昇進、昇格。
仕事をしていれば、日ごろの業務や試験での努力が報われて・・・という機会はありますよね。
その「やった!」というタイミングで言い渡された「抱負を書いてきて」。
あらためて言われるとどうしたものか悩んでしまう、抱負って何をどうやって書けばいいの?!の疑問を解決!

 

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えっ・・・抱負って何を書けばいいの?!

昇任・昇格・昇進がすでに決まり、その抱負などを求めるレポートを書くように言われました
職は管理部(経理)課長から管理部(経理)次長への昇格レポート
書き方が恥ずかしながらわかりません

引用「Yahoo!知恵袋」

日ごろの業務の頑張りや、昇進・昇格がかかった試験での頑張りが報われてついに昇進・昇格!
喜んだのもつかの間、「抱負を書いてきてください」・・・って、えっ?抱負?
「抱負」という言葉ならずとも、それは「所信表明」「決意表明」という言葉で襲い掛かってきたり・・・。
または昇進・昇格の試験に、「昇進・昇格した場合の抱負を書いてください」という内容があることも。

長く仕事をしているほど、目指すべきところとして避けては通れない昇進・昇格。
昇進・昇格となればお給料も上がりますしね。
かといって責任も以前より大きくなり、新たに頑張らなければならないことやこれから挑戦しなければならないことなども出てきてちょっと気が重い。

「頑張らないと」という思いはあれど、いざ「抱負を書いてきてください」と言われると頭の中は「?」一色に。

書くべきポイントが分かっていれば怖くない!
昇進・昇格にまつわる「抱負」の書き方、ポイントをまとめました!

「抱負」の書き方、押さえるべきポイントとお作法

「抱負」のお作法は「謙虚」と「前向き」


頑張りが具体的な形として認められた、昇進・昇格。
喜びとともに自分のこれまでの頑張りをほめてあげたくなりますよね。

しかしそんな喜びの中でも忘れてはいけないことがひとつ。

昇進・昇格に際して、抱負といえど「感謝を述べる」ことはとても大切です。
自分ひとりの努力だけで昇進・昇格に至ったということはなく、そこに至るまで新入社員時代から育ててくれた上司や先輩、協力し合って働いてきた同僚たちがいればこそ。

周囲への感謝と今後についての具体的で前向きな目標を掲げ、それを踏まえた周囲への今後の助力をお願いする。
そんな謙虚さや前向きさを念頭において書くことが、抱負を書くにあたっての基本的なお作法と言えるでしょう。

昇進・昇格の試験で書く場合についても同じことが言えます。
これまでの上司や先輩・同僚たちへの感謝があり、それも踏まえて今後このような目標を実現していきたい、という謙虚さと前向きさは、「抱負を書く」にあたって必要不可欠な要素といえます。

また言葉選びにも注意が必要です。
例えば「このたび○○課長に昇進した××です」ではなく「○○課長を拝命した××です」といったようにTPOや立ち位置を踏まえた言葉選びをしましょう。

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抱負で書くべきポイントは3つ

「抱負を書いてください」と言われるときには、会社は何を聞きたいと考えているでしょうか?
昇進・昇格となれば「頑張ります!」という思いがあることは前提として、そこで会社が聞きたいのはやはり

「何をどう頑張るんですか?」

というところですよね。

営業職であれば具体的な売上の数字などを示した目標などが挙げられますし、数字が出せない職種であっても人材育成や業務改善などといった目標は書けますね。

これは昇進・昇格後でも、昇進・昇格試験の課題として抱負を求められた場合でも共通して言えること。
それを踏まえて「抱負で書くべきポイント」をまとめると、以下の3点が挙げられます。

  1.  周囲への感謝
  2.  今後の目標
  3.  今後の協力について周囲へのお願い

昇進・昇格試験であれば、3については「周囲の協力を仰ぎ連携して目標達成に向け邁進していきたい」といった言い換えができるでしょう。

「抱負」として書くべき長さは?

「抱負を書いてきて」というからには、長さくらい指定してよ~!という状況に遭遇することもありますね。
具体的に、「600字くらいで」「レポート用紙1枚くらいで」「所定の用紙に」などと定まっていれば良いのですが、それがない場合、どのくらい書けばいいんだ・・・?と、そこから悩む羽目に。

会社ごとにも違いがありますから、社内で先に同じような経験をしている上司や先輩に聞いてみるのがベストですが、一般的にはどのくらいなのでしょうか。

ネット上にさまざまある、昇進・昇格にあたっての抱負や決意表明・所信表明の例文を見ていると、多くは250~350文字程度。
紙で考えたときにどのくらいかというと、400字詰め原稿用紙でいえば改行や段落をつけたとしてちょうど1枚に収まる程度の長さです。

昇格試験など提出を求められているものが論文となるとまた長さは違ってきますが、1分や3分など短い時間でスピーチをと求められたときなどとも同じくらいの感覚です。
特に指定がないのであれば、長く濃密な文章を書こうとするよりも「書くべきポイントを押さえて簡潔にまとめる」ように考えると良いでしょう。

【例文】具体的はどんなイメージ?

ここまでのポイントを踏まえて、イメージとして「抱負」を書いてみるとこんな感じです。

このたびは一方ならぬお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

○○という大役を賜りましたこと、これもひとえに入社以来ご指導いただきました諸先輩方をはじめとした皆さまのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

これまでの業務で培ってきた経験を活かし皆さまにご納得いただける実績をあげるべく、○○という立場からより広い視野をもって取り組んで参ります。

まだまだ至らぬ点もありご不便をおかけすることもあるかと存じますが、任命いただいた責任をしっかりと果たして行けるよう邁進する所存です。
今後ともより一層のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

文字数はこれで271文字。
人事部などに提出する想定で「このたびは一方ならぬ・・・」と始めていますが、提出先や文章でなくスピーチといった状況次第では、「このたび、○○を拝命しました××です」といった書き出し方もできるでしょう。

ネタはどこから拾ってくる?!

周囲への感謝や今後の協力を依頼する文章であれば、割合とすぐに出てくるものですが、問題は本体である「目標」の部分ですよね。
昇進・昇格にあたって自分が「頑張りたいと思うポイント」が明確であればそれを書けば良いのですが・・・。

考え方としては課題とそれに対して自分が担うべき役割、またはできることや頑張りたいこと、そのための方法・・・と考えていくと出てきやすいかもしれませんね。

例えば業績アップが会社の最優先課題だと考えたとき。
営業職であれば、アプローチの仕方や新たなターゲットの設定かもしれません。
もしくは新人育成により力を入れ、全体の営業力を上げて行くことかもしれません。
新たな商品やサービスを企画することかもしれませんし、効率を上げるための業務改善かもしれません。

そういったものごとに対して、新たに得た自分のポジションでどのような働きかけができるか、自分が何をすべきだと思うのか。
それがそのまま、昇進・昇格後の目標となるでしょう。

 

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まとめ

小論文,書き方,例文

昇進や昇格に際しての抱負や所信表明。
文章で提出を求められることもありますし、辞令式や朝礼などでの短いスピーチを求められることもありますね。

昇進や昇格はもちろん自分の努力で得たものですが、そこにはこれまでにかかわってきたさまざまな人たちの指導や協力があってこそ。
抱負を求められたときにはそういった人たちへの感謝や謙虚さを忘れない姿勢を示し、新たなスタートをより良い形で切りましょう!

他にも、会社員の「昇進」「昇格」にかかわる記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?

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