お盆はいつから

童謡夏の思い出の一節じゃないけれど、「夏が来れば思い出す」のが、今年のお盆っていつからだっけ?という素朴な疑問です。今日は尾瀬ならぬお盆がテーマです。

さらに、このお盆というイベントはいったいいつ開催されるのが正式なのでしょうか。長年の疑問に終止符を打つため、今回は、お盆について調べてみました!

(関連記事)この記事を読んだ方はこちらもおススメです!

絶対喜ばれたい!羽田空港限定のお土産特集

東京駅でしか買えない!東京駅限定のオススメお土産をご紹介

品川駅のお土産に!きっと喜んでいただける、選りすぐりの8品を紹介

今年のお盆はいつか

今年のお盆は、一般的には8月13日(日)〜8月16日(水)となっています。

一般的に、と書いたのは、これとは異なる期間もあるためです。何故でしょうか。
そのことをご説明するために、そもそもお盆とはどんな行事かということにも触れつつお伝えします。

そもそもお盆とは何なのか

歳時記によると、お盆とは「7月13日から16日に行われる仏事」となっています。つまりお盆は7月の行事だ、というのが伝統的な風習であるようです。とはいえ、これはあくまでも「旧暦」での話。じつは、お盆の時期が各地でまちまちになってしまった原因は暦の変更にあったのです。

江戸時代から明治時代に変わったとき、暦もそれまでの太陰暦から太陽暦に変わりました。このため、歳時記に書かれているような歴史的な季節感と、その後の生活の中に感じる季節感との間には多少のギャップが生まれています。

例えば七夕。
地域によって七夕まつりの時期は7月だったり8月だったりもします。七夕といえば7月7日という特定日にひも付けられているにもかかわらず、有名な仙台七夕まつりなど8月に開催される祭りも多くあります。ちなみに今年2017年の仙台七夕まつりは、8月6日(日)〜8日(火)に開催されます。

お盆についても同様のことが起きています。お盆は亡くなった方があの世から帰ってくるとされる仏事です。

日本人にとってとても大切な行事として、 すでに江戸時代には定着したものになっていました。そのため、暦が変わったとき、このお盆をいつにするのかということが各地で同時多発的に問題になったわけです。

現在、お盆の実施期間としてもっともポピュラーなのは「8月13日〜16日」という期間ですが、地域によっては期間にズレがあるんです。

くわしくは次の項目で書いていきますので、ぜひお目通しくださいね!

(関連記事)この記事を読んだ方はこちらもおススメです!

お盆玉の相場はいくらなの?そもそも必要?お盆玉に対する世間の反応は?

お盆の日にちには地域性がある?

お盆はいつから

お盆の期間には、先に述べたような歴史的背景があることもあって、地域により期間がことなっています。
具体的には、大きく次のパターンに分かれます。

パターン① 7月13日〜16日

これは旧暦における実施期間をそのまま新暦にスライドさせて対応したケースです。
この期間を採用したことのメリットは、とりあえず日付が従来どおりになっていることです。一番シンプルだし分かりやすいですね。個人的にはもっとも合理的じゃないかと考えるのですが、採用地域はそれほど多くはありません。

その理由は、当時の日本では就農人口が飛び抜けて多かったためと言われています。とくに稲作繁忙期に重なるため、農村でこの期間にお盆を実施することは難しかったのですね。都市部においては就農人口の割合が下がるためか東京〜東海の都市を中心にこのエリアが分布しています。

代表的な地域:
北海道(函館、根室)、東京〜愛知の太平洋沿岸都市部

パターン② 8月13日〜16日

月遅れ盆とも呼ばれ、新暦の日付をひと月後ろにずらしたケースです。
日付を維持したことや、従来のお盆の期間に近づけることにより違和感を軽減した折衷案的な期間になっています。何より、稲作繁忙期を避けることができます。現在でも日本中ほとんどの地域でこの期間にお盆が行われています。このことからみても、当時の日本の産業がいかに農業中心に回っていたのか、ということが推測されます。

代表的な地域:
北海道、関東、関西の大部分

パターン③ 8月20日ころ

旧盆と呼ばれます。旧暦でのお盆の期間(7月13日〜16日)は、新暦でいうと概ね8月20日頃に重なることから採用されたケースです。
この期間を採用したのは、暦に左右されない季節感を重視したのものと考えられます。採用されているのは沖縄を中心としたわずかな地域ですが、暦よりも季節を優先するところにお盆を大切に思う心を感じます。

代表的な地域:
沖縄

こうしてみると、地区ごとにバラバラなお盆の期間は、じつはその地区ごとの実情にあわせて、とても合理的に期間が設定されているように感じられますね。

今年のお盆休みはどうなる?

多くの地域で採用されている月遅れ盆で考えた場合、今年のお盆は、8月13日〜16日となることは既にご紹介しました。しかし、最近ではお盆休み(という名の夏休み)はもう少し長く取れるという方が多いのかなとも考えられます。

と、いうのも今年2017年のカレンダーによれば、お盆期間の前日12日は土曜日です。さらに前々日11日は金曜日ながら祝日(山の日)なんですね。ここまでで6連休となるわけです。6連休といえば、年末年始のお休みにも匹敵する大型連休ということですよね。

さらに17日(木)、18日(金)に有給休暇などでお休みを取れるという方は…なんと10連休にもなります!

毎年お盆の頃になると、帰省ラッシュや海外への出国ラッシュ、そしてUターンラッシュ・帰国ラッシュとテレビなどで話題になりますよね。

長期の休みとはいえ気ぜわしいこの季節、何より心穏やかに過ごしたいものですね。あの世から帰ってくるご先祖さまもそう願っているんじゃないでしょうか。

(関連記事)お盆といえば帰省やお墓参りのシーズン。何かと気になるこちらも参考にどうぞ。

※ お墓の掃除っていつやるの?やり方は?道具は何が必要なの?

※ お墓の掃除に食器洗い洗剤は使っていいの?おすすめ洗剤は?

まとめ

お盆いつから

今回は、お盆の実施期間についてリサーチした内容を記事にしてみました。

それでは、最後に今回の内容をまとめます。

①2017年のお盆は、8月13日〜16日

スポンサーリンク

②お盆期間は大きく3パターンある(地域性もある)

  • 7月13日〜16日
  • 8月13日〜16日
  • 8月20日頃

③2017年のお盆休みは、8月11日(山の日)・12日(土曜日)とお盆期間を合わせると8月11日〜8月16日の6日間。

「盆と正月が一緒にきたような」とは、嬉しいことや楽しいことの重なりも表しますが、同時にとても忙しいというニュアンスも込められます。
事故や事件に巻き込まれることのないよう、安全第一で過ごすよう心がけたいものですね!

 

(関連記事)夏休みにお子さんと一緒に宿題という方はこちらもどうぞ。

※ 読書感想文の書き方を子供に上手に教えるには?【小学生低学年編】

※ 読書感想文の書き方を子供に上手に教えるには?【小学生高学年編】

※ 夏休みの自由研究 2時間以内で簡単にできる方法 2017

 

 

 


 

関連記事