日本トップクラスの規模を誇る羽田空港は、定期的に利用しているという人も多いことでしょう。すでに何度か利用したことのある人なら分かると思いますが、週末や長期連休の混雑具合は決して甘いものではありません。
「空港の駐車場は広いはずだしどうにかなるだろう」と思って何の準備もせず向かえば、「満車」の文字に呆然と立ち尽くしてしまうかも……。
特にたくさんの人が足を運ぶことが予想できるのは、お盆のシーズンです。どれだけ忙しくてもお盆には実家に帰省するという人も多いのではないでしょうか?
そんなお盆のシーズンも含め、羽田空港の駐車場は予約が可能となっています。予約はしたほうがいいのか、はたまたしなくても問題はないのかが気になるところですよね。
今回は羽田空港の駐車場の予約について、詳しくご紹介していきます。
他にも、羽田空港の駐車場を利用するに関する記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?
※ 「羽田空港の駐車場を利用する」の記事一覧はこちらから
Contents
羽田空港の駐車場は予約すべき?
羽田空港の駐車場は、国内線と国外線合わせておよそ1万3,000台駐車することができます。数だけ見ると十分な台数に思えますが、油断は禁物。
特に混雑するお盆やゴールデンウイーク、年末年始などの繁忙期には羽田空港周辺の道路も混雑しています。
広く複雑な駐車場を利用する方の中には外国の方や、あまり空港を利用する機会のない方も多く、立ち往生などでさらに混雑がひどくなるという場合もあるようです。
特に混み合うシーズンになると、朝早くに到着してもすでに満車になってしまっていることも少なくありません。
一番ピークの時間に並ぶと5時間待ちという場合もあるようなので、何の対応策も持たずに満車の列に並んでいるだけでは、飛行機に乗り遅れてしまうことも……。
そんなヒヤッとする思いをしなくて済むためにも、事前に予約しておくのは賢い選択と言えるでしょう。決して難しい手続きではないので、羽田空港の駐車場を初めて利用する人は特に、積極的に予約にチャレンジしてみてください。
意外と少ない? 羽田空港駐車場 各駐車場の駐車台数と予約枠
羽田空港の駐車場は国内線の4か所の駐車場と、国際線の駐車場それぞれ駐車可能な台数と予約枠は変わってきます。
- P1 2350台
- P2 2343台 (うち最大予約枠 578台)
- P3 2450台 (うち最大予約枠 588台)
- P4 2425台 (うち最大予約枠 582台)
- 国際線 3000台 (うち予約枠は個室・一般・身障者合わせて約75台)
それぞれの駐車場で2.000台以上の駐車スペースがあっても、予約枠はかなり少ない印象を受けます。
さらに羽田空港の駐車料金は2010年に料金を値下げして以降、年々利用者が増加傾向にあります。
そして近隣の民間駐車場と料金を比較してみると羽田空港の駐車場の方が安いため、ますます予約枠を確保するための競争は激化しています。
このような背景から、「お盆やゴールデンウイークに駐車場の予約をしようとしたけどダメだった・・・」と嘆く人がいるのも納得できるような気がしますね。
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駐車場を予約するメリット
駐車場を予約していれば、当日になって「満車」の文字に焦る必要はありません。予約客専用の入り口なので、満車でうろたえている長蛇の列に並ばなくてもいいんです。
飛行機の出発時間というのは自分の都合で変えてもらえるものではないので、当然余裕を持った行動が必要になります。駐車場がすでにキープされていれば広い敷地の中から空きを探す必要もないので、時間を有効に使うことができるでしょう。
駐車場を予約するデメリット
駐車場の予約には、駐車代金とは別に予約金がかかります。いわば「安心料」のようなものでしょうか。確実に車を停める場所はキープできるものの、通常はかからないはずの料金がかかると思うとデメリットにも感じるかもしれません。
ただ、「停められなかったらどうしよう」という不安感を全てお金でかき消すことができるのは大きな利点でもありますよね。
予約するにしてもしないにしても、自分が後から後悔する可能性の少ないほうを選ぶことをおすすめします。
羽田空港の駐車場についてはこちらでも詳しく紹介していますので参考にしてください。
※ 【人気記事】羽田空港の駐車場が満車!?予約方法や民間駐車場を紹介!
混雑シーズンは駐車場が特に混み合う
平日は朝9時前までに到着していればそこまで混み合っていないことが多いようですが、連休となるとそうはいきません。
特に繁忙期となるのはお盆シーズンです。長期休暇を利用して飛行機で帰省するという人は非常に多く、駐車場があっという間に満車になってしまうことも珍しくありません。
長期連休中に道路に出てみると分かると思いますが、普通の平日に比べて倍以上に混雑することもあります。そのたくさんの車のうちの何%かが飛行機を利用すると考えると、駐車場がいっぱいになってしまうのも無理はないですよね。
しかも、羽田空港は日本の顔とも言える空港の一つです。その点を頭に入れつつ、予定を立てるようにしましょう。
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お盆前後で特に混雑する時期
お盆シーズンというだけでも普段と比べて混雑具合は増しますが、中でも特に混雑する時期があります。それは「帰省ラッシュ」と「Uターンラッシュ」です。
会社によってお盆周辺の休日日数は変動するとは思いますが、まず帰省ラッシュが予想できるのは連休初日です。初日の朝から行動を開始するという人が多いため、ゆったりと準備をして空港に到着するようでは満車状態はまず避けられないでしょう。
それから、Uターンラッシュは連休最終日の前日にあたることが多いようです。連休の長さは何パターンか考えられるため、ラッシュは1日とは限りません。
できる限り混雑を避けたいのであれば、ラッシュの時期をなるべく避けて予定を立てると余裕を持って行動できると思います。
羽田空港の駐車場を予約する方法
羽田空港の駐車場には、国内線のP1・P2・P3・P4駐車場、それから国際線の駐車場がありますが、予約が可能なのはこの中でも「P2」「P3」「P4」「国際線駐車場」になります。P1は残念ながら予約ができないので注意してください。
羽田空港の駐車場 予約はいつからできる?
予約は、インターネット上から行うことができます。予約が可能になるのは、駐車場を利用したい日から30日前以降です。電話による予約は行っていないとのこと。
注意してほしいのは「1ヶ月前」ではなく「30日前」という点です。
会員登録が必要になりますが、一度登録してしまえば今後の予約時の手間を省けます。
なお、面倒ではありますが予約をしたい駐車場によってサイトが分けられています。「P2・P3」「P4」「国際線」と分けられているので、希望の駐車場を扱っているサイトから予約を行いましょう。
羽田空港には、駅弁ではなく、空弁(そらべん)があります。種類も豊富で人気です。こちらの記事で紹介してますので参考にしてください。
※ 【人気記事】羽田空港の空弁を極める!おすすめの弁当ランキング
羽田空港の駐車場 予約は何時からできる?
羽田空港の駐車場の予約は30日前からできると紹介しましたが、より確実に予約枠を確保するには「30日前になった瞬間」に手続きを始めるのがよさそうです。
というのも、お盆やゴールデンウイーク、年末年始などの「多客期間」と呼ばれる時期には予約開始の0時からわずか数分で全ての予約が埋まってしまうという事も珍しくないといいます。
予約枠として用意されているスペースは駐車場のごく一部なのでお客さんが殺到してしまうのも無理はありません。
人気のミュージシャンのコンサートチケットの発売日を想像してもらうといいかもしれませんね。
少しでもスムーズに予約手続きができるようにあらかじめ会員登録は済ませておいて操作手順を頭にいれておいた方がよさそうですね。
予約をする時にはスマホよりもパソコンの方がスムーズなようです。
駐車場は何日間利用できる?
P1・2・3・4の駐車場は14日間、国際線は20日間利用する事ができます。
駐車場の予約にかかる料金
駐車場の代金とは別に、予約金が必要になるということを前述でお伝えしました。それぞれの駐車場の予約にかかる料金をご紹介します。
まずは国内線ですが、P2・P3は一般駐車のみ受け付けており、1,000円の予約金がかかります。
P4は一般駐車と個室駐車を受け付けています。一般駐車の場合は同じく1,000円、個室駐車の場合は2,000円です。
次に国際線ですが、国際線には一般駐車・個室駐車の他に身障者駐車も用意されています。一般駐車の場合は1,400円、個室駐車の場合は2,800円、身障者駐車の場合は700円が予約金としてかかります。
羽田空港駐車場 各駐車場の駐車料金
羽田空港駐車場は国内線、国際線と駐車場料金がちがいます。
また、ゴールデンウイークやお盆、年末年始などの多客期間の値段も違ってきます。
●P1 P4駐車場 駐車料金
- 普通自動車
入場から30分以内出場 無料
1時間 300円
1.5時間 450円
5~24時間(1日) 定額1.500円→多客期間7~24時間(1日) 定額2.100円
29~48時間(2日) 定額3.000円→多客期間31~48時間(2日) 定額4.200円
53~72時間(3日) 定額4.500円→多客期間55~72時間(3日) 定額6.300円
77~96時間(4日) 定額6.000円→多客期間77~96時間(4日) 定額7.800円
- 自動二輪車
入場から30分で出場 無料
入場から30分毎 50円
入場から24時間以内 500円(一日の上限500円)
●P2駐車場 駐車料金
- 普通自動車
入場から30分で出場 無料
1日目30分毎 150円
2日目以降 1時間毎 300円
24時間毎 1.500円→多客期間2.100円
- 自動二輪車
1日目 30分毎50円
2日目以降 1時間毎 100円
24時間毎 500円
●P3駐車場 駐車料金
- 普通自動車
入場から30分で出場 無料
1日目30分毎 150円
2日目以降 1時間毎 300円
24時間毎 1.500円→多客期間2.100円
- 自動二輪車
1日目 30分毎50円
2日目以降 1時間毎 100円
24時間毎 500円
●国際線駐車場 駐車料金
- 普通自動車
入場から30分で出場 無料
入場から7時間まで30分毎 150円
7~24時間 2.100円
24~72時間 上限2.100円
72以降 上限1.500円
- 自動二輪車
入場から30分で出場 無料
入場から7時間まで30分毎 50円
7~24時間 700円
24時間以降 24時間毎上限700円
国内線・国際線どちらも30分までの利用は駐車料金無料ですが、一日あたりの料金が違ってきます。
この他、身障者の駐車場料金は一般車両の半額の料金になっています。
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羽田空港の駐車場 予約をする時の注意点
羽田空港の国内線の駐車場はどこでもいい訳ではない
羽田空港の駐車場は予約ができる所だけでも4か所あり、行先により便利な駐車場が変わってきます。
予約ができないP1駐車場を含めて紹介したいと思います。
- P1
国内線第一旅客ターミナル
日本航空 (JAL) 東京より西に向かう便がメイン
日本トランスオーシャン航空 (JTA)
スターフライヤー (SFJ) 北九州行き
- P2
国内線第一旅客ターミナル
日本航空 (JAL) 東京より北に向かう便がメイン
スカイマークエアラインズ (SKY) 北九州空港行き
- P3
国内線第二旅客ターミナル
全日本空輸 (ANA)
エア・ドゥ (ADO)
ソラシドエア (SNA)
スターフライヤー (SFJ) 福岡・山口宇部・関西空港行き
- P4
国内線第二旅客ターミナル
全日本空輸 (ANA)
このように予約した航空会社によって近い駐車場の場所は変わってくるので、「とりあえずどこでもいいから予約しなきゃ」という感覚で予約をしてしまうと、当日にとんでもない距離を歩くなんて事もあるので注意してください。
羽田空港の駐車場を予約する裏技がある?
駐車場の予約は早い者勝ちなので、混雑するシーズンは早い段階で予約枠が埋まってしまうことも考えられます。
しかし、予約ができなかったからといって必ずしも空き待ちの列に並ばなければいけないということはありません。実は、裏技とも言える方法があるんです!
なんとかして駐車場をゲットするために、次のような方法を試してみるのもおすすめです。
羽田空港駐車場予約の裏技① 朝早めに駐車場に行ってみる
これは予約をするための方法ではありませんが、誰よりも早い時間に空港に到着すれば、予約をしなくても駐車場に入れる可能性があります。
ただし、おそらく多くの人が考えているであろう方法でもあるので、確実に駐車できるという保証はありません。
混雑シーズンの場合は特にギャンブルのようにも思える方法ですが、予約が取れなかった、予約金を節約したいという人は試してみても良いかもしれません。
羽田空港駐車場予約の裏技② 民間駐車場を仮予約しておく
羽田空港の周辺には、民間駐車場がたくさんあります。空港併設の駐車場に入れなかったときのために、仮で民間駐車場を予約しておくのは安全策の一つと言えるでしょう。
当日キャンセルの場合はキャンセル料がかかる駐車場が多いですが、中にはキャンセル料不要の良心的な駐車場もあります。あくまでも仮の予約なので、余計な出費を抑えるためには「キャンセル料無料」は重視したいポイントです。
もちろん、羽田空港の駐車場に停めることができたら民間駐車場のキャンセルは早めに行いましょう。
いざという時のための駐車場を事前に用意しておけば、時間もお金も無駄にすることはありませんよね。
どこがいいのか迷いますよね?羽田空港近辺の民間駐車場については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
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羽田空港駐車場予約の裏技③ 無料シャトルバスを使う
停めたいと思っていた駐車場の予約が取れない、予約せずに行ったらP1もP2も満車だった・・・このような事態はお盆などの繁忙期には珍しいことではありません。
焦って民間の駐車場を探す前に、P3などの駐車場を使うという方法はどうでしょうか?
距離は離れてしまいますが、第一旅客ターミナル、第二旅客ターミナル、国際線は無料シャトルバスが循環しています。
こうした可能性も踏まえて時間には余裕を持ってお出掛けする事をおすすめします。
羽田空港駐車場予約の裏技③ ANA・JALの会員になる
ANAのプレミアムメンバーサービスの「プラチナサービス」を利用すると羽田空港のP3駐車場を優先予約してもらえるというサービスがあります。
また、JALのJMBダイヤモンド・JGCプレミア・JMBサファイア・JMBクリスタルのカードを持っている方はP2・P3の駐車場を優先案内してもらえるという特典があります。
どちらも駐車台数に限りはありますが、一般予約で駐車場を確保できなかった場合には挑戦してみる価値は十分にあります。
予約枠を押さえられなかったら・・・
予約枠を押さえる事ができなかったから当日に賭けてみようか・・・と思いながらも不安な方。
こういう場合は公共の交通機関を利用した方が安心です。
お盆やゴールデンウイーク、年末年始などの多客期間には朝の7時には満車になる事も珍しくないと言われています。
多少荷物が多くても、どこに停められるかわからないまま時間だけが過ぎていくよりは気持ちもラクですね。
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繁忙期には早めに駐車場を予約しよう
確実に車を停めるなら、やはり事前に予約しておくのが最も理想的でしょう。ただし、お盆などの混雑するシーズンになると予約枠がすぐに埋まってしまうことも少なくありません。
せっかくの旅行が出発前に台無しになってしまわないように、なるべく早い段階で予約をしておきましょう。
もし予約がとれなくても、朝早くから駐車場に並ぶ、いざというときのために民間の駐車場を仮予約する、公共の交通機関を使うなどの選択肢を用意しておいた方が良いでしょう。
他にも、羽田空港の駐車場を利用するに関する記事はいろいろあります!
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P2駐車場に3日間予約するとして、初日に空きがあって、2日目、3日目が満車の状態だと予約はできないのでしょうか。
予約したい全ての日に空きがなければ予約できませんので、3日間連続で予約したければ、各日が全て空きがなければなりません。
詳しくは、こちらの公式ページをご覧くださいね。⇒https://hnd-rsv.aeif.or.jp/airport2/app/first