可愛らしい幼児期から小学生になり、いろいろな宿題が出されてきて、少しずつ勉強の習慣も付きつつある小学生低学年。

夏休みには、読書感想文の宿題もでる小学校もありますよね。

まだまだ物事の判断は大人にしてもらったり、論理的思考よりは感覚的に物事を捉えがちだったりと、幼児から変化しつつもまだまだ幼さの残るこの頃。「うちの子に読書感想文なんて書けるのかしら?」と心配になってみたりも。。。かといって、どんな風に読書感想文の書き方を教えれば良いのか、迷われる方も多いのではないでしょうか。

今回は、低学年の子供の特徴から、親がどこまでかかわって、どのように読書感想文の書き方を手ほどきすれば良いのか、その一例をご紹介します。

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本の選び方:低学年の頃は見た目重視でOK


子供は、一人一人に際立った個性があり、本が好きな子もいれば、苦手な子もいますよね。

今までにどんな風に本とかかわってきたかも大きく関係してきますが、すんなり読みたがる子もいれば、どうしても他の事が好きで、関わりたがらない子もいます。みんなそれぞれに良い子なのですが、読書感想文という宿題を出された時は、どうしても何かを読まなくてはいけません。

小学生の低学年であれば、課題図書の指定がない場合も多いかと思いますが、もし課題図書があれば、その中から子供の関心、興味の高い絵が描かれている物を選びましょう。

課題図書がない場合は、まずは、感想を書くために読む本から決めなくてはいけません。どうやって数多くある本の中から、子供に読ませることができる本を選ぶのか、迷いませんか?

その場合は、できれば絵が多く、その子供の興味が高い絵が描かれているか、綺麗なもの、かっこいいものなどを基準に選んであげましょう。

なぜなら、まだまだ感覚的に物事を捉えがちなこの年代の子供にとっては、視覚に入るものに興味を惹かれるかどうかがやる気の出る、出ないに大きく関係するからです。

発達の速い子ならば、お話の内容から決めたい子もいるかもしれませんので、その場合には、子供が興味を示したお話の内容を選んであげればよいのです。

どちらに場合にしても、子供によって興味の幅にものすごく差のある頃でもあります。

大人が注意深く子供を観察し、この子は何に興味があるのか、どんな事ならやる気が出るのかを考えて、本選びを上手に誘導してあげましょう。

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感想をどう引き出すの?:質問の仕方にポイント


このころの子供は、絵が深く印象に残っていれば、お話もついでによく覚えています。

特に、子供自身が感動した物事や、なぜだろうと思ったような、心が大きく動くフレーズについては、読み終わった直後でなくても口をついて出てきたすることがあります。

もしもそんなことがあれば、よく聞いておきましょう。そして、お話を読み終えた後に、おそらくこの子の感動した部分はここかな?と思える場面を説明し、「ここはどう思った?」と聞いてみましょう。

ここでコツとしては「どこがおもしろかった?」と聞かないことです。

「どこがおもしろかった?」と聞いてしまうと、「〇〇したところ」となって感想までたどり着きません。もちろん、そこから「どうしておもしろかったの?」と聞いてあげてもいいですが、「悲しかったところ」や「びっくりした」ところは出てきません。

ですから「ここの部分はどう思った?」と聞いた方が、子どもが感じた様々な感想を引き出しやすいのです。

そして、感想を言ってくれたなら、それをすかさずメモしておきましょう。

その部分は、学年にもよりますが、1年生ならば読書感想文の課題文字数も少ないので、一か所ほどで充分です。
学年が高くなればなるほど、少し増やして聞いてみましょう。

どう書いていけばいいの?:3つの〇に書いてみよう


感想文の書き方の大筋は、実は形がほぼ決まっています。

多くは、出だし、あらすじ、自分を交えた感想、今後の展開の予想を交えた結びの4段階です。

ただ、低学年の子供にとっては、そんな流れを具体的に頭に思い浮かべて並べながら書くことは難しいので、だいたいの流れを親がわかりやすく教えてあげる事が必要になります。

そこで、最初の部分、中身の部分、最後の部分が必要であることと、その中に何を書けば良いのかを、簡単な図に描いて説明すると理解しやすいです。

図といっても、〇を三つ横に並べて描き、その中に、「さいしょ」「なかみ」「さいご」と書くだけでOKです。
  • 最初の部分、何を読んだかの説明でもかまいませんし、なぜその本を読みたくなったかという事でもかまいません。
  • 中身は、メモを取った部分になります。状況を簡単に書き、そこについてどう思ったのか、何を感じたかを自由に書いてもらいます。
  • 最後の部分については、その本を読んで、自分がどんな風に変わったか、感じたかなどを書いてもらいます。
読書感想文の構成低学年
もちろん、とりあえずの形式なので、自分からどんどん書ける子は、自由になんでもたくさん書いてもらえばいいのです。自分でかけている子どもに、わざわざ「この形にしよう」なんて説明をする必要はありません。

自主性に任せて、いっぱい書けたらとにかく褒めてあげましょう。

それだけで、次に書く時の本人のやる気がまったく違ってきます。

どう書いて良いかがわからない子にだけ、ざっくりと、どんな感じでまとめていけば良いかを説明すればよいのです。

そして、なかなか言葉で表現し辛い子供には、親が一緒に考え、少しだけヒントを与えながら、子供自身の言葉や表現を引き出してあげましょう。

まだまだ語彙の少ない時期です。

もし、他の言い方や表現に興味を持つ子供がいれば、ついでに辞書を一緒にひいてみるのも、今後に役立つ勉強方法の一つになります。

 

 

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まとめ


簡単にここまでの手順を書くと、次の通りになります。
  • 最初に、小学生低学年の感覚を活かして、見た目に美しい本などを選び、読み聞かせるか、読んでもらうようにします。
  • 次に、親が手伝って、本人の思っている事や感想を言葉にして引き出し、それを忘れないようにメモ書きしておきます。
  • 最後に、書き方、まとめ方をざっくりと図で説明し、(〇を三つ並べて、最初と中身と最後があるんだよ、くらいで充分です)それぞれに入れたい言葉を一緒に考えていきます。
ここで気を付けたいのは、親がすべての言葉を考え、書かせようとしない事です。

「間違っていてもいいから、〇〇ちゃんの思った通りの言葉で書けばいいんだよ」と、安心させながら、あくまでも、本人の言葉を引き出していくだけにしましょう。

子供の興味や発達次第ではありますが、ここまでくると、時間はかかってもなんとか自力で文章を考え、原稿用紙に書いていく事ができると思われます。

まずは、本を読むこと。そして書こうとしている事。最後に、子供自身で書くことができた事を、すごいと認め、たくさん褒めてあげましょう。そうすると、自分への自信につながり、他の様々な事にもチャレンジできるようになってきます。

内容は、少々おかしくても目をつぶりましょうね(笑)

次へと成長する基礎の段階ですので、ささいな事で自信を失わせ、やる気を削がない事が大事です。

今年は親子で楽しく、次の成長へつながるような素敵な読書感想文を書くことができると良いですね。

参照 各学年の発達特徴と対応の仕方 小学校1,2年生の心とからだ
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