夏場でも冬場でも、肌触りが良くて薄いタオルケットは寝具として大活躍。

でも、一般的に、みなさんはどのくらいの頻度で洗濯しているのでしょう?

正しい洗濯の方法は?早く乾かせる干し方は?など、突き詰めていくと、意外と知らない情報がたくさんあるのではないでしょうか。

小さなお子さんがいる場合は特に、薄くて軽く、肌触りの良いタオルケットは布団代わりにも、重ねて使うにも便利で、よく使われていることと思われます。

しかし、ちゃんと知っておかないと、かえってお子さんの健康を害してしまったり、匂いが気になってきたり、色が変色してしまうなどのトラブルになる事もあります。

基本を抑えて、綺麗に使い、気持ちよく就寝できるようにしましょう。

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タオルケットの洗濯方法で気を付けるなら

タオルケットって、ふわふわでだいたいの物が白っぽく、清潔感あふれる感じがしますよね。

その品質を保持し続けるには、洗濯の方法に気を付ける事が大事です。

洗濯方法の違いをチェック

では、洗濯のチェックで大事なポイントとはなんでしょうか?

 

①しっかりとタグに書いてある洗濯表示マークを見て理解する

絵柄でなんとなくわかるように記載してくれていますが、シンプルなマークなので、どれが漂白の事を指し、どれが洗濯の事を示しているのか、もしわからなければHPなどで調べてみましょう。

また、平成28年12月から、洗濯表示マークが一部変わったり増えたりしています。

国際規格に合わせるためだそうで、今までとは少し違い、乾燥機っぽいマークもついていますので、その意味は一度しっかり消費者庁HPなどを見て覚えておくとよいでしょう。

参照 消費者庁HP

高級なタオルケットの中には、家庭で洗濯できない物もあります。その場合は、潔くクリーニング屋さんに任せてしまいましょう。

家庭でも洗えるものとしては、洗濯おけや、手洗いの手のマークが入っているものになります。洗濯おけに×マークが入っていると、家で水につけては洗えないという事になります。

洗濯表示
引用 消費者庁 洗濯表示

 

②洗濯の水流モードを確認する

次に、標準コースで洗えば良いのか、手洗い、ドライコース、弱いコースなど、洗濯機のどのモードで洗えば良いのかを把握します。

ざっと、手桶の下に線が描かれていたり、「弱い」「手洗い」の言葉が書かれたマークが入っている場合は、洗濯機にドライコースがあればそちらを使い、なければ手洗いすると良いでしょう。それ以外であれば、標準コースでまわしても良い場合がほとんどです。

③適している洗剤を洗濯表示から読み取る

さらに、おしゃれ着洗い用の洗剤を使うのか、一般的な洗剤を使っても良いのかもマークから読み取ります。

標準コースでまわせるものについては、一般的な洗剤を選び、それ以外はおしゃれ着洗い用を使うと無難でしょう。汗や皮脂を吸っているので、粉よりは、液体の洗剤を使う方が染み込みやすく、汚れ落ちも良いでしょう。

柔軟剤や漂白剤って使う?

柔軟剤に漂白剤。

どちらも洗濯の際に使用する頻度は高いものですが、タオルケットの洗濯で使用しても問題ないのでしょうか?

まずは両者のメリット・デメリットを整理します。

メリットデメリット
柔軟剤肌触りを良くして、繊維をやわらかくコーティングしてふわふわにしてくれる何度も使ったり、使用量が多いと、繊維の吸湿性を損ない、汗や水分を吸いにくくなってしまう
漂白剤黄ばみや汚れの目立つ部分を、汚れを分解し、強力に落としてくれる匂いや刺激がきついものもあり、繊維を痛める原因になる場合がある

 

参照 漂白剤は正しい使い方をマスターして、キレイを維持しよう!

何をするにしてもそうですが、使用用途により、説明をしっかり読み込んで正しく使うことができれば、適切に作用します。

ところが、用途に合わせて使用しようとしても、説明文が小さく読みづらいなどで、間違えやすいものでもあります。そのため、メーカー側も使用者側も説明はまちまちで、どちらも使う事を薦めている場合もあれば、両方使わない方が肌に良いとしている所もあります。

汗を吸って欲しいものでもありながら、肌荒れの元にもなりかねない。という事を考えると、もし心配なようであれば、こまめなタオルケットの洗濯を心掛けつつどちらも使用しない方が無難かもしれません。

 

タオルケットの洗濯頻度ってどのくらい?

タオルケットは寝具ですから、毎日人の肌に触れ、汗を吸ってくれるものだと考えると、本来ならば、雑菌やダニを防ぐためにも、毎日洗うのが理想かもしれません。

汗を吸って水分を含み、人の肌に接触した所に菌が付着するので、使用した直後は雑菌の繁殖に最適の条件となってしまいます。また、これが原因となって黄ばみが発生したり、使っているうちになんとなく臭い匂いが気になってくるなどのトラブルにつながります。

そのため、できるだけこまめには洗いたいところですが、頻繁に洗いすぎると、今度は繊維がもろくなり、切れてしまったり、ボロボロになったりして、手触りが悪くなるなどの原因にも。

それに大きな洗濯物はそう度々洗えないというのも現実じゃないでしょうか?

 

そこで、各タオルケットメーカーがどう説明しているのかをリサーチしてみると、「できるだけこまめに」洗う、とだけ説明しているメーカーが多いようです。

「できるだけ」ってどれくらいなのでしょうか・・・?

「こまめ」の度合いは個人の感覚によるので、はっきりとは提示できませんが、ネットで¥にある質問回答集などを見ていると、1週間~2週間に一度くらいの頻度と考える方が多いようです。

 

あなたのお家ではどうですか?

 

干すときの工夫あれこれ

大きなタオルケットは、干す時には場所も取るし、水分も多く重くなりがちなので、乾くまでに時間がかかります。

そこで、スピーディにしっかり乾燥させる干し方をご紹介します。

A字干し

ハンガーをいくつか並べて物干し竿にかけ、その上にかける方法です。

ただ単に竿にかけるより、空気のトンネルが大きくできるため、乾くのが早くなるのです。

M字干し

二本の物干しざおを並行に並べ、真ん中を垂らし気味にして全体にかける事で、横から見るとMの字に見える干し方です。

A字干し同様、空気の通り道がいくつもできるため、風に当てる面積が広がり、乾くのが早くなります。

三角干し

一本の物干しざおに、斜めに三角になるように干す干し方です。

重力によって一番下にある角の部分に水分が集まりやすく、垂れていきます。その結果、乾くのが早くなります。

 

A字、M字、三角と、それだけ聞いていたら何のことやら分からないですが( ^^)

一般的にこれらの方法で大物の洗濯ものを干すと早く乾くそうです。

付け加えると、いずれも扇風機と併用するなどして、風を通すともっと早く乾きます。

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まとめ

タオルケットにおける洗濯時の注意点は、大前提として、とにかくタグをしっかり見て、洗濯マークの意味を理解し、その通りに洗濯する事です。

バスタオルなどと違い、ビショビショになるほど濡れるわけではありませんが、寝るときの汗もそれなりに吸っていますし、皮脂汚れは、日々ついていきます。かといってキツイ洗剤を使って毎日洗濯するようでは、場所も取りますし、せっかくの良い肌触りも台無しになり、肌トラブルの原因にもなりかねませんので、そこは難しい所ですね。

1~2週間に1度くらいを目安に、できるだけこまめに洗い、かつ、生地を痛めないように洗濯表示に従って的確に洗います。どうしても汚れがひどい場合のみ、部分漂白や付け置き洗いも併用して、肩口の黄ばみなどを綺麗にすることができます。

こまめに洗えば、汚れも落としやすく、強い洗剤を使う必要もなくなります。

そしてしっかり早く乾燥できるよう、干し方にも工夫をし、場合によっては乾燥機も利用して、匂いのもととなる雑菌が繁殖しないように気を付けることが重要。

天日か乾燥機などで時折熱を与える事で、臭い匂いと、アレルギーの元となるダニの繁殖をおさえることにもなりますよ。

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最後に

タオルケットの洗濯ひとつ取っても、なかなか奥が深く、工夫の方法も様々です。

個人個人の生活スタイルと好みに合わせて、自分ならではのタオルケットの洗濯方法を、一度ゆっくり考えてみてはいかがでしょうか。

 


 

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