暑い季節になってくると、エアコンが大活躍。
でも、なぜかよくわからないけれど効きが悪い気がする。
リモコンでピッと一押ししても、5分経っても10分経っても思っているのとは違い、生ぬるい気温のまま、なんてこともあるのでは。
機械なので壊れる事も、経年劣化も起こりうるのですが、他にもチェックすべき所がいくつかあります。
「なぜ冷えない?」と思った時に何を確認してどうすればよいのか、原因と対処法、予防を覚えておくと、いらない出費を抑える事ができるかもしれません。
という事で、具体的にご紹介します。
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Contents
そのエアコンなにが原因で冷えないのでしょう
主な原因として考えられるのは、以下の通りです。
1.ホコリ
よく知られている原因の一つではないでしょうか。フィルターや内部に溜まって排熱し辛くなります。
本体だけではなく、室外機にもホコリが張り付いて固まっている場合があり、排熱効率が悪くなる原因にもなっています。
2.リモコン不具合
うっかり違うボタンを押してしまっていたり、設定の方法が違っているヒューマンエラーの場合があります。
また、リモコンの電池が切れかけているなどで、思う通りのボタンが押せなかったり、送信がうまくいっていない場合があります。
リモコンの故障で誤作動している可能性もあります。
3.室外機の環境
室外機は排熱するための機械なので、直射日光に当てず、日陰に置くと節電になるとどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
直射日光で排熱がスムーズに行かない場合以外に、大きな物が付近に置いてあったり、落ち葉や土埃が裏の部分に溜まっていたり、排熱がスムーズにできていない場合があります。
4.部屋の大きさやレイアウト
エアコンの冷やす能力に合った部屋の広さではない場合や、空気の流れを妨げるようなレイアウトになっている場合があります。
特に、買う時の値札表示やカタログ表示の、「6~9畳」の意味を勘違いして買ってしまい、設置しても思う通りの室温にならない場合があります。
5.本体又は室外機の故障
1~4のどれにも該当しなければ、故障が考えられます。
特に、ガスが漏れている場合や、異音がしている場合は故障の可能性が高いです。
原因はわかったけど、その対処法は?
原因ごとの対処法をご紹介します。
1.ホコリの場合
ホコリを取り除きます。といっても、本体上部にかぶっているものではなく、主に中のフィルターを掃除します。
必ず、取扱説明書にざっと目を通し、電源は抜いてから掃除機で吸い取るなり、洗うなりしましょう。
お金はかかりますが、格安でエアコン掃除を引き受けてくれるところもありますので、忙しい方や、扱いに自信のない人は依頼しましょう。
室外機の場合も同様です。
掃除をしようとしてどこかを破損してしまうと本末転倒です。
2.リモコン不具合の場合
まずは、リモコンの表示部分をしっかり確認しましょう。
自分の思った通りの設定になっているのかいないのか、液晶表示であれば、文字が薄くなっていないかを確認します。
液晶の文字が薄くなっているようでしたら、電池を換えましょう。
ボタンを押しても音が鳴らないとか、エアコンが反応しない場合は、どちらかが故障しているので、5の対策を実行します。
3.室外機の環境の場合
もし、室外機の前後左右に何か大きな物を置いているようなら、取り除きましょう。
落ち葉やホコリなどが溜まっているようなら、それも取り除きます。
ただし、内部に何かが入り込んでいる場合は、説明書を読み、一般人でも軽く掻き出せる部分以外は、専門業者に依頼するようにしましょう。
直射日光が当たっているようなら、何かで日陰を作るか、専用のしっかりとした室外機カバーを購入して取り付けてみましょう。
日陰を作る時には、陰を作ってくれるものは少し離して設置し、空気の通り道はしっかり確保しましょう。
4.部屋の大きさやレイアウトの場合
まずは、部屋の大きさとレイアウトを確認します。
エアコンの説明書などを見て、どのくらいの広さまでをカバーできるものなのかも同時に確認します。
カタログやお店の値札表示に書いてある、「6~9畳」は、木造住宅なら6畳くらい、鉄筋なら9畳くらいまでが適応範囲ですよ、という意味になりますが、どんな住宅でも9畳まで効くものと思い込んでいる可能性があります。
適応範囲をもう一度確認し、合っているエアコンに替えましょう。
また、空気の流れ道をふさいでいるようなレイアウトになっている場合は、扇風機やサーキュレーターなどを適宜使って、部屋全体、または冷やしたい部分に集中的に風が来るように調節してみましょう。
5.本体又は室外機の故障の場合
エアコンの取り扱い説明書も一応確認し、大抵の場合載っている、「故障を疑った場合」などと書かれている個所を一通り読みます。
その対処を実行してみても冷えない、おかしいと思った場合と、2でリモコンか本体がおかしいと気付いた場合や、1~4以外の原因だろうと思った場合は、まずはエアコンの保証期間を調べ、購入店舗か業者に相談してみましょう。
その時、いつ頃から、どんな状態なのか(異音がする、室外機のファンが動いていないなど)を詳しく伝える事ができれば、話はスムーズに進みます。
それすらもよくわからない場合は、一度見に来てもらい、ここはチェックしてみたけれどどうしても冷えないという現状を説明し、必要であれば修理の見積もりをしてもらいましょう。
定期的に自分でお掃除をしておくことも大事ですね。自分でお掃除するときのポイントはこちらを参考にしてください。
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エアコンの調子が悪くならないように予防する方法ってあるの?
壊さないように快適に使うための予防策としては、以下の方法があります。
・2~3週間に一度はフィルターを掃除する
・室外機の周りを掃除し、ゴミなどが入りにくい環境を作ると同時に、日陰を作ったり、周りに打ち水をするなどして少し涼しくし、排熱効率を上げる
・リモコンの電池を早めに交換する
ヒューマンエラーに関する予防策としては、操作した直後にこまめに確認するよう、心づもりをしておくくらいしかないかもしれません。
どうしても人間ですから、間違いは起こりうるものです。
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まとめ
エアコンのメーカーによっては、故障に関する相談や修理受付をする部署が専門にありますので、そこに電話して聞く事が、おそらく最終手段となるでしょう。
異音がするとか、明らかに室外機のファンが動いていないなどの場合は、他のチェック部分をすっとばしてすぐに購入した店舗かメーカー、修理業者のどこかに電話する事をお勧めします。
異音もせず、ファンも一応動いているけれど冷えない場合は、とりあえず取扱説明書を片手に、どこか改善できる所はないか、1~4の対処法をチェックしてみましょう。
説明書がなくなってしまっている場合は仕方ないのですが、ネット上にPDFなどで見られるようにしている物もあります。
一度検索してみるのも一つの手です。
快適に使うためにも、カビ予防のためにも、フィルターの掃除はこまめにし、環境やレイアウトを整えて、今年は気持ちよく冷えた部屋で過ごしたいものですね。