賃貸からマンションを購入しようとしたり、現在所有しているマンションの買い替えをしようとしている方は多いと思います。
マンションの購入は生涯において最も大きな買い物と言え、慎重に選ぶようにしないといけません。
現在住んでいるマンションに対して何が不足しているのか、それに対して新しい購入しようとしているマンションは何がよくなるのか、良く考えて決断をする必要があります。
その点で、風水は、環境学とも言われ、住居を住み替える際には非常に役に立つものです。
住宅の住み替えと風水について調べてみました。

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マンションの購入のポイントとは?

マンションを購入する際には、現在住んでいるマンションなどの間取り、日当たり、ローンや支払いの負担などを確認し、それを上回るメリットのあるマンションでなければ、住み替える意味がありません。 そのためには、現在住んでいるマンションなどで「何が足りないのか」を考えてみる必要もあります。 例えば、日当たりが悪い、子供が大きくなって部屋が足りない(あと何部屋必要か)、風通しが悪い、教育環境が悪いなど、さまざまな不足点を考えましょう。 住居は生涯において何度も変われるものではありませんので、将来のことも考えて不足点を考える必要があります。 その上で、まずやるべきことは、新しいマンションを選ぶ際のあなたの基準となるチェックリストを作ってみるのが、やるべきことです。 新築マンションのモデルルームを見学に行ったことのある方ならお分かりかと思いますが、 高にかっこよく見えるようにインテリアコーディネーターがセッティングした部屋となっていて、一目ぼれしてしまうことが少なくありません。
「素敵!これに決めた!」と買ってしまっていざ住んでみると、見学した時にはわからなかったことがあって後悔しても、もう手遅れです。
休日の住環境と、平日の住環境とでも違いますし、晴れの日や雨の日でも印象はがらりと違います。 ですので、購入したいと思ったマンションがあった場合、自分で作ったリストに対してどれだけ満足できるのかを確認しながら、慎重に見る必要があります。場合によっては日を変えて何度も見る必要もあるかもしれません。 そして、間取り、日当たり、部屋の向きや周辺環境などの条件に合致するものがあるまで、辛抱強く見続けてください。 何と言っても生涯で一番大きな買い物ですから、ちょっと気に入ったからとすぐに決めることのないようにしましょう。

風水でマンションの間取り、日当たりの診断?

自分で作ったチェックリストに合致した購入候補となるマンションが見つかった場合、次にすべきものがあります。 マンションの購入で考える場合、意外としている人が少ないのが、風水的な条件も考えてみるということです。

「風水って占いでしょ?」と思った方はちょっと違います。風水は、占いではなく、本来住居の環境学であり、家相学として自分の住む住居がどのようにあるべきかを教えてくれるものなのです。 風水を学ぶと、そこから部屋の間取りはどうあるべきか、マンションの向きはどうあるべきかなどいろいろな面でアドバイスを引き出す子ことができます。 仮に、理想のあるべき形になっていない場合でも、その部屋をどう使えばよくなるのかなども風水が教えてくれます。

風水とは?

古代中国では、黄河、長江などの氾濫に悩まされていた歴史がありました。 その厳しい環境に対してどのように住まいを快適にするかと言うことからさまざまな観測データを元に家作りに関する風水ノウハウが確立しています。

風水は、占いとは違って、「風」と「水」から住環境をみるものです。いわゆる環境学ですね。

「風」は気の流れやエネルギーの流れなどの目に見えないものを、体で感じる空気の流れとして捉えます。
「水」は空気中に含まれている水分、湿気や自然界全体の水をさしているのです。 気というのは、道教や中国の思想で、見えないもので、流動的に動き、さまざまな作用をおこすとされています。 この「風」と「水」が風水の基本となっています。
そして、この「風」と「水」が 高になるように住居を考えるのが本来の風水なのです。

風水は占いではない!

風水の占いと違う点は、運命論ではない点です。 占いはこうなるという運命に焦点を当てますが、風水では運命は工夫次第、環境を変えることでいくらでも変えられるとしています。 仮に何かの占いで、この家は方角が悪いからだめ、と言われてネガティブになる必要はありません。方角が悪ければ、裏口を表にするとか、よい方向に変えることを考えれば良いのです。風水はそのようなためにあるのです。

風水はもともと、環境学、環境の統計学であり、歴史的な統計において、風や水の流れから見た方角や、間取り、部屋の配置などのあり方などについてアドバイスしてくれます。 但し、それは絶対的なものではなく、工夫によって変えることが出来るのです。 ですので、今ある住環境でも、どうやればよりよくすることができるのかを学び、実践していくことで運命を変えていくことができるという考え方なのです。

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風水から見たマンション選び 3つのポイント

風水に詳しい建築設計士などによりますと、マンションの設計構造上の問題から、完璧に風水的に見てよいマンションを建てることはほぼ無理に近いと言っています。それはそうですね、土地の形や周辺の建物との兼ね合い、地形などは思うようになりませんから。 従って、 低限のポイントだけは抑えて、あとは分で部屋の使い方を工夫するなどによって風水をよくするようにするしかありません。

最低限のポイントは、以下の3つです。

  • 敷地や建物に変形が見られないこと→理想は長方形
  • 土地の履歴がおかしくないこと→マンションの土地が以前どう使われていたか(神社、墓地、埋立地などは避ける)
  • 日当たりがよいこと

これらのポイントさえ間違っていなければ、あとは間取りのとり方、家具の配置などの工夫によって、よい風水を実現することが出来ます。

マンション選びにおける風水上の考え方

では、マンションを選ぶ際の、風水上で気をつける点について見てみましょう。

も気にすべき点は、鬼門です。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 風水で言う鬼門というのは、北東の方角のことです。また、鬼門の正反対の方角、すなわち、南西は裏鬼門と呼び、どちらも不吉な方角とされています。

この理由としては諸説ありますが、陰陽道の考え方に起因するとされています。

 

陰陽道においては、北と西は陰、東と南は陽とされ、北東と南西は陰陽の境になるので、不安定になると説明される。

 

  • 鬼門とは・・・北東の方角のこと
  • 裏鬼門とは・・・南西の方角のこと

出典 和じかん.com

マンションを見る際に風水の考え方でチェックするポイント

間取りで気にすべきポイントをチェックしましょう。

玄関とトイレ、キッチンなどの水周をチェック

買おうとされる部屋の入り口(玄関)や、トイレ、キッチンなどの水周りが鬼門にないことを確認しましょう。また、購入する部屋の玄関が鬼門にあたらないとしても、マンション建物全体の入り口の方向が鬼門にあっては問題です。全体としての向きも確認しましょう。
なお、玄関やキッチン、水周りについて一番いいのは、東から東南にあるのが一番よいとされています。

居間の配置

間取りで比較的大きな面積を占める居間。これも鬼門や裏鬼門にならない方がいいと言われています。居間や食堂の場合は、北西などがよいでしょう。

子供部屋の配置

子供部屋については、勉強をさせる場合は、北から北西にかけてがよいとされます。 但し、お子さんが小さくて遊ばせると言う意味で子供部屋をもうける場合は、東から東南にかけての方角がよいとされます。

全部の理想を満たすことは難しい?

これらの考え方は、現在住んでいるマンションなどでも充分に使える智恵と言えます。 でも、いいと言われている方角のほとんどが東から東南ですから、一番良い方向にすべてあるというのでは、間取りは成り立ちませんね(苦笑)

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風水上でマンション選ぶ際は柔軟性が大事?

気に入ったマンションですが、間取りが風水で一番言い位置に配置されていないからと言って、絶対にだめだと決め付ける必要はありません。 特に間取りの配置などは、 も気を付けるべき玄関や水周りが鬼門になければ、柔軟に考えてよいと言えます。もともと、既に述べたように風水上で完璧なマンションなどというのは、ほぼないのです。 鬼門にあるのでなければ、一番風水でよいとされてなくても、家具の配置、配色などをどう工夫するのかになどによって充分良くすることは出来ます。

風水での日当たりや通風性については、現代の住環境における建物周辺の状況は考えられていないため、風水に従わない方が居住中の居心地は良い場合もあるのです。 例えば、東南方向に別の大きなマンションがある場合には、風水でよいとされる東南の部屋は日当たりも風通しも悪く、居心地が良いとは言えません。 風水は、洪水などから家を守り、居心地をよくするために始められた環境学であり、周辺も含めて「どうすれば居心地が良くなるか」が 大のポイントになります。 従って、建物や各部屋の風水だけでなく、マンションの周辺の状況や、日当たり、風通しなども含めてトータルで居心地が良くなっているかと考えればよいでしょう。 風水ありきではなく、柔軟にトータルに考えて決めるようにしてください。

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まとめ

マンションの購入は、生涯において一番の大きな買い物になります。 それだけに入居してしまったあとで後悔が生じることのないように、よく検討してから購入しなければなりません。 自分なりのマンション購入に際しての希望リストを作ったり、風水上で問題がないかも見ておく必要があります。 風水で、マンションそのものの方角、形態などについて考えるとともに、部屋の間取りなども同様に見ることが必要です。 それは現在住んでいるマンションなどにも当てはまりますね。 但し、風水では周りの状況にはあまり考慮されていないため、周辺の環境なども含めてトータルでマンションの購入を考えるようにしてください。 じっくり、あわてずに慎重に検討のうえ、購入しましょう。

風水についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ。

 


 

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