出典:販促KING


お米を保存する方法はいくつかありますが、昔からある米びつに加え、最近では便利なグッズが出てきていますね。
ジップロックは、食材を保存するために生まれた密閉容器ですので、当然、お米もできるのでは?と考えても不思議ではありません。

お米というものを美味しく、長期間安全に保管するためにはどのようにするのか。
そのためには、米びつの方が良いのか?ジップロックの方が良いのか?
今回はどういう理由でその容器が選ばれているのか、それぞれの視点からまとめてみました。

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お米を美味しく保存する条件とは?


そもそも、お米はどんな条件で保存すると、一番おいしく、安全に保管できるのでしょう。
お米屋さんが推奨しているのは、「冷暗所」で密封した状態です。
つまり、以下の条件です。
  1. 気温が年間通じてあまり上下しない
  2. 乾燥しない、直射日光が当たらない
  3. 低めの温度で、しかしあまり温度が低すぎない
  4. 湿度が高くない
  5. 空気にできるだけ触れない
いずれも、湿度や温度変化による結露がカビの元になったり、乾燥しすぎでの割れや、高い温度での虫の発生が起こらないようにするためで、かつ、酸化も防ぐための条件といえます。

要するに、虫の発生を抑え、不要な水分から隔離し、お米のカビや酸化、割れを防いで鮮度を保つと美味しく長期間保存できるというわけです。

米びつの長所と短所はどこにある?

では、古くから使われている米びつでは、美味しく保存する条件にどのくらい当てはまっているのでしょうか。
古くから使われているとはいえ、現代の米びつはかなり進化しています。
素材も木からプラスチックに代わり、残量が見えるようになっていたり、密閉技術が進歩し、温度管理もできたりします。
そのため、乾燥、湿度については米びつが設置されている場所の環境にもよりますが、空気にできるだけ触れずに、涼しい場所という条件はクリアできます。

つまり、長所は、たくさんの量を購入しても入れ替えて置くだけで、ある程度酸化を防ぎ、よほど周りの環境が悪くない限りは、程よい湿度も温度も保ってくれることです。

短所は、設置されている環境にかなり影響を受けるので、温度調節機能のついていないものでは、暑い場所や湿気の多い場所に置いてしまうと、カビが生えてしまうことがあるということです。

また、お米を買って継ぎ足して入れたりしていると、虫が発生しやすくなります。

一度使い切って洗って乾燥し、また入れるのであれば問題ないのですが、つぎ足すと、お米の粉が底に溜まり、そこへお米に卵を産む虫が活動を開始して増えてしまうのです。

お米の排出口も、洗いにくい場所でもあるため、粉やお米が溜まりやすく、結果、虫が付く原因になります。
(ただし、クーラー機能を備えた米びつなら、冬眠する温度帯のはずですので、排出口以外では発生しづらいかもしれません。)

なにより、米びつ自体がソコソコ大きいため、場所を取る、場所を選ぶのが難しいなどの問題もあります。

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ジップロックの長所と短所はどこにある?

出典:あしたの生活


では、ジップロックの方はどうなのでしょう。
食材保存用に密閉できる袋なのですから、当然、空気にできるだけ触れないという条件はクリアできます。
そして、乾燥からも守ってくれます。
気温、湿度については、周りの環境に左右されるのは、ジップロックも米びつと変わりません。

つまり、長所は、使う分だけ小分けにして入れておけば、ある程度酸化を防ぎ、よほど周りの環境が悪くない限りは、程よい湿度も保てる、というところです。
また、小さく、場所を取らない上に変形もできるため、冷蔵庫の隙間に入れておくことができ、環境の良い場所を選ぶことができます。
そのため、虫などに悩まされることがほぼなくなります。

短所は、透明なので、直射日光の当たる場所などに置いてしまうと、お米が劣化してしまうことです。
袋なので、上に重たいものを何度も乗せたりしていると、お米が割れたり、削れてきたりします。
小分けにする必要があるので、買ってきたときには、多少手間がかかります。

メリットがたくさんのジップロック

米びつでもジップロックでも、両方、似たような利点があるのですが、お米にとって最適の環境を選びやすいかどうかでいうと、ジップロックの方が選びやすいです。
なぜなら、小さく持ち運びしやすく、かつ、密封状態ができあがっているからです。

そのため、ジップロックを使って冷蔵庫を利用するのが、お米にとっては、より鮮度を保てる環境といえるかもしれません。

それならば、ジップロックを使って5キロのお米を二つほどにわけ、Lサイズの袋2枚に入れ分けた場合を考えてみましょう。
お米にとって良いとされる環境を考えたとき、冷蔵庫の中でも、野菜室が最適だといわれています。
温度が一定で、低すぎず、鮮度を保てるよう工夫されている環境だからです。
そこへ小分けにしたお米を入れるのですが、一つ注意点があります。

上に、頻繁に出し入れするような野菜をできるだけ置かない事です。
長期間保存するのであれば、わずかではありますが、お米が削れていくような環境は、やはりあまり好ましくないといえます。
米同士重ねるのであればさほど問題はないのですが、固く重いものなどは、できるだけ載せない方が良いでしょう。

そして必要なだけお米を出して使った後ですが、ジップロックは使いまわしがきくのでしょうか。
旭化成のHPには、”食品を入れる場合は衛生上使い捨てをお勧めしています。”とあります。

参照:よくあるご質問、ジップロック 使い方について

食品ではあるのですが、乾燥している食材でもあることから、使い回すかどうかは、個人の責任で決めるようにしましょう。
より厳しく美味しさを追求するのであれば、使い捨ての方が良いかもしれません。

ジップロックは他の保存袋と何が違う?ジップロック活用法

ジップロックの優れている点は、既に使われている方ならよくご存じなので改めて説明するまでもないかもしれませんが、一応商品の特徴説明と、口コミなどをご紹介してみましょう。

ジップロックとは、旭化成の登録商標です。
保存袋タイプと、ジップロックコンテナという、小箱タイプのものがあります。
保存袋タイプは、フリーザーバッグ、イージージッパー、スタンディングバッグ、ストックバッグ、お手軽バッグなど、目的に合わせて数種類販売されています。

他社が出している、似たような密閉のできるポリ袋タイプのものは、「小分け袋」など、それぞれ名称に工夫を凝らしていますが、今回ご説明のために比較するのは、パン袋などによく使われるナイロン製のビニール袋と、ストックバッグです。

では、どこがどう違うのでしょう?
  • 一般のビニール袋
    様々な物を保存でき、薄くて使いやすく、安い
    口が静電気で開けづらいときがある
    密閉するためには、口を縛る、テープを貼るなど、若干手間がかかる
    縛った後、液漏れや臭い漏れが発生しがち
  • ジップロック
    さまざまな物を保存でき、若干厚めでしっかりしていて、一般のビニール袋よりは高い
    オープンタブがついており、つまみやすく、開けやすい
    ジッパーがついており、他の物を使わなくても手で簡単に密閉状況を作りやすい
    二重ジッパーのため、液漏れしづらく、素材が厚めになっているため、臭い漏れも臭い移りもしづらい
ざっくりとまとめると、このような違いがあります。
一番の違いは、その袋に使われている素材と、厚みでしょう。
ストックバッグで0.04ミリ、フリーザーバッグでは0.06ミリの厚みがあるそうです。

食品の劣化、酸化を防ぐために、ジッパーの部分で空気を遮断し、かつ、封じる直前に空気を効率よく押し出すことが可能ですので、食品が空気に触れるのを最小限にとどめることができます。

使いやすいような工夫が随所にあり、開け口には、ギザギザした凹凸があるので、くっつくことなくスムーズに、あまりストレスも感じずに開くことができます。
中身の詳細を記録できる部分も作られています。

また、スタンディングバッグは、冷蔵庫内で立てて使うこともできるような構造になっています。
ニーズに合わせて、様々な工夫がされているのが、ジップロックシリーズだといえます。

ちなみに、耐熱温度は100度なので、調理にはむかないそうです。
あくまでも保存用。
そして、温度が高くならなければ解凍時にも利用可能なのですが、油ものなどで高温になりかねないものの場合は、電子レンジでの解凍はやめておきましょう。

出典:旭化成ホームページ 商品紹介ジップロック

さて、そんなジップロックですが、できれば使い回したいところですよね。
自己責任でお願いしたいのですが、筆者も、何度か洗って使い回した経験があります。

しっかりしていて、ヘタレにくいうえ、やはり少しは高いので、出費分はお得に使いたいというもったいない精神がどこかあるのでしょうね。

衛生上、洗っても見えない状態で残ってしまいそうな液体物や、肉、魚類なら同じ用途には使いまわさないのですが、お米のような、乾燥していて、普段から他の容器では出し入れを頻繁にしても問題なさそうな食品の場合は、何度か使ってもおなかを壊すようなことはありません。

ただ、劣化はしますので、機能的な問題で、一度でも使えば品質は落ちます。
どの程度が許容範囲なのかは、個人の感覚次第なので、ご自分の感覚に合う方法で使い回すなり、一度で廃棄するなりしてください。

食品に使い回すのはちょっと、という方には、こんな利用の仕方もあるよ、ということでいくつか面白い口コミを見つけたのでご紹介します。


ジップロックでお財布って、そういえばバイクに乗る人なんかが使っているのを見かけたことがあります。
この写真からは旭化成のものかは、はっきり見えないので定かではありませんが、確かに便利ですよね。
中身が一目瞭然ですし。


他にも、ゴミ袋としてはさまざまな利点があり、使い回しに便利です。
臭いが漏れにくいので、生ごみも良いですし、赤ちゃんがいらっしゃる家庭なら、外出時の使用済みオムツ入れにも最適です。
また、園児がいるご家庭なら、園で着替えた服類を入れるのに使ってもらえれば、うっかりおもらしをした後に先生が洗ってくれたものなども衛生的で入れやすく、先生が助かるうえに、カバンやリュックの中身もすっきりします。

お米も冷凍保存できるって知ってました?

常温であれ、冷蔵保存であれ、大量にある場合のお米の保管場所には、気を使いますよね。
美味しく保存するのであれば冷蔵庫の野菜室、とはいえ、普段使いの野菜がた〜くさん詰め込まれている野菜室も、そうたくさんスペースがあるわけではありません。

そのため、ちょっとお米をたくさん買いすぎた、とか、何かの景品でもらった、なんて場合は、野菜室からあふれてしまいます。

そんな場合は、米びつがあるなど、条件的に可能であれば常温の冷暗所でも良いのですが、より長期間保存したいなら、冷凍庫もおすすめです。
冷凍すれば、半年や一年は軽く保存できます。

ただ、食品のプロの方によると、冷凍庫の性能にもよりますが、味の劣化は若干あるそうです。
一般人にその違いがわかるのかどうかというと、確定はできませんが、お米屋さんでも味に問題はないと言う方もいらっしゃるくらいですから、その味や品質の差は微々たるものだと思われます。

冷凍庫といえば、心配なのは解凍時の味の劣化や食感の悪さ、実割れなどですよね。
でも、気を付けるべきところに気を遣えば、お米の場合は他の食品ほどは心配がいりません。

では、いったいどこに気を付ければ良いのでしょう。

いざ使いたいときに、保存した容器の量が多かった場合、少しだけ出してまた残ったものを入れることをしてしまいがちです。
それをしてしまうと、お米一粒一粒は小さいので、半解凍状態になってしまったものを再冷凍することになります。
また、冷凍庫の中の環境と室内環境とでは、温度差がかなりあるため、すぐに結露してしまいます。

結露とは、温度差によって生じる空気中や食品中の水分が小さな水滴となり、表面についてしまう状態のことです。
結露が起きてしまうと、再冷凍した場合は、冷凍ヤケや食品劣化を起こしますし、常温でその後置いたとすれば、カビの最大の原因になります。

こんなときにも、やはり便利なのはジップロックですね。
冷凍保存するときにも、フル活用しましょう。
フリーザーバッグタイプもありますし、冷凍保存での臭い移りや冷凍ヤケを抑えてくれるほか、小分けにできるので、一回に使いたい量にあらかじめ分けておけば、再冷凍をしてしまうリスクを減らせます。

実割れは、凍ったら「固まる=衝撃に弱くなる」ことから、常温よりは起こりやすくなるかもしれません。
それを予防するためには、ジップロックコンテナの方を使うと良いでしょう。

重ね置きもできますし、一回に使いやすい大きさの物で、できるだけ空気の量が少なくなるようにして保存すれば、保存袋タイプとそう変わらない使い勝手で重宝します。

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まとめ

お米の保存方法はさまざまありますが、今回はジップロックと米びつを主に比べてみました。
どちらも、適切な環境でなら、美味しく問題なく保存できそうなのですが、問題は、その環境の選定をしやすいかどうかです。

米びつの方はどうしても大きさの問題があり、設置場所によってはカビが生える場合もあります。
手入れを怠ると虫も発生しやすいです。
つまり、設置場所が、直射日光が当たったり、温度が激しく上下するような場所でなく、手間を惜しまず定期的に綺麗に洗えるのであれば、美味しく保存できます。

一方、ジップロックは、小分けすることでどこでも保存できるので、より環境の安定した、冷蔵庫の野菜室へ保管することが可能になり、結果、美味しく保存できます。
ただ、小分けにする手間と、置き場所への少しの配慮は必要です。

それを考えると、核家族化も進んでおり、お米離れも進んでいる現代では、一回に買ってくる量が5キロまでならば、ジップロックは最適な保管方法かもしれません。
コンテナやペットボトルの方が、よりしっかりと保存できるかもしれない等を考えあわせると、必ずしもナンバーワン保存ツールとはいえないかもしれませんが、酸化しづらい点と保存場所の選びやすさではナンバーワンなのではないでしょうか。
虫やカビに悩まされていた方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう。

参照:ジップロック よくあるご質問

米の保存テクニック

正しいお米の保存方法【ソレダメ!お米の新常識】

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