仕事運はいいですか?
皆さん、仕事してますか?
世の中には様々な仕事があります。接客業、営業、事務、軽作業、サポート、インストラクター、技術職、クリエイティブ系、スポーツ選手、教師、その他。皆さんがどんな仕事をしているのか分かりませんが、どの仕事にも運というものがあります。仕事運の良い人は、例えば接客業なら、良いお客さんばかりに恵まれて、会社の業績も上がっていきます。これが運の悪い人だと、クレーマーばかりに出会ったり、会社の業績が悪化して給料が下がったりします。
管理人があるとき勤めていた会社は、内部の人が会社の金を持ち逃げし、業績悪化でかなり給料が下がりました。また、あるとき勤めていた別の会社では、ある朝CEOが電話会議を開催して、「日本の皆さん、申し訳ありません。日本支社を閉めることにしました」と言ってきました。
こんな風に、仕事運が良いとはいえない、いや、むしろ悪い管理人なので、今回は必死にリサーチした結果を、こちらに公開しましょう。この記事が、皆さんの仕事運好転に少しでも役立ったら嬉しいです!
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色々な風水
風水にはいくつかの流派があります。中には流派とはいえない、日本風に完全に変わってしまった風水もあります。
風水の起源は、古代中国で宅地や村落の吉凶を占う「卜宅(ぼくたく)」にあるとされています。これが後に、生きている人が住む家を見るための陽宅風水となりました。その後、紀元前3世紀に「風水」という言葉ができあがり、死者の住む家(=お墓)を見るための隠宅風水の基礎ができあがります。そして7世紀頃になると、陰陽、五行といった考えが入ってきて、9世紀に周囲の地形や、物の形による気の流れを見る巒頭(らんとう)法が誕生します。次に11世紀になって家の間取り、方角、住んでいる人を基に気の流れを見る理気(りき)法が誕生して、現代に伝わる風水ができあがりました。
一方日本では、飛鳥・奈良時代(7、8世紀頃)に風水が伝わり、そこから陰陽道、家相学に発展し、世界的に見て独自の風水が育っています。中には九星気学という占いと風水を独自にミックスしたものを風水と呼んでいる人たちもいます。
ここではこうした、日本独自の風水は考えずに、本家中国の風水で考えたいと思います。
巒頭風水から見た玄関
巒頭法の「巒」という字。管理人は風水に関わって初めて見ました。意味は「やまなみ、連なる山、みね」で、「らん」は音読み。訓読みだと「みね」だそうです。皆さんはこの漢字、知ってましたか?
巒頭法から仕事運を考えると、住居がどういうところに建っているかという話になります。特定の会社に勤めているなら、その会社の立地も関係してきます。ざっと書くと、運気を下げる立地は「埋立地に建っている」「周囲の建物の中に、その角がこちらに向いている建物がある」「道路がY字型に分かれたところに建っている」「三角形の土地に建っている」「四方を高いビルに囲まれている」などがあります。
また、玄関を開けたときに見える景色は、巒頭法の管轄になります。玄関の前に他の住居の玄関がある位置関係は、半目や不和を招くと言われます。もうひとつ、玄関を出てすぐに、下に下る階段またはスロープがあるのもよくありません。この条件は財運を下げ、店舗の場合にはお客さんの入りが悪くなると言われています。
仕事運を上げたければ、まずはここに書かれた条件の住居には住まないことにして、勤め先の立地も気にしてみましょう。
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理気風水から見た玄関インテリア
一般的に風水というと、この理気法を指します。そもそも玄関は良い気を呼び込むところです。そのため玄関をいつもきれいに掃除しておくのは、仕事運だけに限らず、すべての運気を上げる効果があります。ドアも表札も、すべてきれいにしましょう。靴は最小限のものだけを出しておいて、他は下駄箱にしまってください。傘立ては陰気が溜まりやすいので、晴れた日には外に出したりすると良いです。
気は家の中から見て左手の方を通り、部屋の中を巡って、右手の方から出ていくと言われます。そのため、良い気を呼び込むには、玄関の左側にインテリアを置く手があります。定番は観葉植物や花。その他に鏡や、光を反射するクリスタルなども非常によいです。ちなみに、玄関正面に鏡を置いたり、そこに肖像画を置くのはNGです。どちらも、せっかく入って来ようとする良い気をはね返すことになってしまいます。ついでに、玄関から入ると、そこから家の奥の窓が見えるような間取りも、入ってきた良い気がそのまま抜けていってしまうのでNGです。
玄関の左側に置物を置くのは、何を置くかを注意すれば良い効果を生みます。一番良いのは、龍の置物。気の入り道である、家の中から見て左側に龍の置物を置くと、気の流れがスムーズになります。しかし例えば、犬の置物はトラブルや事故など悪い変化をもたらすので、絶対にNGです。動物の置物なら十二支の動物がお薦めです。
他の代表的な、NGな置物にドライフラワーとぬいぐるみがあります。ドライフラワーはいわば「死んでいる花」なので、陰気を呼び込みます。ぬいぐるみは、せっかく入ってきた気を吸い取ってしまいます。
玄関マットも、運気を上げるには必需品です。玄関マットは、外から持ってきた悪い気を払い落とす効果があります。コットンやシルク、天然素材のものがお薦めです。後は明るくして、良い香りで満たされていると、最高の仕事運を呼ぶ玄関になります。しかし、このような玄関にしても、どうも運気が悪いという人は、玄関の方位が悪いのかもしれません。
方位が悪いのを化殺するインテリア
本格的な風水では、日本独自の風水のように、特定の方角がいつも悪いという概念はなく、鬼門の考えもありません。あるのは、この人にとってこの方位は良い、または悪い、という概念です。自分にとって各方位がどんな意味を持つかは、本命卦(ほんめいか。または、ほんめいけ)で調べます。本命卦は生まれ年と性別によって決まるのですが、一年の始まりを1月1日とするか、立春とするかで流派があります。とりあえず例として、1988年9月に生まれた女性にとっての、方位の吉凶を紹介しましょう。
「本命卦」で検索すると、自分の本命卦が何かを調べられるサイトがいくつか出てきます。この例の人の場合、本命掛は「震」で、方位の吉凶は良い方から順に「南」「北」「南東」「東」「南西」「北東」「北西」「西」となります。玄関は家の顔なので、吉方位にあることが望ましいのですが、もしこの女性が、西に玄関のあるところに住んでしまったらどうすればよいのでしょう。
風水には化殺(かさつ)という考え方があります。これは、例えば玄関が凶方位にあった場合、そこに何かを置くことによって凶位を減らすやり方です。
この女性の例の場合、詳しいことは省きますが、五行でいう「水」の性質を持ったものを玄関のインテリアとして選ぶことによって、最凶方位の凶位をやわらげることができます。ダイレクトに水槽、水を入れたコップ、ガラスの花瓶などはもちろんのこと、水を連想させる絵も効果的です。また、青系の色のインテリアを選ぶ手もあります。
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実は巒頭法が必要な場合も
上記のことをすべてやっても仕事運が悪かったとしたら、専門の風水師に巒頭法も含めて見てもらうのも手でしょう。実は、理気法を大切にする流派でも、半分以上の運が巒頭法に寄るものとしています。これが巒頭派の場合には、80%の運は巒頭法で決まるとしています。もし巒頭法で非常に悪い土地となった場合、それなりに遠くの土地に引っ越さない限り、仕事運が悪いままである可能性もあります。自分の住居の周りだけ見て良さそうに思えても、実はもっと広い範囲で、気の悪い土地ということもあり得るのです。
仕事運が悪いと思ったらまず、ここに書かれたようなインテリアを飾り、玄関をいつもきれいに明るくする。それでダメなら専門家に頼りましょう!