和菓子を土産に

和菓子にはどんなものがあるか知っていますが? 「赤福」「安倍川もち」「あまなっとう」「あられ・おかき」「あんころもち」「あんドーナツ」「芋けんぴ」「ういろう」「うぐいす餅」「小倉羊羹」「おこし」「おはぎ」「ひなあられ」「柏餅」「カステラ」「かるかん」「きんつば」「くず餅」「金平糖」「せんべい」などなど。これに加えて数々の創作和菓子もあるので、「土産に和菓子が欲しい」と言われても悩んでしまいます。

そんな中から何を選ぶかというと、選ぶポイントは「とてつもなくおいしい」「老舗の味」「東京限定」などとなってきますでしょうか。昨年2016年のランキングを参照してみたりするのもいいでしょう。

管理人はそんな方々をお助けするため、また、趣味もあって、おすすめの帰省土産に適した和菓子を厳選してみました。参考にしていただけたら嬉しいです!

空也(くうや)で購入する和菓子

空也は1884年、上野池の端に創業。戦災で一旦焼失し、昭和24年に銀座並木通りに移って今に至ります。提供しているのは「空也もなか」と季節の和菓子だけ。要予約で発送&配達なし、営業時間は17時までで日曜祝日はお休みという、ちょっと聞くと、若干敷居が高く感じるお店です。夏目漱石の「吾輩は猫である」に登場している名店です。

空也もなか

空也のほとんど唯一の商品である「空也もなか」。焦し皮に小豆のつぶし餡(自家製餡)一種類です。小豆と砂糖を充分火を入れた餡で、添加物、保存料は一切使っていませんが、四季を通じ一週間位は日持ちするとのこと。食べたことのある人はみな絶賛するこのお菓子、予約電話をかけてもなかなかつながらないことが多く、せっかくつながっても「今週はもういっぱい」とか言われたりしますので、早めの予約をおすすめします。一ヶ月前から予約可能です。

季節の和菓子

空也では季節の和菓子も当日その場で購入できます。その中でもおすすめの2つを紹介しましょう。

「空也双紙」は薄いカステラ生地で、最中とはまた違う印象の粒あんをはさんだ正方形に切り出されたお菓子。表面には空也の文字が刻まれていて、それはまた美術品の趣きさえ感じます。

「空也餅」年に2回だけ、一ヶ月間しか販売されないプレミアムな和菓子で、もち米の「つぶつぶ」がそのままのお餅になっています。見るからに、もちもちしてみずみずしい、お餅です。中の餡は、普通の餡という感覚とは違う、ほぼ小豆をつぶしたものという感じ。小豆の皮がボロボロ入っています。豆好きには最高の逸品です。

季節の和菓子は極めて足の早い商品です。朝に買い求めて、その日中に食べないとならないので、帰省先にはあらかじめ、そうした土産を買っていくと伝えておいたほうが無難です。

銀座かずやで購入する和菓子

店主の古関一哉さんは、割烹、懐石料理等、日本料理の職人として7年間修行を積み、それから和菓子の世界に入りました。2002年、「抹茶のおとうふ」という商品で第21回神奈川県名菓展菓子コンクールに出場し、技術賞を受賞しています。板前の経験を生かした、煉(ね)り菓子特有の食感と風味が高い評価を得て、今までにない新しい和菓子と評判になりました。その彼が2005年に創業したのが「銀座かずや」です。

かずやの煉

「抹茶のおとうふ」を進化させた「煉(れん)」シリーズが、このお店の主力商品です。「抹茶のおとうふ」自体は「かずやの煉」と名前が変わりました。選び抜かれた八女星野村の高級八女抹茶をふんだんに使用してあります。煉り菓子特有の食感と風味にこだわり、微妙な火加減、タイミングで長時間煉り上げてあり、滑らかな舌触りと、口の中に広がる風味が絶妙とのことです。冷蔵で2日間しか持たないので、土産にするには保冷バッグが必須です。また要予約商品なので、余裕を持って予約をしておいてください。

銀座かずやには他にもたくさんの和菓子がありますが、「煉」シリーズ以外は基本的に予約不要で、中には6ヶ月持つものもあります。現在、東京で非常に注目されている和菓子の味を帰省土産にしたいという人は、とにかくこのお店に行ってみてください。なお、こういった日持ちのする商品は通販でも購入可能です。

東京駅

他にも東京の和菓子の老舗はたくさんありますが、そんな敷居の高いお店ではなく、もっと土産店がたくさん集まっているところで普通に選びたい、という方がいるでしょう。そんな方々のために、東京駅で人気の和菓子を紹介しましょう。

蜂の家「まゆ最中」

東京駅構内地下1階グランスタ内にある蜂の家で購入できます。蜂の家を代表する「まゆ最中」は、5種類の小倉、胡麻、白つぶし、柚子、黒糖の味があって、まゆの形をかたどった、5つの色とひと口サイズの最中です。見かけも非常に可愛いので、土産には非常に喜ばれるでしょう。日持ちは14日程度です。

桂新堂「海老づくし」

桂新堂東京駅セントラルストリート店で買える、同店定番の和菓子「海老づくし」は、純国産の天日塩、北海道産のビートグラニュー糖、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、愛知県産の小麦粉などを使って作ってあります。桂新堂はえびせんべいひとすじで150年やってきている会社。そのこだわりを感じてください。賞味期限は195日です。

常盤堂 雷おこし本舗【人形焼】

明治の始め、文明開化の波に乗ってやってきた「カステラ」と、日本古来の「餡」が出会って誕生したのが人形焼です。現在では東京浅草を代表する和菓子と言えます。常盤堂の江戸銘菓「雷おこし」は観音様参拝のおみやげとして、家を「おこし」、名を「起こす」という縁起の良さから、創業以来250年の間、親しまれてきました。そんな変わらぬ美味しさを土産にいかがでしょう。日持ちは40日で、「常盤堂 雷おこし本舗 東京駅店」で購入できます。

三州総本舗 東京ふみう・江戸むすびせん

三州総本舗の「東京ふみう」は、同社が提供する東京駅限定のブランドです。人気の「江戸むすびせん」は、醤油・塩・味噌の3種のせんべいが詰め合わせになっています。香ばしく焼き上げたおむすび型せんべいを、東京あきる野市所在「近藤醸造」の国産丸大豆醤油、伊豆大島産伝統海塩、東京23区内唯一の味噌醸造元「糀屋三郎右衛門」の手づくり味噌で味付けしてあります。日持ちは60日程度です。正に「東京の味」と言えるこのせんべい。是非土産にしてみてください。東京駅構内の「銘品館」で購入できます。

まめぐい「まめぐいみやげ」

「まめぐい」という和菓子ショップは、同社の和菓子を「まめぐい」で包んで販売する、一風変わったお店です。まめぐいとは約27cm×27cmという、手のひらに納まってしまうようなかわいい染布です。まめぐいは、明治時代から続く染めの技法「注染」を用い、職人の手によって作られています。

店頭では飴、あられなどのお菓子、お茶、小さな雑貨と、それに合わせる約200種類のまめぐいを選ぶことができます。好みの「まめぐい」と中に入れるお菓子をカウンターに持っていくと、それが組み合わされた商品「まめぐいみやげ」ができあがります。購入は「まめぐい グランスタ店」へ。

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最後に

さて、敷居がとてつもなく高いのから、簡単に買える土産まで紹介してきました。老舗や注目の和菓子店の逸品は、是非一度は買っていきたいものです。また東京でしか変えない東京限定の和菓子は、土産として非常に喜ばれることでしょう!

 

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