昇格試験の時期になってくると、勉強しなきゃ!と焦る気持ちだけはあっても、何から手を付ければよいのかわからなくなる事も多いでしょう。
それもそのはず。
昇格試験の筆記ともなれば、その出題範囲は広大なものになります。
どのへんにポイントを絞って勉強すれば良いのか、あるいは別の事からアプローチすれば良いのか。
気になる昇格試験のあれこれを、簡単にご説明してみましょう。

 

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昇格試験ってどんなもの?

良く言う昇進と昇格って何が違う?

今年昇格試験を受けるという方にとっては愚問かもしれませんが、意外とハッキリ知らないという方も多い、昇進と昇格の違い。
昇進は、わかりやすく例を出すと、平社員から課長に変わるなど、立場や責任を持つ範囲が変るという事。
昇格は、同じ課長のままだけれど、社内でひっそり分けられている社員ランクがアップするという事。
場合によっては、給与が上がったり、社内で受け持てる仕事の資格が増えるなどもあり、自分のスキルがアップしている事を社内で認められるランク付けが変るという事になります。

昇格試験対策に必要な事とは

自分のスキルがアップしているんだという事を社内のお偉いさんに認めて貰わなくてはならない試験という事になりますので、まずは自社で今受け持っている仕事に精通している必要がありますよね。

そのうえで、ランクアップに必要とされるスキルがどんなものなのか、情報を集めておかなくてはなりません。
一般的なものであれば、筆記問題には適性テストの他、一般常識(社内での常識)、経営分析、時事問題が出る事が多いようです。

場合によってはそれプラス英語とか、パソコンスキルなども追加されるかもしれません。
各会社によって、必要とされる物が違いますので、先輩や上司に、事前に勉強しておくと良い範囲を聞き出しておくのは、最低限必要な事になります。

昇格試験筆記適性テストの種類

適性テストと呼ばれるものは、リクルート社が出しているSPIが有名ですが、こちらは主に新卒、勤務年数が若い人向けのものになっています。
他にも、中間管理職向けのNMATJMATも有名で、テキスト類も本屋で購入する事ができます。
それ以外にも様々な種類の適性テストがあるため、あらかじめ何が出るのかわかっていないと、膨大なテキストを前に、時間のなさに茫然とする羽目になってしまいます。

大手企業では、独自にラーニングシステムを活用するなど、普段から試験項目を絞って折に触れて勉強させている所もありますので、情報は常に新しい物をゲットできるよう、友達や先輩、上司との良い人間関係を作っておきましょう。

昇格試験の筆記の対策ってみんなどうしてる?

一般常識、時事問題の筆記問題はこう勉強する

一般常識と一口に言っても、ご想像の通り、あまりにも出題範囲が広いため、何をどうすれば良いのかわからなくなるかもしれません。
よくあるのが、社内の仕事に関する常識、数学、国語、理科、社会、英語といった5教科から出題されるものになるのですが、時事問題も含まれるため、短期間で効率よく勉強しようと思うなら、まずは最近の時事問題を、ネットなり、新聞なりを読み、知識を得る事がベターです。

人によっては、ネットニュースやツイッターをフォローし、毎日読んでみたり、近年の大きな経済ニュースに目を通したり、などを行っています。

ネットニュースサイトをまとめた「ニュースサイトおすすめ一覧(https://matome.naver.jp/odai/2134242040734001801)」というサイトがありますので、参考に見てみてください。また、ツイッターで時事ニュースを追うなら、「日経産業新聞(@nikkei_bizdaily)」「時事ニュース報道局(@jijinewspress)」などがおすすめです。広告業界の人向けの「広告ニュースまとめ(@adnewsbot)」という、興味深いアカウントもあります。

新聞を取っていない人も、せめてネット上のトップニュースは毎日目を通して覚えておきたいものですね。

参照HP:一般常識一問一答.com

様々な常識に関するクイズが載っています。例えば、上に並んだメニューから「時事問題」をクリックすると、2014年からの毎月の時事問題に加えて、「海外,地域別時事」「日本国内の時事」「科学系時事問題」「時事英単語」「企業研究,業界研究」といった項目があり、なかなか充実していることが分かります。皆さんも是非、最新の時事問題に取り組んでみてください。

株式会社アクセスポイントのサイト(http://accesspoint.co.jp/)にある「無料スキルチェック」コーナーも役に立ちます。一般常識から、タイピング、Officeのスキルチェックまですべて無料でチェックできます。

管理職になるとOfficeやGoogleスプレッドシートで、様々なデータを分析する必要がしばしば出てきます。そういった作業を部下に全てやらせるのも手ですが、やろうと思えば自分でもできることを、昇格試験の面接でアピールするのも有効です。

補足ですが、このサイトのクイズは答えると音が出ます。あらかじめ音量を絞ってからお試しください。

経営分析の筆記問題はこう勉強する

経営分析も出るとなると、おそらく中間管理職以上の方向けだろうと思いますが、まずは自社のここ数年の財務分析はしておきましょう。
プラス、競合他社があるようでしたら、そちらの動向もつかんでおく必要があります。


ただしこれも、ご自身が受けるランクに応じたものでなくては意味がありません。
自分の部署関係の収支を把握していればよいのか、会社全体のものが必要なのかは、貴方の会社の規模や、ランクにより違ってきます。
必要であれば、経営に関する資料は、会社のどこかには必ずあるはずですので、これも上司から知識を得ておきましょう。

中間管理職以上ならマネジメントも必要

管理職以上となると、労務人事といった分野からも出題される可能性があります。
この場合は、マネジメントに関する知識や語彙がないと厳しくなってきますので、一冊、これぞと思う本を絞ってマネジメント関係の知識も得ておきましょう。

 

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昇格試験の筆記に役立つ参考書やサイト

とりあえず、時事問題や一般常識を手に入れたいと思っている場合は、こちらのサイトがおすすめです。
クイズ形式のため、楽しく取り組め、ネット環境があれば、すぐに回答も見られるのでいつでも手軽に勉強できます。
参照HP:一般常識一問一答.com

そうした手軽な範囲だけでなく、必要な知識を身につけ深めていこうというとき。

昇格試験へ向けての参考書を探すときには、自分の強みや苦手項目などの弱点を踏まえて、ポイントを絞って参考書を選び進めて行くのがおススメです。
また法制度などが絡むものではなるべく最近発刊されたものであること、そのなかで自分が読み進めやすいかといった基準で選ぶと良いでしょう。

一般常識、時事問題の参考書

一般教養・一般常識となってくると想定されるその範囲は広く、勉強のポイントを絞るにも一苦労というのがありますよね。
例えば先ほどのサイトなどではちょっと物足りない感じがするとき。
そんなときにまず手に取りたいのが、こんな書籍です。

【司法試験予備試験 一般教養問題集】

出典:Amazon


著者:東京リーガルマインド LEC総合研究所 司法試験部

この書籍自体は司法試験に向けたものですし、出題される内容やレベルが必ずしも自分の受ける試験に合致するとは限りません。
その会社や自分の職域扱うものとその性質によっても、出題傾向やレベルは変わってきます。

しかしこういった本が役に立つのは、「自分の弱点を知る手がかりになる」ということ。

一般教養にせよ、時事問題にせよ、それらのどこに自分の潰すべき弱点があるのか?
その優先順位が明確になっているか否かで、効率も成功率も格段に変わってきます。

経営分析の参考書

昇格試験対策として経営分析を学ぶにあたって、まず押さえておきたい財務分析に関してはこんな書籍があります。

【「財務分析の基本」がすべてわかる本】

出典:Amazon


著者:安藤充

経営コンサルタントとして活躍する著者による本書では、レビューでは「現場投入以前の知識」「コンサル現場で使うにはあまりに初歩の知識」という批判的なコメントも。

逆に言えば、「これから勉強しよう」という人には、またとない入り口として役立ちそうです。
そこからさらに深い知識を身につけるために、どんなポイントに絞って行けば良いのかといったことも見えてくることでしょう。

また、レベルにもよりますが中小企業診断士の参考書や問題集なども参考にできる場合があります。

中小企業診断士となると資格試験の範疇になってはきますが、会社の経営状態に対して実態を把握し改善点をアドバイスしたりといった要素がありますから、経営分析という点に関しては彼らはプロなんですよね。

マネジメントの参考書

管理職として必要な、労務や人事にかかわるマネジメントの分野。
例えば人材育成という面でいえば、こんな書籍があります。

【人材育成ハンドブック――いま知っておくべき100のテーマ】

出典:Amazon


著者:トーマツ イノベーション

「理論編」「制度・手法編」「経営テーマ編」「研修編」として構成されており、その内容は人材育成にすでに取り組んでいる人たちへ向けて、新たに学ぶべき知識や再確認すべき知識に幅広く触れています。

本書の目指すところとして「人材育成の領域を俯瞰できる」という点があるということから見ても、昇格試験に挑むうえでは一度は目を通しておきたい書籍です。

そのほかでは社労士向けの書籍なども参考になります。
労務に関しての法制度などについて特化したり深堀するには、これ以上ない専門性のある書籍がそろいます。

むしろ昇格を目指している部門が総務・人事といったところであれば、将来であれ資格取得が求められるものでもあります。

NMAT、JMATの参考書

リクルートマネジメントソリューションズ社が制作した昇進試験、昇格試験のNMAT(管理者適性検査)とJMAT(中堅社員適性検査)。これらの問題を解説する参考書があります。

【NMAT JMAT再現問題集 新傾向に完全対応!】

出典:Amazon


 

著者:未来舎

「本試験型問題と別冊解説、最新のテスト内容を反映した、本番レベルの模擬テスト3回分を収録」となっていますが、出版が2015/12/1のため、若干内容が古くなっています。それでも、2018年になっても、これが役に立ったという書き込みが相次いでいます。ひとつ紹介しましょう。

会社の昇格試験対策用に購入しました。
問題の傾向や解き方、時間配分など参考になりました。
本番では、同じ問題は出ませんが、考え方や解き方を習得し、解くスピードなどを上げるための練習教材として良かったと思います。
演習問題を何度も繰り返し行い、時間内に全問正解出来るレベルまで練習しましたが、実際の試験では8割ほどしか取れませんでした。
しかし、この本で練習していなければ、おそらく、半分もとれていなかったと思います。
とても参考になりました。
ちなみに、昇格試験は合格出来ない人が多い中、無事合格することが出来ました。

ただ、さらにレビューを色々と見ていくと、「やらないよりはやったほうが良い」「肝心の性格検査の解説が少なく、いいかげん」という、手厳しい声もあります。どうも、これを読めばもうOKということではないようです。

この本は現在(2018/3)Rakutenブックスでは扱っていないのですが、その試し読み機能がまだ生きています。パソコンで下記のURLにアクセスすると、最初の23ページが読めますので、是非読んでみてください。
https://rakuten.tameshiyo.me/9784415211510

「NMAT JMAT再現問題集 新傾向に完全対応!」を補完する、もう一冊の参考書を紹介しましょう。

【【全面改訂版】完全再現 NMAT・JMAT攻略問題集】

出典:Amazon


著者:SPIノートの会

こちらは2015/6/3の出版で、先程の参考書より半年前となります。たった半年の違いなのに、この本のレビューには、内容がもう古くて役に立たないというのがちょっと目立ちます。どうも、出版の時点で全面改訂してかなりの問題を入れ替えているのですが、その際に入れ替わらなくて解説だけが変わった過去問題がそれなりにあるようです。

ただ、古くて、現在の試験には役に立たなそうな問題が混ざっているとは言え、役に立ったというレビューもあります。古い過去問もひとつの例題と割り切って、最初の参考書を補完する意味で、持っていてもいいと思います。

心構えや見直すべきポイントを考える

具体的な勉強をするべきポイントが既に見えている、という人ならまっすぐにそこへ向かって進むのも良いでしょう。
しかし初めて昇進・昇格試験に挑むという人や、経験はあっても何を考え何をすべきかに迷いが生じているなら、こんな書籍もあります。

【昇格試験合格の王道: 昇格試験に合格する人、ずっと合格できない人】

出典:Amazon


著者:鳥原隆志

ベストセラーとなったインバスケット思考シリーズの著者が昇格試験合格の秘訣を伝授するという書籍。
勉強術だけでなくマインド面にも触れているなど、「これから考える」「あらためて見直す」というときの助けになることでしょう。

 

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昇格試験に臨むあなたへ


日々努力しているあなたは、すばらしいスキルを既に持たれています。
その証拠が、今こちらのブログをご覧になっているという事です。
その努力しようとする姿勢がある限り、きっといつかは合格できます。

あきらめず、情報収集を怠らず、できるだけ範囲を絞って取り組んでみてくださいね。

他にも、会社員の「昇進」「昇格」にかかわる記事はいろいろあります!
まずは、しっかりと情報収集してみてはいかがでしょうか?

「昇格試験の論文、面接、筆記」の記事一覧はこちらから


 

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