夏休みの自由研究というと、何らかの実験をしようと考えている人も多いでしょう。

個人で応募できるコンクールでも、応募条件に、実験や観察をメインテーマにしているものがいくつかあります。

研究イコール実験というわけではありませんが、やはり連想しやすいイメージはあります。

過去の入賞作品から、どのような実験が評価が高く、何をすれば賞に近づける事ができるのかを想像し、傾向と対策を立てる参考にしてみてはいかがでしょう。

審査員のコメントから考察してみましたので、今年はばっちり対策をたてて臨んでみませんか?

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過去入賞作品の傾向


 

<過去の入賞作品の傾向>
  • データの蓄積が重要
  • 失敗した過程も記録する
  • 何をどう考え、どうしてそうしたかを重視している
  • 疑問からオリジナリティをだす
  • まとめるなら、どう魅せれば(見せれば)よいかを考える
 

過去受賞作のすごい点は、まずはその実験の多さとデータ量です。

最初に結果を予想し、実験するのですが、実に様々な角度から結果を導き出そうとし、何度もチャレンジしてるようです。そのため、もちろん失敗している回数もソコソコあります。

そしてそこからどう考え、どう違う実験へ結び付けたかを、詳細に書いています。

次から次へと、疑問が湧いてくる過程がそこでわかるため、実に多彩なオリジナリティの塊になります。

また、それらの実験データをまとめ、見やすく書いてあるのですが、画像を見やすく配置し、時にはイラストを使ったり、グラフを使ったり、文字の色や書体を使い分けて、主張したい部分がうまく一目でわかるように作られています。
ポイント どうやら失敗を繰り返しながら失敗理由の仮説をたてて検証を繰り返すことが重要なよう。結果として、オリジナリティが高い作品に。オリジナリティの高さは、どのテーマでも自由研究においては高い評価を得るポイントとなっています。

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作業時間別の対策


そこで対策となると、大きく分けて作業時間が多いか少ないかでまず分かれてきます。

作業時間を多く確保できる場合

過去に行った実験から派生したり、続けて大きな成果とするならば、まとめるのにも結構な時間がかかります。

もともと続けようとしていたのであれば、時間がかかることを覚悟の上だと思われますので、たっぷりの時間を費やし、丁寧に仕上げましょう^^

作業時間があまりない場合

最初に、計画をしっかり立てましょう。

どのくらいの時期にどのような実験を行い、最後にまとめるのに数日かける、くらいの気持ちで立てると良いと思われます。

例えば、夏休みの後半の数週間を使って実験からまとめまでしたいのであれば、最初の3日くらいを計画立案に充てると良いかもしれません。

行き当たりばったりにしていては、時間がいくらあっても足らなくなるからです。

思い切って計画の方に時間を割き、あとは実行するだけ、としておけば、気持ち的にも焦らずに良いアイディアが浮かび、まとめるのもスムーズに行くと想像できます。

難易度別の対策


実験は、難易度が高ければ高いほど失敗の回数も増え、自然に作業時間が長くなります。

思い切って難しい物をテーマにするのであれば、数年越しを覚悟して挑む方がよさそうです。(その方が入賞する可能性が高まるという意味)

逆に、この夏だけで行おうとするなら、まず計画を立てた後、下調べをしっかりして結果予想をある程度確実になるように固めてから実験にかかる方が良いかもしれません。

また、実験道具も、学校から借りられるものは積極的に借りて、より精度の高い実験を行うと時間短縮になるでしょう。同じく、学校の先生や周りの大人にも意見を聞き、どのように進めたら良いかを考える時間を短縮するという方法もあります。

いずれにせよ、1日、2日では到底賞を取れるレベルにはならないと覚悟を決め、ある程度時間を確保してから挑む方がよさそうです。

 

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まとめ


実験と一口に言っても様々な種類があります。

こつこつ似たような結果を求めて多くのデータを取るもの、仮定した結果をいくつか出し、それに合わせてまったく違った方向から実験するものなど、思いつく人によって、何をしても自由なのです。

 

賞を狙うときの心構え

賞を狙う、という一点においては、とにかく時間をかけて結論を導き出す事が必要になってきます。

そして、結論を出す事よりも、その過程において何をどう考えたかという考察や、失敗とその反省点を踏まえての次の実験へのアプローチといった考え自体が大事になってきます。

 

実験は3ステップの繰り返しです。
  1. 最初に感じた疑問や不思議を大事に育てる
  2. 新たな疑問がわいてくる
  3. 創意工夫をしながら実験し、予想通りの結論に近づけていいく
 

そして、それらのすべての発想や経過を、簡潔に、かつわかりやすくまとめる事で、見るものに感動を与えられるような研究報告書ができるのです。

小学生レベルでも、独自の理論で実験を繰り返した結果、大人顔負けの真理に近づいているものもあります。高校生レベルともなると、もう大学の研究論文じゃないか?と思えるようなレポートが賞をとっています。

 

ハイレベルな作品は難しいと思うことなかれ!

こう書いてしまうと、そんなハイレベルのものは、自分には無理なのではないかと思えてくるかもしれません。

ですが、「独自の理論」とは、なにげない日常の疑問や不思議だと思う事ですし、それからの結果を自分で予測して実験をするという時点で、既にオリジナルの素晴らしい発想ができているのです。

そう考えると、誰にでもチャンスがあると思えませんか?

せっかくだから最後のまとめの部分で力を抜かない方がいい

理系が得意な人には、文章をまとめるという事が苦手な人もいるかもしれません。でも、いずれ研究者になろうという人は皆、論文を書かなくてはならないのですから、練習だと思って取り組んでみてはどうでしょうか。

まとめを書くためには、かっこいい言葉や、うまい文句は必要ありません。

率直に、自分の言葉で、誰にでもわかるような言葉で書き、読む相手にとってわかりやすく楽しく読めるように、伝える工夫をします。

人の目を引き、見やすいと思わせるテクニックの練習だと思えば、楽しいレイアウトにすることができるかもしれません。

未来の偉大な研究者の卵さんたちへ。

どうぞ、楽しい研究への第一歩を恐れずに踏み出してください。

 

考え付くままに書きましたが、結局は好奇心とワクワクする心が一番の賞への近道ではないかと思います。

 

参照 教育プロジェクト

 

 


 

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