おしゃれな絵を玄関に

気を抜くとすぐに雑然としてしまう玄関。ここを整理して、絵画などを飾ったりすると、友人・知人が来たときの印象がかなり変わります。しかし玄関に絵を飾る意味は、そういった対人関係のためだけではありません。実は風水的にも意味があることなのです。

風水。どんなものか知ってますか?

「北東は鬼門で、南西は裏鬼門とか言って、家相を見たりするやつでしょ」

いえ。違います。これは風水ではなくて、日本で発達した陰陽道です。

「恋愛運を上げるにはピンク、とかいうやつでしょ。東南にピンクが基調の絵を飾るとさらにいいとか?」

ちょっと違います。これは風水ではなく九星気学の考えです。ただし、日本ではこの九星気学も含めて、風水と言っている人がたくさんいます。元々の風水では、この人の恋愛運を良くしたいのならこのカラーやこの方位というのはあっても、誰にでも通用する恋愛運を上げるカラーや方位はありません。

「じゃあ、風水って何?」

よくぞ、聞いてくれました。それでは風水の基本を紹介しましょう!


また、他にも、自宅の玄関で出来る風水に関する記事はいろいろあります!

「玄関でできる風水」の記事一覧はこちらから

風水とは

風水は陰陽五行を用いて、すべてのものに宿る気を見極め、その時間変化や、相性などから、運勢を好転させる方法を見つけ出すものです。五行とは「木」「火」「土」「金」「水」の5つの元素ですべてのものができているという思想です。それぞれの元素には特有の性質やカラーがあります。また、五行のそれぞれには、相手を発展させる「相生(そうせい)」の関係と、相手を破滅させる「相克(そうこく)」の関係があります。どの元素がどれに対して相生になって、どれに対して相克になるかは、この図を見てもらうと分かります。


この図を右回りに行くと相生の関係で、同じ右回りでもひとつおきに行くと相克の関係になります。例えば火はすべてを燃やして土に養分を与えるので、土に対して相生です。一方、金に対しては、高熱で溶かしていくということで相克の関係となります。

風水にはこの五行ともうひとつ、陰陽を発展させた八卦を用います。世の中、女性の心を持った男性がいるように、陰と陽だけではきっちりと分けられません。そこで陰と陽とをそれぞれ「陰の陰」「陰の陽」というように分けて、四象が考え出されました。しかしそれでも微妙な性質は表現できないということで、四象を再び陰陽で分けた八卦が生まれました。八卦はそれぞれ五行と、方位、その他の要素と結びついています。

坤(こん) 土 南西
震(しん) 木 東
艮(ごん) 土 北東
乾(けん) 金 北西
兌(だ)  金 西
巽(そん) 木 南東
離(り)  火 南
坎(かん) 水 北

実は八卦と方位の関係はこれだけではなく、同じ、例えば坤が、違う方位付けだと北に結びついていたりします。今回列挙したのは、一般に占いに用いられるときの方位で、もうひとつ別な方位付けは、呪符などに使われるようです。

と、これくらい基礎を読んでもらえれば、玄関の話に入れます、、、ってわけでもないのですが、とにかくそろそろ玄関ネタに行きましょう。

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※ マンション購入前に知っておけば良かったとならないための風水の基礎

※ 玄関や水回りが鬼門にある!となったら、風水でできる対策は?

風水において玄関は


風水において玄関は、良い気を迎え入れるところです。そのため一般的に、いつもきれいにしておき、インテリアとしておしゃれな絵を飾ったりすると良いというのは言えます。飾り方は、入ってきた人の目線に合う位置に、あまり大きな絵ではなく、壁面の一割程度の絵を飾るのが良いです。この際、玄関の正面に絵を飾るのはNGです。ここに飾った絵は鏡の役割となり、入って来ようとする良い気を跳ね返してしまいます。

とは言え、上記の条件で飾れば、どんな絵でも良いというわけでは、全然ありません。

一番無難なのは風景画です。見ていて落ち着く絵が好ましく、例えば北欧の厳しい自然を扱ったような絵は好ましくありません。花の絵なんかは華やかで、非常に好ましい絵のひとつです。

風景以外に、玄関に動物の絵を飾るのは悪くない選択です。
ただ、動物を何にするかについて注意が必要です。龍の絵は、玄関を入って右側に飾ると良いと言われます。気は玄関から、右側の壁をこするように入ってきて、最終的に、今度は左側の壁をこするようにして出ていきます。入って右側に飾った龍の絵は、この流れをスムーズにする働きがあります。逆に、良い気が出てしまうのを防ぐには、左側に虎の絵を飾ります。

カエルの絵は良縁を呼び寄せ、獅子の絵は余計なトラブルを遠ざけ、招き猫の絵は金運を上げると言います。ただし招き猫の場合には、元々たくさんの人が訪れる家でなければダメです。めったに人が来ない家で招き猫の絵を飾ると、逆に金運がその絵に吸収されてしまうので注意してください。

その他に十二支の動物たちが大丈夫で、それ以外の動物の絵は飾らないようにしたほうが無難です。特にNGなのは犬の絵です。風水では玄関に犬の絵があると、仕事運が低下し、家庭内トラブルも起きやすくなるとしています。

玄関に人物画を飾るのは止めましょう。そういった絵は、せっかく入ってくる良い気を吸い取ってしまいます。同じ理由で、作者の思いがこもりすぎている絵や、宗教画も避けたいところです。また、モダンな抽象画は、よほど暖かみを感じるものでない限り、一般的に避けた方が無難です。

と、ここまでが割と一般的に言える絵の選択です。しかし風水では、どのような人が住んでいて、どの方角に玄関があるかで、最適の絵がまた変わってきます。

玄関に飾るおしゃれな絵で○○運をアップ!

恋愛運アップには「花」と「光」で明るさを

恋愛運を上げたい人には風景画、とくに花の絵が良いとされます。
一輪の花など寂し気な絵よりも満開の花束や花畑といった少しにぎやかな絵の方が良い運気を呼び込みますよ。
春や朝陽などの若々しいイメージの絵は「木」の気をもち、南に飾れば魅力アップになりますし、さらに光を象徴するような絵ならロマンスにつながるとも。

新しい出会いを求めているなら「木」の気をもつ若々しいイメージのものがピッタリ。
動物ならばカエルが良縁を呼び寄せます。

出典:Rakuten


 

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金運アップには西に「秋」「昼下がり」「夕暮れ」

実りの秋や昼下がり・夕暮れといった午後から夕方の時間帯をイメージさせる「金」の気をもつ絵を、西から北の方角に飾ることで金運アップに。
また白やゴールドなどの光を象徴するような色や風景の絵が特に良いといわれます。

そのほかには海や小川など「水」のイメージをもつ絵なら、西から北だけでなく東・東南の方角に飾ると金運に好影響。
花の描かれた風景画ならオレンジやイエローの花が金運アップには効果的です。

動物のモチーフなら招き猫もありますが、来客が少ないお宅では逆に金運を吸われてしまうので要注意。

出典:Rakuten


 

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仕事運アップには夏の太陽からエネルギーを

仕事へのエネルギーやセンスを刺激してくれる「火」の気を玄関の絵で取り入れて仕事運をアップ。
夏や真昼のイメージでエネルギーを感じさせる絵を南に飾ると、センスを刺激しアイディアやひらめきを助けます。
有益な情報を得たり、仕事に取り組むエネルギーを得たいときには、朝陽が昇る絵を東に。

また会社の応接などでも見かける富士山に朝陽といった組み合わせの絵なら、出世や地位に関連した運気を上げる北西や、北から東北にかけての方角に飾ると運気アップにつながります。

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勉強運・発展運アップは「水」のある風景

勉強運や発展運をアップする絵として、鯉が滝を昇ると龍になるといわれるところから有名な「登竜門」がありますね。
滝の流れが描かれている絵は「水」の気をもち、北・東・東南の方角に飾ることで「金」の気を助け金運アップに。

「水」のある風景でいえば、穏やかな海に浮かぶ帆船の絵なども発展運アップに、さらにたくさんの宝物を積んでいるなら金運アップにもなるといいます。
ただし「水」のある風景でも、あまりに波が荒いものではかえって悪影響になる可能性もあるので注意を。

水が直接的に描かれるもののほかにも、冬や夜などの静かな雰囲気は水の気を象徴するため、東や東南に飾ることで発展運をサポートしてくれます。

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出典:絵画通販KAWAII ART


 

健康運アップには若々しい木々を

緑と白の組み合わせが健康運アップにつながります。
若々しい木々や花が描かれた明るい絵、また大きくしっかりとした印象の木の絵なども健康運をアップ。
健康運アップに飾りたい木や花の絵は、家庭運のアップにも良い影響を与えます。

出典:京都夢工房


 

人気運・対人運アップには邪気払いと長いもの

玄関に飾る絵としては動物のモチーフは慎重に選ぶべきとされます。
そのなかで良いとされるもののうちのひとつ、獅子。
余計なトラブルを追い払ってくれ、ご近所づきあいなども良好になるのだとか。
逆に変化の象徴である犬の絵ではトラブルや家族のケンカを呼んでしまいます。

人気や対人運にかかわる人間関係の運気を上げるには、花の絵やリボンなどの「長いもの」をモチーフにした絵を東南に飾るのがよいとされています。

出典:amazon


 

運気アップだけでなく気の流れをスムーズに

玄関に飾る絵には運気アップになるもののほか、浄化したり気の流れをスムーズにするといった役割を果たすものもあります。
龍や虎は、気の流れをスムーズにしたり悪い気を浄化してくれる代表格。
龍の絵を飾る場合は玄関を入って右側に、虎の絵なら玄関を入って左側に飾ることで効果が期待できます。

また玄関に飾る絵画として良いとされる干支の絵は、年毎に干支が変わるところから「いろいろなチャンスが巡ってくる」とされます。
毎年その年の干支の絵を飾れば、変化を楽しむこともできますね。

宗教的に意味が深い絵画や写真、作者の思いがこもりすぎている絵などには要注意。
また「おしゃれな玄関」の演出にはよさそうな幾何学模様のデザインされた絵なども良くないとされ、モノトーンの螺旋を描いた抽象画を飾ったとたんに仕事や金銭のトラブルが発生し、外したら収まったということもあるそう。

玄関に飾る絵は、花や木といった自然の風景画を選ぶのが一番間違いがなさそうです。

本命卦

風水には本命卦(ほんめいか。本命掛とも書く)と呼ばれる、個人の生まれ年から、その人の八卦を決める方法があります。例えば管理人の場合、本命卦は「震」です。この本命卦が出ると、その人に対しての吉方位、凶方位が決まります。その人から見た各方位は、八卦ではなく八遊星で表され、良い方位の「生気、天医、延年、伏位」、悪い方位の「絶命、五鬼、六殺、禍害」に分かれます。自分の本命卦を求めて、自分に対する八遊星を知るサイトはいくつかありますが、例えばこのページは分かりやすく説明してくれています。

本命掛|千堂霊山風水研究所
http://www.reizan-fusui.jp/honmeike.html

八遊星の四吉方位には、それぞれどんな運に良いかがあります。例えば延年は、恋愛や結婚に関連しています。管理人の本命卦「震」でいうと、延年は南東にあたります。ここで玄関が延年の方位にあったとしましょう。その玄関の位置を活かして、確実に恋愛運を高めていきたいとしたら、そこに飾る絵は決まってきます。延年の五行は「金」なので、金属や鉱物、星などをゴールド、シルバー、ホワイトのカラーを基調にして描き、そこに薄いピンクが混ざっているような絵が最高です。この方式で、他の3つの吉方位も考えてみましょう。


こちらの記事も、玄関でできる風水についていろいろと紹介してます。

せっかくだから我が家の玄関を賑やかにしたい!そんな方にはこちらの記事をどうぞ!
※ 風水で見る玄関の置物はこれだけは守ろう!いい置物とは?

玄関にグリーンを置いて癒しの空間に!どんな観葉植物を置けばいいの?こちらの記事で解説してます!
※ 玄関の風水が気になる!観葉植物ならどこに何を置くの?


生気、天医、伏位

管理人の「震」にとって、生気の方位は南。生気に対応する五行は木で、この方位は仕事運や金運、財運と関連しています。そこに玄関があった場合、木の効果を強めるには、緑を基調とした森や林の絵が最適です。伏位に対応する五行も木で、この方位は安定、平穏、平和、順調を表します。もし管理人のうちの玄関が東にあったとしたら、それは「震」の本命卦に対して伏位なので、その効果を強めるには、生気のときと同じ絵が使えます。

管理人にとっての天医は北です。天位は土で、健康、無病、学業、仕事などに関わっています。北に玄関があってこれらの運を強めたかったら、土の性質を強めるために、黄色がかった茶色から緑がかった茶色までを基調として、山とか大地の絵が最高です。

ちなみに、実際の管理人のうちの玄関は西にあり、この方位は管理人にとって絶命なのです…

こんなときはその絶命の五行である金と、自分の本命卦の五行(管理人の場合は木)を考え合わせます。絶命の西にあたる玄関がなぜ最悪かというと、絶命の金が震の木に対して相克の関係にあるからです。その際には、木を相生の関係で助けてくれる水を利用して、凶方位の悪影響を和らげます。具体的には、青系のカラーで海や川、雨、雪などを描いた、見ていてほっとする絵がこの場合に役立ちます。

みなさん、風水における玄関の方位と、そこに飾るべき絵の考え方が分かってきたでしょうか。巷では風水と言いながら、家相学や九星気学で割り出したものを薦めていることがよくあります。今回紹介している本格風水、もしくは日本的な風水のどちらを信じても別に構いませんので、より納得の行く方で絵を飾ってみてください。

最後に、複数の人が住んでいる家の場合、その中で一番、家長にふさわしい人の本命卦で方位を見ることを付け加えておきます。


他にも、自宅の玄関で出来る風水に関する記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?

「玄関でできる風水」の記事一覧はこちらから
 


 

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