「何となく、ダルイなあ。この症状は夏バテ?」

そう感じたら、あなたの症状を、チェックしてみましょう。
さらに、あなたは夏バテになる危険性がどのくらいあるか、夏バテ危険度もチェックしてみてください。

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もしかして夏バテの症状?危険度をチェック!

夏バテってどんな症状なの?
このだるさ、もしかして、もう夏バテになっているの?

そう不安になったら、さっそくチェックしましょう。

夏バテチェック1:症状チェック

下の症状の中で、あなたはいくつあてはまるか、数えてください。

◆全身症状

  • 全身の倦怠感・だるさ
  • 疲れがとれない

◆消化器の不調

  • 食欲不振
  • 下痢
  • 便秘

◆体温コントロールの乱れ

  • 頭痛
  • 目まい
  • 発熱

◆精神面の不調

  • やる気が出ない
  • イライラする
  • 思考力・集中力の低下

 

これらに1つでも該当したら、夏バテの可能性があります。
複数該当したら、本当に夏バテかもしれません。

「いや、大丈夫でしょ。ちょっと不調なだけで……」と思いますか?
そんなあなたは、次の「危険度チェック」で夏バテ危険度をチェックしてみましょう。
もしも、危険度が高ければ、すでに夏バテかも!

夏バテチェック2:危険度チェック

下の項目に、いくつ当てはまるか、数えてください。

◆食事

  • そうめんのような、あっさりしたものばかりを食べてしまう。
  • 毎日、同じような物ばかりを食べている。
  • 以前に比べて、どうも、食欲がわかない。
  • ジュースや炭酸飲料などをたくさん飲む。(1日に1リットル以上)
  • ビールなどのアルコール飲料をたくさん飲む。
  • 汗をかかないように、水分は控えている。
  • 焼き肉・揚げ物など、こってりしたものをよく食べて、夏バテを防止している。
  • アイスクリーム、ゼリー、果物を、食事代わりにしてしまう。
  • 食事を抜くことがよくある。

◆行動

  • 冷房のきいた部屋に長時間いることが多い。
  • あまり動きたくない。
  • 室外と室内の出入りを繰り返している。
  • お風呂に入るより、シャワーで汗を流すことが多い。
  • つい、夜更かしをしてしまう。
  • 睡眠不足である。

15個の項目のうち、いくつ該当しましたか?
該当数によって、夏バテ危険度がわかります。

3つ以上  夏バテの予備軍
7つ以上  夏バテ危険レベル
10個以上 もう立派な夏バテです!

チェック1(症状チェック)で、夏バテの可能性があって、チェック2(危険度チェック)で3つ以上該当項目があったら、夏バテ対策を心がけましょう。夏バテで倒れてしまう前に!

夏バテチェックテストの解説

チェックテストの項目に「?」と思った人のために少し解説を加えます。

「ジュースや炭酸飲料などをたくさん飲む」は、だめ?
炭酸飲料などには砂糖がたくさん入っています。(コーラ500mlに砂糖65g)
砂糖を体内でエネルギーに変えるとき、ビタミンB1が消費されます。そのため、砂糖を摂り過ぎると、ビタミンB1不足を引き起こして、エネルギー代謝が悪くなり、夏バテの原因になります。
スポーツドリンクにも、意外に砂糖が入っていますので、飲み過ぎは禁物。(アクエリアス500mlに砂糖23g)
さらに、ジュース類をたくさん飲むと、胃液が薄くなり、消化能力が落ちてしまいがちですから、そういう意味でも夏バテの原因になります。
「ビールなどのアルコール飲料をたくさん飲む」は、いけないの?
ビールで水分を補給しているように見えますが、アルコールには利尿作用があり、飲んだ量以上に排出してしまいます。知らないうちに脱水症状になります。
ちなみに、お茶やコーヒーに含まれるカフェインにも利尿作用があります。
「焼き肉・揚げ物などこってりしたものをよく食べて、夏バテを防止」は、いいんじゃないの?
暑さで、消化器官は疲れています。脂っこいものをあまりたくさん食べるのは、胃腸の不調の原因になります。
量や回数がムリのないものであれば、OKです。
「お風呂に入るより、シャワーで汗を流すことが多い」は、いいでしょ?
ぬるめのお湯にゆっくりと入ることで、血行がよくなり、体の緊張もほぐれて疲労が回復します。
夏も、湯船に浸かってリラックスしたいですね。

夏バテと夏風邪・熱中症とは、どう違う?

夏バテとよく似た病気があります。
それは、夏風邪と熱中症です。これらは、夏バテとはどのように違っていて、どう治療するのでしょうか。

夏風邪

夏風邪の原因は、エンテロウイルスやアデノウイルスなどのウイルスに感染することです。

エンテロウイルスに感染したときの症状(「エンテロ」とは「腸」という意味)
発熱・のどの痛み・下痢・腹痛

アデノウイルスに感染したときの症状(「アデノ」とは「のど」という意味)
発熱・のどの痛み・はげしい咳

夏バテには「のどの痛み」はありませんので、のどが痛いときには、夏かぜの可能性が高いですね。体調に異変があり、かぜかな?と思っても、のどの痛みがなければ、夏バテだと判断できます。

夏かぜをひいたときは、ゆっくり体を休めて、自分の免疫力を高めて、ウイルスを退治するしかありません。「安静・栄養と水分補給」を心がけて体調の回復をはかりましょう。

夏かぜの予防には、日頃から、栄養バランスの取れた食事を取って抵抗力をつけることが大切です。

熱中症

熱中症は、炎天下や、高温多湿の場所で、体温調節ができなくなったり、体内の水分・塩分のバランスが壊れたりして、めまい・けいれん・意識障害などの症状が出ることです。梅雨明けの時期など、それほど高温でなくても、体が暑さに慣れていなために、熱中症にかかることもあります。特に、高齢者と幼児には注意が必要です。高齢者は、温度に対する感覚が衰えていますし、幼児は、汗腺が未発達で体温調節がうまくできませんから、熱中症にかかりやすのです。
適切に水分・塩分を摂り、エアコンを使い、衣服の調節をして、熱中症を予防するようにしましょう。

熱中症になったら、急いで、体を冷やす・水分と塩分を補給する・輸液するなどの適切な処置を行う必要があります。

熱中症は、急激に症状が現われ、救急搬送も含めて、迅速な対応が必要になりますが、適切な対応がなされれば、短時間で回復します。
一方、夏バテは、徐々に体調が悪くなっていき、回復にも時間がかかります。

熱中症で、死に至ることもありますから、急激に体調に異変が現われたら、熱中症を疑って、すぐに適切な処置を行ってください。症状が重い場合は、救急車を呼びましょう。

平成28年5月~9月に、熱中症で救急搬送された人は、5万412人。そのうち59人が死亡しています。こわいですね。注意しましょう。

参照「平成 28 年の熱中症による救急搬送状況」(消防庁)

エアコンも上手に使って暑さ対策をしてくださいね。

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夏バテでも、夏かぜでも、熱中症でもない時は?

他にも、夏バテに似た病気がまだあります。
熱中症や夏風邪でもないのに、体の不調が続く場合、「じゃあどうせ夏バテだろう」と放置してはいけません。

うつ病

やる気が出ない、気分が落ち込む、体が重いなどの症状が現われる、精神的な病気です。脳の神経伝達物質の働きの低下が原因だと言われます。

慢性疲労症候群

1980年代にアメリカで注目されてから、広く知られるようになった病気です。他に持病がないのに、6ヶ月以上も激しいだるさが続き、微熱・のどの痛み・筋肉痛・うつ症状などの様々な症状が出る時には、この病気が疑われます。原因は不明で、症状を抑える対症療法がなされます。

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脚気(かっけ)

ビタミンB1が不足して起きる病気。だるさ・手足のしびれ・歩行困難などをおこし、ひどい場合は死亡します。栄養状態が良くなった現代では、少なくなったはずの病気なのですが、清涼飲料水やインスタント食品の過剰摂取でビタミンB1が不足し、この病気にかかる人がいます。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

細胞の代謝を促進する甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気。疲れやすくなる・不眠・痩せるという症状が出ます。

 

これらの他にも、貧血・肝臓病・腎臓病・糖尿病など、夏バテに似た症状が現われる病気は種々あります。
ちゃんと栄養や休養を取って夏バテ対策を行っているのに、心身の不調が続くときは、病院を受診してみてはいかがでしょうか。

まとめ

あなたの今の症状は、夏バテではないでしょうか。
もしも、あなたの今の食事や生活が、夏バテを引き起こすようなものになっていたら、対策を講じましょう。

夏バテに似た症状を引き起こす病気は、夏かぜや熱中症などいろいろあります。
特に、熱中症には、気をつけましょう。
熱中症ほど急激な症状が出なくても、不調が長引く場合は、他の病気も疑って、病院を受診しましょう。

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