夏の風物詩、金魚すくい。

今年も熱い戦いの夏がやってきました!

奈良県の大和郡山市では、数十年前から「金魚のふるさと」として、毎年全国金魚すくい選手権大会なるものが開かれています。その成績たるや、上位5位まででも、1人3分内に1本のポイで30匹以上があたりまえ。

優勝者ともなると、なんと3分間で40匹以上すくっているようです。

驚きですね!

そんな大きな戦場(?)でなくても、近くの夏祭り屋台では、日ごろあまり頼りにされていないかもしれないお父さんが、子供にいい所を見せようとメラメラと闘志をむき出しにしてすくっている姿を見かけます。

または、子供自身がすくいたいのになかなかうまくいかず、教える事に熱中しているお父さん、お母さんの困った顔。

今年は、金魚すくい大会上位者が使っている、すくいのコツ(戦術)を少しだけ勉強して、今までにない数をすくってみませんか?

案外、気を付ける所は少なく、誰にでもすぐ実践できる部分もあるようです。

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すくいやすい金魚の大きさや種類は?

縁日などで出されている金魚すくいの金魚には、いくつかの種類があります。

一般的によく見かけるのが、和金です。これは赤くて小さくすばしこいです。サイズも小さめのものもいれば、大きめのものもいます。

次に、琉金、出目金などの、金魚らしい形をしたポピュラーなもの。時には、らんちゅうなどの高級な大物が入っている事もあります。

いろいろな金魚が泳いでいる中で、まずはどれを狙ったら良いのでしょう。

大物にはついつい目がいってしまいますか?でも、今までに何匹かすくった事のある上級者ならともかく、初めてすくおうとする子供にいきなり大物を狙わせてしまっては、初戦敗退です。大物は、レベルが高すぎます。

大きいもの、力の強い動きの素早いものは、やはりそれなりのテクニックが必要ですし、一発でポイを破られてしまうリスクを覚悟して挑まなければなりません。

そこで、初心者にはやはり、小さくてスピードが遅めで、できれば空気を求めて水面近くをうろうろしているような疲れた金魚を狙う事をお勧めします。

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ポイとモナカはどっちがすくうのに有利か?

金魚すくいに使われる道具って、最近はモナカに使われているウェハースなんかも使われるようです。

初心者にとっては、使いやすいのか使いにくいのかわかりにくいようにも思えます。ウェハースって、ポイの紙よりもふにゃふにゃになりやすい感じがしませんか?

ただ、金魚って雑食なので・・・食べますよね、モナカ。

少しだけつけておくと、金魚は食べようと近寄ってきます。そこをすかさず、ひとすくい!すると、初心者でもすくいやすいのかもしれません。その場合は、できるだけ水に付けないように気を付けなくてはうまくいきません。

一方、昔からある「ぽい」と呼ばれる紙製のあれ。

枠こそ、金型からプラスチックへと変わってきましたが、紙が貼られている部分には、ほぼ変わりはありません。水にさらすとやぶれやすくはなりますが、水の抵抗に逆らわない動かし方を知っていれば、長く持たせる事は可能です。そのため、大会ではこちらが用いられています。

つまり、ぽいとウェハース、どちらか選ぶとしたらぽいを選びましょう。

ぽいには破れやすいものと破れにくいものがあった!違いは?

紙には薄さや厚さに違いがあり、店によっては、人によって渡すものを変えていたりするって知ってました?

「なんだよーやっぱり!」って思った人、まあまあ、そう怒らずに^^

小さなお子さんなどには、比較的破れにくいぽいを渡してくれているのだそうですよ。

ちなみに、先ほどの全国金魚すくい選手権大会で使われているポイは、5号タイプで、比較的丈夫で破れにくいタイプなんだそうです。

一番薄い7号タイプは「なんだこれ?すぐ破れちゃうじゃん!」っていう感じらしいですが、最近は夏祭りでもあまり使わなくなっているとのこと。多いのは6号で7号よりは破れにくく、5号よりはちょっと難しいく、ある程度うまい人でないと何匹も。やっぱり全然すくえないとちっとも面白くないですもんね。

それに、紙のポイには表と裏があるって知っていますか?

枠と境がなく、紙が貼られてある方が表です。そちら側を上にしてすくい上げる方が、水の抵抗が少なく、より、破れにくくなるようです。

ついでに、できれば紙のしわが少なく、綺麗に貼られているものが選べると、少しだけ持ちが良いです。

参照 金魚すくい本舗

全国大会の優勝者はいったい何匹すくったの?

冒頭でも書きましたが、奈良県の大和郡山市では、毎年金魚すくいの全国大会が開かれています。

今では参加人数も増えたためか、個人戦と団体戦に分け、個人戦の中でも、小中学生の部と、一般の部に分かれて闘いが繰り広げられています。

詳しくは、市のHPで公開されているのでそちらを確認してみると良いのですが、とある年の小中学生個人の部の優勝ひき数は、なんと、43匹。

ルールは、3分間で1本のポイで何匹すくえるか、というものなのですが、それだけの数をどうやったら破損を最小限にしつつすくえるのかと、不思議に思えます。

最近は動画でもテレビでも、大会の様子を伝えていたり、その時のすくえるコツを紹介しているのですが、簡単にまとめると、以下の通りです。

①破れにくいポイを慎重に選ぶ
②動き回る金魚を追うのではなく、誘い込む
③すくう時は水の抵抗を少なく水平に動かしつつ少しだけ斜め上に引き上げる
④暴れる金魚をおとなしくさせるため、頭の方向へ引き上げ、尾びれは乗せない

要は、破れにくいぽい選びと、ぽいに余計な水圧を与えないことですね。

参考までに動画もチェックしてみましょう!

こちらはぽいの基本的な動かし方をレクチャーしてくれます。

こちらも、全国大会レベルのコツを伝授。

 

コツがつかめたような気がしてきましたか?花火大会でも金魚すくいができたりするかも。ぜひトライしてみてください。

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まとめ

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縁日で金魚をすくうならば、すばやくカッコよく、何匹もすくってみたいですよね~。

それならば、まずは大物狙いをやめて、小さい金魚のうち、水面近くをゆるゆるパクパクさせながら泳いでいる弱りかけの金魚を狙いましょう。ぽいを選ばせてくれるような店はまずありませんが、子供であれば、多少厚めのものを渡してくれる場合があります。

最初に静かに水にひたし、全体の強度に差があまりないようにしてすくうのも一つの手かもしれません。

あとは、角の方で狙いを定めて壁際にむかってすくうと成功しやすいかもしれません。

ただし、金魚の頭の向きには注意して、暴れて力の入りやすい尾びれは、極力乗せないようにして、頭の方向に引き上げるようにしましょう。

どうしても紙ではうまくいかない、やぶれてしまってどうしようもない、という少し不器用さんには、ウェハースを扱っている店でチャレンジしてみるのも一つの手です。その時は、ちょっとだけ水につけて金魚を誘い、まだ乾いている部分でさっとすくう事をお勧めします。

今までに結構すくってこれて、ある程度コツをつかんでいる人ならば、今年はおもいきって大物狙いをしてみるのも良いでしょう。

なんといっても、店の目玉商品です。

ゲットできればかなりの満足感が得られますし、そのへんの子供たちから羨望の眼差しで見られることは間違いなし。

その場合も、コツの基本は同じです。

大物だけあって、動きが若干予測しにくい部分があるかもしれませんが、そこは長年の経験を活かして、影を作って待つなり、ひたすらポイをゆっくり動かして角に追い詰めるなり、工夫してすくってみてください。

今年の夏こそは、今までにない数や種類の金魚をゲットして、大事にお家で飼って、楽しく鑑賞してみましょう。
きっと一味違った夏の思い出ができることでしょう。

参照 全国金魚すくい選手権大会

 

 


 

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