご家庭では、家族みんなで使うのであれば、ジェルタイプ以外の物をおすすめします。
ジェルタイプだと、最初の冷え方がかなり効果が高いため、寝返りをうてない赤ちゃんには危険を伴いますし、使用しないよう注意書きもあります。
ひんやり、さらっと熱と湿気のある空気を逃がしてくれる、キシリトール配合のものが一つあると、素材にもよりますが、だいたいどの製品も、洗濯できて、乾くのが早く、抗菌防臭加工もされているものが一般的になっています。
あとは、お財布との相談になるのですが、安さと、直接的な冷たさをとにかく求めるのであれば、塩タイプのジェルマットが良いでしょう。
ジェルではないものは、ピンからキリまであり、素材と織り方、配合している成分や冷感の度合いで値段がかわってきます。
満足度を得るまでの時間を重視して探すのか、肌触りで探すのか、悩む所ですよね。
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決め手は冷え感重視?肌触り重視?
冷え感を重視するとはいっても、凍るかと思うくらい冷たいものが欲しいのか、適度にやわらかな「ひんやり」感を求めるのかは、人によって違います。
そんな事情を踏まえてか、ニトリでは、接触冷感素材を利用した敷きパッドのひんやり度合いを三段階に分けて売り出しています。
ニトリの接触冷感「Nクール」は3タイプあります。
ひんやり気持ちいいNクール、さらにひんやりしたいなら強冷感に吸放湿機能をプラスしたNクールスーパーを。引用元: ニトリ
これは、ジェル式ではなく、いわゆる冷感素材を配合して、織り方を工夫して人に接する面積を減らす工夫をしたために涼しく感じるマットの方です。
お値段も結構安く、テレビでも紹介されています。
エアコンなしでも本当に大丈夫かどうかは、各家庭の環境にもよりますが、この安さなら、一度試してみるのもいいかもしれません。
ベッドマットの上に敷くタイプではありますが、布団の上にも敷けますし。
肌触りに関してはもう、売っている物を直接触ってみる方が説明を見るよりも確実です。
実際に触りに行ってみたのですが、織り方、冷感素材、厚さなどで、手触りが見事に違います。
汗をよくかく子供や、汗っかきの大人、肌の弱い方などは、しっかりと触って確かめてから購入する方が良いと思われます。
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まとめ
ひんやりマットには、大きくざっくり分けるとジェル式のタイプと、ジェルを使わず、冷感素材を使った繊維だけの製品の二種類が存在します。
それぞれに進化をしてきているので、今ではものすごく様々な種類の冷感マットが出てきています。
今年その中でもお薦めなのは、ジェル式であれば、「塩」を使ったものがかなりの冷感を感じられるようです。
ディノスが出しているような、ソフトタイプも増えてきていますので、重さ、質感は選んで買うようにしましょう。
ジェルを使っていないタイプでは、安く買い求めるのであれば、ニトリが出しているような1000円台のものになりますが、高くても良いようであれば、2〜3万円台まで、様々なものが売られています。
国産の、きっちりとした織り方で、良い冷感素材をしっかり使っていて、なおかつ洗濯もできて乾きも早く、肌にも優しいものを一枚購入した方が満足感が得られやすいかもしれません。
費用対効果は人によって様々ですが、色んな人のレビューやブログを見る限りでは、やはり値段の高さ=満足度という構図はあるようですので、自分の財布と相談しつつ、目的によって最適なものを選んでみてはいかがでしょうか。