日本最大の空港といえば、羽田空港です。当然多くの利用者数を誇っていますが、その弊害ともなっているのが駐車場問題……。
空港までは車で移動するという人が少なくありません。そのため、いざ空港に着いたはいいものの駐車場が満車になっていて車がとめれかったり、あたふたしているうちに飛行機の出発時刻が刻一刻と近づいてしまったり……といった恐ろしい経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか?

余裕を持って飛行機に乗るためにも、駐車場に関する不安は事前に払拭しておきたいところだと思います。

今回は、羽田空港の駐車場についてと駐車場を確保する方法についてご紹介します。

他にも、羽田空港の駐車場を利用するに関する記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?

※ 「羽田空港の駐車場を利用する」の記事一覧はこちらから

羽田空港内にある駐車場について知りたい!

羽田空港は、国内線と国際線でターミナルが分かれており、そもそも建物の場所も離れています。ですので、どちらのターミナルを使いたいのかで目的地となる駐車場が異なります。

羽田空港国内線の場合

羽田空港国内線ターミナルに隣接された駐車場は「P1」「P2」「P3」「P4」に分けて全部で4つの駐車場が用意されており、合計駐車可能台数は1万台となります。

搭乗予定の飛行機によって最寄の駐車場は異なります

4つの駐車場エリアがありますが、そのうちどこを使えばいいのでしょうか?搭乗予定の航空会社によって、最寄の駐車場は以下のようになっています。

ご利用の航空会社最寄りの駐車場
  • 日本航空
  • 日本トランスオーシャン航空
  • スターフライヤー(北九州空港行き)
P1
  • 日本航空
  • スカイマーク
P2
  • ANA
  • エア・ドゥ
  • スカイネットアジア航空
  • スターフライヤー(福岡・山口宇部・関西空港行き)
P3
  • ANA※ANAの北九州空港(共同運航便)はP1駐車場
P4

もちろん、必ずしもこれらの通りにする必要はありません。万が一、最寄の駐車場が満車の場合には、他の駐車場が空いていればそちらを使えばいいのです。ただし、最寄の駐車場は、各航空会社の発着ターミナルに隣接されていますので、最寄以外の駐車場に車を停める場合にはそこからの移動距離と時間を考慮しておく必要があります。

出典 羽田空港国内線ターミナル

羽田空港国内線駐車場の空き状況をチェックしよう

羽田空港国内線ターミナルのHPでは、リアルタイムで駐車場の混雑状況をチェックできるサービスを行っています。羽田空港のそばまできたら、一度は念のためにこちらから確認してみましょう。

● 駐車場利用状況(国内線)

国内線の場合、下の画像のように、混雑状況が表示されていますので便利ですよ。

出典 羽田空港国内線ターミナルHP

駐車できる車のサイズは?

普通自動車と自動二輪車であれば駐車可能です。駐車可能なサイズは駐車場ごとに異なっていますので、少し注意が必要です。以下のサイズの場合には駐車できないので注意してください。ちょっと長い車種の場合には、P4駐車場になりますよ。

P1駐車場

高さ2.3m、幅2.1m、長さ5.7mを超える自動車(積載物、取付物を含みます)
危険物、放送宣伝設備を取付または積載した自動車
車止の高さは、16cmとなっております。
引用元: 羽田空港国内線旅客ターミナル

P2駐車場・P3駐車場

P2とP3は同じです。

(1)高さ2.3m、幅2.1m、長さ5.7mを超える自動車(積載物、取付物を含む)
(2)危険物、非衛生物等を積載した自動車
(3)その他立体駐車場の管理上支障があると認められる自動車
引用元: 羽田空港国内線駐車場

P4駐車場

高さ3.1m、幅2.5m、長さ7mを超える自動車(積載物、取付物を含みます)
危険物、放送宣伝設備を取付または積載した自動車
引用元: 羽田空港国内線旅客ターミナル

駐車料金

P1、P2、P3、P4のすべてで以下のようになっています。

種類時間料金(円)
普通自動車入場から30分以内出場無料
入場から30分毎150
入場から24時間以内1500
24時間を超える毎に5時間まで
1時間あたり300円
(1日毎の上限額は1,500円)
1500
自動二輪車入場から30分以内出場無料
入場から30分毎50
入場から24時間以内500
24時間を超える毎に5時間まで
1時間あたり100円
(1日毎の上限額は500円)
500

出典 羽田空港国内線ターミナル

大抵の方は、数日間駐車するかと思いますので、簡単に普通車の場合のシミュレーションしてみます。
2日間 + 3時間の駐車をした場合・・・1500円 × 2日間 +300円 × 3時間 = 3900円
3日間 + 7時間の駐車をした場合・・・1500円 × 4日間 = 4500円 (5時間以上は1日分の料金となる)
ポイントは、端数の時間が5時間を超えると定額の1500円になるということ。

ただし、お盆や夏休み、GWなどの繁忙期は以下の多客期料金となります。

種類時間料金(円)
普通自動車入場から30分以内出場無料
入場から30分毎150
入場から24時間以内2,100
24時間以降72時間まで
1時間あたり300円
(1日毎の上限額は2,100円)
2,100
72時間以降1時間あたり300円
(1日毎の上限額は1,500円)
1,500
自動二輪車入場から30分以内出場無料
入場から30分毎50
入場から24時間以内500
24時間を超える毎に5時間まで
1時間あたり100円
(1日毎の上限額は500円)
500

出典 羽田空港国内線ターミナル

平常時との違いとしては、以下です。

  • 定額料金は1500円 → 2100円となって600円上がります。
  • 24時間を超えた分は、6.5時間までが300円/時間となり、7時間以降は定額料金になります。

ここでまたシミュレーションをしてみると、

  • 2日間 + 3時間の駐車をした場合・・・2100円 × 2日間 +300円 × 3時間 =  5100円
  • 3日間 + 7時間の駐車をした場合・・・2100円 × 3日間 + 1500円 × 1日分 = 7800円 (7時間以上は1日分の料金となります。

ポイントは、端数の時間が7時間を超えると多客期料金定額の2100円になるということと、多客期料金は3日間を上限とするので、4日目以降は平常時の定額金額の1500円になるということ。

また、便利な料金計算シミュレーターがありますので、こちらも便利です。

● 羽田空港国内線 P2・P3駐車場 料金シミュレーション

使える支払い方法は?

現金・クレジットカード・電子マネーが使えます。JALやANAの提携クレジットカードなら、マイルが2倍たまります。支払いはもちろん日本円のみ。

羽田空港でお土産を探すなら、羽田空港のお土産に関する記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?

羽田空港国際線の場合

国際線ターミナルの駐車場は、国内線と違って複数に分かれていません。1か所です。

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駐車場へのアクセス方法

出典 羽田空港国際線旅客ターミナル

羽田空港国際線駐車場の空き状況をチェックしよう

国内線同様に、国際線ターミナルの駐車場もチェックできます。iPosNetというサービスを使って、8月12日にリアルタイムで見てみると、羽田空港の駐車場はすべて満員御礼状態でした。やはり、お盆などの時期はこのように混雑必須です。

ちなみに、iPosNetは全国の主要駐車場のリアルタイム情報がわかりますので、覚えておくと羽田空港以外でも使えるので便利です。

● 駐車場利用状況(国際線)

出典 iPosNet

駐車できる車のサイズは?

  • 普通車・・・高さ2.3m、幅2.1m、長さ5.7m以内の車両
  • 大型車・・・高さ3.8m、幅2.5m、長さ12.0m以内の車両
  • 自動二輪車・・・幅1.75m以内の自動二輪車

駐車料金

種類時間・料金
普通車入場から7時間まで30分150円(ただし、入庫から30分以内の出庫は無料)※
7時間を越えて24時間まで2,100円
24時間以降72時間まで24時間毎2,100円を上限に1時間毎300円
72時間以降24時間毎1,500円を上限に1時間毎300円
自動二輪車入場から7時間まで30分50円(ただし、入庫から30分以内の出庫は無料)※
7時間を越えて24時間まで700円
24時間以降24時間毎700円を上限に1時間毎100円
大型車入場から7時間まで30分300円(ただし、入庫から30分以内の出庫は無料)※
7時間を越えて24時間まで 4,200円
24時間以降72時間まで24時間毎4,200円を上限に1時間毎600円
72時間以降24時間毎3,000円を上限に1時間毎600円

出典 羽田空港国際線旅客ターミナル

またここで普通車の場合の駐車場代をシミュレーションしてみましょう。

  • 2日間 + 3時間の駐車をした場合・・・2100円 × 2日間 +300円 × 3時間 = 5100円
  • 3日間 + 7時間の駐車をした場合・・・2100円 × 4日間 = 6400円( 7時間以上は1日分の料金となる)
  • 4日間+3時間の駐車をした場合・・・2100円 × 3日間 + 1500円 × 1日間 + 300円 × 3時間 = 8700円 (72時間以降は定額料金となる)

ポイントは、72時間を超えて駐車した場合、4日目からの定額料金が2100円 → 1500円になることです。

使える支払い方法は?

各種クレジットカード、電子マネー(Edy、PASMO、Suica)です。


 

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