中学生といえば、まだまだ世間一般の知識も経験も少なく、危険な事に巻き込まれやすい時期です。時には、子供の方から、周りに迷惑をかけてしまう可能性もあります。

そんな時期に、あまりにも高機能なスマホを何の制限もなく与えてしまうと、当然、様々なトラブルに巻き込まれます。

そこで便利なのが、スマホの使用制限機能です。

誰しも聞いたことはあるとは思います。でも、大人だけが使う場合はあまり必要のない機能だったりもするため、子供がいて、渡そうという事でもない限りは、何をどのように設定すれば良いのか、分かりにくいかもしれません。

どんな制限機能があるのか、何をどう制限すれば良いのか、一通り見てみましょう。

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スマホの使用制限っていったい何?

そもそも、スマホの使用を制限するって、何をどうする事なのでしょう。

例えば、よくニュースになる、課金問題
課金をできなくする事ができれば、子供の出来心で親のクレジットカード情報を登録されて、いつのまにかいっぱい使われていた、などという悲しい出来事を回避できます。

あるいは、電話の通信料金や、データ通信量による料金
こちらは、料金プランであらかじめ上限を決められるものではありますが、よく知らないまま設定していると、家族が想像している上限を超えて払わせられるという事態にも発展しかねません。

その外にも、ゲームの使用時間や、通話の時間、インターネットのサイトを見る時のフィルタリング機能、いわゆる危険サイトへのアクセスを制限したり、そもそもスマホ自体の使える時間を制限できるものなど、いろいろあります。

いずれも、アプリで存在しますので、見た目に分かりやすく、誰でも簡単に設定できるように設計されています。詳しい使い方は、それぞれのアプリのガイドなどを見た方が良いのですが、パソコンのように込み入った知識は不要で、それほど難しく考えなくてもよさそうです。

これならスマホに詳しくなくてもやれそうですね。

子どものスマホトラブル回避のための制限事項

中学生に持たせるスマホの使用を制限する目的は、第一に、トラブルを未然に防ぐためです。
では、どのトラブルに対して、どの制限を設ければ良いのでしょう。

有害サイトへの繋がりによるトラブル回避

有害サイトを見なければ良いのですが、別に見たいと思わなくても、知らず知らずのうちに誘導されてしまう恐れがあります。また、迷惑メールなどに入っているリンク先をうっかりクリックしてしまった場合なども、勝手に繋がれてしまうのですから、制限が必要です。

これを回避するためには、フィルタリングソフトと呼ばれるアプリで、一括で有害サイトを見られなくなるようにする事ができます。また、これにより勝手に課金されるなどのトラブルも一部回避できます。

ただ、優良サイトへの個人情報登録は、できてしまう事もありますので、アプリそれぞれの使い方やどこまで制限がかかるのかは、しっかりと確認し、目的に合った物を選んで設定すると共に、しっかりと子供に、登録などは一切しない事を約束させなくてはなりません。それにより、出会い系サイトなどの利用も未然に防げます。

スマホ依存や体調管理のために必要な制限

スマホの利用時間を曜日や時間帯で設定できるアプリや、親が選んだアプリだけを使えるようにするアプリがあります。連絡先を限定することができる設定や、SNSを制限する設定が付いているものもあります。

いずれも、安心のために設定しておく方が良いのですが、子供とよく相談して、あらかじめルールを作り、体のためにも使用時間を守る事も同時に教えて、強い依存症になる前に予防する必要があります。

LINEやSNSなどによるいじめトラブルを回避

これに関しては、アプリでLINEなどを使えなくしてしまうのが一番の回避策ではあるのですが、中学生ともなると、使いたいアプリの代表になってきます。

そこで、時間制限をかけたり、徹底して人の悪口を書かない、書かれたらすぐに相談するなどの対処法と使用する時の怖さなどを、あらかじめしっかり子供に教える事が予防策となります。

子供が被害に会う場合の想定も大事ですが、うっかり友達の個人情報等をネットに拡散させてしまうような加害者にならないためにも、制限アプリでは防ぎきれない、こういったトラブルについて普段から教えておかなくてはなりません。

ウィルス感染や犯罪のトラブル

ウィルス感染については、ウィルスに対抗するアプリが別にありますので、そちらを利用して防ぎます。ワンクリック詐欺などへ誘導するフィッシングメール、迷惑メールに関する制限も、同時に行えます。

ただ、手の込んだ乗っ取りや、個人情報を自分の機器から盗まれるといったトラブルに対しては、完全には防げません。

設定はしっかり行っておき、それでも危険度0にはならないと認識しつつ、使用時にも注意するよう子供に教える事で、回避できる確率は高まります。

こんな方法でも制限できます

アプリによる制限をご紹介してきましたが、当然、知識が深い方ならば、スマホ本体を操作して、ある程度目的に近い制限をかける事も可能です。また、大手携帯会社では、子供用に設定する時の年代別のプランなどを用意しており、どの設定をどのくらいすれば良いのかなど、アドバイスがもらえたりします。

サービスとして、店舗で制限設定をしてくれるところもありますので、買う時に一度聞いてみるのもお勧めです。

アプリによって、その端末自体で設定するものもありますが、親がパソコンから、ネットを通じて遠隔操作で設定できるものもあります。

最初の設定から、子供によって変えられてしまったものを、強制的に再設定できるものもあります。

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まとめ

様々な犯罪が横行している現代、見えにくいインターネットの世界を個人が持ち歩くという事は、想像以上に危険を伴います。スマホを中学生に与えるのであれば、必ず親が勉強して、制限をかけてから使わせなくてはなりません。もちろん、法律でもそれは決まっています。

有害サイトに関する制限はもちろんなのですが、依存症からも、夜の使用による睡眠障害や姿勢くずれによる体調不良など、様々なトラブルからも守ってあげたいですよね。

アプリで簡単に登録できるとはいえ、どのくらいの時期まで、どの制限を使うかは、それぞれの親子の状況次第で変わってきます。親子関係が良好で、隠し事が少なく、守るべきルールをしっかり守る事ができる子供さんなら、さほど機械による制限にこだわる必要もないかもしれません。

ただ、子供本人がいくら守っても、友達が勝手に使ってしまったり、悪意のある第三者が情報を得ようとスマホへ攻撃してくる事も、可能性としては充分あり得ます。できる限りの制限を設け、可愛い我が子を、様々な魔の手から守り、親子で安心して楽しくスマホを使えるよう、詳しい情報を集め、研究しましょう。

アプリもたくさん出てきています。
インストールする時は、できるだけ安全そうなものを選び、今の自分が設定するなら、どの手段が合っているかを考え、子供に渡す前にしっかりとした制限をかけるようにしましょう。

参照 あんしんフィルター for docomo
子供のスマホ使用を制限する アプリランキング
TSUTAYA TONE


 

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