暑い夏には青い空と白いスニーカーが良く似合いますよね!
真っ白で履きやすい、レザーのスニーカーは、最近ではオフィスに履いていく人も増えているようです。

メッシュ素材のスニーカーよりは、ちょっとおしゃれでフォーマルっぽいところがうけているのかもしれません。

しかし、皮製品であるため、お手入れはちょっと難しいと考えている人も多いのでは。

普段みんなはどんな風にお手入れしているのか、また、困った汚れはどう落とせばよいのかを、見てみましょう。

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普段のお手入れってどんな感じ?

ざっくり簡単に説明するとこんな感じです。

  1. 汚れ落とし
  2. 保革クリームを塗る
  3. 防水スプレーや消臭スプレーで汚れと臭い予防

これらは普段からしておき、汚れが気になってきたら、がっつり丁寧にリムーバーや専用洗剤で汚れを落として、その後保革クリームを塗って栄養補給します。

これを毎日できれば良いのですが、仕事や家事で日々忙しい方は、せめて家に帰ってきたらさっと専用ブラシでホコリを落とす、だけでもしておきましょう。
これだけで、汚れの付き具合が変ってきます。

ただ、一口にレザーといっても、合皮、牛皮、子牛皮、混在しているものなど、さまざまです。
基本的には同じなのですが、防水が不要だったり、ツヤ出しクリームがあれば良いなど、製品によって最適の手入れ方法があるはずですので、確認してみましょう。

革製品のスニーカーの場合、新品を買ったなら、たいていお手入れ方法を書いた説明書が入っています。
まずは説明書を確認していただき、とりあえず持っている靴がどういった製品で、どの保存方法やお手入れ方法が一番適しているのかを把握しましょう。

こんな感じで説明書きがどこかにあるはずです。
ちなみに、シュークリームと書いてあるのは、保革クリームのことです。
さまざまな色があるので、白いレザーの場合は、ご自分の靴に近い色目の物を選ぶと良いでしょう。

とはいえ、そんな紙きれ、どこへいったかわからないという方や、そもそも面倒で小さな文字は読みたくないといった方は、次のお手入れ方法の説明を参考に、靴を長持ちできるように試してみましょう。

白いレザースニーカーのお手入れ方法、詳しく教えて

白いスニーカーに限らず、レザーの靴なら大抵水に弱く、栄養補給をしてやると長持ちします。

そのため、普段のお手入れ方法としては、まずお出掛けから帰ってきたときに、軽い汚れをブラシで落とします
汚れが気になるときにはリムーバー、または専用洗剤で落とします。その後保革クリームを塗り、防水スプレー、消臭スプレーなどで仕上げをします。

いずれも、お店で靴専用のブラシやクリーム、リムーバー等お手入れグッズは多種売られています。
細かな使い方がわからない場合は、専門知識のあるお店なら、店員さんに聞いてみるとしっかり丁寧に教えてくれます。

ハンズのお手入れセットはこんな感じ。

ブラシに関しては、馬の毛が柔らかくて良いそうです。
あまりゴシゴシ擦ってしまうと、逆に革を痛めてしまいますので、やさしくホコリや塵をはらう程度にかけます。

そのあと、リムーバーで靴表面の古いクリームや汚れを落とします。
布などに染み込ませ、やさしく表面をこすり、汚れを落としていきます。

汚れ落としができたら、古いクリームもはがれているということになりますので、新しい保革クリームを塗って栄養を与えます。
慣れないうちは、ほんの少しずつ、布または専用ブラシに取ってから塗り込みます。

つけすぎると今度は色が変わって見える原因になったりしますので、少しずつ、薄く塗るようにしましょう。
全体に塗れたら、乾いた布で乾拭きし、艶を出していきます。

しばらくなじませた後、防水スプレーを全体にかけます。
これで次の汚れ予防になります。

また、靴の中に防臭スプレーをしておき、乾かすと、カビ予防にもなります。
ブラシ以外のお手入れは、毎日する必要はありません。
汚れの気になる度合いや使用頻度に応じて、2週間に一度でもかまいませんし、2~3か月に一度でもいいでしょう。

汚れてしまったら洗う?洗い方は?


基本的に、レザー製品にとって水はNGです。

とはいえ、雨に濡れてしまったなどの場合は、仕方ないので乾かし、保湿クリームなどでケアをします。
また、合皮などで、防水加工をしてある特殊なものなどは、水洗いOKのものもあります。
なめしの過程で水を使ってもいるので、少しの水でなら、洗浄も可能では?と考える方もいらっしゃると思います。

水以外の方法を試しても落ちない汚れで、素材が傷むのを覚悟で最終手段として行うなら、できないことはありません。

革靴専用の洗剤も売られています。

その洗剤の説明書きをしっかり読んだうえで、ご自分に合った方法を取っていただきたいのですが、ざっくりと説明するならば、ぬるま湯を用意し、つけ置きはせず、洗剤をつけた布でやさしく擦るという方法で洗っていきます。

汚れが落ちたらぬるま湯で綺麗に洗剤を落とします。
洗剤分が残ってしまうと新たなトラブルを引き起こす原因になりますので、しっかり落としましょう。

その後、タオルなどを使って水分をしっかり取り、風通しの良い所で乾かします。
直射日光が当たるような場所は避けて、日陰で乾かしましょう。

参照:革スニーカーの洗い方は?

白いスニーカーの汚れの落とし方については、こちらの記事で詳しくまとめています。ぜひ参考してください。

● 白いスニーカーの汚れにサヨナラする方法

● 白いスニーカーの黄ばみの落とし方を知りたい!

履かない時の保管方法はこれで決まり!


夏場に大活躍だった白いスニーカーも、冬だと少し寒々しいかも?とか、梅雨時期には濡らしたくないので履かない、など、一定期間履かずに保管したいときもありますよね。

長期間保管するとわかっているときは、靴箱や収納にしまう前に汚れを落とし、クリームで栄養補給し、防水スプレーをかけておきましょう。

高温で多湿になるようなところや、直射日光が当たる場所は保管場所に選ばないようにしましょう。

そして、ときどきは出して、風通しの良い場所で陰干しをしておくと、カビ予防になります。

同じく、靴を箱に入れて保管する場合は、靴に直に当たらないようにしながら乾燥剤を一緒に入れておきます。
こうすることで、嫌な匂いやカビを防ぐことができます。

ちなみに、ときどき出して乾かす、または雨などで濡れた場合、靴の中に新聞を入れることもあるでしょう。
その際、新聞が湿ってきたらこまめに取り換える必要があります。
濡れたまま長い時間入れっぱなしにしていると、逆にカビの原因になりかねません。

針金ハンガーを変形させて靴を干せるようにしたものに、靴をひっかけて風通しの良い場所へ置くと、乾きも早いようです。
あと少しで乾ききるくらいになったら、シューキーパー(又はシューツリー)と呼ばれる、中に入れて型崩れを防ぐものを入れておくと良いです。

シューキーパーはこんな感じのものです。

シューキーパーの主な役割は、型崩れを防ぎ、形を整えることですが、第二の役割として、乾燥と調湿があります。
そのため、完全に乾ききる前の生乾き状態でシューキーパーを入れると、最後の乾燥が進み、かつ、革にとって適度な湿度を保ってくれます。

そして、ある程度時間が経ったら、靴の中から出しておきましょう。
ずっと入れっぱなしにしておくと、皮が緩み、サイズが合わなくなることがあるようです。

シューキーパーの第三の役割としては、消臭があるので、ずっと入れておきたい人もいるかもしれませんが、ご自分の靴の特徴と自分の性格とを合わせて、良い方法をチョイスしてくださいね。

消臭だけが目的なら、消臭スプレーもありますし、靴箱に重曹を入れておくという方法もあります。
消臭除湿効果のあるグッズは、かわいいものやおしゃれなものも多数売られていますので、そちらを利用するのも一つの手段です。

革製品の種類によって手入れの違いってあるの?

突然ですが、皮と革って、どういう違いがあるか、わかりますか?
リーガルコーポレーションのホームページで、こんな記事を見つけました。

皮と革は違います。皮(原皮)は、動物の体からはいだままの状態にしておくと腐ってしまいます。そこで、皮が腐ったり変質したりしないように、「なめし」という加工を行います。なめし剤が革の主成分であるコラーゲン蛋白質と化学的、物理的に結合、これにより皮は革へと変わります。 皮は「スキン」または「ハイド」、革は「レザー」といって区別します。

なめし革という言葉はよく聞くので筆者も知ってはいたのですが、漢字の違いで物の状態が違うとは、知りませんでした。
ということは、靴に使われている「レザー」は、「革」ということにになりますよね。

革の種類も、牛、馬、豚、ヤギ、羊、爬虫類とさまざまありますが、スニーカーの場合、全てが同じ革ということはあまりなく、大抵は組み合わせて作られています。
なめしの工程の種類も、仕上げの工程の種類も複数あるため、その組み合わせによって多くのおしゃれでかっこいいスニーカーが生まれてきます。

よくあるスウェードは、起毛加工したものですが、多くは子牛やヤギが使われているようです。

つま先部分だけはスウェードで、他はエナメル、なんて混合の革靴もありますよね。
また、ほとんどはキャンバス地だけれど、ポイントポイントで革を使っているという物もあります。

そういった場合、手入れは同じように行ってので良いのか?という疑問もわいてきます。
基本的には、面積の多い部分に合わせて手入れを行えばよいようですが、あまりにも多種多彩ですので、もし迷われたなら、こちらのホームページを参考になさってはいかがでしょうか。

● レザースニーカーのお手入れ特集

最終的にはプロに任せる?

普段、きっちりお手入れをしていたとしても、不慮の事故は起こり得るものです。
何かでシミができてしまったとか、突然の雨のあと、乾ききらずにカビが生えてしまったとか。。

素人の汚れ落としではどうにもならないってこともありますよね。

そういうときは、断腸の思いで使えないと割り切って捨ててしまいますか?
それとも、多少の痛みは覚悟の上で、思いっきり自分で洗剤でゴシゴシしてみますか?

どうせ買いなおすことになるのであれば、思い切って、靴のクリーニングのプロに任せてみてはいかがでしょう。

靴や革製品の修理や補修のプロたちが、クリーニングも手掛けています。
プロならではの技術と道具により、かなり満足度の高い仕上がりになって戻ってくるかもしれません。

でも、そんなところは利用したことがない、という方のために、どんなコースがあって、どのように依頼すればいいのか、簡単にご紹介しましょう。

料金はいくらくらい?

まず、料金に関しては、平均すると2000円程度~が相場のようです。

ただし、これは近所にお店があって、そこに持ち込む場合の料金と考えないといけません。

最近では、近所に、靴のクリーニングをやってくれるお店がなくても、インターネットで靴のクリーニングを申し込めます。その場合は、さらに、往復の送料分も加味して考える必要があります。

コースによって何が違う?

最低料金のコースは、大体の店が、汚れ落としとクリームによる仕上げまでになっています。
別料金で、補色、デリケート素材へのオプションなどを付けることもできるようです。
補色については、一部分のみでも全体でも対応しているようです。

また、ひどい汚れや臭いに関するメンテナンスや、防水加工もプラスでき、店によってはその後使わない期間は保管してくれるというサービスもあります。
もちろん、必要であれば修理も同時に依頼できますので、お気に入りの上質の靴が破損した場合などは、依頼してみましょう。

一例として、「リネット」というインターネットの靴のクリーニングサイトを見てみましょう。

コースは、3つで、「スタンダードコース」「スペシャルコース」「ライトコース」とあるようです。

仮に、2足パックを依頼した場合、それぞれの料金は、1足あたり
「スタンダードコース」6480円、「スペシャルコース」7480円、「ライトコース」3480円となります。

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違いは何でしょうか?気になりますね。メニューを確認してみましょう。

まず、基本形の「ライトコース」でやってくれるのは、「消臭&除菌」と「丸洗い」になります。
この作業と、往復の送料で、2足パックの1足が3480円となるわけですね。
送料が往復で1500円程度かかると考えても、2000円程度の作業料金になるので、激高な感じはしませんね。

次に、「スタンダード」と「スペシャル」との違いの1000円は、「撥水加工」の処理の有無となります。

気になる「ライトコース」と「スタンダード」の違いの3000円は、
「補色」と「起毛シミ抜きブラッシング」の工程の有無です。
なるほど、完全に人件費部分でしょうね。。品質のことを考えると、なかなか安くならない部分ではあります。

ということで、お願いする靴の種類や汚れの程度で、スタンダードかライトコースあたりを試すのがいいのかなと思います。
補色の必要がない、そもそも起毛素材ではない、場合もあるわけですからね。

参考までに、ライトコースに追加で撥水加工(+1000円)というオーダーも対応可能とのことですので、このあたりも検討候補としてありではないでしょうか。

詳しくは公式サイトの情報が参考になるので読んでみてください。

● 「靴のリネット」公式サイト

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まとめ


綺麗で白いレザーのスニーカーは、夏の足元のさわやかさを演出する素敵なアイテムです。
普段のお手入れ方法を学んで、ぜひ真っ白な状態で長持ちさせてください。

どんなグッズで手入れするのがよいのかなど、詳しいことについては、できるだけ買ったときの説明書などで確認してください。
説明書がない場合は、水洗いは極力避け、できるだけ毎日ブラシでホコリをはらい、リムーバー等で汚れを落とします。
そしてクリームで栄養分を補給して艶出しをすれば、ほぼ綺麗な状態を長く保つことができます。

普段それだけ気を付け、お手入れをしていても、どうしても落とせない汚れや傷みがあるようなら、プロの靴クリーニング業者に依頼してみましょう。

ネットでも注文できるお店が増えています。

自分で無茶な洗い方をしてお気に入りの靴をダメにしてしまうよりは、プロに依頼する方がよほど安心でしょう。安心を買えると思えばリーズナブルな金額ではないでしょうか。

最終的には、日々のちょっとした汚れ落としの積み重ねで、靴の白さをキープできるのだろうと思われます。
さわやかな晴れの日に、よく手入れされた綺麗な靴でお出掛けできると良いですね。


靴のクリーニング・丸洗いは「靴のリネット」


 

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