テーピング以外の解決法!

手首の痛みに活用できる範囲が広いテーピング。
ではテーピングのほかには、どのような対処方法があるのでしょうか。

マウス腱鞘炎なら周辺機器の見直しを!

その名の通り、マウス操作が原因となるマウス腱鞘炎。
キーボード操作にも言えることですが、合わない機器の使用が意外と負担になります。

マウスであれば、大きさや形状によっても使い勝手が変わってきます。
高価なものだから良い!とは言い切れず、1,000円ほどで買える安いものでも合うものが見つかればかなりラクになりますよ。

そして意外と重要なのがマウスパッド。
手首を置く部分にウレタンパッドがついているものなども販売されています。
それと同じように、キーボード用にもリストレストがあります。
やわらかさだけでなく高さも重要なポイントになりますので、マウスやキーボードと合わせて探すのがおすすめですよ。

出典:Yahoo!ショッピング

なかには、こんな「腕置き」も。

出典:Yahoo!ショッピング

こうした周辺機器や作業環境の見直しだけでも、かなり負担が軽減されることがありますよ。

ストレッチで疲れを取ろう

痛みまでは出なくても、手首にこわばりや違和感を覚えるようなら疲れがたまっている証拠。
そんなときには休憩がてら、ストレッチをしてみましょう。

指を一本ずつ手の甲に向かって伸ばすことで指のストレッチができます。
また腕をデスクの上に置き、手首を立ててから指のストレッチのときと同じように、今度は4本の指すべてを一度に手の甲側に引き付けます。
ほかにも手首のストレッチ方法はいくつかあります。

無理のない範囲でいろいろ試してみるなど、やりやすいものを探してみると良いですね。

自分で簡単にできる痛みや疲れ取りといえばツボ?

不調を見つけたり調整したいというときによく話題にあがるもののひとつ、ツボ。
鍼灸の治療などでも用いられますが、場所さえわかれば自分でもちょっとしたときに押せるので知っていると便利ですよね。

体全体で何百もあるというツボ、手首の痛みや疲れを取るツボというものももちろんあります。

大陵(だいりょう)

手首の内側、ちょうど手首が折れ曲がる部分の関節の真ん中にあるツボです。
強めに3秒ほど押して、離してまた押すといった繰り返しで押していきます。
胸痛や動悸など心臓病のほか胃痛などの消化器系の疾患で使われるツボですが、指や手首の痛みの緩和にも効果を発揮します。

曲池(きょくち)

力こぶを作るときのように腕を曲げると、肘によるシワ。
このシワの外側の終点部分にあるのが曲池です。
頭痛や眼精疲労のほか肌荒れにも使われる血流をよくするツボは、手首でも痛みや疲れの原因となっている血行を促進する効果が期待できます。

強めに押すのがコツですが、押してみると結構イタイので力加減にはご注意を。

偏歴(へんれき)

これはズバリ、「腱鞘炎に効く」とされているツボ。

出典:Naomiママのはり・きゅう・アロマな毎日

ちょっと見つけるのが難しいですが、左右にありますのでそれぞれ指の腹でゆっくり5秒ほど押して離すを5~10回程度繰り返すのが効果的なんだそう。
また朝晩2回、夜はお風呂のあとなどのリラックスした状態のときに行うのがおすすめです。

内関(ないかん)

大陵よりも少し肘側にある内関は、手首を内側に曲げたときにできるシワから肘側に指3本分の位置、真ん中に浮き出る縦2本のスジの間にあります。
スジの間に指先をぐっと押し込むように押すのがコツ。

外関(がいかん)

自律神経を整えるのにも有効な外関は、手の甲側。
手の甲の最下部(手首との境目)から、肘側へ指3本分下がったところにあります。
ゆっくり5秒ほど押して離す、を3回ほど繰り返します。

郄門(げきもん)

郄門は手のひら側、手首から肘のちょうど中間辺りにあります。
手や腕の機能を調節するツボと言われ、腕のしびれや痛みに効果を発揮するツボです。
強すぎず弱すぎず、気持ち良いと感じる程度の強さでゆっくり押すのがおすすめです。

陽谿(ようけつ)

陽谿は手の甲、親指の付け根から手首まで下がっていったところにあります。

出典:健康マトリックス

肩こりや冷え性にも効果があるとされるこのツボは、腕全体の痛みやだるさにも効果的。
もみほぐすように刺激するのがポイントです。

 

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「休める」が意外と難しい手首にはテーピング!

「使い過ぎ」が原因となって起こる手首のさまざまなトラブル。
痛みやしびれを放置せず、適切な診断と治療を受けることがまず大切です。
その治療の中でもよく言われる「休めること」、しかし普段意識せずに酷使してしまっている場所だけに、これが意外と難しいんですよね。

そんなときには、薬局やドラッグストアで手軽に購入できるテーピングで固定してしまうことが有効。
太さなど種類もありますので、症状に合った貼り方や手首の太さなどに合わせて選んでみましょう。

 

手首の痛みの原因はいろいろ。もっと詳しく知りたいならこちらもどうぞ。

 


 

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