夏祭りなどの出店で売っているかき氷。

歩き回って火照った体には、この上なく美味しそうに見えますよね。早速買って食べて、「ひんやりして、おいしい!」と思ったと同時に、ズキッとなんだか歯が痛い・・・そんな経験はありませんか?

氷を食べた時に起こる頭痛もなかなか嫌なものですが、歯が痛むと、なかなか痛みが治まらなくて不快な上に、虫歯ではないかと不安にもなります。

何が原因で歯が痛いと感じるのでしょうか。

そして、痛いと感じてしまったら、あるいは感じる前に何をすれば良いのでしょうか。
原因と予防策を考えてみましょう。

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歯が痛いのは、虫歯?他の考えられる原因はなんでしょう


冷たいものが染みる場合、まず頭に浮かぶのは、虫歯か、知覚過敏でしょう。

どちらも、歯の外側、エナメル質と呼ばれる部分が溶けたり薄くなったりして起こる現象です。
知覚過敏の場合はさらに、歯茎が下がって歯の奥の部分がむき出しになる事でも起こります。
これらの状況は、以下の場合に起こりやすいと言われています。

1.歯磨きのしすぎ
ゴシゴシ力を入れすぎて歯磨きをしていたり、研磨剤入りの歯磨き粉を使って長時間歯磨きする場合に削れてしまいます。

2.酸
オレンジやキウイなど、酸を多く含む物をたくさん摂取すると、口の中が酸性に偏り、エナメル質を柔らかくしてしまいます。

3.年齢
加齢により、どうしても歯はもろくなりがちです。
特に、40代を超えると唾液が減る事もあり、一気に歯周病の危険性が高まり、歯を失う大きな原因の一つになるといわれています。
また、歯茎の弾力が減って下がるだけでも、やはり歯の奥がむき出しになり、知覚過敏になります。

4.歯ぎしり
寝る時に歯ぎしりや食いしばる事を無意識にしてしまう事もありますが、その時にかかる力は、想像を超えています。
どうしても、エナメル質に負荷がかかりますので、他の原因ともからみあい、エナメル質を痛めてしまう原因の一つになります。

5.虫歯菌
歯磨きを怠ったり、虫歯菌のエサとなる食べ残しが歯に付着していると、エサを食べる時に酸を出し、エナメル質を溶かす事で虫歯にしてしまいます。

6.歯周病菌
歯茎と歯の間に入り込み、歯を支える部分を溶かして歯茎を下がらせてしまうので、知覚過敏になります。

これ以外にも、稀に、体調不良などで神経が過敏になっている時に、氷を大量に一気に食べると、脳が勘違いを起こし、関連痛により、歯が痛いと感じてしまう場合もあります。
しかし大抵の場合は何かしらのはっきりした原因がありますので、早めに歯医者に診てもらう方が良いでしょう。

対処法は、まずは歯医者

虫歯や知覚過敏が起きてしまったら、あるいは、何かしら痛みを感じたなら、すぐに歯医者へ行きましょう。
休日などですぐに行けない場合は、とりあえず痛み止めを飲んでやりすごすという手もありますが、根本が治っていないので、同じ状況になるとすぐにぶり返してしまいます。

歯医者では、原因を特定して、知覚過敏であればエナメル質を強くするなどの治療をしてくれます。
他にも、その後の治療方法や予防法の相談にものり、指導もしてくれるので、早めの受診をお勧めします。

また、普段よく知覚過敏になり、歯医者にも相談しているので、様子を見るという人も結構いると思います。
その場合は、歯医者さんからも指導を受けているとは思いますが、普段から予防に気を配り、刺激の強いものはできるだけ避けるようにします。

それでもかき氷は美味しいから食べたいですよね。
仕方がないので、とにかく過敏になっている歯をできるだけ避けて口に含み、ゆっくりと舌の上で溶かしながら食べましょう。
または、温かいお茶などを同時に取る事でも、ある程度緩和されて刺激になりにくいと思われます。

軽い知覚過敏なら、歯磨き粉を専用のものに替え、歯ブラシを柔らかいものに替えてやさしく丁寧に歯磨きをするだけで、改善する事もあります。


 

予防するには


小さい頃から学校でも徹底指導されているとは思いますが、虫歯予防には、とにかく歯磨きが重要です。

運よく虫歯菌が口の中にいない人も、稀にいらっしゃいます。
今では、4歳頃までに親から子へ虫歯菌がうつされなければ、ほぼ一生虫歯に悩まされる事はないと言われています。

ただ、そういう人でも、いずれ他の人からうつされてしまう可能性も0ではありません。
虫歯菌は、口内細菌が他の菌でいっぱいになる4歳ごろからは、たとえ侵入してきても増えにくいので、そこまでにうつされなければ増えにくいというだけで、体調が悪くなるなどで口内バランスも変わり、大人になってからうつってきた虫歯菌が増殖する事も、0ではないからです。

やはり、食後と、特に寝る前の歯磨きは、虫歯予防には必須です。

しかし、知覚過敏を予防するためには、その歯磨きに気を付けなくてはなりません。
硬い歯ブラシで研磨剤入りの歯磨き粉で、力強く長時間ゴシゴシ・・・なんてやっていると、誰でもエナメル質を削って知覚過敏になる可能性が高いです。

できるだけやわらかなブラシを使い、やさしく丁寧に、歯の汚れだけを取り除くように磨きましょう。

そして、やはり定期的な歯のメンテナンス、つまり歯医者に通う事は、大事な予防法になります。
3か月から6か月に一度は歯医者で診てもらい、クリーニングをしてもらったり、今後の治療法を相談したりしましょう。

こまめに歯垢を取っておくことが、虫歯予防にも、歯周病予防にも効果があります。
特に妊婦さんや、40代以上になってきたら、今までは無事だったとしても、急に知覚過敏になる可能性が高くなります。
歯磨きだけでは食い止めずらくなる、歯茎の下がりについても、歯医者でクリーニングし、様々な対処を指導してもらう事が最善の予防策になるでしょう。

 

かき氷で痛くなるのは歯だけではありません。キーンッ!ときたら、こちらも参考にしてくださいね。

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夏といえば、かき氷だけじゃありませんね。

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まとめ


かき氷にかぎらず、冷たいものや温かいものを口に含んだ時に「痛い」と思ったらすぐに歯医者、が基本です。
でも、いつも行っていて、自分には知覚過敏があるのだと自覚されている方は、痛みが酷いうちは刺激をできるだけさけ、治まってきたら、かき氷であれば、ゆっくり舌の上で溶かしながら食べるようにしましょう。

歯につかないよう、すぐに飲み込んでも良いかもしれませんが、そうすると今度は、頭痛の元になりかねません。

軽い知覚過敏があるのであれば、歯磨きの方法を少し変え、やさしく丁寧に、専用の歯磨き粉を使う事で、改善する場合もあります。

夏に冷たいかき氷を美味しく食べたいのであれば、ぜひ、普段から口の中のメンテナンスに気を使い、時々歯医者に行って歯垢を取ってもらいましょう。

参照 アイス、かき氷、シェイク… 冷たいものが歯にしみる「知覚過敏」の原因って何?
冷たいものを飲むと歯に痛みがありますが、どうしてでしょうか?(知覚過敏について)

 

 


 

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