脱毛をしたいと思う人の理由は、やっぱり日ごろの自己処理から解放されたい!毛のコンプレックスを解消したい!という気持ちが多いのではないかと思います。
脱毛を考えたとき、ちょっと気になるのが、「本当に永久脱毛できるの?」ということ。
たまに「何年かしたらまた生えてきた!」とかいう口コミや、「脱毛サロンではきれいにならなかったから医療脱毛に通いなおした」という口コミも見かけたりして・・・。
本当にきれいにツルツルになるのか不安になったりしますよね。
私もそうでした!
そこで、この記事では「脱毛したらどうなるのか」「本当にきれいになるのか」についてお伝えしたいと思います。
脱毛によるメリットデメリットについてもこちらで検証していますよ。⇒脱毛するとどうなる?脱毛後のメリットデメリットを考える』
Contents
永久脱毛って本当にできるの?
永久脱毛と言っても1本も生えないツルツルの状態とは限らない
そもそも永久脱毛とはどういう状態になったら「永久」に「脱毛」できた状態として定義しているのか確認してみましょう。
美容に関しては日本よりも進んでいるアメリカの電気脱毛協会が1985年に定めたところによると、脱毛の施術が完了して1ヶ月後の時点で毛の再生率が20%以下なら永久脱毛としましょう、ということになっています。
つまり、2割くらいはまた生えてきたって永久脱毛できたことにするということです。
永久脱毛はできるorできないのどっち?
2割生えてても永久脱毛と定義してあると、「それじゃ脱毛が完了していないってことなんじゃないの?」と突っ込みたくなる気持ちもたくさんありますよね。
実際には、完璧なツルツル肌を目指すのであれば、再生した毛をさらに脱毛するという方法でなくすことはできます。
この永久脱毛の定義は、あくまでもサロンや医療機関などで脱毛を宣伝する時に「永久脱毛」と言ってもよいかどうかの基準であり、意外とゆるい定義であることが分かります。
口コミなどを見ていても、多少生えてきているけど、それでも気にならないというような方もいます。
医療脱毛やったけど多少は生えます。
引用 ガールズちゃんねる http://girlschannel.net/topics/1628028/
レーザーやったけど生えてきました
引用 ガールズちゃんねる http://girlschannel.net/topics/732040/
再生するムダ毛の量によって、気にならなければそれ以上の施術は必要ないというケースですね。例えば、月に数本くらいなら自己処理でOKなので構わない、という具合です。
どうしても気になる人は、再生毛だけを処理し続ければいいのです。
この様に「ムダ毛の悩みから解放される」レベル感は人それぞれなのですが、ある程度は永久脱毛できると考えてよいと思います。
永久脱毛と言えるのはニードル脱毛だけ
さらに、永久脱毛と言えるのは、「ニードル脱毛」のみとされています。
ニードル脱毛は、現在一般的に受けられる脱毛の中では歴史が長く、その施術後の再生率についてのデータがきちんと取られています。そのため、「永久脱毛と言ってもいいよ」と言われているのです。
レーザー脱毛や光脱毛では永久脱毛できないのか
では、レーザー脱毛や光脱毛では永久脱毛(ここでは、多少再生毛があっても自己処理しなくても気にならない程度になることを言います)できないのでしょうか?
そんなことはありません。
ただ、ニードル脱毛に比べるとは歴史が浅いためデータが集まっておらず、検証しきれていないから「永久脱毛とは言わないでおこう」ということなのです。
もちろん、1回あたりの施術で得られる脱毛効果などはそれぞれによって異なりますが、繰り返し施術することできちんと脱毛効果が得られてムダ毛に悩まなくても済むレベルにはなるよ、ということなんですね。
脱毛したはずなのに毛が生えてくることはあるのか
実際には脱毛後にまた生えてきたという人も多い
論理上は納得できるのですが、そうは言っても実際の口コミなどを見ていくと脱毛したけれど、毛が生えてくるという口コミは実は意外とよく見られます。
照射した後毛が抜けてしばらくはツルツルなんですが、照射から2カ月半くらいしたら元どおりフサフサ?になってしまいます。
引用 ガールズちゃんねる http://girlschannel.net/topics/1628028/
妊娠してからVIは元より薄くなった程度に戻ってしまったけど、他はたまに産毛が生える程度
引用 ガールズちゃんねる http://girlschannel.net/topics/1628028/
これには2つの理由が考えられます。次からはこの理由について説明しましょう。
理由1:毛周期にバラつきがある
脱毛は、基本的に毛周期に合わせて施術をしますよね。
「成長期」にある毛にレーザーなどを照射して脱毛効果を得るわけです。この成長期以外の時期にある毛に対して施術をしても効果を得ることができません。
さらに、毛周期は人によっても、部位によっても異なります。
毛周期が一周するのにかかる期間は、ヒザ下や顔などで半年~1年半、ワキになるともう少し長くて1年~2年半ほどと言われています。この期間の間で、成長期⇒退行期⇒休止期の流れを繰り返します。
よく「表面に見える毛は全体の20~30%しかない」とも言いますが、それはこの成長期にある毛がその程度ということなのです。それ以外の毛は退行期か休止期です。
脱毛の仕組みについて詳しくはこちらで確認してみてくださいね。⇒『サロン脱毛で毛が抜ける仕組みは?永久脱毛ホントにできる?』
レーザー脱毛や光脱毛は、成長期の毛に施術しなければなりませんので、きっちりと毛周期に合わせて施術したとしても、最低5回程度は施術しないと100%全部の毛に施術したことにならないのです。
仮に、数年もかかる毛周期のうち成長期にある毛がまだ隠れていれば、脱毛を完了してきれいになったと思ったのにまた生えてきた!なんということがあるのです。
理由2:脱毛してもバルジ領域が毛を再生させる
レーザー脱毛や光脱毛によって、破壊された毛根ですが、数年かけてまた再生してしまうことがあることが分かってきました。再生させてしまう原因は、毛根に存在する「バルジ領域」です。
このバルジ領域は、毛根を再生することのできる毛包幹細胞などをストックしており、仮に毛根を完全に破壊してもすこしずつ再生してしまう力があることが分かったのです。
ケガなどで脱毛してしまった人にとっては、毛の再生につながる貴重なものなのですが、脱毛したい人にとっては迷惑に感じるかもしれませんね。
ただ、このバルジ領域による毛の再生は、必ず全ての人に見られるわけでも、すべての部位で見られるわけでもありません。人によって、レーザーや光脱毛後、数年たってもきれいなままの人もいれば、ずっとツルツルだったのに妊娠などでホルモンバランスが変わったら生えてきたという人もいます。
ムダ毛は復活再生してしまう可能性があるけど処理は楽になる
今のところ、レーザー脱毛や光脱毛は仮に全身脱毛を完了したとしても、完全に永久脱毛ができるとは言い切れません。
個人差なども非常にありますが、それでも脱毛を一度もしなかった状態よりは毛の総数は減っているはずなので、自己処理するにしてもかなり負担は軽減しているでしょう。
もしも毛の再生が心配であれば、
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・脱毛し放題のサロンを選ぶ
・再生した毛のもニードル脱毛で完璧に脱毛する
などの方法があります。
脱毛し放題のサロンの場合、最初にかかる脱毛費用は割高になりますが、何度再生してもそのたびにまた施術を受ければいいのです。
また、ニードル脱毛の場合には、毛の復活がしないと言われています。バルジ領域もきちんとダメージを与えられる脱毛方法と言えるのです。ただ、全身をニードル脱毛で処理するのは痛みが激しい上に高額になってしまうため、再生した少量の毛に対してのみ施術するというのもいいかもしれません。
ニードル脱毛の場合には、1本あたりいくらという料金体系が多いので、数本程度ならむしろ割安に済ませることができますね。
毛周期やバルジ領域の存在によって、レーザー脱毛や光脱毛は完全無毛になることはなく、再生する可能性もあるということを覚えておきましょう。
これから脱毛をしてみたいという方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
脱毛の基礎知識に関してはこちらからもどうぞ⇒脱毛の基礎知識