6月と言えば、梅雨入りの季節。
本州ではじめじめした日が続きますね。
どこかさっぱりしたところ、行きたいな~
そんな方には、是非札幌はいかがでしょうか?
6月には「よさこい祭り」も開催されますよ。
今回は、6月に札幌へ行かれる方に「札幌YOSAKOIソーラン祭」の見どころや、おすすめ見学スポットをお伝えします!
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よさこい祭の基礎知識
「よさこい祭」とは、もともとは高知県で生まれた踊りの大イベントです。
老若男女が我を忘れて踊る姿に全国の人々が魅了され、思わず参加したくなるエネルギッシュなお祭りです。
発祥
よさこい祭は1954年に高知県で発祥しました。
意外と近代なんですね。
当初は盆踊りみたいな感じでしたが、現在はサンバやフラダンスなど自由度の高い踊りが楽しめます。但し鳴子という農機具を模したものを手に持って音を鳴らしながら踊るのが基本です。
高知で発祥したよさこい、札幌ではいつから?
札幌では1991年12月から高知の「よさこい祭」と北海道の「ソーラン節」を融合させて「YOSAKOIソーラン祭り」として始まりました。
つまり、「ソーラン節」にあわせて鳴子をもって踊るというのが、唯一の「YOSAKOIソーラン祭り」における踊りのルール。
その後年々規模が大きくなり毎年盛大に行われるようになったのです。
ちなみに、開催した年の参加者約千人、観客動員数20万人という規模でしたが、2016年には参加者約3万人、観客動員数200万人という規模にまでなりました。
なんとこの短期間に10倍もの規模に!
その経済効果は約250億円とも言われ、今では札幌の夏の風物詩として定着しています。
YOSAKOIソーラン祭りは家族思いの大学生が始めた
まだまだ30年足らずの歴史ですが、現参議院議員の長谷川 岳さんが北海道大学の学生だった頃に始めたそう。
その理由は、
大学2年の時、母親がガンを患い、兄が医師として勤める高知県の病院へ入院したため、看病のために訪れた際、本場のよさこい祭りに接しその躍動感に感動、「こうした光景を北海道でも見られたら…」と、1991年(平成3年)12月、学生仲間を募り5名で「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会」を発足
引用:Wikipedia
という、なんとも家族思いなものでした。
大学生にして、これほどまでに地域に根付いたお祭りを企画できたあたり、行動力や周囲に協力させるリーダーシップがあったのだと想像できますね。
後に政治家になったのもうなづけます。
YOSAKOIソーラン祭りは今でも大学生が運営している
YOSAKOIソーラン祭りの大規模化が進むにつれ、その運営主体は「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会」から「YOSAKOIソーラン祭り普及振興会」へ移管されていきます。
ですが、メインステージや飛び入り参加型ステージなどのいくつかは、今でも北海道大学の学生をはじめとした、道内の複数の大学からなる学生実行委員会が運営しています。
子供のころから見てきたお祭りを、自分たちで運営できるなん夢があると思いませんか?
しかも踊りで参加する学生たちも、真剣そのもの。
こうした祭を愛してやまない参加者、地域の人たちの想いも、観る者を感動させるのかもしれないですね。
YOSAKOIソーラン祭り
さて、それでは初めていかれる方にもわかりやすく、YOSAKOIソーラン祭りの開催内容をご紹介します!
札幌のよさこいは、札幌市内の20ヵ所近い会場に分かれて毎年6月に開催されます。
2017年の開催要項
2017年は第26回となり、6月7日(水)~11日(日)の日程で開催されます。
開催期間中の主なイベントと開催会場は、公式ページで随時最新情報を確認してください。
YOSAKOIソーラン祭り 見どころ3選
YOSAKOIソーラン祭りは、どこの会場でもダイナミックな踊りを楽しめますが、特におすすめしたい3選をご紹介しましょう。
見逃せないイベント 1
「ソーランナイト」は前年の受賞チームや海外からのゲストチームが中心となり踊りを披露。
華やかさではトップクラスと言えます。
これを見ると海外での知名度の高さも実感できます。
見逃せないイベント 2
「ジュニア大会」は中学生以下の子供たちの演舞で、中には4、5歳くらいの小さな子も交じり、全身で力強く踊る姿を見せてくれます。
この「ジュニア大会」は本当に微笑ましく、見ているだけで笑みがこぼれてしまいます。
見逃せないイベント 3
「ファイナルパレード」はその名のとおり最終日に開催されます。
最終審査に出場するための一次審査を勝ち残って来た精鋭たちが踊ります。
毎年最後のYOSAKOIソーラン祭りのパレードです。見逃してはいけませんね。
YOSAKOIソーラン祭りの特徴
YOSAKOIソーラン祭りはとにかくダイナックな演舞が特徴です。
そして全国で行われているよさこい祭りの中で最大規模を誇り、踊り手総数は本家高知県のよさこい祭りの1.5倍(2010年)という大規模なお祭りに成長しました。
おすすめの見学スポット
YOSAKOIソーラン祭りは大規模なイベント!
したがって、観客総動員数も多く、混雑しますので、場所選びを失敗すると「人混みしか見れない( ノД`)」という悲しいことになってしまいます。。。
それでは、札幌市民が教える、初めて行く人でも安心して見学できる場所をいくつかご紹介します。
初めてみる人に札幌市民が教える見学スポット4選
人が多い中でも安心して見れる場所として以下があります。
・大通西10丁目付近
大通公園の西端に位置しここでは静止型パレードなので演舞の通過を見る場所ではないですが、その分初めてでも安心してみることが出来ます。
地下鉄の西11丁目駅の目の前でここまで来ると混雑のピークもだいぶやわらぎますのでお子様連れのご家族でも安心だと思います。
・大通8~9丁目付近
ここは2つのパレードのゴールとスタートの中間付近で有料席と無料席の狭間なので穴場と言えます。
移動もしやすく空いている場所を探すのもそれほど難しくありません。
地下鉄の大通駅と西11丁目駅のほぼ中間付近です。
・サッポロファクトリー会場
ここはショッピングモールの敷地内なのでサッポロファクトリーの上層階などから見ることも出来ます。
・道庁赤れんが会場
市内中心地でありながら大通会場に比べるとやや人が少なめになります。
敷地内は広いですし、赤れんが庁舎をバックに演舞の写真を撮るのは良い記念になるでしょう。
必見の催し物
踊りを見るだけでも満足ですが、もうちょっと上級者の楽しみ方としては、実際に飛び入り参加したり美味しいものを食べたりして楽しみたいです。
・踊り好きならワオドリスクエアへ行こう!
大通7丁目付近で行われ、飛び入り参加で踊りを楽しむことが出来ます。
よさこいで必須の鳴子も無料で貸してくれますので、手ぶらで行ってもOK!
ぜひ踊りの輪に入ってみませんか?
・食いしん坊なら北のふーどパークへ行こう!
北海道内外の味自慢のお店が大通5~6丁目に集まります。
お目当てのグルメを見つけてくださいね。
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関東からのツアー
関東からも様々なツアーが用意されています。
個別で飛行機と宿を手配するよりもツアーの方が、比較的安価でお手軽なので、もし行くならツアーがおすすめです。
ツアーならどんなプランになるの?
基本は羽田から新千歳往復の飛行機とホテルの宿泊込のプランになります。
YOSAKOIソーラン祭りのファイナルステージ特別席のチケットが付いたツアーもありますので、必見のファイナルステージを見逃したくないという方は初めから押さえてしまいましょう!
YOSAKOIソーラン祭りの開催期間中は、値段も上がりがちなので札幌に限定してのツアーをおすすめします。
仮にフリープランのツアーでも、札幌市内はほぼ全て地下鉄/JR/バスで移動できますし会場から徒歩でテレビ塔や時計台、赤れんが庁舎に行くことも出来ます。
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他の観光地に比べると、東京や大阪の大都市にはかないませんが、比較的便利に移動できるのもいいですね。
ツアー価格の相場はいくら位?
羽田~新千歳往復+朝食付きホテルのプランだと、大体の目安ですが、主なものは以下となります。
・平日往復1泊1人25000~35000円
・6月11日夜帰京の2泊プランで1人5万~12万円(!)
最終日まで楽しむとそれなりの値段になってしまいますが、ホテルはいずれも札幌中心地ですので大変に便利ではあります。
とまる宿のグレードにもよりますが、2泊で最低5万円で飛行機と宿泊費がこみこみであれば、比較的リーズナブルなプランに思えます。
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まとめ
今回は札幌のYOSAKOIソーラン祭りについてお伝えしてきました。
実は全国いろいろな地域で「よさこい祭り」が広がっているのもご存知ですか?
管理人の実家にはありませんが、結構よく耳にします。今では全国で200種類ものよさこい祭りがあるそうですよ。
よさこい祭りに参加する人々が増えているのは、よさこい祭りがチームで踊るということにポイントがあるよう。
チームみんなで踊ることによる、一体感、達成感、自己成長など、そういう前向きなイメージがあることや、踊りの自由度の高さから若年層にも受け入れられやすいことなどもあり、老若男女が積極的に祭りに参加し地域への経済効果が生まれる、という好循環に。
これがさまざまな地域でよさこいが選ばれる理由のようです。
YOSAKOIソーラン祭りは一度は見てみたい国内最大級のお祭りです。
しかも6月の札幌は不快な梅雨とは無縁の快適さですのでぜひ行きませんか?