学校から出る「夏休みの自由研究」の宿題の中に、「工作」を指定している場合があります。
コンクールの応募要領の中にも、工作をテーマにしたもの、と書いていることがあります。
「工作」といっても種類は幅広く、簡単なおもちゃ的なものから芸術の域に入るものまで、様々ですよね。
それゆえに、どんな工作をすれば良いのか、迷う人も多いでしょう。
そこで、今回は過去の工作入賞作品の傾向をご紹介します!
そこからヒントを得るのも良いですし、他にも新たな視点を紹介してみますので、傾向と対策に役立てられそうでしたら参考にしていただけると嬉しいです。
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工作での過去入賞作品の傾向
受賞作品の審査評を一通り見てみると、高評価を得られるポイントは以下のようなもののようです。
<高評価のポイント>
- オリジナリティが高い
- リサイクル品を題材にしている
- 環境や時事ネタを考えている
- 小さな、ピンセットを使うようなものなど、細かい作業が必要
- ほんの小さな好奇心から発生したアイディア作品
工芸品のような、伝統文化的な素材を駆使した、人形や自然を表したものは、題材として人気が高いようです。
また、牛乳パックや、使い古した何かをリサイクルして新しい物を作る作業も、多いようです。
回路図を一から考えて、発明品を作成しているものもあります。
入賞するような作品としては、ざっくり大きく分けて2種類あり、細やかで繊細な作品と、アイディアが斬新でユニークな作品とがあるようです。
どちらの方向で作る(対策する)かは、作成者の好み次第ですが、細やかで繊細な作品の場合、技術的な面が優れている高レベルの作品でないと賞を取ることは難しそうです。
アイディアが斬新な作品の場合は、そこまで細かで美しい外観ではなくとも、真に驚くような部分があれば、入賞を狙える可能性は高くなります。
作業時間別の対策
自由研究に費やす作業時間が多くある場合、アイディアが閃くまでに要する時間に充てるか、実際の作業に充てるかは迷う所です。
最初に、これは!と思う素材を先に選んでしまい、そこから何を作るかを考えるのも一つの手ではありますが、意外とその方法だとアイディアが湧きづらいかもしれません。
逆に、最終形態をこれにしたい、と考えてから、素材を何で作るかを工夫する方が、時間短縮にはつながりそうです。
もともと、物作りが好きで、普段から習い事をしているとか、同じ手法で以前に作った事があるようなら、それを活かしてデザインを考えた方が、制作に時間をかけられますので、幾分有利になるかもしれません。
ただ、閃きはいつ訪れるかわかりません。
様々な作品を見てみて、インスピレーションが湧いた時に、設計から最終仕上げまで一気にできてしまう天才肌の人もいるかもしれません。
とにかく、ネット上でもいいですし、実際に過去の作品を眺められる所が手近にあれば、ひたすら見てみるのも一つの手段だろうと思います。
もう時間があまりないけれど、とにかく何かを作って賞を狙いたいと考えている人は、工作キットや、過去のデータから題材と素材を決める手法をお勧めします。偶然、ものすごいアイディアが閃くかもしれません。
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参照 ボンドキッズ
NEVERまとめ夏休み工作コンテストのまとめ
難易度別の対策
高難易度で、ものすごく微細で繊細な作りをしているものには、大人顔負けの手法で作られていて、かなりの技術を要するものも少なくありません。
作るのが難しいからといって、賞が取れるわけではありませんが、やはり、難しそうに見えるものは美しくもあり、時間もかかっている事が窺えます。
普段からやっている手法や作成手順があるのであれば、それを突き詰めたものにすれば、高評価は得られそうです。
もし、比較的難易度の低いもので賞を狙いたいのであれば、好奇心から出たアイディア作品を作った方が良いでしょう。
その場合、できればリサイクルに貢献できそうなものとか、時事問題を表現したもの、現代に役立ちそうな発明品であれば、なお良いでしょう。
その場合は、オリジナリティを出すために、自分が好きなものから題材を選ぶと良いと思います。
好きこそものの上手なれと言うように、自分がワクワクしながら想像して作るものは、見る者の心も動かし、上達も早く、うまく作れるでしょう。
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まとめ
過去の入賞作品から考察してみましたが、いざ作るとなると、オリジナリティの高さという部分で悩まれる方も多いかもしれません。
細かな芸術的作品にしろ、アイディア発明品にしろ、過去の物に似ていたり、コピーするだけでは賞は取れないからです。
アイデアに詰まった時はどうしたらいいの?
もし、アイディアに煮詰まったならぜひ見て欲しいのが、幼児向け教育番組です。
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最近のお子様向け教育番組はハイレベルで、自然観察にしろ、制作を紹介する番組にしろ、英語の番組にしろ、かなり深く知育について研究されています。
つまり、子供の脳の発達に良いとされる手法や、興味をいかにひくかを追求しているため、かなり高度な制作物を使っていたり、ありがたいことに、その作り方を紹介するなどしているのです。
特に、アイディアが閃く過程から、制作物をどのように派生し、発展して作って行けばいいのか、詳細に紹介している番組などもありますので、頭の体操と柔軟な発想のヒントになるかもしれません。
また、同じ理由で、保育士さんが作るための、お制作の例を紹介している本などが、お勧めです。
Amazonで「保育指導書 工作」と入れて検索すると、いろいろな本が出てきます。
ほとんどの部分を大人が作り、最後のひと手間や、簡単な部分を幼児が作るように設計されているのですが、どれも高度なアイディアや技術を要するけれど、短時間でできるアイディアおもちゃだったりします。
これは使える、と思うテクニックも、どこかには詰まっていると思いますので、ぜひ一度見てみると良いですよ^^
アイデアなんて、すでに出尽くしていると思うなら
自由研究というカテゴリーの宿題が始まってから、かれこれ経ちますので、工作のアイディアなんて出尽くしたように思えますが、それでも、まだまだ人間の閃きの可能性は、無限にたくさんあります。
毎年毎年、え?と思うようなすごい作品が賞に選ばれているのがその証拠です。
作る時はかなり苦しいかもしれませんが、実際に新たなアイディアが湧き出て、素晴らしい工作ができると、楽しく充実した夏休みになりそうです。
ぜひ、この夏、新たな挑戦のひとつとして、見た人が目からうろこが出るような、面白い作品に挑んでみてください。