湿気が多くなる季節や、溜まりやすい気密性の高い室内では、湿気取り対策で頭を悩ませている人も多いですよね。
室内でよく飾られている、花や観葉植物で、湿気取りがわりに使えるものってあるのでしょうか。

鑑賞できて癒される存在である植物で、湿気取りまでできてしまうなら、お手軽かつ有効活用できて一石二鳥!
そんなの甘い考え?でも、どうしても知りたいという方。
どうして湿気取りができるのか、できないのか、まとめてみましたのでご一読ください。

湿気取りができそうな植物って何?

「チランジア」という植物をご存知でしょうか。
中南米、西インド諸島など熱帯、亜熱帯の砂漠や森林に生息しています。
土を必要とせず、根ではなく葉から水分を吸収する事から、「エアプランツ」という呼び名で売られていて、最近インテリアにもよく用いられて専門誌にも載るほどの人気なんだそうです。

種類も豊富で、600~700ほど種類があり、形も色も様々です。
一般的には、観葉植物として、小さいものなら100円ショップなどでも売られています。
成長が遅く、根っこがほとんどなく、空気中の水分を葉から効率よく集められ、それにより生息できるという特徴から、湿気取りに役立つのではと考える人もいるようです。

週に2~3回の霧吹きだけしておけば生息でき、湿度の高い季節には、その水やりすらもほぼしなくても生きられる、という事が謳い文句になって、近年では様々な場所で売られるようになってきました。

ただ、似たような特徴を持つものには、根っこはありますが、サボテンなどの乾燥地帯で生息する植物も多種あります。
これらを湿気取りに使う?事ができるかどうかは・・・次に考察してみました。

できないかできるか試してみる?

植物は、多かれ少なかれ、呼吸をする時に水分を発散しています。
これを、蒸散と言います。
サボテンやエアプランツも、雨の少ない過酷な地域に生息するため、夜に呼吸をするための穴、「気孔」が開きます。
気孔が開くとき、温度調節のためだったり、二酸化炭素排出だったり、様々な植物ならではの理由で水分を発するのです。

つまり、いくら昼間ある程度空気中の湿気を植物内部に取り込んだとしても、夜になるとわずかながらでも蒸散する可能性があります。

この蒸散の機能があるため、植物園のプレハブの中は、結構湿度が高くなっていますし、観葉植物はむしろ、エアコンが効いた乾燥した部屋でほどよく加湿してくれるという、ありがたい効果があります。
吸湿とは逆ですよね。
本来、植物は除湿とは無縁の存在と言えます。

また、植物の大きさや能力により、吸湿能力は決まってきますが、エアプランツの大きさは、買ってきた時はさほど大きくない上に、成長が遅い事も特徴の一つです。
除湿器や、除湿剤のようにたっぷり空気中の水分を吸って、部屋の湿度を下げてくれるといった用途にはまったく使えない事が予想されます。

それでも、大量に買ってインテリアとして壁一面に飾ってみると、少しくらいは効果があるのかもしれませんが・・・。
結構、育てるのも簡単ではなく、コツがあるようです。
どのような環境で、どう育てると良いのかは、次で見てみましょう。

育てるならこんな事に気を付けて

まず、エアプランツには、数多く種類があります。
砂漠に生息するものもいれば、湿度の高い森林に生息しているものもありますが、基本的に蒸れる状態や直射日光が苦手なので、風通しの良い直射日光の当たらない場所で育てます。

乾燥に強い種類と、弱い種類があるので、購入時点ではどちらなのかをまず確認する必要があります。
そして、水をやらなくてもよさそうに説明書きに書いてあったとしても、水は適切にやらないと、枯れたり、腐ったりしてしまいます。

春から夏にかけては、涼しい夕方ごろに霧吹きで週に2~3回水を全体にふきかけてやります。
冬なら週に1回程度です。
そして、ふきかけた後は、しっかり乾かしてやる必要があり、風通しの良い場所でかわかします。

しばらく水やりを忘れたからといってすぐに枯れるわけではありませんが、回復のためには、全体を水に付けて6時間ほど置くという作業で、復活させる事もできるようです。

インテリアとしては、とてもおしゃれで、どんな素材の容器と合わせても、発想次第で組み合わせがきくので、より親しみやすい植物と言えるかもしれません。
枯れ木と合わせても良いでしょうし、針金やガラス瓶、陶器や糸、様々な場所へからませたり、くっつけたりして楽しむ事ができます。
それこそ、専門誌やホームページ上で、様々な飾り方、かっこいい見せ方などが山ほど紹介されています。

リース状にまとめれば、それだけで部屋がおしゃれな空間になるかもしれませんね。

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まとめ

チランジア=エアプランツは、葉から水分を効率よく吸収できるというその特徴から、日本の湿気対策にも使えるかも?と考える人もいるようです。
結果から言いますと、部屋の湿度が下がるほどの除湿、吸湿効果は見込めないと思われます。

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ただ、インテリアとして、そして、手間が少ないという意味では初心者にとって親しみやすい植物の一つであり、面白い特徴を持っている植物です。

実際にどのくらい湿気を吸うのか、吸わないのか、この夏購入して試してみてはいかがでしょうか。

ただ、風通しの良い場所で育てた方が良い植物なので、通気性の良い場所へ置くことになりますよね。
そうなると、その場所はそもそも、あまり湿気の溜まらない、除湿のほぼ必要のない場所という事にならないでしょうか。

空気中の水分である程度生きられるとはいえ、間違ってもクローゼットの中へ置いたりしない方が良いでしょう。
植物にとっても、服やクローゼットにとっても、最悪の結末が待っています。

似たような、霧吹きだけで生きられる植物は他にもあり、サボテンやコケなどもその代表格ではないでしょうか。
でも、それらも、水分を体内にため込むのに効率よく水分を集められるというだけなので、体積以上の水分を吸い取ってくれるわけでもなく、集めた水分を変換できるわけでもありません。

除湿という点で考えるのであれば、やはり植物には頼らず、人工的な知恵と工夫が必要だと思われます。

参照URL:4つのポイントをおさえるだけ!元気なサボテンの育て方
エアプランツを育ててみよう。初心者向けオススメの種類と管理について
お部屋のアクセントに!エアプランツのおしゃれな飾り方アイデア集 – NAVER まとめ
除湿効果のある観葉植物 – ガーデニング・家庭菜園 解決済 | 教えて!goo


 

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