夏は、ノースリーブを着たり、サンダルをはいたりして、素肌を見せる機会が多くなります。そんなとき、虫に刺された跡が、赤や茶色の斑点のようになって残っていると、恥ずかしいですね。そこばかり人に見られているようで、気になります。
虫に刺されてから時間がかなり過ぎたのに、いつまで残れば気が済むの?と、跡を見ては、ため息をつく毎日です。なかなか消えない虫刺されの跡を消す方法はないのでしょうか?

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なぜ跡が残るの?

そもそも、虫刺されの跡が残る理由は、いったい何でしょうか?

炎症性色素沈着

虫刺され跡が残る原因は色素沈着です。
虫に刺されて、腫れたり痒くなったりすると、つい手でかいてしまい、爪でひっかき傷をつけて、炎症を起こしてしまうことがあります。炎症が起きた肌では、メラノサイト(色素細胞)が刺激され、メラニン色素が作られます。メラニン色素が肌に沈着すると、シミになります。これを「炎症性色素沈着」と呼んでいます。
虫刺されだけではなく、やけど、ニキビ、湿疹、あせもなど、さまざまなことが原因で、炎症性色素沈着がおこります。

虫刺され跡は、どうしたら消せる?

気になる虫刺され跡をキレイにする方法を、4つ紹介します。

方法1、傷跡を消す薬を使う

傷跡を消す薬が、販売されています。
商品名としては小林製薬の「アットノン」、ロート製薬の「アトキュア」などです。
どちらも「ヘパリン類似物質」が配合されて、血液の流れを良くし、炎症を鎮め、肌の新陳代謝を促します。
即効性はなく、肌のターンオーバーで、少しずつ治していきますので、気長に塗ってください。

アットノン

出典:Amazon

アトキュア

出典:Amazon

方法2、美白ケア

虫刺され跡は、メラニン色素であり肌のシミと同じです。顔のシミをなくすために美白化粧品を使うのと同様に、美白効果のある化粧品をこまめに使うことで、虫刺され跡を薄くすることができます。
広く塗る必要はなく、虫刺されの箇所だけにスポット的に塗っていけばいいので、普段は顔に使う化粧品を利用してもいいです。たとえば、ケシミンクリームのように、ビタミンCを含有する化粧品などです。

出典:小林製薬

方法3、ターンオーバーの正常化

ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのことです。肌は健康ならば、表皮の基底層で新しい皮膚が生み出され、約28日で入れ替わります。ターンオーバーが順調になされる時には、肌のメラミン色素は、排出されやすくなります。肌の新陳代謝が正しいリズムでなされるように、生活習慣から整えて、健康な肌を作りましょう。
そのために気を付けるべきことは、次のようなことです。

保湿

「バイオイル」は、保湿にすぐれた効果のある美容オイルです。
傷跡を目立たなくする効果があるという評判が高いのですが、バイオイルの公式サイトでは、傷跡に関する効能には言及していませんので、ここでは、傷跡を消す効き目があると断言するのは避けておきます。
ただ、保湿が肌には大切だということは、間違いありません。
顔も、ボディも、どちらにも使えます。手のひらにつけて、マッサージしてください。

出典:Amazon

睡眠

しっかりと睡眠をとってください。特に夜10時~深夜2時の、肌のゴールデンタイムには、成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促進されますから、ぐっすり眠るようにしましょう。

栄養

肌のために良い栄養を摂りましょう。たんぱく質、炭水化物、脂質をバランスよく摂取し、ビタミンやミネラルもあわせて摂ります。特にビタミンCの摂取は肌のために大切です。

運動

血流を良くするために、湯船に浸かってリラックスしたり、軽いストレッチ運動で体をほぐしたりすることも効果的です。ゆったりと体を動かして、心身のストレスを発散しましょう。

方法4、皮膚科へ行く

目立つ虫刺され跡がどうしても気になるとき、皮膚科や美容皮膚科で、シミを消す治療を受けることもできます。
ただ、保険が適用されませんので、どうしても、治療費が高額になります。そこまでする必要があるかは、疑問です。

トレチノイン療法

トレチノイン療法とは、「トレチノイン」と「ハイドロキノン」という2種類のクリームを使って、肌のターンオーバーを促進して色素沈着をきれいにする治療法です。

「トレチノイン」は、皮膚のターンオーバーを促し、肌を修復して、皮膚の奥にあるメラミン色素を排出します。
「ハイドロキノン」は、メラミン色素をつくる細胞を抑制する効果があり、色素沈着を予防し「肌の漂白剤」といわれるほどです。
トレチノインとハイドロキノンを組み合わせることで、表皮にシミのない肌を生み出します。トレチノインとハイドロキノンは、保険外治療です。

ケミカルピーリング

薬品を使って、角質を取り除く方法です。フルーツ酸やサルチル酸などを使って、古い角質を溶かし、ターンオーバーを促進します。

イオン導入

肌に薬剤を塗った後で、微弱な電流を流すことで、有効成分を肌の奥に浸透させる美容法です。

レーザー治療

レーザー光汚染を照射して、肌のシミなどを消していく治療法です。

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もう跡を残したくない!刺されたら気をつけることは?

これから、虫に刺されることもあるでしょう。その時、跡を残さないために、どうしたらいいのでしょうか?

絶対にかきむしらない!

かきむしってはいけません。かけば炎症がひどくなり、さらにかゆくなり、またひどくなる、という悪循環に陥ります。爪でひっかき傷を作ってはいけません。かきむしらないためには、下のような方法で、かゆみを抑えてください。

冷やす

かゆいときは、冷やすとかゆみを感じにくくなります。虫刺され用の薬を塗ると、スーッとするのは、冷やすとかゆみを感じにくい、という原理を利用しています。

かゆみ止めの市販薬を使う

虫刺され用の市販の外用薬を早めに使い、かゆみを止めましょう。「ムヒ」「ウナコーワ」などです。

病院で治療

かゆみや腫れがひどければ、大げさかなと思わずに皮膚科を受診しましょう。病院で出された薬の方が、より早く治ります。

紫外線対策

虫に刺された箇所を日光に当てないことも大事です。紫外線が当たると、肌でメラニン色素が作られてしまいます。炎症を起こしている皮膚や、傷のある皮膚は、紫外線に敏感で、正常な肌よりもシミになりやすいのです。特に虫に刺されやすい夏は、紫外線が強いですから、日光に当てないように注意しましょう。
私は、数年前、足のすねをケガして、2カ月くらい通院していたことがあるのですが、外科医の先生から「しばらく長ズボンをはきなさい。紫外線に当てると、傷が残るから」と、言われて半年くらいスカートをやめてパンツで外出していたことがあります。
跡が残りそうなひどい虫刺されは、上から絆創膏を貼って日よけにするのもいいですね。

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まとめ

虫に刺された箇所が炎症をおこし色素沈着が起きると、跡になって残り、なかなか消えなくなります。
消すためには、
  1. 傷跡を消すための市販薬を使う。
  2. 美白ケア
  3. ターンオーバーの正常化
  4. 皮膚科へ行く
という4つの方法があります。
虫に刺された時に、虫刺されの跡を残さないためには、決してかきむしらず、そっとして、さわらないことが重要です。症状が重い時は皮膚科を受診し、早く直すように心がけましょう。そして、できるだけ紫外線にも当てないようにしてください。

 

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