パスポート写真は履歴書の写真のようにきちんと撮らなければいけませんが、さらに顔の位置や画質など厳しい条件もあります。
特に小さな子供は大人と同じような写真を撮ることはかなり難しいと言えます。
そこで子供のパスポート写真の服装や撮影方法などについてまとめてみました。
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Contents
パスポート写真の子供の服装
服装は大人も私服のラフなもので良いように子供や赤ちゃんでも同じです。
つまり「何を着ても良い」のですが、いくつか注意点がありますのでチェックするようにしてください。
- 背景とのコントラストがはっきりしている色の服を着ること
パスポート写真の背景に相応しいのはやはり白、または非常に薄いグレーや白に近い淡い色となります。この色と被らない濃いめの色が良いのです。白の背景に白の服では輪郭が分からなくなってしまいます。
背景とのコントラストがはっきりしていれば何色の服でもどんな模様でも問題ありません。幼稚園の園児服でも構わないのです。
- フリルなどが首や顔に掛からないこと
どんな服でも構いませんが、特に顔や顎に掛からないように撮影時には気を付けることが必要です。
- 制服にこだわることはない
中高生だと「やはり学生らしく制服で・・・」と考える人もいますが、こだわる必要はありません。
たとえ留学であってもパスポートは基本的に出入国審査でしか使いませんので本人が着たい服を着れば良いのです。
赤ちゃんのパスポート写真はどうする?
一番難しいのが赤ちゃんの写真ですね。
「赤ん坊だから・・・」と多めに見てくれる国や審査官はまずいません。
個人の身分証明となるものですから、大人同様に本人であることが明確にわかる写真を要求されます。
では赤ちゃんの写真を撮る時のコツを説明いたしましょう。
家で撮影する時
以下のいずれか二つの方法があります。
- 親が後ろから抱っこする。
ぐずついたりせず機嫌の良いタイミングで親が膝の上などに乗せて、側面や首も支えてあげましょう。
なるべく自然体で撮影出来る様にします。
大きめのタオルを使ってその中に赤ちゃんを包み込むようにすると安定し、赤ちゃんも安心すると思います。 - ベッドやカーペットに寝かせた状態で真上から撮影する。
これが一番自然体かもしれません。
カーペットに寝かせる時も極力薄い布団やタオルを敷いてその上に寝かせるようにしましょう。
この場合、ベッドやカーペットが写真の背景になりますので白や薄く淡い色の物を使いましょう。
写真館で撮ってもらう時
プロですから子供をあやしたりしてくれますが、ある年齢以上の子供はOKでも赤ちゃんを扱うのが苦手な写真館もあるようですので、事前に聞いておいた方が良いと思います。
また苦手と言うだけでなくて、設備的にも首や腰が据わっていない赤ちゃんの撮影に対応できないところもあります。
全国或いは地域の写真チェーン店は赤ちゃんも含めてすべての対応を行っていますので一番無難だと思います。
なおパスポートセンターの撮影店では赤ちゃんはやってくれないところもありますので要注意です。
自分で歩ける子供の写真撮影
概ね1歳以上という事になりますが、時として赤ちゃんよりも難しくなります。
お気に入りのおもちゃであやしながら撮影する、そして極力椅子などに座らせた状態で撮るのがコツです。
「遊び疲れて眠くなる一歩手前が撮影時」という人もいるようです。
会話が出来る子供ならばかなり撮影は楽になりますが、命令口調で姿勢などをお願いすると恐がったり緊張しすぎたりする子供もいるので優しく話しかけることを忘れないでください。
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赤ちゃんや小さな子供の写真撮影時の注意とテクニック
家で撮影する時の重要なポイントとして以下のような項目があります。
- 子供の機嫌を損ねないように
泣いている顔も想い出の写真としては良いですが、パスポート用は身分証明写真なので極力真顔が良いのです。
難しいことではありますが、機嫌が良ければ笑う顔の合間に真顔を見せてくれる瞬間が必ずあります。 - 安全第一であること
特に寝ている状態を真上から狙う時などはカメラのファインダーや液晶画面に夢中になると足元が見えなくなります。
間違っても子供の体を踏まないように気をつけましょう。 - 三脚は使わない方が良い
小学生以上ならば大人と同じ撮影スタイルでも大抵大丈夫なので三脚を使って安定した状態で撮影するのがベストですが、赤ちゃんや小さな子供の場合は動き回ることも多く正面からのベストショットを狙いにくいのでカメラやスマホは手持ちで撮影した方が良いです。
手持ちで撮影するとどうしても傾いた写真になりがちですが、画像編集ソフトを使えば傾きを補正出来ますので撮影時は気にする必要はありません。
- 連写機能を使うのも技の一つ
正面から真顔で、というのは赤ちゃんや小さな子供では大変に難しいのですが、「あと一歩」であればカメラやスマホの連写機能を使ってみましょう。
それほど高速に設定する必要はありませんが、連写で撮影するとかなりの確率で「これはうまく撮れた」というショットが得られるはずです。
撮影後に上手く写った一枚をプリントすれば良いのです。
- 動きが活発な赤ちゃんや子供の場合
このような場合はなるべくスマホは使わず普通のデジタルカメラの方が適しています。
理由はスマホは止まっているものはきれいに写せますが、少しでも動いたりするものに対しては、まだまだカメラの基本性能が普通のコンパクトデジタルカメラに追い付いていないからです。
でも一眼レフである必要はありません。
もちろんスマホしか持っていない方もいらっしゃると思いますのでその場合は以下のようにして撮影してください。
- 感度を高くする。
撮影感度はISOという数字で表示されますが、これを高い数値例えば400とか800にして撮るとシャッタースピードが速くなって動く子供も撮りやすくなります。
但し感度を上げ過ぎると画質が悪くなりますから要注意です。 - スポーツモードにして撮る
殆どの機種についているスポーツモードで撮影します。
このモードではシャッタースピードが速くなり、動くものに最適な調整をしてくれます。
「赤ちゃん撮影」というモードも機種によりありますが、これは子供の肌をきれいに撮るなどのためなので動きが激しい赤ちゃんには向いていないこともあります。
- 極力フラッシュは使わない
薄暗い部屋でパスポート写真を撮ることは無いと思いますが、フラッシュはなるべく使わないようにしましょう。
理由は赤ちゃんや小さな子供はフラッシュの光にびっくりして泣き出したり、恐がって写真を撮られるのが嫌いになることもあるからです。
しかし顔が暗くなることもありますので、このような時は撮影者の背中または頭上に照明が来るようにして、積極的に部屋の照明が子供の顔に当たる位置にします。
または撮影者が白い服を着る、または白いタオルや布を体の前に付ける、やや大きめのアルミホイルを胸元に貼るなどすると光を反射して子供に当たるようになり、顔が暗くなることを最小限防げます。
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赤ちゃんや小さな子供のパスポート写真のまとめ
工夫次第で首が据わっていない赤ちゃんのパスポート写真も自宅で撮ることが出来ます。
難しいことは殆どなく、ちょっとした一工夫でスマホでも子供に威圧感を与えず自然な表情で撮影することが出来るのです。