知っているようで知らない巨大市場「築地」

移転問題などで、大きくクローズアップされた「築地市場」。東京都の小池百合子知事は、移転時期さえ明示しなかったものの中央卸売市場(築地市場)を、築地を豊洲に移転し、今の築地市場の場所も「5年後をめどに再開発する」という方針を発表しました。ということは、今の築地を楽しめるのは、もうちょっとの間だけ。長くても2020年の東京オリンピック前には、今の築地を楽しむことはできないことになってしまいました。えー。新しい「豊洲」も良いかもしれませんが、どちらかといえば、行ってみたいのは、雑多で、でも活気があって、なんか通だけが知っている雰囲気がぷんぷんとにおうお店がある「昔ながらの今の築地」じゃないでしょうか。よし、無くなっちゃう前に、「築地に行っちゃおう!」と、決しているひとも、相当、多くいらっしゃるんじゃないでしょうか。ん?でも、その前に、そもそも「築地って、どうやったら行けるんだっけ?」「やすみはあるの?」「営業時間は?」「見学はできるの?」「買物はどこで?」「食事できるところは?」などなど、知っているようで、知らないことが多くありませんか。初めて築地市場に行ってみたいという方のために、築地市場で迷わない方法を教えちゃいます。

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築地は日本を代表する観光スポット!

そもそも、「築地」って、なんなんだろうと思いませんか。「東京にある市場でしょ」。そうです、東京都が
開設している「東京都中央卸売市場」のひとつです。本来は、卸業者や仲卸業者、関連事業者などの業者販売を前提としていた市場ですが、築地市場の売上の減少などから業者以外のひとも入場できるように規制を解除した経緯があり、今では、世界最大の取引量を誇る市場を見学できたり、新鮮な生鮮食品を買ったり、その新鮮な素材を使った料理を食べられることなどもあって、日本を代表する観光スポットとして、外国人観光客にも大人気のスポットになっています。

「場内」と「場外」があるって知ってました?

じゃあ、「築地」が2つのエリアからできていることは知っていますか?一般的に言われている築地市場は、いわゆるプロの人たちが買い付けなどを行う「場内市場」と、通常の商店街と同じように、一般のひとや観光客向けのお店も多い「場外市場」に分かれています。この「場内」と「場外」に1000店以上のお店が集まって「築地市場」というエリアを構成しています。皆さんがテレビなどでよく見る「セリ」が行われ、新鮮な魚介や野菜などの仲卸店がひしめくように並んでいるのは「場内」で、買い付け人などにも人気の飲食店があるのも、この場内市場です。築地の醍醐味を味わうには、やっぱりこの「場内市場」ということになると思います。場内市場でも、一般の方でもプロがお店で使う新鮮なマグロを買ったり、おでんの種などを買えたりするお店もたくさんあります。でも、買い物をする場合は、スーパーで売っている量よりも多い業者用の量で売っているお店も多いので注意してください。

出典:魚がし横丁公式HP

 

築地の最寄り駅は大江戸線の築地市場駅

それでは、まず、築地へのアクセスについてお教えしましょう。最寄りの駅は、都営都営大江戸線築地市場駅で「A-1」出口を出ると場内の正門前に出ます。東京メトロ日比谷線の築地駅、都営浅草線の東銀座駅、JR新橋駅も徒歩圏内ですが、場内の正門前まではいずれも10~15分ほど時間が掛かります。JR東京駅からは、山手線でJR浜松町駅に乗り換え、そこから徒歩で7分ほど掛かる都営大江戸線の大門駅に移動。そこから都庁前行きに乗車し、築地市場駅へと向かうのが一般的で、所要時間は約17分ほどです。羽田空港からは、東京モノレールで浜松町駅まで移動して、都営大江戸線の大門駅から乗り換えが一般的で所要時間は35分ほどになります。駐車場は、「場外」に有料の築地川第一駐車場がありますが、駐車場へは「晴海通り」からしか入れないので注意してください。入口は、「正門」のほかに、「海幸橋門」と「市場橋門」がありますが、「正門」は車両の行き来が多いので、「海幸橋門」や「市場橋門」を利用した方が安全です。

出典:築地場外市場公式HP

カレンダーで築地の休日をチェックしよう!

「これで築地に行ける!!」と、ワクワクしちゃう方もいると思いますが、ちょっと待ってください。築地市場にもお休みや一般の方が入場できるエリアが決められています。まず、お休みですが、日曜と祝日に、水曜日も臨時休業となる場合があるので、事前にカレンダーでチェックすることをお勧めします。場外市場も、場内の休業日に合わせてお休みとなる店舗が多いです。
(参照:東京都中央卸売市場

入場できるのは魚市場と青果市場に魚がし横丁だけ!

一般の方が入場できる場内のエリアは、魚市場と青果市場、魚がし横丁で、営業時間自体は市場ということもあって早朝からやっていますが、早朝は、プロの方たちがセリや買い付けなどの仕事を行っているので、ゆっくり見学や買い物ができません。一般の方たちにお勧めの時間は午前9時から午後2時ぐらいまでの間。市場は朝早く始業しているので、買い物のできるお店も飲食店も午後3時ぐらいになると閉まってしまうお店が結構、多いんです。お目当てのお店があるときは、午後2時前までには行けるようにしておきましょう。また、東京都では小学生から高校生の団体見学の案内も行っていますが、こちらは事前の申し込みが必要。マグロのセリの見学は一般の方もできますが、事前の予約や申し込みはできないのでご注意! 見学したい方は、現地で午前5時(早まる場合もあり)から始まる先着順の受け付けを行ってください。場内はトラックや「ターレ」と呼ばれる小型特殊自動車などが走り回っているので注意が必要ですし、通路も狭いので、団体で歩いたり、スーツケースなどの大きな荷物やベビーカーも通行の妨げになったりする場合があるので、配慮が必要です。東京都中央卸売市場のホームページなどで事前にルールや注意事項をチェックしておくのがベストです!
(参照:東京都中央卸売市場

お食事なら「魚がし横丁」に行ってみよう!

さあ、これで、行き方も行ける場所も楽しめる時間帯もバッチリ! あとは、お勧めのお店ですね。場内では、築地の花形のマグロを筆頭に新鮮な魚介類の宝庫。めったにお目に掛かれない国産のししゃもや今では目にすることも珍しくなったクジラなどのほか、おでんの練り物や高級海苔なども販売しています。食事をするなら飲食店がぎっしりと並ぶ「魚がし横丁」に行ってみましょう。絶えず行列ができている6号館の「寿司大」や、新鮮な海鮮がこれでもかと載っている海鮮丼で人気の6号館の「大江戸」と「仲家」もお勧め! 甘味では1号館のだんごの「茂助」もファンが多い名店です。1号館には牛丼の吉野家1号店もあるので、あわせてチェックしてみたらいかがでしょうか。

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出典:MATCHA公式HP
出典:東京都中央卸売市場公式HP

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「場外市場」にも専門店や食事ができるお店が盛りだくさん!

場外市場にも、マグロをはじめ、干魚、乾物、青果、珍味などの専門店のほか、玉子焼きのお店や菓子、お食事処や軽食、喫茶を楽しめるお店が盛りだくさん。場内と合わせて、場外も一緒に楽しんでみてください。

出典:築地場外市場公式HP

 


 

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