「起こしてしまったことがない人はいないのではないか」と言われるほどある、車のバッテリー上がり。

久しぶりに乗ろうとしたときならまだしも、渋滞にハマっているときにバッテリー上がりで身動きできずともなれば対処が分かっていても慌ててしまうもの。
普段からしておける対策などはあるのでしょうか?

 

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「なんで?!」車のバッテリー上がりの原因は?

JAFによれば、2017年7月のロードサービス実施件数は194,272件
これは四輪二輪合わせた件数ですが、どちらの場合でも出動理由堂々の1位となっている「過放電バッテリー」。

車で27%以上、バイクでも15%近くを占めるバッテリー上がりの原因にはどんなものがあるのでしょうか?

車の場合はエンジンの回転で発動機を駆動し、バッテリーに蓄積します。
そのエンジンをかけることにも電力が必要なため、必要に応じてバッテリーから給電するなど、ためたり使ったりしているバッテリー。

この電力を生産する量と使用する量のバランスが崩れてしまったときに発生することが多く、ブレーキランプやワイパーといったものにも電力は使われますが、特に電力を食うのが夏場のエアコン。

もちろんそれだけでなく、室内灯やスモールライトのつけっ放しでバッテリー上がりを起こしてしまったというパターンも「あるある」ですよね。

また走らせることによって充電されるバッテリー、長期間乗らないでいたことによって自然放電で使い切ってしまった・・・ということもあるそう。
さらにはこんな「思わぬ伏兵」も。

バッテリー上がりの意外と知られていない事は・・・・・
バッテリーの寿命

そろそろかなと点検したり交換したりという習慣でもなければ、結構見落としそうですね。

起きたらどうなる?バッテリー上がりの対処法は?

やらかしました、バッテリー上がり・・・

バッテリー上がりの原因として考えられることには、バッテリーの寿命などもありますがちょっとした不注意によるものも。
またしばらく乗らなかった間に自然放電でということもあります。

原因は、ライトの消し忘れです(2週間ほど気付かなかったです…)
完全放電したバッテリーは復活しません(「しないかも」ではなく、「しません」)
バッテリーそのものを替えないとダメ

このまえ、自宅から、車に乗って出かけようとしたら、エンジンがかからなかった!
あわててJAFに電話して、数十分、待って来てもらいました…
あーやっと来てくれた! と思ったら「バッテリーですねー」って。
大幅に時間が遅れたから、予定のうちひとつはキャンセルになっちゃって
帰り道、スーパーに寄ってエンジンを切って…お買い物をして…
車に戻ってきたら、なんとなんと!エンジンかからず(笑)
その後、バッテリーは即刻交換

夕方、バッテリーがあがってしまった。 会社の駐車場での出来事だった。
幸いだったのは、出社時ではなく退社時で、会社の人がブースターケーブルを持っていたこと
家の駐車場で車やブースターケーブルは借りられただろうか? もし、出社時だったら遅刻していた

どう対処したらいいの?

エンジンをかけようとしたら、セルが弱々しくキュルキュル言うばかりでかからない・・・?
「これはバッテリーが上がったな・・・」という症状に遭遇したら、どう対処すれば良いのでしょうか?

JAFのロードサービスなどを呼ぶ

もっとも手っ取り早い解決方法としては、ロードサービスを呼ぶこと。
JAFだけでなく、自動車保険で緊急時の対応をしてくれるものもあります。

しかしこうしたサービスを利用するには、到着までの待ち時間と費用が気になりますね。
JAFの非会員の場合では、日中の一般道からの要請で12,880円(税込、2017年8月現在)。
それと合わせてバッテリー交換が必要な場合はバッテリー代金の実費がかかりますし、救援に出動する車両の高速料金がプラスになることも。

 

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ジャンプスタート(ジャンピング)

バッテリー上がりを起こした車と別の車のバッテリーをつなげてエンジンを始動させるという方法もあります。
ただしつなぎ方を間違えたりすることでバッテリーが破損したり、メインヒューズが切れてしまうことも。

特にプラス端子とマイナス端子の入れ間違いには要注意。
大きなスパークとともにバッテリー端子やメインヒューズが切れたり、最悪はバッテリーが破損してしまいます。

バッテリー交換

近くにカー用品店やガソリンスタンドでもなければ実現性が低い方法ではありますが、交換してしまうという方法はあります。

しかし実際に交換するとなると、重量もあるうえにレンチなど工具も必要となり、知識の面なども含めてジャンピングと並んで難易度は高いかもしれませんね。

ジャンプスターターを使用する

車のバッテリー上がりの対策として用意しておけるものに、ジャンプスターターという充電器があります。
見るからにいかついものから、場所を取らない小型のものまであり、初心者でも簡単に操作できるタイプのものが多く発売されています。

中には、スマホなどの充電もこれでできますという商品も。
もしものときのためにと用意しておけば、普段のスマホなどのちょっとした充電にも役に立ちそうですね。

 

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「やらかす前にやっておこう」起こさないための基本的な対策は?

タイミング次第では予定をキャンセルするはめになったり大遅刻、同乗者のいるドライブで起きたときにもかなり焦ります・・・。

そんな車のバッテリー上がり、ライトのつけっ放しなどによるものはともかく、日ごろからバッテリーの状態を点検しておくことで防げる原因もあります。
点検ポイントは以下の3つ。

バッテリーの外観
本体に割れやふくらみが発生していないか、6つあるキャップの通気口がゴミなどでふさがれていないかを見ておきましょう。

金具のゆるみなどがないか
バッテリー上部のプラスとマイナスの端子と、そこにつながっている取付金具のゆるみを確認します。
白い腐蝕物やサビが出ていたり、軽くゆすってゆるみが確認されるようならしっかりと対処しましょう。

バッテリー液量を確認
最近は確認が不要なメンテナンスフリータイプもありますが、そうでなければ確認しておきましょう。
本体横についている「UPPER LEVEL」「LOWER LEVEL」の2つのラインの間にあれば正常です。

トホホじゃ済まないかも?車のバッテリー上がり

時間に余裕のあるときならばトホホで済むバッテリー上がり。
しかし状況によっては、これが元で遅刻や予定をキャンセルするハメなったりと大きな影響を受けることも。

いざというときのために、ジャンプスターターやブースターケーブルの用意や、使い方の知識を身につけておくことは必要ですね。


 

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